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「初めて出会った日から俺はこの手が――」
aijitsu to hanayome
壮大なスケールのお話でした。
もちろんBLでありますが、それ以上に愛すること、寄り添うこと、命を始めることへの責任と尊さが詰まった作品でした。
完結ということもあり、全ての始まりから丁寧に描かれておりました。
特にノアの過去ウェレとの出来事についての回想は涙無しでは読めなかった。
ノアが過去を思い涙する姿を見て、今までのお話では落ち着きのある穏やかなキャラクターで感情の見えにくいキャラクターではあったが、いくら年月を重ねても心があるものはみんな同じく悲しい気持ちも苦しい気持ちも感じるんだなと、当たり前のことを実感させられました。
上手く言葉で表せないのですが、読んでもらえば分かると思います。
でもサラッと読まずに美しい言葉で紡がれた台詞一つ一つをしっかり読んで欲しいなと思います。
神様でありαであるクロと、突然変異でΩになり、生贄としてクロの花嫁になったルカのお話。
ルカは伝承・しきたりによってクロの花嫁になったけれど、一緒の時を重ねるに連れて2人は惹かれ合い、本当の夫婦・家族になっていく。
やがてルカがお腹に新しい命を宿し、お腹の子の様子を見てもらいに他の神様のもとを訪ねた・・・というところまでが2巻でした。
神様のいる時代とオメガバースの創世をベースに、壮大なスケールで描かれた作品だったので、果たして3巻で完結するのか半信半疑でしたが、よくぞ描ききったなと感じました。
世界観がやや抽象的で、セリフやモノローグによる説明も多く、正直に言えば分かりにくいです。
何度も読み返さないと理解が追いつかない。
多分、このレビューを書いている今もしっかりとは理解できていないと思います。
でも、感覚的には理解出来ていると思うのです。
核心を突くネタバレは避けたいので明記しませんが、この世界に絶対的な「神様」などというものは存在せず、動物もヒトもみな孤独や寂しさを抱えながら生きていて、そんな中でも前を向いて生き、大切にしたい・守りたいと思える相手を得て強くなっていくのだという事が一貫して描かれていたなぁーと。
Ωだからといって、弱く可哀想な存在とは描かれておらず、全身全霊で命を生み出す事の出来る逞しい存在として描かれていたのも印象的でした。
「神様」とされているノアとウェレについてのエピソードも描かれており、この二人の存在が世界に大きな影響を与えていた事も判明します。
みんな、愛し愛されたかっただけなんです。
弱くても情けなくってもいい、愛し愛され、子どものように泣き・笑い、次の世代にバトンタッチしていけたらそれでいい。
そんな作品でした。
今後オムニバス短編集は発売されるそうですが、シリーズとしては最終巻。
デビューコミックスとは思えない、素晴らしい全3巻でした!
うわーーーーーー…!!!
2巻がちょっと自分には色々難しくて、正直頭の中が「?」となっていた部分。
それがこの3巻をじっくり読み込んで、パッとクリアになりました…
息を呑むような、素晴らしい完結巻だった。。
より深く理解したいので、また後ほど1巻から読み返すつもりです。
ノアの過去、オメガバースのこの世界の始まり(ウェレの生まれた経緯と、辿った道に涙)、
そして特筆すべきはなんといっても、ルカの出産!!
出産シーンがこんなに詳細に描かれたBL漫画、初めて読みました。
クロが項を噛む刺激によって、子宮の収縮・陣痛を促して…
まるで映画を見ているかのような臨場感溢れる出産シーン、
私もいつの間にか息を殺すように、手に汗握って見守っていました。
命をこの世に送り出すって、本当に尊くてすごいことなんだなあ……と、
あらためて深く深く噛み締めるシーンでした。
ハルはどんなふうに育っていくのかな。
この先、番外編で成長した姿が見られるのが本当に本当に楽しみ(*´˘`*)
自分の中で引っかかっていた、2巻ラストのルカのセリフ、
「同じでいられるのかな」
体が神へと変貌を遂げている最中、そして子どもの妊娠…と、
見た目も感覚も変わっていく中でルカが抱える恐怖と不安、
この3巻でやっとやっと、理解することができた気がします(遅いけど、、)。
誰にも虐げられたりすることのない神の世界ではなく、
人間の世界、村で生きていくことを決断したクロの判断の勇気と男気、
何よりもルカのことを一番に思う優しさと愛が、深すぎて涙( ; ; )
そして、オメガバースの始まりに遡るノア&ウェレのお話もまた、
切なかった。。
自分のしたことを「罪」だと思い責めるノアに、人々の暮らす灯り、
その明るさを見せて”違う”と伝えたルカ。
このシーンを読んでいる時、自分の目の前がパッと弾けて
明るくなったような気がしました。
ノアにとって、ルカが見せてくれたこの景色がどれほど救いになっただろうー
と思うと、ぐーっと胸に想いが溢れてきてたまらない気持ちになります。
そんな切ない部分、この物語の壮大な世界観の根幹をなす物語も
素晴らしかったけれど。
クロ×ルカの、愛し合う姿にもまたうっとり、感無量…!!!
妊娠・出産によってなかなかできていなかった二人が
色々な準備の末、待って待って待ってついに…
…二人の間に流れる優しく甘い雰囲気に、足元からどろっと蕩けてしまいそうでした。。//
そして抱き合った翌日。
ルカとハルをぎゅーーーーっと抱きしめた
クロの目から流れる涙に、読んでた私も涙してしまった、、( ; ; )
タイトルにある「愛日」=冬のおひさまのように暖かで深い二人の愛。
その行方を番外編でまだまだ読める喜びを噛み締めながら、
読後の余韻に浸りたいと思います・:*+.
(なんとシリーズは完結でも、”番外編”が続くとのこと!(巻末のお知らせ))
歓喜歓喜です✨
★修正:tn白抜き(電子シーモア)
太陽と、風と土と水と生きる素朴な営み、
フォークロアなディテールで溢れた世界
大好きな世界観で描かれる本作は
一巻からずっと追って読んでました。
それから、完結巻リリース前の
作家様の配信を視聴したり
ちるちるのインタビューを読んで
また解像度があがった気持ちで
3巻を読んだ次第です。
思えば、王道シンプルなストーリーといえば
そうなんですよね。
神様に嫁ぐΩ受、からの溺愛ターン。
でも、そこに神様、とひとことでは語れない
この世界に存在する生き物の在り方などが
まるで想いがカタチとなって叶っていく様で
語られていて、そこに気持ちが乗っていく
読み応えがある所以なんじゃないかなと思います。
BLを読んでて、オメガバースにも大分慣れましたが笑
その読み慣れた設定でさえ、
この世界観の中でちゃんと点と点が線で繋がるようにして語られていて、もぅ未読の方は(3巻のレビューでいないと思いますが)是非そこら辺も味わって楽しんでいただきたいです。
私はこのオメガバ、一番好きだなぁ。
3巻を読んで、正直大きな事件などはないです。いや、あると言えばあるんですけど。(どっちやねん)
2人の関係は、奇跡のような特別な出来事によってではなく、
誰かと気持ちを交わし、会話を交わすようにして淡々とした日常の積み重ねから出来てくる
当たり前のリアルを、丁寧に描かれている感じです。
今回は、妊娠、出産という局面になるんですが、これ、本当は大変な事件なんだけど、
現実でも当たり前のように取り扱われてたりしますよね。
でもよく考えたら、身体が急に大きく変化していく訳で、しかもルカは母親をそれで亡くしているから怖くなってしまったんでしょうね。(2巻最後から出だしの辺り)
ここで、クロがもう男前過ぎる!
一巻からずっと、クロの朴訥でいて優しさが半端ないところにキュンキュンきてましたが、ほんとカラスの本質も相まってるのか、番に対する献身ともいえる健気さ、ヒトにはないピュアなところに惚れてまう、です。好きだー!
他の神様も、元々は動物だった訳ですが
それぞれ性質が影響してる部分がみえるのも
読んでいて楽しみのひとつ。
また、読む前から気になっていたノアの話は
ウェレに想いを寄せていた、というだけではなくて
ノアがはじめた物語で語られる、この世界の仕組みに関わる話で、全てが線で繋がった時の衝撃みたいなものはあったんですけど
そのショックの後に訪れたのは、切なさであって、ルカの「同じ」という言葉に救われる、彼もまたささやかな存在でいいんだという答えで。
何処にどう、と言葉で言うのは難しいんですけど、
記号のように使われる言葉ではなくて、
そこにちゃんとストーリーがあり、
想いが紡がれていることに、只々胸が熱くなります。
作家様の想像力と、創造するちから。
それから向き合ったもの、その深さと広がり
そうやって出来たのではないか、そう思います。
最後に、他の皆さんも大いに感じ入っていると思いますが、2人のイチャイチャがほんと最高❤︎
エロいといえば、めちゃくちゃエロいんですけど、
土着的といいますか、愛の営みそのものを
こんなに描かれてるのってもう好き過ぎる❤︎
Renta!では、10P丸ごと睦み合いが最高でした。
個人的には、その前の書き下ろしで、ほろ酔いのクロがピュアっぷりをまた暴露したくだりにも爆でした❤︎
是非読まれて、楽しんでいただきたいです!
この作品を最後まで追えて良かったです。(番外も楽しみにしていますね!)
先生は1巻を超えられるかを事前インタビューで心配されてた気がしますが、私の中では事前に期待を軽々と超えていきました。
勿論一巻には一巻の良さ、二巻には二巻の良さ、三巻には三巻の良さがありますが、三巻はもう最高傑作と言っても良い。
ノアとウェレの過去、ルカの思っていたことが通じ、クロがルカに寄り添い、村の人々と交流する。クロがルカにかける言葉の一つ一つが大切で、これもう名言集できますって……。
私実はBLにおける妊娠出産はそこまで性癖というものではないです。ですがこれは…性癖というか……子供が欲しい、どんな名前にしよう、出産で死んでしまったらどうしよう、現実であれば夫婦が感じるであろう葛藤に真摯に向き合った本当のラブストーリーです。ここにもうBLとか関係ねぇんだ!性癖でもねぇんだ!!愛!!!!!愛だよ!!!!!それはそれとして泣き顔は私も性癖です先生。
ファンタジーBLでありながら世界の理をファンタジーにしなかったのもすごいポイント。どうやったら農業の方法が伝わる?どうやったら安全に出産できる?知識のフル動員、登場人物が全員全力を尽くします。二巻でエコーが出てきた時にはびっくりしたけれど、そこに何も違和感もない、ファンタジーでありながら現実を直視したファンタジーです。
これはファンタジーBLとオメガバースの真骨頂と思っています。
いつまでも彼らの物語を見ていたい、でも私たちが見守れるのは一旦ここで終わり。それでもクロ、ルカ、ハルの道は続きます。ノアの道も途切れることなく、ウェレはいつでも見守っている。
最高の物語をありがとうございました。
番外、楽しみにしています。
私のオメガバへの抵抗を削ぎ落してくれた一助となった貴重なシリーズが、、、とうとう完結を迎えました、、、
喜ばしくもあり、そして寂しくもあり、、、
でも、、、
なんと、、、♪巻末に嬉しいお知らせも♫
喜ばしいので先に書いちゃう٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶
「番外編」の制作が決定してるんですってーーー‼
最高やないか、、、ヤッター!*。٩(ˊᗜˋ*)و*。ヒューヒュー!!!
という事を踏まえて本編最終巻のレビューをば、、、♡
え~と…!総ページ数は256ページ‼
でも、ページ数以上のボリュームのあるお話しが詰まりに詰まっておりました…!
凄かった。。。
クロとルカの「これから」を築いていくのに、避けては通れなかった「ノアとウェレの始まりのお話し」が語られます
このお話しがすごくすごく切なくて、愛おしくて、、、
色々考えさせられる事が多かったです
この3巻、というか、このシリーズは本当に色んな側面から楽しむだけではなく立ち止まって考えたくなるような思考や言葉が多く映し出されていました
読みながら沸き起こる「共感」や「驚嘆」そして「愛おしい」という様々な感情が入り乱れます
この全てを引き出していたのが、愛と知をベースとした想像力と創造力に富んだ言葉と作画でした
渚先生はきっとすごく知識欲に溢れ、そしてたくさんの人を知って経験をされた先生なんだろうな~、、、というのを凄く感じます
一方の見え方だけではなく、視点も視座も変えて問題提議を出来るからこそ視野が広がり、柔軟な答えの余裕が生まれた結果がこの作品の中で語られているように感じます
誰かにとっての神様が誰かにとっての異なるもので、それは時にバケモノとなったり、、、
変わりたくないのに変わってしまう心や体に恐怖を覚えたり、、、
苦しむと分かっていてもどうしても手放せなかったり、、、
本当に胸に残る言葉や、物の捉え方が随所に散りばめられていて、、、その上そんな合間合間にクスッとさせてくれるユーモアや可愛らしさ、そして官能的な時間も適宜あるので、、、これらを網羅してレビューを書こうと思ったら、私の技量じゃ到底2400字所では収まらない。゚(゚´Д`゚)゚。
なので、もぉ、、、是非読んで欲しい!!
その気持ちをただただ伝えたい!!
以下、長くなっちゃいそうなので一旦とにかく凄ぇ作品だからみんな読んでくれよな!!って気持ちをココで挟んでおきました(>ω<)
そしてその上でまだ書いちゃいます!!
出来上がったオメガバの世界ではなく、オメガバース創世記のような世界観のお話しです
ノアという知に富んだ孤独な蛇から生まれた世界
聖書の世界を始めとした神様と人の在り方や、そこに化学的な生物の成り立ちの要素も加わるのでほんと、宇宙を感じる世界です
聖書味を感じるのに事の発端が「蛇のノア」という風刺が効いてるのもなんか刺さります←こういうイチイチ感性を刺激されるようなプロットが多くて、、、ほんと、、、めっちゃ語りたくなるエピソードが一杯でした!!
宇宙という異次元の広がりを感じさせながらも、実はその宇宙はすごく身近で日々繰り返される普通の日常の中から生まれる様々な感情やひとつひとつの小さな行動の積み重ねで成り立っている事も気付かせてくれる、、、
まさに森羅万象を感じさせるお話しだったと思います
たくさんの胸に響き、残る言葉がありました
全部は書き出せないけれどいくつか好きな言葉を、、、
>巣を作ろう 大切なものが丸ごと全部入るやつ
>安心して転んで
>尊敬するのにどんな生き物かは関係ない
>愛を知った生き物は みんな必死で愚かになる
>名前の付いた命は重たいな
誰がどんな状況で言ったか?も含めてすごく印象的な言葉たちです
やっとキャラについて、、、
ルカはほんと逞しくなった!!
1人で頑張る自己犠牲ではなく、怖い事を怖いと言えるようになった強さがとても眩しかった(*˘︶˘*).。.:*♡
クロはとても神様らしくなった!!
話をとことん聴く=相手が話す事で己の本音を気付かせる、、、まさに神としての存在( ・ิω・ิ)‼
成長した部分もあるけど、苦い薬でルカが苦しんだのを見たクロがその薬を「ルカの敵」認定してたり、ハルに対して親バカ発揮してたりするルカも可愛すぎて無事昇天www
あ~~。。。ダメだ、、、これ、取り止めがない…
一生続きそう。。。(>ㅅ<)
愛しい日々をありがとう!!!相思相愛の溺愛、、、最高でした♡
番外編!楽しみにしています .゚(→ε←*)゚ .゚‼
ホントの最後の最後に一応注意事項
妊娠、出産に関しての描写が結構ページを割いて描かれておりますので苦手な方はご注意を
また育児に関しての流れもありますのでBLでのお子様が苦手な方もご注意を
修正&濡れ場|ガッツリの濡れ場は1回です 親としての計画性もあってなんだかすごくリアルな展開にちょっとクスッとしながらも生々しさを感じましたw 1回でしたが、その1回が濃厚でした♡ 修正は白抜きですが玉とカリの形分かる白抜きです(シーモア)