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healing paradox deeper
わぁ……本閉じても余韻が消えなくて、しばらく壁を見つめながら「わたしは今、何を読んだんだろう…」と考え込んでしまいました。語彙力のないわたしをお許しください…そして、どうかそのままこれを読んでください。この本は全人類必読書に指定したいくらいです。
こんな愛もあるんですよね。世界人口が81億人もいるんですから、こんな愛が存在しないはずないですよね。でも20年、どうやって待つんですか?愛する人が他の誰かと付き合って、同じ部屋に入り、灯りを消す…それでもなお、その人を愛し続けられるんですか?カズマが改めて別の存在に見えてきました。ナオトがこの愛を重く受け止めるのは当然ですよね、彼はその20年間、何も知らずに過ごしてきたのだから。
まずは、先生の作画とセリフに立ち上がって拍手を送り、感謝の礼を捧げたいです。はぁ…前にも言いましたが、二人の感情が高ぶったときに色彩が濃くなること、ほんとに天才的だと思います。胸を打つセリフもあれば、同じ骨壺(爆笑)のようなユーモアある描写もあって、リビングにいたお母さんに聞こえるくらい声を出して笑いました。
あぁ…終わったなんて信じられません。なぜ……終わってしまったんでしょう。二人は今もきっと熱い愛を育んでいるはずなのに(このリビューを書いているのは夜なので)、もうその愛を覗き見ることができないなんて信じられません。足りないです。
こういう執着、たまらなく好きです。横田が何も知らずに、ただナオトの体に残った傷跡を見て「それはちょっと…」と言ったとき、カズマが「俺らの歴史、1秒たりとも知らねぇやつが?」と言った場面、わたしも全力で頷いてしまいました。前作を読んだときは「ふむ、カズマは少し強引だなぁ〜」程度に思っていたのですが、今回の続編を通して、カズマの感情をより深く感じられたというか、もっと理解できた気がします。前作のわたしは横田寄りだったけど、続編では完全にカズマ派になって「うんうん、そうだよ横田、お前が悪い」と思っていました笑 そして横田にそんなことを言われて、他人にカズマの一面を知らさせてしまってイライラし、悔しがるナオトもほんとに可愛かったです。このシーンが一番印象に残っています。横田には今後一切、ナオトに触れてほしくないですね。
正直、ナオトが後横田と会うと聞いたときは、「え、何を話すんだろう?横田はカズマが自分にしたことを伝えるのか?それを聞いたナオトはどう反応する?…そもそもナオトはカズマと一緒に横田に会いに行くのか?」と気になっていましたが、描かれなかったことで、逆にわたしの精神衛生上は良かったのかもしれません。元々、どんな愛であれ、当人同士が幸せならそこに第三者が入り込むのは大嫌いなので笑笑
あぁ……ほんとに、ほんとに楽しく読ませていただきました。素晴らしい作品をありがとうございます。先生、どうかお元気で長生きされて、これからも素敵な作品をたくさん……描き続けてください……!ありがとうございます!
さて、執着攻めと化した一舞ですが、直斗の仕事仲間であるカメラマンの横田くんが当て馬として登場します。
横田くんはゲイで、仕事にひたむきで飾らず一生懸命な直斗に気がある様子。
それを裏で手を尽くして阻止する一舞でした。
こんなのおかしいよ、直斗さん大丈夫?と心配する横田さんがまともに見えてきます。あれ、一舞、おかしい?と読者もなるという。
直斗の方は、どんなことがあっても自分を思い続けるであろう一舞の気持ちとHテクにメロメロのご様子。
一舞が、Hがうまくなりたくてものすごい数をこなした、というあたりでちょっと嫉妬しているようですが(そして読者としてもひっかかりはしますが)、まあ当て馬登場でも全く揺らがないあたり、割れ鍋に綴じ蓋といったところかもしれません。
いつか一舞も、心から直斗を信頼できる日が来るといいね。
無印と上巻はまだ健全な雰囲気も併せ持っていましたが、この下巻で一気に重たい愛の底に引き込まれた感じがしました。相変わらず一舞は直斗に自分の執着の深さを隠しはしない。けれど、その執着がどれだけ常軌を逸しているかが、上巻まではまだ直斗も読者も分かりきっていなくて、下巻でやっと事態を飲み込めた、という印象でした。
一舞は直斗を監禁したいと言ったことすらないし、四肢を拘束したこともありませんよね。彼にとっては、自由に外界で活動して、日々いろんな人と出会って、そんな広い広い世界で生きている直斗が、心も体も芯から自分のものだから最後には自分を求めて腕の中に帰ってくる、抱かれずにはいられないという帰巣本能が根付くことが、最大の悦びなのかなぁと思いました。
直斗もそれは他人に指摘されたり自分で気付いたりしてよく分かった上で、それでも一舞にすべて明け渡していて。執着攻めに相対する受けって一度は恐怖から攻めを拒絶することがあるものですが、なんだかんだ直斗って今まで一舞を全部受け入れているんですよね。体から始まって、心がついてきて、さらに体は相手の与える快楽にどっぷりとハマっていき、また体と同じ深さまで心が堕ちてくる。そんな底がないような関係性の2人だなと。オープンな執着でここまで背徳的かつディープな関係性を描いてくれた先生に感謝です。新しい扉を開いた気がしました。
好きな人のためなら世界をも滅亡させられるくらいのクソ重歪み愛でできてるカズマと、絆されながらもプライドががあってちゃんと芯のあるナオト。
カズマの執着が極端すぎて、セリフがいちいちクソ重くて、エッッッロい表情とあいまって読んでてゾクゾクが止まらん
だんだんカズマのサイコぶりに興奮を覚えいく、普通じゃ物足りなくなっていく感情の変化に気付く度に照れてるナオトがかわいい
我◯汁ダラダラなカズマ見て鼻血ぶっ放したり、2人の相撲稽古並みに勢いのあるオセッセは躍動感満載で、体格もだーい好き!!
ほどいい肉付き、逆三角形の身体最高
個人的にはナオトくらいがっしりした身体の受けが大好物です
カズマの愛の深さにだんだん飲み込まれて、気づけばナオトもカズマと同じ深さまで堕ちてる。
こんなじっくり堕としていく執念深い人生を賭けた愛情って非現実的なところが多かったりで、のめり込めないこととかあるんやけど、この作品は2人の性格とかヒストリーがしっかり作り込まれてて、こっちまで2人の深い愛にブチ堕とされちゃいます
ずっと読みたいと思っていた作品、無印から一気読みでどこにレビューするのが良いか迷ったのですが、無事完結と言うことでこちらに。
タイトル、決して否定ではなく、カズマのそれは私は一途と捉えたからです。
執着には、独り善がりや盲目と言う印象がありますが、カズマの行動にはそれはなかったと思ったので。
認知されてないうちは決してプライベートには踏み込まずひたすら努力の時間を過ごし、家に行ったとしても彼女と別れさせようなどとはしていない。認知された後もナオトを否定するような言動はなく害の無い人間とは平等に接してる。(横田くんはほら、ライバルだからね、しょうがない)
全ては昼寝シアン先生の見せ方が凄いのかなと。他校の好きな子見に校門まで行くなんて、みんなやってますよね?好きな子の情報を他人から仕入れるとかも、やりますよ。そこに怖さや変態味を感じるような素地を無印の頃からすこーしずつ無意識に植え付けられてたんです私たちは(笑)
ナオトがチョロいとか流され過ぎと感じるのも、このお話しを男脳で読めば気にならなくなりますよ。女は理性や感情が大切ですが、男は本能と直感で動くもの。そういうリアリティを少し混ぜてくれることで、刺さった腐女子への中毒性は高くなるのかなと思いました。
最後まで読んで一番感じたのは、昼寝シアン先生の努力についてです。
これだけ個性的なキャラクターと特殊な癖を混ぜたストーリー、少しでもズレが生じたら違和感出てきちゃうと思うんですよ。そこを全く感じない一話ごとのストーリー運び、あの時のこれはここに繋がるのか、とか、カズマの用意周到な諸々…それを4年かけて表現していくのは相当大変ではなかったかと。モチベーションの維持も含めて。読了後、レビューを考えながらそこに想いを馳せた時が一番泣けました。
ただの変態執着男なら、怪我をした恋人の横で目を腫らすまで泣けません、やっぱりカズマは一途な男です。だって可愛いところもいっぱいあったじゃん?聖域の下りとか(電子おまけ)
上でも執着が凄まじかったのですが下巻は狂いというものを大いに見せられた感覚です。コミックの一番最後のクマちゃんと並べた姿にはゾッとしたりもしました。これを見ると好き嫌い分かれるんじゃと思うけれどもこのシーン持ってきたのがシリーズ3作目で正解だなと思ったり。最近夜画帳一気見したばかりか攻めのカズマがあちらの若と重なったり。あちらの攻めは余裕で人殺してたけど(そういう時代背景)カズマもやりそうなくらいナオトが自分のもとに堕ちてきてから自分の一部といった感覚にも陥ってそうな感覚があり読んでる側は1ページたりとも見逃せませんでした。
商業BL長年読んできたアラサーの勘ですが下の終わり方的にまだまだ続けられる要素がたくさんあったのでこれはまたシリーズ出るなと思いました。先生はまたどこかでとコミック初め表紙にありましたがまた上下巻で続編をお待ちしております。
本編がなかなかだったので続編でここまで深みに引きずり込まれるとは!ほんとヤバさ良い感じに振り切れてるし、深みにハマる感じがいっそ潔いです。
特にラスト、BLのラストって同居や結婚とか色々あるけど、カズマスゲェよそこまで考えてんのかよと爆笑しかない。
当て馬?な展開がなんかもやりましたが攻めの執着度や受けの男前さと絆され具合がわかるのはさすがです。小さなコマの一つ一つにヤバさとエロさが満ちてました。
それでもお仕事や人生・人格形成を通した深みもあるのがストーリーとしての満足度もあげてくれていて、淋しいですがありがとう、な気持ちの最終巻です。
カズマヤバすぎてゾクゾクした。執着とか、恋とか愛とかなんかいろんなものは超越していた。ナオトにぴったりはまるための人生をかけたカズマの生き様みたいなものを見せつけられました。そこには誰も入ることはできないんだよね。
そしてナオトもカズマ以外とは生きていけない。そう作り替えられてるからもうそこは狂気なんだけどそれが良かった。他の誰も首を突っ込んだら最後ですよ…あの彼大丈夫かね
そして彫刻のような身体の美しさ、迫力…すごかった。前作からさらにパワーアップした内容で読み終わったらしばらく戻ってこれなかった…。
これはドラマCDもぜひまた製作していただきたいですね(興津さん×阿座上さん)