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Hallelujah baby
極道一家の跡取り息子と彼の用心棒とのヤクザものBL、再会が待ち遠しかった第7巻です。5巻から続く不穏な展開に、2人のイチャイチャ甘々を今巻こそは‼と手に取りました。
始終続く苦手な任侠的雰囲気にシンドクなりつつ、主に対する切ない思慕と嫉妬心から都君に迫る危機にイライラしました。これじゃあBL感が薄すぎて、何を読んでいるんだろう…と思ったりしたのですが。
そんな中、冬夏君の頑張りによってとうとう待ち侘びた、2人の再会が見れて感無量でした。やっぱり一緒にキャッキャウフフする様子は可愛くて尊くて、この一瞬のために読み進めて良かったと思えたほどです。
と安堵したのも束の間、更なる悲劇が起こりそうな予感に、次巻が待ち遠しいような怖いような…複雑な気持ちです。
ハレルヤベイビーもついに7巻目。
キラキラとしたかわいらしい絵柄とは真逆のシリアスな展開が続きますが、個人的には6巻よりも読み応えありの濃さでした。
いわゆる裏組織が何組も複雑に絡み合っている状態なので、新刊が出るたびに「ちょっとここは読み返さないと思い出せないなあ…」なんて思っていたのですけれど、今巻からは相関図が掲載されていて非常にわかりやすくなっています。
中国読みのルビがあるのもうれしいですね。
内容に関してをいえば、ここ数巻の中でもかなり物語が大きく動いた巻だったのではないかなと思います。
爽やかでかわいらしいタイトル通り、晴れが似合いそうな2人だというのに、高校生の彼らが身を置くのはしっとりとうす暗い裏社会。
読み始め当初の甘さを思い返すと、あのなんともいえない甘さが恋しいと思ってしまうことも正直あるのです。
ただ、この環境下にいる2人だからこそ、今目の前にある大きな試練を一緒に乗り越えていかなければならないんだろうなとも。
もう2人のことは誰も止められないというか、今巻でお互いに守り守られな関係性がより強固なものになりましたね。
彼らの再会を手放しで喜ぶにはまだ少しかかりそうですが、山を越えた先が今から楽しみです。
都と冬夏はもちろん、サブキャラクターたちの深みが増した巻でもありました。
ワケアリかつ、なんだか歪みがありそうな人物に見えていた藍浮にはさらに奥行きが。
そして、正気に戻りつつある饕餮は何を語るのか?
都と冬夏の日常や恋愛ももっと読みたいところですが、奈倉組や花森の謎など、シリアスパートも飽きさせない展開ばかりですし、あちこちに散りばめられたパズルのピースがどれも気になるものばかりでおもしろいです。
都の両親についても今後語られていくのかな。
ハレルヤな未来を期待しつつ、次巻も楽しみに待ちたいです。
今回もシリアス巻でした。藍浮と饕餮の関係性の描写に割かれている部分が多く、正直そこまで饕餮の組織に興味を持てていない私には、ちょっと物足りなかったです。ずっとひっついてばかりでは成長しませんから、離れて互いに自分の頭でよく考えて行動する期間が必要なのは分かります。でも、だとしたらこれでまた一緒になってしまうのは早すぎるような気もしました。都はなんだかんだ冬夏のためならどこででもそれなりにやってのけると思うので、冬夏の裏社会で生き抜く術を会得する過程や、覚悟を決める過程をもっとじっくり追いたかったなと。皆、冬夏を闇の世界に踏み込ませたいのか、関わらせたくないのか、中途半端だと感じてしまいました。ただ、都と冬夏の可愛らしくて時々重いやりとりは好きなので、徐々にBL面の比重が大きくなっていくのを楽しみにしています。
都×冬夏
離れている間も、
お互いを想い合いながら、それぞれが成長していく姿が最高!
再会した2人の表情や、交わされるセリフの一つ一つから、
2人の一途で力強い愛情が伝わってきて、感動で目頭が熱くなった・・・。
都が背負わせた重みという深刻さが刺さる中、
冬夏が都に会いたいという想いを強さに変えて、
組の世界に生きる自覚を持ち、
都に「守られる存在」から「守る存在」への変化が眩しすぎる!
お互いに守り抜こうとする関係性がすごくいい!
都が変われば冬夏も変わっていく、
冬夏が変われば都もまた変わっていく。
そんな影響し合う循環が何より。
仔縞楽々先生のふわ可愛い絵柄でありながらも、
2人の恋が、
裏社会のダーク感で命懸けの絆として根深く描かれて、
巻を追うごとにその真剣味が増していくのが尊い!
重厚なストーリーとキャラたちの濃さが相まって、
気づけば沼に沈んでしまった。
過去の闇が不穏な予感を漂わせつつ、
2人のことと2人を渦巻くすべてもをじっくり追いたくなる。
次巻が待ち遠しいです。