世界は美しい、君さえいれば

お伽話は地獄の果て、 3

otogibanashi wa jigoku no hate,

お伽話は地獄の果て、 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
173
評価数
36
平均
4.8 / 5
神率
86.1%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813034018

あらすじ

憎悪と裏切りと暴力が蔓延している王宮で、
“死神王子”と疎まれる第13王子サフィールは、
宮廷魔術師のレヴィとふたり、生き抜くことを決意していた。
そんな時、サフィールを憎む姉王女と兄王子から
お茶会に招待され、悪辣な行為で命を弄ばれる。
そこにサフィールを狙う刺客ばかりか、
王妃陛下の護衛まで現れ、凄惨な闘いが始まってしまう。
サフィールの幸せだけを願うレヴィは、
苛烈な王太子イルドラードと対峙することになり!?
自分の唯一を守るため、闘いの火蓋は切られた!!

表題作お伽話は地獄の果て、 3

6歳、第13王子
16歳、サフィール付き宮廷魔術師

その他の収録作品

  • ドキドキ第四魔術塔潜入

レビュー投稿数8

胸が痛い

生きると決めたサフィールとレヴィの3巻です。

たくさんの人が死んでいく中で、助けたい人を助けられない絶望に胸が痛みます。
まさかこの人がという人の凶行は衝撃的でした。
誰だって誰かにとっての大切な人なんだと痛感します。

サフィールを死なせないために力を使ったせいで、サフィールの元に戻れなくなったレヴィと戻ってこないレヴィに裏切られたという思いを募らせるサフィールのすれ違いが切ないです。

魔術学園で再会した二人がどうなってしまうのか。
学園騒乱編が今からとても楽しみです。

0

君がいる世界は美しく愛おしい

2巻より続きます
サフィールのために殺戮を行うレヴィ
その背景でなんとサフィールが命を落とす
それを受け止めきれずレヴィは死者蘇生の魔法を使う
そしてそれは王宮の魔術師や王子が知る事態になる

サフィールの身の安全を引き換えに王太子に従属することになるレヴィ
魔法の力はあれど権力のないレヴィ
サフィールのための選択とはなりますが、果たしてそれはサフィールにとっては、、、

また王妃様もなんとも言えない終わり方です……
リュミエールを心から愛していたんだなぁと
色々と間違えてしまったけど、その想いは真実だったんでしょう

王太子もなにやら何かしらがありそうな感じ

様々な因縁が渦巻きながら第1章が終了となります
次は11年後と一気に時間が進み、今度は魔術学園編とのこと
サフィールのド執着がやばいですね
楽しみすぎる終わりでした

もちろんこちらもエロはなし
次くらいからよりBL展開へ動くかな???
ストーリーがめちゃくちゃよいので、どちらにせよ楽しみです(*^^*)

0

第2章が気になりすぎる3巻!!

第13王子のサフィール×宮廷魔術師レヴィの年の差ファンタジーBLも3巻です。

今回も人がタヒんでいきますので、血なども含めてご注意を!


今巻のラストで壮大なる第1部が、ひとまず完結です。
結果、2人に訪れたのは別離でした。
歪んだ愛をサフィールへ向けていた王妃が処されたのは、安堵しましたが。

せっかくサフィールの命が助けられたのに!
と、歯がゆくなりつつ、、、
というか、遡れば前2巻はこの結末のための幸せなときだったのだなあと、読んだあとで知ってしまった絶望。


そして、11年後。
ショタから青年となったサフィールがレヴィへ逢いに行った、第2部「学園騒乱編」のプロローグで今巻は終了します。
(市梨先生のショタ攻め好きなので、ちょっぴり残念、、、)

早くも4巻が読みたくなる導入部に、離れ離れとなっていた11年の想いがどう影響されていくのか。
二人の再会は、スムーズなのか。
殲滅の使徒と呼ばれたレヴィの今は??

サフィールの執念が、いかにもまりあげは好みの不穏さを発揮していて、色々詳細が気になって仕方がありませんでした。
とくに、第2部の冒頭のモノローグからの「守る為に遠ざけた」のセリフに、ゾクゾクと興奮した執着攻め好きさんは他にいらっしゃいませんでしょうか??(おい)

少しずつ謎が明らかとなって、Loveの部分もいよいよ本格的に描写されるのでしょうか。
とにかく続きが楽しみです!!


1

この年の差と痛烈な宿命しか生み出せないエモさに萌える

サフィール×レヴィ


お互いがお互いの全てで、かけがえのない絆。
相手の存在が生きる理由で、離れていても、
共に重ねた時間が強さに変わるという尊さ。
離れていた間に、子供から成長した立派な執着攻め!
この年の差と痛烈な宿命しか生み出せないエモさに、
萌えずにいられないでしょう。


2人を渦巻く王族の憎悪、
重厚なストーリー展開が生むダークな緊張感、
登場人物たちも見事で、読み応えがある。

レヴィがいるから生き抜こうとするサフィール。
サフィールを守り抜こうとするレヴィ。
それぞれの心理描写が繊細に描かれていて、
お互いへの決意から滲み出る愛の強固さが、
あまりにも儚くて・・・脳が焼けつくほど。

絵が美しく、
哀しみと苦しみを抱えながらも、
唯一の救いとなる人がいることもまた美しい。

無情な世界だからこそ、
2人の無垢な想いがより輝き、
涙が出そうなくらい・・・切なくも愛おしくて胸が締め付けられた。

ゆっくり追いかけていきたい作品です。



・コミコミスタジオ特典4Pリーフレット
描き下ろし漫画2P「閨教育のお話」:
閨教育を嫌がるサフィール。
それに対するレヴィの対策は・・・

2

怒涛の第1章

待望のお伽話は地獄の果て、の3巻目、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
血表現 3
執着 3
残酷 2
エロ 0
な感じだと思います。

前作に引き続き、サフィールくん×レヴィさんのカプです。

これはBL作品なんだよな、と思わせるくらい戦闘や血表現や様々なキャラクター達の仄暗い愛憎と残酷な思惑と狂おしい程の想いが凄まじく絡み合った第1章が完結しました。

命を狙われているサフィールくんの為に戦うレヴィさん。何を犠牲にしても守ると誓ったレヴィさんの行動が、2人の運命を大きく変えていきます。

前作から登場したクズな言動が目立つ脇役キャラ達。そのどれもが、今作では命を落としたり、狂ったり、絶望したりと、色んな目に遭っていますね。読者によっては可哀想、残酷だと思うかもしれませんが、私個人としては当然の報いだと思うので、あまり可哀想とは思わなかったですね。でも、立場としてシュルークさんは可哀想だなと思っちゃいました。

今作で第1章が完結しました。そして次からは勿論第2章。11年が経って、遂に再会したサフィールくんとレヴィさん。別れ方からも窺えるけど、レヴィさんに対してかなりの執着を抱いているサフィールくん。喜ばしい再会かと思いきや、その先にあるのは…どうなってしまうのか、次巻も買わせて頂きます。

0

ドロドロしてるのに限りなく切なかったです

待ちに待った3巻出ました〜!いつ出るんだろうと心待ちにしていたんです!
これを機にまた1巻から読み直しました。
なんだかこのお話のテーマって、たった一人のためならば他はどうなってもいいみたいな執着愛だと思うのです。
そしてBL界屈指の名作になりえる作品だとも思います。ていうかBL超えた人間ドラマがあるんですよね。本当に1〜3巻何度読んでも面白いです。

そしてドロドロした中にもサフィールとレヴィの愛がとても癒しで輝いてます!
サフィールのためならなんだってしちゃうレヴィ、オッドアイの美少年
サフィールは銀髪碧眼の天使の様な美貌
ビジュアルも素晴らしい
レヴィの能力は魔法というよりサイキッカーみたいでカッコ良いんですね〜
サフィールのためにためだけに第1王子の戌になってしまうレヴィ、鎖に繋がれている姿でさえ、籠の中の鳥みたいで可愛い(⁠♡⁠ω⁠♡⁠ ⁠)⁠ ⁠~⁠♪
そして最後大人になったサフィールとレヴ
ィ(年取ってないよね少年みたいよね)
がやっと出会います
次巻からは第2章が始まるようで、どうなるのでしょう?ハラハラ・ドキドキが止まりませんね
次巻はよ!

2

おやおやおやおや。サフィールの執着、ヤンデレの素質ありますね

【君がいるこの世界は、どこまでも美しい(サフィール)】

エロス度☆

第3巻。
おやおや。殺戮の果ての別離がなんとも切ないですね。

2人にとっての幸福だった時間は終わり、他者の自己中心的な欲望に塗り潰される。

世界の理を歪めてでもサフィールを助けようとしたレヴィの選択は実に素晴らしいものでした。

イルドラードというどこぞの金ピカのアーチャー感ある王子の狗になろうともサフィールのために殺戮を繰り返すレヴィの姿はいと美しい・・・・・・。

出逢い編は終わり、物語は無慈悲に新たなシナリオに繋がれていく。成長したサフィールの胸に宿るのは愛か憎しみか・・・興味深い。

1

美しく、残酷

第一章王宮出会い編の完結、
第二章のプロローグが収録されています。
(+描き下ろしもあります!)

酷く残酷な世界の中で、
約束と思い出が美しく目映く光っていて。

悲しい切なさで胸がいっぱいになりました。
光と闇のコントラストが深すぎて抉られる。

1巻2巻はサフィールが背負った運命や、
レヴィが置かれている状況・危険な能力etc.
死と隣り合わせの過酷な環境が描かれていました。

しかしですね。

今となっては1巻や2巻で過ごした時間は
幸せな時間だったのだなと痛感するんですよ…!

こんな現実あんまりだよ…ッ!!(;ω;)
と思ってたら作中のモノローグでも語られてて、
まさかの追体験状態で更に情緒が崩れました…。

すごいシンドイ…。
そんな残酷な世界も美しく感じられてしまうのが、
さすが市梨作品だと思います。目が離せないです。

面白かった…!!!


さてさて。
2巻の続きは殺し合いバトルの開始です。
王女側・王妃側・サフィール達の三つ巴バトル。

サフィールを守る為、
レヴィは刺客をモノともせずなぎ払っていきます。

レヴィとの約束を守るべく、
サフィールは自分の身の安全を最優先に動きます。

しかし不幸の連鎖はまだ続いていてーーー。

絶望の淵が忍び寄る中で、
 《絶対に死なない》
 《一緒に生きると約束する》
と誓い共に過ごした美しい思い出が広がるのです。

これはもぅ読者の情緒を破壊しにきてますね!
うわぁぁぁぁぁ…!!!。゚(゚´Д`゚)゚。でした。
(語彙力ぅ)

そしてどこまでも美しい景色の中にあるのは、
どちらの約束も守れなかった現実でーーー。

あまりに残酷な現実に胸を抉られるのに
幸福だった日々の思い出が少し癒やしてくれる。
(闇と光を一緒に合わせ飲み込ませる市梨作品…涙)
(さすがでございます。苦くも美味しく頂きました)

サフィールにとっても、レヴィにとっても、
一緒に過ごした日々が心の支えになっているのかも
とか思ったらさ~…、また泣けてきちゃうんですよ。

そんなこんなで重い展開が続きますが、
レヴィとの約束をサフィールは諦めていません。
クソデカ激重執着攻めが爆誕してしまいました。

第二章はどうなっちゃうんでしょうね。
王太子とレヴィの契約がどう枷になっていくのか、
ヤンデレ攻め予備軍になりそうサフィールの動き、
また昔のような幸せは戻ってくるのかーーー。

目が離せない展開に動悸が止まりませんでした。
4巻もとても楽しみです…!!!

6

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