世界は美しい、君さえいれば

お伽話は地獄の果て、 3

otogibanashi wa jigoku no hate,

お伽話は地獄の果て、 3
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
65
評価数
13
平均
5 / 5
神率
100%
著者
市梨きみ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813034018

あらすじ

憎悪と裏切りと暴力が蔓延している王宮で、
“死神王子”と疎まれる第13王子サフィールは、
宮廷魔術師のレヴィとふたり、生き抜くことを決意していた。
そんな時、サフィールを憎む姉王女と兄王子から
お茶会に招待され、悪辣な行為で命を弄ばれる。
そこにサフィールを狙う刺客ばかりか、
王妃陛下の護衛まで現れ、凄惨な闘いが始まってしまう。
サフィールの幸せだけを願うレヴィは、
苛烈な王太子イルドラードと対峙することになり!?
自分の唯一を守るため、闘いの火蓋は切られた!!

レビュー投稿数2

おやおやおやおや。サフィールの執着、ヤンデレの素質ありますね

【君がいるこの世界は、どこまでも美しい(サフィール)】

エロス度☆

第3巻。
おやおや。殺戮の果ての別離がなんとも切ないですね。

2人にとっての幸福だった時間は終わり、他者の自己中心的な欲望に塗り潰される。

世界の理を歪めてでもサフィールを助けようとしたレヴィの選択は実に素晴らしいものでした。

イルドラードというどこぞの金ピカのアーチャー感ある王子の狗になろうともサフィールのために殺戮を繰り返すレヴィの姿はいと美しい・・・・・・。

出逢い編は終わり、物語は無慈悲に新たなシナリオに繋がれていく。成長したサフィールの胸に宿るのは愛か憎しみか・・・興味深い。

0

美しく、残酷

第一章王宮出会い編の完結、
第二章のプロローグが収録されています。
(+描き下ろしもあります!)

酷く残酷な世界の中で、
約束と思い出が美しく目映く光っていて。

悲しい切なさで胸がいっぱいになりました。
光と闇のコントラストが深すぎて抉られる。

1巻2巻はサフィールが背負った運命や、
レヴィが置かれている状況・危険な能力etc.
死と隣り合わせの過酷な環境が描かれていました。

しかしですね。

今となっては1巻や2巻で過ごした時間は
幸せな時間だったのだなと痛感するんですよ…!

こんな現実あんまりだよ…ッ!!(;ω;)
と思ってたら作中のモノローグでも語られてて、
まさかの追体験状態で更に情緒が崩れました…。

すごいシンドイ…。
そんな残酷な世界も美しく感じられてしまうのが、
さすが市梨作品だと思います。目が離せないです。

面白かった…!!!


さてさて。
2巻の続きは殺し合いバトルの開始です。
王女側・王妃側・サフィール達の三つ巴バトル。

サフィールを守る為、
レヴィは刺客をモノともせずなぎ払っていきます。

レヴィとの約束を守るべく、
サフィールは自分の身の安全を最優先に動きます。

しかし不幸の連鎖はまだ続いていてーーー。

絶望の淵が忍び寄る中で、
 《絶対に死なない》
 《一緒に生きると約束する》
と誓い共に過ごした美しい思い出が広がるのです。

これはもぅ読者の情緒を破壊しにきてますね!
うわぁぁぁぁぁ…!!!。゚(゚´Д`゚)゚。でした。
(語彙力ぅ)

そしてどこまでも美しい景色の中にあるのは、
どちらの約束も守れなかった現実でーーー。

あまりに残酷な現実に胸を抉られるのに
幸福だった日々の思い出が少し癒やしてくれる。
(闇と光を一緒に合わせ飲み込ませる市梨作品…涙)
(さすがでございます。苦くも美味しく頂きました)

サフィールにとっても、レヴィにとっても、
一緒に過ごした日々が心の支えになっているのかも
とか思ったらさ~…、また泣けてきちゃうんですよ。

そんなこんなで重い展開が続きますが、
レヴィとの約束をサフィールは諦めていません。
クソデカ激重執着攻めが爆誕してしまいました。

第二章はどうなっちゃうんでしょうね。
王太子とレヴィの契約がどう枷になっていくのか、
ヤンデレ攻め予備軍になりそうサフィールの動き、
また昔のような幸せは戻ってくるのかーーー。

目が離せない展開に動悸が止まりませんでした。
4巻もとても楽しみです…!!!

4

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