それでもシャッターの音は鳴る

soredemo shutter no oto ha naru

それでもシャッターの音は鳴る
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%
著者
いちの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784829687154

あらすじ

いちの先生、待望の新作…!
この出会いは偶然で必然。

完璧主義なカメラマンの飛野は、
厳しさゆえに今日もカメアシに辞められてしまった。
撮影現場に気まずい空気が流れる中、突然現れ
「自分をアシスタントにしてほしい」と言う青年・光雄。
自由奔放で、のほほんとしている彼と撮影をするにつれ、
飛野は徐々にまわりと打ち解けていく。
そんな時、光雄の名字が飛野が写真を憎む原因になった
"彼"と同じであると知ってしまい……?

きっと、たった一人理解してくれるだけでよかった。

表題作それでもシャッターの音は鳴る

堅物カメラマン
飛野のアシスタント、20歳

同時収録作品ペンと機械と夢

バイト掛け持ち売れない小説家
ポンコツなアンドロイド

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数1

人間ドラマ 同時収録のほうが圧倒的に素晴らしい!

同時収録のほうが圧倒的に素晴らしい!
出会えてよかったと思えるほどの神作!何度でも読み返したくなる! 


恋愛要素は一切なし。(エロももちろんない。)
でも男たちの深い関係性だからこそのBL?

初めていちの先生の作品を手に取った。
独特の絵柄がシンプルでありながら可愛らしい。


表題作『それでもシャッターの音は鳴る』ep.1〜10+描き下ろし
(萌〜萌々)

手の届かない才能への憧れ、
抑えきれないほどの強烈な嫉妬、
どうしようもない劣等感、
生々しくも切実に描かれている。

不機嫌で堅物なカメラマン・飛野(メガネ)が、
自らアシスタントを申し出た
天真爛漫で恐れを知らない無遠慮な光雄(20)に、
少しずつ柔らかくされながら、
自分と向き合い、光雄の救いもなっていく。
お互いに影響し合って、変わっていくお話。

ただのほのぼのにとどまらず、読み進めるごとに、
飛野の過去と光雄の秘密に引き込まれてしまう構成がとても良い。

カメラに関わる描写もかなり深刻。
(カメラに興味のない素人の私から見ると)

人間ドラマとして見応えのある作品だと思う。


同時収録の『ペンと機械と夢』前後編
(神!)

人間とアンドロイドが共存する世界。SFとはいえ、
リアルで現在の日本を舞台にしているのが絶妙。

アンドロイドが人間を助けるどころか、
人間の仕事を奪ってしまう現実が痛いほどに実感される。

生活が逼迫している売れない小説家・賢一と、
彼が譲り受けた壊れかけのアンドロイド・キュウ。

賢一がキュウの破天荒で突拍子もないサポートに振り回される過程に笑って、
キュウが賢一の小説執筆を手助けしてくれる展開が恐ろしくて震えて・・・
キュウの行動と賢一の実行に涙せずにはいられない・・・
最後は心温まり、ユーモアもたっぷり!

たった2編でこんなにも多様な感情で満たされるなんて、
生涯忘れられない一作となりました。

3

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