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「俺のこと好きになってくれる?」 「お前みたいなやつオトモダチでも嫌いだな」
natural born crazy
エロス度★★★★★
世成と圭吾が紡ぐ祝福の恋物語・・・開幕。
おやおや。最初はガチでヤバい攻めかと思ったら・・・だんだんと可愛さが勝ってくるのがズルいですね。
言葉が通じない宇宙人のような世成のド執着に振り回される社畜の圭吾がツボで、最初は世成の想いを突っぱねまくっていましまが、肌を重ね、彼の温もりに包まれて安らかな眠りに落ちる・・・世成がいる日常・時間が圭吾の中で当たり前になってくるのが尊い。
世成のド執着・諦めない恋心に圭吾が絆されて陥落していくのもたまらなく、なんやかんやで幸せになるのが最高。
書店員として働く圭吾は、仕事で疲弊していた。
帰宅途中、彼女が欲しいなどと妄想していると、なにかに躓いてしまう。
酔っ払いのキラキライケメンだった。
デカいそのイケメンを放っておけず、家に連れ帰り、一晩止まらせた圭吾。
なんとそのイケメン世成から、あっちの御奉仕をされてしまう。
びっくりして怒った圭吾だったが、なぜだか世成に好かれたどころか、隣に引っ越してきて、、、
という、執着男の沼がスタートします。
が、読み進めていくと、なんと世成のかわいいことでしょうか。
顔が良すぎるせいで、顔でしか愛を向けられず、圭吾のような無償の愛を向けられた経験がない世成がとった行動は、予期せぬ出来事ばかりでした。
執着といえば執着なのですが、それ以上に恋愛赤ちゃんな世成がとても可愛くて!
カワイイ執着BLでした!(最後まで読むとなんとなく感じるのですが、ちょっと共依存的要素もあると思う)
書店員の圭吾と謎のキラキライケメン・世成。
道端で寝ていた世成を放っておけず、圭吾が介抱するところから始まるお話。
BLの世界でよく見かける出会い方をしていたので王道ストーリーなのかな?と思いつつ、
こんなド直球な゙タイトルなのだから個性的なキャラが出てくるに違いない!と期待して読み進めました。
世成が"その枠"の子なのだなというのはパンチの効いた言動の数々から伝わってきて、そこに圭吾のチョロさもいい具合に合わさって冒頭からクレイジーさを感じる展開に。
謎にポジティブで無自覚ストーカー気質な世成に振り回されながら、それに絆されていく圭吾との日々には甘さも感じるほどでした。
圭吾の決意(?)が固まるまでのすれ違いはありますが、それ以外には特に大きな問題はないので
さらりと安心して読める作品だったかなと思います。
でも。圭吾が酒を飲まなければ寝られなかった理由や、あんなユルそうな職場で社畜になるってどういうことなのか?というのはわからぬまま。
世成がヒモをしていたのはなぜなのかも結局明かされず、細かな部分がお話と繋がらないことにどうしてもモヤモヤしてしまって。
スッキリできないまま読み終えてしまった印象でした。