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不登校ヤンキー✕本好き高校生 恋を知らないふたりが不器用につむぐ切ない青春ラブストーリー。
kimi ni huru koto no ha ha
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
本好きの高校生日向は、通学電車の中で金髪のヤンキーに読んでいた大好きな小説の事で話しかけられる。思わず嬉しくなるものの意外な言葉を投げられ衝突。もう会う事もないと思っていたら、そのヤンキーは入学後登校した事のなかった同級生の雪人だった!実は日向の愛する小説を書いた作者が雪人だった事がわかり…。
小説のための恋人ごっこのはずが、2人の気持ちが膨らんで段々近づいていくのが尊い。一つ一つの言葉を大切に紡いで繋がる様子に胸がいっぱいになる。とても穏やかで優しい気持ち。大人になった2人の官能小説も読みたいな〜(笑)
初めての先生です。SNSで話題になっていたので手に取らせて頂きました!
作品全体が文学的表現に溢れていて、声に出して読みたくなるような漫画だと感じました。
美しい文章表現で気持ちを書かれている場面が多くあり、ひとつひとつがじんわりと心に響いて来ます。
出会い方も、学校での再会も、新しい小説のための「恋人ごっこ」も、突然の別れ、そして運命的な再会も……そのどれもがドラマチックで、こんな事起こるはずない、全て漫画の中のフィクションだと思わせる内容なんですが、分かりきったその事実がとても王道で素晴らしく心に刺さるんですよね。
本がきっかけでであった雪人と日向。心が洗われるぐらいピュアな「恋人ごっこ」は、現代……というよりひと昔前の学生達がやっていたんじゃないかっていうぐらい純なお付き合い。たくさん本を読んで、時代に関係なくその本の中に没頭できる日向ならではのお付き合いの内容だったのかな、と。マフラーの貸し借りや雪に足で絵を描くとか、今の子もするのかも知れませんが、どこかノスタルジックなんですよね!それがまたジンワリ……の要因だと思います。
1冊ですっきりまとまっていて、無駄がなく素晴らしく美しい作品でした!
キス以上はないライトなBLなので初心者の方にもおすすめしやすいお話だと思いました(*ˊ˘ˋ*)
本好きの高校生日向は、ある日、通学電車の中で金髪オールバックのヤンキーに出会います。
自分の大好きな小説に興味を持ってもらえたことが嬉しくて会話を交わすのですが結果言い合いに。
このまま会うこともないだろうと思っていたら、実は入学以来一度も登校していなかった同じクラスの五十嵐雪人であることが発覚。しかも彼は大好きな小説の作者で…
小説が主題の物語なので、言葉がすごく美しいです。描かれる情景も美しくて、本を読んでいるような気持になりました。
主人公それぞれは抱えているものがあり、胸がぎゅーっと苦しくなることも。
それでもお互いを救えたのはお互いだけ、運命みたいな2人の物語です。
再会のシーン最高でした。
エッチなシーンは描き下ろしまで含めて無いので、キスまでです。
2人の気持ちの寄り添いにキュンとしました。
タイトル回収が本当に美しい!素敵な1冊です。
先生の絵、登場人物はもちろん、描く風景も美しいのでそれも見どころかな、と思います。
こちらはたまたま見かけたバナーから試し読みして、続きが気になりすぎて単話で読んでいたのですが、コミックスにまとまったのでまた改めてコミックス読みました。
最初に惹かれたのはとても綺麗な絵でしたが、読んでみると電車で出会ってそれから実は同じクラスだということがわかるっていう少女漫画的出会い。
日向は小説が好きでそのことに興味を持った雪人。
接点がなさそうなくらい対照的な二人だけども、徐々にお互いが気になって恋に落ちていく過程がとても丁寧に描かれていてキュンキュンします。
キラキラした青春が眩しいです。
ストーリーは王道という感じですが、こんなお話読みたかった!と思える素敵な作品なので、おススメです。
漫画ってこうだ、こういうのがいいんだ、と思った作品です。
高校生で小説家、全く投稿せず留学が決まっている、見た目がっつりヤンキーの五十嵐雪人。
高校生ですごい本好き、正直者で真面目な小松日向。
通学電車の中で一冊の本を通じて知り合った2人。
2人とも設定と言動にリアリティがなくて、特徴が強調されていて、すごく漫画的なキャラクターです。
そしてそれが全く嫌味がなく、鼻白む要素もない。
新作のために恋愛疑似体験をしたいと言い出す作家と、喜んで協力するファン。
ものすごくドラマティックな設定です。
自分はいつから漫画を読むときに、ないわ、こんなの、とか、いないよ、こんな人、と思うようになったのか、と反省させられた一冊でもありました。
リアリティがないからこそ夢があってすごくいいのだと思います。
全く違う2人が、親しくなっていく様子にハラハラしたり、ドキドキしたり。
それぞれ内に抱えた悩み、苦しみがありつつ、お互いへの気持ちが変化して深まっていきます。
ハッピーエンドなのですが、そこに至るまでに二転三転あったのも、とても素敵でした。
1本の映画を見終えたような、充実感のある読後感でした。
作者様のSNSで作品を知り、購入しました。
テンポも心地よく、2人の気持ちが大切にされてるな〜とじんわりしました。
なにより、読んでいてじわじわ涙が溢れる感じがたまりません。
出会えて良かったです!!!
小説家と、本好き男子の組み合わせなんです。
なので本好きな日向の頭の中で考えている気持ちの部分が小説の一説に重なる様に表現されています。そして言葉選びがとても美しい作品です。作画も、その詩的な表現に合わせながらも、高校生らしい瑞々しい絵で描かれています。エロな感じはほとんどありませんが、人間関係が苦手で傷つきやすい男子の心情がゴリゴリと突き刺さってくるお話でした。
恋愛小説を書きたいという雪人に彼の小説の大ファンの日向が恋人のふりをして恋愛を疑似体験するという建前で付き合いだした二人なんです。自分の作品(本)を宝物の様に扱って、小説の言葉を抜き出してメモまでしてくれている日向。雪人にとっては日向はかけがえのない理解者だと感じ始めているのに、日向は人間関係が苦手で、自己肯定感も低いので、あくまでも二人の関係は取材の為の協力関係だから踏み込んではいけないと思っています。
しかし日向が抱えていた人間関係で失敗した過去を理解すると、いかに日向が雪人の小説からシンパシーを得ていたか理解できました。
この日向が失敗した人間関係というのが、とても嫌な感じの出来事で、正しいと思って声をあげた人が結果的に仲間外れになってしまうという。とても読んでいて辛かったです。だけどそのお互いの心の叫びを知ることで二人共にお互いが探し求めていた大切な相手なんじゃないかと、これが「愛」なのか?と。恋愛感情がお互いに芽生えたのがとても美しく描かれていました。雪人が吐き出した言葉(小説)を拾うことができたのは日向しか居なかったんですよね。
しかし、雪人は日向への愛を理解した途端に日向の前から消えてしまいます。このシーン
「取材の為にもう一回キスして欲しい」という言葉に対して、日向は「いいよ」って素直に承諾するんですが、、ここの日向の言葉がもっと別の言葉だったら、また雪人は違った行動を取ったんじゃないか?と、色々考えてしまいました。。でも二人にはこの離れた時間が必要だったんでしょうね。
恋愛を知った雪人が書く新しいお話がラストに起こした奇跡を泣きながら読みました。言葉で傷ついてきた日向が言葉によって幸せになる、、とても素敵なラストは是非直接本で読んで欲しいです。
試し読みで気になったので購入。
攻めの職業が小説家ということもあって、まるで文学のようなBLだった。ボリュームがある話だったけど、先が気になって一気に読んだ。
どっちも結構気難しいところがあって一筋縄ではいかないので、すれ違うこともあり、なんでだよ~~~~~~~と読んでるこっちが頭を悩ませるシーンも多々…
最後はちゃんと丸く収まるけど、途中はハラハラした。
二作品連続刊行ということで調べてみたら、あのバンド組む話書いてた方だったのね…次に出るのはそれなのかな?詳細が出て来なくて分からなかったけど、そっちも読んでみたいな。
日向が電車で金髪の雪人と出会うところから始まります。
雪人が書いた小説がストーリーの根幹をなしていることもあり、散りばめられた言の葉に一気に惹きこまれました。
言葉に出来ない想いを抱え、それがやっと言葉になった時に相手に伝えられないもどかしさに胸が締め付けられます。
小説をキッカケに出会った二人がすれ違って離れても、小説をキッカケに再会して想いを伝え合う姿がとてもドラマチックで素敵でした。
これからは会えなかった時間を埋めるようにイチャイチャしていってほしいなと思います。
これは、映像で観たい作品!
小説のなかの描写がほんとうに美しくて!DK、否、書いたのはDCのときか・・・まだうら若い彼が、どうにもできない自らの感情を昇華する手立てとして熱のこもった、それでいて冷たい言葉を紡いで、もう1人の彼がそれを受け取って生かされる。
孤立するために普通を捨てた雪人と、孤立しないために自分を制する日向。どちらも自衛の手段でありながら正反対の方法を選んだ2人。
そんな2人が、偶然にも出逢う。
どちらも近寄り方が下手で、BLに良くあるような、手練手管で知らぬ間にハマっていて、なんてことはなくて、下手くそながらお互いの心を明らかにしていくお話。時間はかかったけれど、きっと壊れることのない関係。
2人まとめてぎゅっとしたくなります。とてもハッピーな読後感です。