メルティホワイトアウト

melty white out

メルティホワイトアウト
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
48
評価数
12
平均
4.2 / 5
神率
75%
著者
鯛野ニッケ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
新書館
レーベル
Dear+コミックス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784403669545

あらすじ

小劇場で脚本・演出をしている國司辰彦のもとに、劇団出身の超人気若手俳優・早坂真樹が現れる。しかし彼は声が出せなくなっていて……? 脚本・演出家×若手俳優の火照りとろける救済物語!
情報修正依頼中

レビュー投稿数3

感情が痛いほど伝わってきて涙が出る。

脚本を書きながら小さな劇団を営む男×憑依型超人気俳優のお話。

舞台上以外で声が出なくなってしまった真樹が古巣であるマチナカ劇場もとい辰彦の元に突然現れたことから始まる物語。
何よりも真樹が声が出ないが故に表情で訴えてくる孤独や苦しみに心が揺さぶられました。
辰彦さんがオリジナルの脚本を今はもう書いてないことを知った時の突き放されてしまったかのような表情や辰彦さんが帰らせようとする時の諦めさえ感じる表情、辰彦さんに何かを訴えようと必死な表情、他にも色々ありますが彼の感情が思いっきり顔に出るのは決まって辰彦さんに起因しているんですよね…駄々を捏ねて甘える姿でさえ辰彦さん限定で。
自分がわからないまま唯一の演技を封じられた真樹が呆然とたどり着いたのが辰彦さんの元だったというのでもう崩壊しました。ここまで辰彦さんの元に帰りたいと思っている真樹にとって辰彦さんに「合わない」と言われたときの絶望感ってなんぼのもんや…という気持ち。辛すぎる。

でも辰彦さんも辰彦さんでもうずっとずっと真樹に囚われていたというのがまた…!!
あてがきをしてしまうくらい自分が見たい景色を見せてくれる真樹を失ったら脚本が書きたくなくなるくらい、真樹を自分から取り上げた世界を見ないようにするくらい、ものすごく固執していてそれがまた寂しい。

演技とか舞台とかそういうのが深く絡まっていますが、本質的な恋愛面だけを見ればなんて事のないすれ違い両片想いなのに、ここまで噛み合わないのもまたもどかしく切ないです。逆に失ってしまえば自分が大好きな演じることも脚本を書くこともできなくなるなんて、なんて重くて大きな気持ちなんだ…

寂しい辛いの気持ちからホッと解き放されるようなラストです。読後感最高でした。

0

また名作がここに誕生しております…!

どうしましょう…!
すっごくオススメなんですよーーー\\*。٩(ˊᗜˋ*)و*。//という気持ちをレビューに込めたいのに、、、!!!
おススメする所しかなくってどう書いていいのか言葉が溢れすぎて取っ散らかります……

お話しの軸は「才能」かと思います
大変感性を刺激されるストーリー
私自身の感性が海抜0メートルだったとしても大きく波がうねり騒めく程に刺激されます…!私にも感性がある事に歓喜‼呼び起される私のセンサー…!あぁ…ホントヤバい…!←刺激された感性、ドコいった???笑

凡人感性のお話しは要らないっすね… (>ㅅ<)
戻します!

辰彦さんと真樹は大学の演劇サークルからの付き合いで先輩後輩です
学年は1年違いですが辰彦さんは小説を書くのにハマって3浪しちゃってるので年齢的にはもぉ少し差のある2人
辰彦が書く脚本で水を得た魚のように演じる事で世界を、心を舞台の上で表現する真樹

真樹は辰彦の生み出す世界に入り込み演じる事を心から楽しみ、辰彦はそんな真樹に刺激をうける
師匠と弟子のようでもあり、互いのミューズでもある2人

大学を卒業後も辰彦は小さな劇団を主宰し、そこに真樹も所属し充実した日々を送っていたはず…
けれども真樹の放つ圧倒的な才能は早々に業界に知れ渡ってしまう事に。。。

ここが大きな分岐点となり辰彦の元から雛が巣立っていくかのように真樹は去っていきます
ココ、、、!!!ココが、、、!!!!あぁぁーーー。。。
もどかしい、、、!!!
詳しく書いたら面白くなくなっちゃうので控えますが互いのミューズだったハズなのに、その輝かしい強烈な才能故にオムファタールとしての存在にもなっていた真樹

渇望、憧憬、畏怖、敬慕、懐疑、嫉妬、、、渦巻く感情に取り込まれぬように真樹は目の前にある仕事に打ち込み、辰彦も平常心を保ちながら折り合いを付ける日々、、、

会う事のない5年を経たある日、真樹の心のコップの水は決壊を迎え声が出なくなってしまいます
医者から休む事を促され、休める場所を求め辿り着いたのが辰彦の劇場でした

再会した2人は一体どうなって行くのか、、、???!!!
というお話しです

現在と過去をオーバーラップしながら進み、彼らの繋がりや歴史、勿論キャラも、しっかり余すところなく教えてくれるのでどんどん2人にハマっていきます…!

辰彦さんの大人な人たらしっぷり!!!
もぉ困る、、、落ち着いていながらも堅苦しくなくてナチュラルに優しい、、、包容力の塊だけどそこはかとなく感じる大人の男の色気、、、 ((*♡д♡*))スキィーーー‼

「お前」って呼ばれても一切「は?」って思わないタイプの人なんです!この感覚、分かりますかね???お前って呼ばれて「お前にお前と呼ばれる筋合いはないのですが?!」って思う人、居ませんか?私は居ますw私が狭量なんかなwww
でも、そんな私でも「お前」と呼ばれても気にならない所かキュンってしちゃう事があって、、、辰彦さんはそういうタイプなんですょ、、、あぁぁこのニュアンスを伝えたい!!!
多分語尾がいいんですよね
「…お前 もう家帰んなさいよ」「空気よくないでしょうが」
みたいなちょっと文字起こしするとおじいちゃんっぽいけどこの人が言うと色気を帯びる!!みたいな話し方!!!もぉ、、、先生のキャラの解像度がすげぇーーんです!!!
それを上手く伝えられないのは私のせいなんですが、、、とにかくめっちゃ辰彦さん沼男属性ですので要注意ですよーーー♡見て!!!!!

そして真樹くん…!!
この子がまたヤバいぃぃーーー
末っ子キャラっぽい可愛さがありながら全てを抱えてしまうような1人っ子っぽい孤独も感じさせる、、、放っておけなさ加減が凄いあるーーー!!
誰とでも上手くやれるけど本当の自分は見せない、見せられない不器用さも感じる美しい子です
天真爛漫さと儚さを併せ持つ魅力に心が囚われちゃいます…っ!!

ずーーーっとお互いを欲しながらも相手への想いの重さ故にズレてしまった歯車、、、
再び回り出した歯車も動力違いで不安定、、、
その回り出してしまった歯車を戻す事は出来るのか???!!!
是非、見守り、刮目し、魅了されて下さい٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶

全236ページ(電子おまけあり、カバー裏など含む)の大ボリューム!!
読み応えも見応えもバッチリです
6話+描き下ろしで濡れ場は4話以降です
そして濡れ場メインではナイお話しです!
だけど意味ありますし必要分ございます

はぁ。。。もぉ何時間レビュー書き直してるか分からないけどやっぱりまとまらない、、、

しっかりお話しの軸があって惹き込まれます
その軸を中心にお話しを生むキャラが魅力的です
大ボリュームですが全く読み疲れません

切なさももどかしさもあるけれど窒息してしまうような苦しさはありません
眼を背けたくなる事がなく、ずっと正面で彼らの一挙手一投足を追ってしまいます
だからこそストーリーを通してキャラを感じられます

どうそ、、、読んでください
本当に素敵で素直に憧れるなぁ~って思えるこの先が楽しみに思える2人のお話しでした(求ム‼続編 or 番外!!!)

ニッケ先生の新作を読めて幸せです(♡´∀`♡)

修正|必要のない描かれ方なのか、発光が同化し過ぎているのか、、、?ちょっと良く分からない感じでしたw(DMM)

0

流石ニッケ先生

鯛野ニッケ先生の新作が単行本になるのをとても楽しみにしていました!

やはりニッケ先生は間違いないですね。
ニッケ先生は真っ直ぐで芯のあるピュアな男の子を描くのがとてもお上手です。

今回の受けの真樹がまさにそれで、そこにプラスでわんこのような人懐っこさがあるとても魅力的な男の子でした。

ストーリーはざっくり言うとお互いがお互いを大事に思ってるが故のすれ違いって感じです。
ですが、2人の感情はそんな簡単に一言で表現出来ない複雑な感情で繊細な作品となっておりました。
何度も読むとより理解が深まりそうな作品でした。
舞台、お芝居が題材の作品ということもあり台詞一つ一つに深みのある作品だと思います。
何度も読み返せば読み返すほど理解が深まれば深まるほどきっとこれは尊い作品だと思います。

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