便利屋アズマは星を数えない 1

benriya azuma ha hoshi wo kazoe nai

便利屋アズマは星を数えない 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神77
  • 萌×215
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
14
得点
458
評価数
98
平均
4.7 / 5
神率
78.6%
著者
一樹らい 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344854536

あらすじ

クールな大学生・柊月のぞみに声をかけてきて、女子大生から頼まれたという手紙を渡してきたのは、大学内で便利屋をしているという東洸だった。「ゲイだから」と断る柊月に、あっさり納得して引き下がる東は「便利屋アズマ」の名刺を渡して去る。 翌日、構内でまたもや東に声を掛けられ、強引に合コンの人数合わせに同行させられる。次第に東と過ごすことが増える柊月だったが…!?

表題作便利屋アズマは星を数えない 1

大学生(経済学部3回生),便利屋
大学生(理学部1回生)

同時収録作品便利屋アズマは星を数えない 1

高3→ゲイバー勤務,柊月の元彼
大学生(理学部1回生)

レビュー投稿数14

全力布教したい⸜⸜٩( 'ω' )و // 誤魔化さない素敵な言葉に溢れています!

初めての作家さまです

作品タイトルやあらすじに書かれている「便利屋アズマ」の東 洸くんは表紙の子ではありません♪
表紙の子は東くんが依頼を受けてラブレターを届けた柊月(ひづき)のぞみくんです

試し読みで分かる始まりはこののぞみくんの物語っぽくスタートです
しかも少しシリアスな雰囲気が気になる始まり
少しドキドキでどんな感じかな?と進んで行ったらバーーンと現れる、まごう事なき200%ワンコ(後に大分男前要素がプラス♡)な東くんの登場

始まりこそ不穏な空気でしたがその後の展開はとても和やかに進みます
まさにこの東くんの存在が成せる業ですね!!
楽しく読めます!!
そして楽しいだけではない「読ませる」展開にも無理なく牽引してくれます

序盤の扉絵でキャラの設定評を挟んでくれるのも親切設計
のぞみくんのミステリアスなキャラも誤解をせずに読んで行けるのは私のような読み下手にも良き計らいだと思いました
ネタバレやん!って程ではない位にキャラの性格にも触れてくれるのもしっかり抑えておきたい所ですね

作家さまがこのお話しを読者に読ませてくれようとする工夫に好感触です(о´∀`о)
このキャラ設定を間で読めたことはすごく先の物語を読む助けになってました!
変に穿った角度でのぞみくんを見てしまう事もなく、むしろ彼の心情を慮って読む事が出来ました
自己肯定感が低い訳でもないけれどどこか人に遠慮をしてしまう、分かり易くはないけれど気遣いが出来る、、、すごく複雑で繊細、だけどすごく人間らしくって人が好きなんだな!って分かるのぞみくん
彼の物語を読まずには居られない…!

そしてそんなのぞみくんに対してどこまでもフラットに「人として」接してくる東くんが眩しい…!
のぞみくんが彼を評する「眩しくて 恨めしい」
もぉ、、、このモノローグが秀逸!!!!!
どうしてこんな風に思うのか?は読めば納得したくなると思います
好き過ぎて辛い、とか可愛さ余って、、、的な相反する感情を凄く的確に伝えてくれるこのセリフにグッと引き込まれました

ココに至るまでにも東くんの思考にも共感が続きますし、とにかく読んでいて気持ちが動く素敵な言葉が綴られる空間が心地よいです
耳障りの良い綺麗事を並べてる、という感じは全然しないです
それでもこういう考え、好きだな、、、って思える時間が心地良いんです

攻め受けへの理解や興味がしっかり湧いた所で訳アリな元カレが登場してまた物語が進んで行きます

ほんと、、、すごく「読ませて」くれる作品です!!
BLを楽しみたい!ってだけではななくってキャラ個々の物語を知り、それぞれをしっかり知った上でそんな2人が織りなす時間を追っていきたい、という方には是非おススメしたいです(*˘︶˘*).。.:*♡

スト重好きさんやスト重作品に興味があるけれどド重はまだちょっと、、、とお考えの方にはすっっっごく読んで欲しいです!!!
知って欲しい作品、読んで欲しい作品
全力で布教しまっす!!

表記の通り1巻なので続きます!
しかもめっちゃ早く続き読みたーーーい٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶ってなると思います
そこを分かっていても、、、めっちゃおススメしたいです!!!!!

※地雷要素としては、、、少し暴力表現や無理矢理感ある描写はあります
少しでもこういう表現が苦手な方はお気を付けください

巻末のQRコード企画も楽しいので是非お見逃しなく☆٩(。•ω<。)و

修正|1巻ではそういった直接的な描写はありません

8

表情とセリフに心が震えさせられる。

同人活動の作品から大好きだった先生の作品、キャラの魅力はもちろんのことやはりストーリー構成が本当に刺さりました。

大学内で便利屋を営む快活で人好きのする先輩東×性的マイノリティ故に自虐的なイケメン大学生柊月

1巻は柊月メインのストーリーでした。
中学でゲイであることに負い目を感じる出来事を経験し、高校でゲイであるがゆえに自分を蔑ろにしてしまう経験をした柊月。
自分のことは諦めているのに他人に対しては思いやりのある言動ができる柊月のもともとは明るくて人好きというプロフィールをみて納得したし切なくなりました。
そんな柊月に対して自分も自分の気持ちも大事にしろと熱意をもって説いた東の気持ちを受けてからの柊月と先輩の対峙シーン。
柊月の渾身の叫びがめちゃめちゃ沁みました。
それを受けたからこそ先輩も本当に失恋を悟り、気持ちをこぼしたんだろうな…なかなかのクズな一面もありますが、先輩は先輩で本当に柊月が好きだったのを感じて切なかった…

現状3巻までは続きたい、とのこと!
まだ東の過去も家族もひと悶着ありそうですし、何よりラストでようやく恋が動き出そうとしているので今後の展開も楽しみです!!

7

人間と人間の複雑な絡み合いを描く

とても刺さる作品に出会いました。

目に見えるもの。
目に見えないもの。
一人の人間を構成するものは様々あって、過去の積み重ねで今がある。

この作品に登場する全ての人物の背景が丁寧に描かれ、人間の複雑な絡み合いを真摯に見つめた作品でした。

作者様がBLとして描いているつもりはないと仰っていましたが、本当にその通りに感じました。
こちらもBLとして読んでいる感じではありませんでした。

続きを拝読するのがとても楽しみです。

5

心情の掘り下げ方が上手い!!

自己肯定感の低い受けが攻めに出会い救われ強くなり、愛し愛される切ない救済ストーリーが大好きな私。
こちらの作品はその中でも軍を抜いて、心情の掘り下げ方が上手くて、セリフの一つ一つが刺さるとても素晴らしい作品でした。

一巻ラストでようやく受けからの告白。
まだ何も始まっていない2人の物語を、じっくりと堪能することができそうで楽しみです。

5

心が満たされる

もっとコメディタッチかな?と思ってたんですが、これは沁みますね・・・!

1巻完結と勘違いしていたので、ラストシーンで「あれ?」となりましたが、このまま簡単にチューして終わるよりずっといい。東の過去もまだ明らかにされていないし。

今回はヒヅキくんとセンパイの関係の清算がメインなんですか、ケンカ別れみたいな、勧善懲悪的な感じではなくて、しっかり気持ちを伝え合って終われたのがとてもいい。これセンパイのスピンオフもいけるな(勝手に)。

メインカプ二人の関係はまだはじまった?どう?くらいなんですが、ヒヅキくんの気持ちはばっちり東に伝わってるわけで。ここからどんなふうに愛が育まれていくのかいかないのか、とても楽しみです。

4

読んでよかったー!とっても素敵な作品でした♡ 続きが楽しみ♪

初読み作家様。アワードのソムリエ部門でノミネートされてから気になっていた作品で、やっと読みました。全266ページとすごいボリューム。以下少々ネタバレあります。

実は表紙にあまり惹かれなくてしばらく読まなかったのですが、読んでよかった!ソムリエさんに感謝です。
タイトルは便利屋アズマ〜ですが、表紙は別人なんですね、これまた意外でしたw

表紙の人物、すごい美形の大学1回生・柊月(ひづき)はある仄暗い過去がある。3回生で便利屋をしている東と知り合い、一緒に過ごすことが増えていき…というお話。

前半は、柊月が大学内で便利屋をしている東と知り合い、便利屋の仕事を手伝わされて、いろんな人たちと交流していく描写が楽しかったです。

過去にしんどい経験をしてきて、ゲイである自分を嫌悪している柊月が、真っ直ぐで一本気な東の言葉に徐々に救われていく様子にキュンとします。

東は東で、コミュ強でなんでもできるハイスペに見えて、こちらも重い過去があったり、自身に思うところがあったり…単なる陽キャイケメンでないところに魅力を感じます。(キャラ紹介によると家庭にも何かあるみたい…)

中盤には、高校時代の柊月の元彼・西郷と再会。
柊月が西郷を好きなわけではないのに
「あの人がオレを望むなら、逃げられない」
とまた会うようになる。投げやりで諦めたような柊月が痛々しくて切ない…。

柊月が東にある依頼をするシーン。
柊月はゲイである自分を嫌悪して、ずっとどこか陰があったけど、東の「(自分のことを)大事にしてくれ」というセリフに、
「生まれて初めて 肯定された気がした」
と涙するシーンは、もらい泣きしてしまった…。東、ほんとにいい男だなー…。

柊月は西郷から離れる決意をする。
西郷の暴力に抗って、「ゲイである自分に誠実に生きたい」と言い放つ柊月にグッときました。一方で、柊月への執着を告白する西郷は哀れだった…。好きなのに大事にできない、不器用な人だな…。

柊月と西郷、それぞれがゲイであることに苦しんで、柊月は西郷を利用して、西郷は柊月に惚れて…共依存関係だったんですね。
柊月だけでなく西郷も苦しんでいたんだな…と切なくてまた泣けてしまった…。
西郷、いい人と出会って幸せになって欲しいな…。

最後は意外な展開に驚きました!
読み始めは、東があまりにもしっかりノンケなのでBL展開薄いのかな、と思ってたら、イヤイヤイヤ!続きが気になります!
もうすぐ発売の2巻で二人の恋がどうなっていくのか、とっても楽しみです♡

(余談ですが、こちら舞台は東京かなと思っていたら神戸なんですね!誰も関西弁を話さないナゾ設定ww)

素敵な作品に出会えたという喜びを感じられる作品でした!改めてBLソムリエさんに感謝です♡

3

光と影

便利屋をしているくらいなので、明るく人嫌いしない性格は当たり前なのだとしても。
柊月との出会いの場面での東はとてもノリが軽く見え、さらには相手の戸惑いもおかまいなしでグイグイいく様子から
パワーと勢いで進んでいく系のお話なのかな?と最初は思ってしまっていました。
でも読み進めて東自身の考えがわかってくると彼への印象も変わり、ストーリーの表情もまるで違うものに見えてくるんです。
いい意味で読み手をどんどん裏切ってくれる感じがものすごく好きでした。

柊月のエピソードが加わっていくことでお話の雰囲気まで変化していくのもすごく良かったし、
そのおかげで東が"ただの良い人"なわけではないという部分も知ることができて。
彼らのまだ見えていないところをもっと知りたい!という気持ちにさせてくれたのでした。

柊月の悲しい過去に繋がっている西郷と再会したときはものすごくハラハラしましたが
それでも悪い方向には向かわず、結果的に柊月だけではなく西郷までもが救われるような展開になるのも素晴らしかった!

この先ふたりがどうなっていくのか、そしてまだ明かされていない東の家庭環境のことも気になりすぎる…!
次巻も楽しみにしています。

2

素晴らしい作品でした!

みなさん書いてますが、表紙は便利屋アズマくんではなく、柊月くんでした。

とても深い作品で、読み応えがありました。絵も好きだし、心理描写が丁寧に描かれていて、ググッと引き込まれました。

ノンケの便利屋アズマくん
ゲイの柊月くん


アズマくんと、柊月くんが2人で自分の気持ちをを伝え合う場面が多く、そのセリフがいちいち刺さりました。とても深い。

柊月くんはゲイで、遺伝子が残せない欠陥品である自分がどうして生まれてきたのか知りたくて、生物学を勉強しているとアズマくんに話すところから、もうなかなか背負っているものが重たくて、過去に負った傷も深くて、諦めや失望がじわじわ出ている美麗な青年という印象。
自分のことで周囲が傷つくことを恐れて、自分自身のことは後回しで。

アズマくんは便利屋というだけあって、困った人を助けたい、世話好きな明るい人。

ゲイである自分が悪いって考えてきた柊月くんに対して、「柊月は誠実な人」って真正面から切り込んでいって、理解しようとするアズマくんに、惹かれていくのは自然だし、救われて欲しいと思いながら読みました。

アズマくんもなかなか苦しい過去があって、自分の意思を表さず、相手の喜びを優先してきた。
柊月くんも、自分を蔑ろにして、押し殺して生きてきた。そんな2人だから、気持ちが通じ合うのかもしれない。
ゲイである自分の存在を初めて受け止めてくれたアズマくんを大切だと気がつき、そんな自分も大事にしたいと思う柊月。
笑顔を見ることができて良かった。
続編も楽しみです。

2

深い..........

はじめましての作家様です。

同じ大学に通うクールな柊月(ひづき)と陽キャで便利屋をしている東(あずま)の2人が出会い変わっていく過程が、ものすごーーーーーーーく丁寧にえがかれています。

【ここからガッツリネタバレしてる部分があるので大変申し訳ないのですが自衛をよろしくお願いします】

BLの主食はハッピーアホエロで性暴力が含まれる作品が苦手で避けることが多いのですが、こちらの作品にはそういった描写があります。にもかかわらず読み始めたら目を離すことが出来ませんでした。

BL読み過ぎによる弊害の「気付いたら読み飛ばしてた、すまん」というのもなく「あれ?」と感じた部分はページをさかのぼってちゃんと確認してから読みました。

痛々しい過去があったクールな柊月くんの変化に目を見張ります。それは柊月くんだけではなくて陽キャの東くんもで、2人が出会ったからこその変化なんですよね。柊月と西郷(さいごう)の関係においてはおきなかった変化です。

西郷がやったことは絶対に許されないことなのだけど西郷にもまた、こんな人物になった経緯があるのだろうなと察することができます。そんな西郷が変わっていく(救われていく)スピンオフ出ないのかな。読みたいなと思ってしまう作者様の人物描写......凄いです。

あとがきに3巻以上は出したいと書いてあったのを目にしたのですが作者様が納得するまで描き続けることが出来たらいいなと思いました。2巻は2025年の冬に発売予定とのこと。また2人に会えるのを楽しみにしています。

あとこれ作品には全く関係ないのですが「西郷」と入力すると真っ先に「西郷どん」と出てきたので笑ってしまいましたwww

1

つ、続きを〜!!「自分らしくある」とは何か、考えさせられる

めちゃめちゃ気になるところで終わってる…!来年出るという2巻が待ち遠しいです。

レビュータイトルどおり、「自分らしくある」ということについて考えさせられる作品でした。

タイトルは「便利屋アズマ」ですが、受けであるクールな大学生・柊月(のぞみ)視点多めで進むお話です。

高校時代、友人に告白したことでゲイバレし友人達から敬遠されたのぞみ。
先輩で同じ性志向の西郷に襲われ、なりゆきで気持ちのないまま付き合い、大学進学を機に西郷とは一度関係が切れます。

大学生活を送っていたある日、のぞみのもとに同じ大学に通う便利屋・東 洸が女の子からのラブレターを持って来ます。
「ゲイだから」と話してサラッと納得した東でしたが、その後も何かと東への依頼に付き合わされることになりー

と続きます。

陽気でさっぱり、恋愛感情には疎いけれど人の心の機微には聡く、スキンシップなど距離感が近い東。
そりゃ、のぞみの立場だったら好きになっちゃうよね。。
でも好きになった相手はノンケだし、この恋は叶わない…と、最初から諦めモードののぞみの姿が切ないです( ; ; )

のぞみの元彼・西郷もかなりひどい奴で自分勝手で全く許せないんですが、のぞみへの想い・執着にはちょっと最後同情してしまう部分もあり、嫌いにはなりきれませんでした。
”普通”から外れた自分を恐れる気持ち、自分と同類の者を見つけてどんな手段を取っても縋りつきたくなる気持ちも分かる気がして…

風邪をひいたのぞみを看病したり、西郷からのぞみを遠ざけたりして距離感が近づくにつれ、少しずつ東の気持ちが変化していくのが自然に描かれていて、ラストシーンの東の”欲”がバン!と弾けるシーンはなんというかこう、ぶるっと震えた…!

キスもなし、唯一ハグだけ…のラブ表現少なめの一巻ではありますが、人の心の弱さとか、自分らしく生きることの難しさとか、そんなことをじっと考えさせられるお話でした。

そしてタイトルである”便利屋アズマ”への依頼の内容も色々あって面白かった◎
足の悪い女の子のお話が、個人的に一番印象に残りました。

…ということで、最初に戻りますが2巻が読みたい〜!

続きのお話、二人の想いが通じ合った後のお話が今から楽しみです✨

1

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う