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itoshii bokura
完全なストーリー重視な作品!学生ものって私の中では苦手寄りなジャンルなんですが、(二次創作を除いて)しかもここに、えろなしときてあまり楽しめる作品って今まであまりなく、けれどこちらの作品には圧倒されるほどに、すぐ様作品の世界観に呑み込まれました。
見た目の容姿が良い受け攻めが多い作品の中でこちらの作品の受けは見た目が、よくない設定、絵もしっかりとその設定に沿っており、(と、いっても受け君可愛らしい顔ではあるけど)攻めが美形ということから、いろんな葛藤を覚えライバルの女の子からは酷いことも言われるんですけど、サブキャラも含めてとても魅力的な作品に感じられました。続編あれば是非とも見たいです!
おススメPOINTはズバリ2つ‼
①丁寧で繊細な心理描写が反映された気付きを促されるストーリー
②心に届く絵の持つパワーが力強い!
BLの恋の部分はとても理想的というか、白馬の王子様的展開感はあります
あまりにも恵麻の容姿が王子様過ぎる眩しさなのもキラキラです
本人はそれが煩わしさだったりもするんですけど、、、それでもどうしても高校生時点での竜との関係性からだと王子様感は否めない
それが悪いとかって事ではないので全然良いのですが、少しだけ私には眩し過ぎた展開だったかな、、、とは思いました
逆に恋ではなくて子供から大人への成長過程で学校というコミュニティの中でもがき悩む高校生の心の機微を捉えたお話しとしては、とても良かったな!!と思います
こちらも理想的な展開ではあるのですが、相手があって誰かとする恋のお話しとは違って、自分の意識を変えていく…!という前向きさを他人との関りから気付いていく、、、という点の清廉さにエールを送りたくなる気持ちに自然となります
こういう背中を押すような、マインドに働きかけるような内容は、寧ろしっかり「理想」がないとぼやけてしまうのでしっかり丁寧で芯を感じる強さのあるメッセージが心にストンと届いて来ました
恵麻と竜がお買い物に出掛けて、お洋服屋さんで試着を渋る竜にかけた恵麻の言葉がとても素敵だなって思いました
すごく好き!!
凝り固まった自分視点での自分への卑屈な評価を一瞬で叩き壊すパワーあるセリフにスカっとしました
そしてその言葉がしっかり竜に届いて、竜が一歩踏み出した姿勢にも拍手を送りたくなりました
反面、竜には恵麻という強力なサポートがあったけれど、そんなに上手くいかないのもきっと今のコミュニティの中ではままある事だとも感じてしまいます
決して竜が恵麻を盾にしてる訳ではないからこそ、この2人は応援できるけれど、このバランスの難しさやそんなに簡単に避難場所が見つからない人にとってはあまりにも理想的過ぎて苦しく感じる事もあるんじゃないかな?なんて、、、汚い心が浄化されない大人になってしまった私は穿った気持ちでどこか「夢物語」感覚も残ってしまいました
ある程度自分の力で問題を乗り越えられる大人が読む分には「あ~いい話だなぁ」って思えると思うので躊躇なくお勧めしたいけれど、エロ無しだしすごく勇気をもらえるから!といって年若いBL読者に手放しで気軽には私は勧められないな、、、とも感じました
理想と現実に苛まれる苦しさはその時のその人にしか分からない事なので、、、
なので、評価は個人的には萌ですが誰かに勧めるか?となると中立かな…と思います
願わくはこの作品から勇気を貰える人が増える、そんな優しい世界が広がるといいな、、、と強く思いました
周りから「普通」と判断される子たちも美形とか可愛い系ばかり、みたいな作品が多いなか。
容姿にコンプレックスを抱えている竜はわかりやすく「普通」で、後ろ向きになりがちな性格が表情にも表れてしまっているようなDKくん。
クラスの友達にいじられるのを受け入れたくはないのに、自信のなさから結局流されてしまう…そんなモヤモヤなループに嵌っていたとき。
ありのままの竜を見てくれる恵麻との再会で、彼の意識が少しずつ変わっていく様子がすっごく眩しかったです。
見た目を磨くことにこだわらないで内側から変わろうと努力する竜を見ていると、恵麻の言葉が彼の心にしっかりと届いているのがわかります。
そんな中で真っ直ぐに向き合ってくれる恵麻への恋心を自覚していくところにもキュンとしました。
そして。外見が良い恵麻ですが、芯の通った内面も惚れ惚れするほど格好良いんです…!
良い自分もダメな自分も受け入れて、周りに惑わされない強さを持っている…ツラかった過去を糧にした生き方、ものすごく憧れます。
竜が惹かれるのも納得でした。
そして、ふたりの関係に影を落とすだけではない女の子たちの登場の仕方も印象的。
外見への劣等感とか他人からの評価とか気の持ちようで捉え方の変わる難しい部分への向き合い方を、異性の視点が入ることで教えてもらえたような気がしました。
わりと上手いこといくような展開が多いBLの世界の"そうじゃない"部分の描き方が絶妙で、ものすごく深かったな、と。
恵麻と竜の微笑ましい恋を見守るだけではないストーリーが本当に素敵でした。
【恵麻以外にこんな気持ちにはならない・・・・・・(竜)】
エロス度☆
おやおや・・・なんと素晴らしいピュアラブなのでしょうか。
超美形男子と容姿にコンプレックスを持つ心優しい男子。
小学生の頃に幼馴染みだった2人が再会し、超美形男子の方がグイグイと距離を縮めていくのが気持ち丸分かりでニマニマしちゃいました。
竜LOVEで全肯定な恵麻がツボに刺さったり、自身に対してネガティヴで周囲からの目・評価を気にして俯きながら生きてきた竜が変わっていく姿がたまりません。
イケメンや美少女を含めどんな人にも不安感や劣等感を抱いている描写が印象的で心に響きました。
私の誕生日と同時に発売された作品!
この作品を読んでいたとき、同じ悩みがあって、欠点だらけの自分が情けなすぎて嫌になって生きるのが辛い。ちょっと泣いちゃった。
自分自身を受け入れることってやっぱり難しいよね。自分を変えたい気持ちはあったとしても、簡単に変えられない。勇気が必要。その勇気を持つために誰かにサポートしてもらうのが一番。
素敵な作品❤️
単話で途中まで追っていた作品で、1冊になるのをとっても楽しみにしておりました
250ページ弱ある1冊なのですごく読み応えがあります
この作品は多くの人に読んでもらいたいなって思うと同時に、誰にでも刺さるかどうかというのは読み手の状況やタイミングを選ぶ可能性もある作品だとも少し思っています
「いじりといじめ」や「コンプレックスと自己肯定感」などのテーマ性のあるお話しなので抉る描写もあります
いじり・いじめ行為はされてる方にはたまったもんじゃないお話しなので、、、肯定は出来ないですが、この作品ではしてる側の事情も描かれていたりします
そこを理解したからと言ってされている方の不快や苦痛を良しとする訳ではないのですが、、、それでも読者としてこういう事を見たり考えたりする時には、第三者だからこそ一方通行視点ではなくこうして双方向視点で知った上で彼らがどう対応してくのか?を見守り、気付いていく事が肝要な事なのではないかな?と思わせてくれます
第三者として沈黙の加害者にならぬ事
これは岡本くんを通してそんなメッセージを受け取りました
そしてコンプレックスとの向き合い方に対してもとても響くような言葉に溢れていました
挙げだしたらキリがない位に勇気をもらえたり、そんな風に考えられたらいいよねって思わせてくれる言葉や行動がありました
それでも、もしかしたらそのリアルな丁寧さが”刺さる”以上に”突き刺さる”人がいるかも知れないな…とは思います
ここは読む状況によっては苦手な方もいるかも知れないな、とは思いますので気を付けて下さい
本当に素敵なお話しではありますがダメな人はダメだと思うのでその辺は判断して読んで欲しいな、と思います
少々啓蒙的な側面を持ちながらもそこは全面ではなく、たぶんぶっとい背骨として通っている感じです
なのでずっとシリアスで重い訳ではありません
そこをふと軽くさせて読み易さを生み出してくれるのが攻めの恵麻という子のキャラだと思います
尚、大変なイケメンさんです♡
彼自身にもまだ10代なりの不安定さはありながらもとても力強いキャラクターとしてこの作品を引っ張っていってくれます
時に真摯にでも基本は10代の男の子らしく口が悪いのもご愛嬌♪って感じでコミカルさも滲ませてくれるのでずっと緊張して読み続けるって感じでもありませんでした
恵麻くんが引っ張って竜が支える
そんな2人で読者に一生懸命訴えかけてくれる作品だったと思います
そんな2人がいとしく思えるお話しでした(*˘︶˘*).。.:*♡
過去に見た目でいじめられていた経験があるイケメン×容姿からくる自己否定が強く苦しむ平凡な男の子の再会BL
BLとしてもすごく可愛くて良かったのですが、それ以上にすごく心に刺さるお話でした。
見た目の良し悪し、人気者と一緒にいて自分もよく見られたい、誰かを下に見ることで安心したい、見た目やステータスだけで近づいてくる人たちを信じられない、そんな誰もが一度くらいは頭をよぎったことがある悩みをそれぞれ抱えた高校生たちが出てくるのですが、方法の良い悪いは置いておいて誰もがその悩みをどうにかしたいと思って行動しているのがグッときました。
特に竜くんが、よくあるちょっとイメチェンしたら誰もが目を止めてしまうイケメンに、とかいうご都合展開にならず、自分をちょっとずつでも好きになれるように、好きな人に釣り合うように、少しの勇気を出して自分を変えてみるという姿勢や苦しんでいる誰かを馬鹿にしたりせずこの人も苦しんでるんだと寄り添える姿勢に本当にめちゃくちゃ良い子なんだなあと好感度爆上がりです。
そしてそんな竜くんを見た目とか関係なしにめちゃくちゃ一途に思って脇目もふらず大好き!!となってる恵麻くんの可愛いこと!!!恵麻くん、確かにめちゃくちゃイケメンなんですがそれだけじゃなくて、芯があってすごく良い子なんだとわかるのがまた好感度上がりました。
りりあちゃんも幸せになってほしいな〜とりあえずいつまでも恵麻竜の2人のよき友達でいてくれそうで嬉しかったです。
読んだ後、読者の自己肯定感も上がりそうな、一生懸命ですごく可愛い1冊でした。
ヤバ最高です!めちゃ最高です!!
今とてつもなく最高の気分です!!!
イケメン美形男子といわゆるブサイク男子のBL作品です。でももうそんなレベル超えちゃってて、胸にグサグサ刺さるセリフやシーンにはわわわっ……ってなって気付いたら泣いてました。コンプレックスや劣等感にまみれた高校生たちの心の闇(病み)にスポットを当てたストーリー展開がとにもかくにも素晴らしくて、一つのヒューマンドラマを見てるようでした。
軸にあるのは恵麻と竜の幼馴染み再会BLなのは間違いないです。しかし、2人が想いを一つにしていく過程には、コンプレックスという大きな壁が立ちはだかっていて、卑屈になってしまう自分自身にどう向き合っていくか、どう答えを出していくのかが大きな見どころです。
見た目だったり他人と比較されたりのコンプレックス要素を、2人のBLと絡ませて進むストーリーが秀逸。恋を成就させていく道のりの中で、自分の気持ちに正直になっていく距離の縮め方にヒヤヒヤもドキドキもいっぱい感じました。
もうね、恵麻がめちゃくちゃ素敵男子なんですよーーー!!!(強調)
表紙のハグしてる左側のカレなんですが、美しい顔立ちに加えて目のキレイさが尋常じゃないです。
竜に勇気と自信を与えてくれる恵麻のブレない竜への想いにドッキュン!竜のピンチに颯爽と助けてくれるカッコよさは格別です。昔、自分を助けてくれた竜を一途に想ってきた好意の向け方に、私は骨の髄までイチコロにメロメロになりましたぁぁぁ…
竜の方もですね、周囲からブサイク枠で扱われてますが、笑顔がチャーミングな素敵男子です。恵麻が竜を見て心の中でかわいいい〜ってなってるの絵は萌えどころ満載です。
キスシーンまでしかないですが、むしろキスシーンまでで良いくらい。そのキスシーンもハチャメチャ可愛いので必見です。もー…かわいい…ひたすらにかわいい……(〃ω〃)
BLとしての見応えはもちろんですが、コンプレックスに焦点を当てたセンシティブなストーリーも見応えありです。竜が真中に向けた叫びは特にめちゃ刺さりました。
あれは彼女に向けた言葉だけど、自分にも向けた言葉だったと思う。そのあとの勇気を出した行動がそれを物語っていて感動の嵐でした。
周りは勝手にマウントとったり格付けしてきたりするけど、そんなことに囚われず自分は自分なんだって…自分の価値は自分が決めるんだって、そんな熱いメッセージに自然と涙が溢れました。
もうホンット!どの角度から見ても最高の作品でした。
絵も最高にキレイだし、ストーリーは言うまでもなくです。
BLとしての恋心描写は、切なくなったりドキドキしたり見せ場がいっぱいで、物語の世界に酔いしれました。
本当に本っっっ当におすすめです!!