アンマッチング・ハートビート

unmatching heart beat

アンマッチング・ハートビート
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神44
  • 萌×219
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

97

レビュー数
12
得点
330
評価数
77
平均
4.3 / 5
神率
57.1%
著者
琢磨 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ラブキスボーイズコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344854437

あらすじ

オシャレでスマートで美容室のお客様から日々モテてしまう明日馬。けれど本当に欲しいのは同性との出会いだった。
今日もアプリでのマッチングは成立ならず、愚痴を聞いてもらいに訪れたのは幼馴染の啓吾が働く瀟洒なバー。
「誰よりずーーーっと傍にいてくれて、優しくてホッとできて、会話も小粋で、高身長のイケメンで。
幸せの青い鳥はこんな近くにいたんだな……」――な~んて上手くはいかなくて!??
何気に高スぺなモテ男ד出会いたい”オシャレ男子、ちぐはぐ(!)相思相愛(!??)ラブバトル!

表題作アンマッチング・ハートビート

啓吾、バーテンダー、明日馬の幼馴染
明日馬、美容師

その他の収録作品

  • 描き下ろし:after the match
  • あとがき漫画:postsceipt

レビュー投稿数12

ハイスペ幼馴染みの想いに応えられない理由

【どーだ?俺と結婚したくなったろう(啓吾)】

エロス度★★

おやおや・・・同性との出会いを求めながらもマッチングを失敗しまくりな明日馬・・・その原因がなんとも・・・。

バーテンダーの啓吾と美容師の明日馬、幼馴染み同士が紡ぐ恋物語で、想いを告げてくるハイスペな啓吾に〝生理的に無理〟と触られるだけで拒絶反応が出てしまう明日馬との攻防戦が面白かったです。

普通であれば出会いを求める明日馬にとって啓吾からの告白は最大のチャンスであるはずが、それを受け入れることができない。
その理由を含め、ラブコメかと思ったらグッサリと胸に刺さる切なさがたまりませんでした。

1

拗れに拗れている幼馴染ラブ

ノンケ?なのにめちゃくちゃアプローチしてくるバーテンダーとゲイだけどなぜかイケメン幼馴染だけは接触拒否な美容師の話(3B!!)

はじめは『生理的に無理からどうやってチンピクするようになるんだろ〜』という軽い気持ちで読み始め、二人のやりとりもコメディタッチだったんですが・・・受ちゃんのマッチングアプリプロフィールを見て突然のシリアス展開_(:3 」∠)_

たしかに、この感じで攻くんのことが生理的に無理!というのは無理があるよなあ、という気はずっとしてましたが、それにしてもなかなかの闇展開で・・・これもう病院勧めたいレベルでは?

その後両想いになって解決するものの受ちゃんのこれまでの行動が闇すぎてちょっと心にシコリが残ったままゴールしました。他では出会ったことがない、新鮮なストーリーではありますが、好みが分かれるかもしれません。

攻くんの、無理だと言われているのにめちゃくちゃグイグイくる感じもやりすぎ感があったのですが、この展開でゴールさせるなら引いてもどうにもならないので納得です。

受ちゃんが攻くんのことを受け入れていく過程をもう少しゆっくり追いかけたかったな、と思います。

0

ライクであってラブではない

琢磨先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
ちぐはぐ 3
不憫 3
ラブコメ 2
エロ 1
な感じだと思います。

啓吾さん×明日馬さんのカプです。

お客さんにモテる美容師の明日馬さん。しかし、女性にモテても嬉しくはなく、同性との出会いを求めてマッチングアプリを活用するが、上手くマッチングしない愚痴を幼馴染の啓吾さんに聞いてもらっている。そんなある日、啓吾さんから告白されるのだが…。

啓吾さんの見た目や雰囲気、人として好きだと言える明日馬さん。だけど啓吾さんからの告白は受け入れられない。幼馴染で家族のような存在だから性的に興奮しないのが理由という一見ラブコメ要素強めな感じかと思いましたが「生理的に無理」と手が触れ合うだけでも嫌がっているので、最早潔癖症レベルでは?これはラブコメとして見てもいいのだろうか?と少し作品の雰囲気には戸惑いました。

それもあり、想いを告げているのに拒絶反応のように接触を拒まれている啓吾さんがちょっと可哀想かなと不憫に思いました。
でも明日馬さんの方にも不憫な思いをしている描写があるので、どっちもどっちかなと思いましたね。

啓吾さんのことがライクであってラブの好きではない明日馬さん。だけど言動がちぐはぐで…何故ちぐはぐなのか、2人はちゃんと想いが通じ合うのか、色々と気になる一風変わったラブバトルなので、是非とも読んでほしいです。

0

ちょっとこわい…かも。テンションが。

別作品のスピンオフとのことですが、スピン元を知らなくても楽しめる作品だと思います。美容師とバーテンダー、いわゆる3Bの最低なとこもなく、拗らせ幼なじみのお話?でした。
啓吾の告白を全力で拒む明日馬。その拒み方が異常で、近寄るだけで絶叫しながら逃げるっていう。背景に何かありそうな雰囲気はあっても、二人のノリは明るく軽かったので、理由が明かされそうになるシーンでテンションの落差に戸惑いました。
明日馬の違和感に気付く啓吾は、まるで死体でも見つけたかのような、深刻な空気を放ちながら明日馬を詰めていきます。
明日馬は逃避からの無意識自己防衛って感じだと思いますが、啓吾にここまで闇深というかガチ病みのような対応をされると、萌えより心配が勝ってしまいます。精神的に本当にヤバくて治療が必要なレベルなのかなって。まあそんなことはなくて、最後はキラキラした告白で終わったんですが。
途中で入るシリアスの描き方が、いきなり怖い話に切り替わったみたいな印象で、読んでいると描かれている内容以上のダメージを負ってしまいました。ちょっと萌えそびれちゃったかな、と思います。

0

時間差のある両片想いの変化形

バーテンダーと美容師の2人が主人公。
片方が密かにずっと片想いしてて、それが実るというお話かと思ったら、前半の軽さに対して、中盤が重たくてびっくりしました。

マッチングアプリでフラれてばかりの派手な美容師、ゲイの明日馬。
フラれると、バーテンダーをしている幼馴染の啓吾に店で愚痴をこぼして慰めてもらいます。
2人のやりとりがいい感じなので、付き合っちゃえばいいのに、と思って読み進めたら、
お前だけは1ミリもチンピクしない
となかなか強烈なセリフが飛び出してきます。
それだけ気を許せる仲でかなりあけすけな会話を交わす二人です。
えげつない会話もありますがいやらしい感じはしません。

マッチングアプリを通じてのやりとりも、チャットでのやりとりで意気投合して実際に会ってホテルに行ったものの、お互いネコで行為に至れず、とうっかりかわいい明日馬。
このエピソードから、明日馬は、恋愛に関しては奥手でも初心でもなく、タイミングと相手がよければ、会ったその晩に関係を持つことにも積極的な人なんだということがわかります。

それなのに、好みに関してはすべてどんぴしゃり、気心知れた幼馴染に声をかけられても、じゃあ付き合ってみよう、やってみよう、とはならない、明日馬の気持ちと過去。

2人の距離の取り方と関係の取り方が、なんだかうまくいかない、ぴったりしないのですが、それはお互いに悪い気持ちがわるわけではなく、生理的な部分で難しい、ということがおもしろい(興味深い)です。

過去の問題を乗り越えるために接触トレーニングをしてみることになりますが、これをうまく解決できれば恋人同士になれるから、ということではなく、しかし、そんな期待も心の中にはあるようで、必死すぎずにがんばる様子が、おもしろくてかわいいです。

両想いになってからのセックスシーンは生々しく肉々しかったのですが、この2人のハッピーエンドでは、ラブラブお風呂に入るとか、甘々キスをするとか、もう少しふんわりした雰囲気で終わっていたほうがよかったのではと思いました。好みの問題ですが。

0

複雑なお話

途中まではいたって普通なお話なのかな?と思ってました。

マッチングアプリで全然モテない明日馬。毎回愚痴りに行くのは幼馴染の啓吾がバーテンのバー。この啓吾がなぜだか明日馬のことを…?なのになぜか生理的に無理だと言って。

確かに幼馴染の家族枠、そりゃそうかと納得してましたら…。

いきなり過去へ話が飛びまさか明日馬が!
そんなことがあったなんて〜。
だからの今なの?セルフ記憶喪失というか自己防衛本能なのか?

ここらへんでびっくりなのと、もう最後の方なのにぶっこんで来てどうなるの?とハラハラしてましたら。

うーん。まあ良かったデスネ。なんですが…。
明日馬が男が好きだと知ったら急に意識しだす啓吾にちょっとなあ。普通に彼女いたし。
なのにグイグイきて、無理だって言ってるのに納得しないのが良いのやらどうなのやら。

1

スピン元を未読でも楽しめます!

すっごい良かったです!幼なじみ大好きです!
マッチングアプリ使ってるのに中々恋人ができないとしょっちゅう啓吾に相談してる明日馬
実は意識していた啓吾は俺でいいじゃんと押すのですが、そこは友達を恋人に見れないと拒絶され…。「友達としては最高だけど無理」、と言われ、簡単ではなかったです。
イケメンでモテる二人の会話がテンポ良くて面白かった!ラブコメかと思いきや
明日馬がマッチング出来ない本当の理由がわかった時、泣きました。
思いが通じた後もなんかこっちが緊張する位、可愛かった明日馬
啓吾、頑張ってね!
前作に出てきた子だったのね〜って後から気づきましたけど、先に読んでも問題ないと思いました!とにかくオススメです!

0

幼馴染みの歴史と未来を感じる2人のお話し

既刊の「俺の彼氏がこんなにかわいい【ずっと君のターン商業番外編同人誌】」のあとがきで先生がこの2人については結構熱く言及して下さっていたのでいつか「来るっ!」ってお待ちしておりました(o→ܫ←o)

「相思相愛だけどカップルになれないカプ。」として描いて下さった2人!
「ちゃんと続き描いて終わらせたい」と仰って下さっていた言葉をまさに有言実行…!めっちゃ嬉しい!!!

元々は「ずっと君のターン」の中でただただいい人だった当て馬くんとしての地位を確立していた明日馬くん♡なんなら彼のお名前はこの「当て馬くん」愛称から命名されたらしいですwだって作中には名前すらなかったからね…良かったね(ღ˘͈︶˘͈ღ)

いや、むしろ私がの方がめっちゃ良かったです♡
私だけじゃなくってきっと彼の幸せを願った人は居たはず
そんな愛されキャラがメインのお話し…!
読むっきゃない٩(♡ε♡ )۶

めっちゃ前置き長くなりましたが、、、
スピオフのスピオフになる今作ですが、未読でも読めるかな~?とは思います
…思いますが出来たら先述の「俺の彼氏がこんなにかわいい」を読んでるとより面白いかなぁ~って思います!是非、読んでみて欲しいです

そしてもっと読んで欲しいのはやっぱり本作!!!
とても良かったんですっヾ(〃∀〃)ノ!!!!!

幼馴染みから始まる恋愛のカタチでとても”この関係性だからこそ”に拘った感じがヒシヒシと伝わりました
幼馴染みBL、好きなので結構読ませていただいてます
それぞれのCPの歴史や関係性があって色んなタイプがあってついつい読みたくなります
そんな中で、たま~にふと思う事のある「そんなに急に恋に落ちる事ってあるかな?」という疑問、、、
付き合いの長さがあればある程この急なスイッチの切り替えに(。・_・。)ムムム?と「おや?」って思う事がある事も、、、
だってあんなに「親友感強かったのに?」「家族みたいだったのに?」と、、、
でもこれもCP毎にそれがいいフックになる時もあるし、エモさになる事もあるので一概に疑問って事ではないんです
たまに思うよねって程度です

で!今回の2人!!!
今回の2人はそんな私のふと感じた疑問へのすっごいアンサーを見せてくれたんですよ!!!!

そう…!!それ!!
その感情が知りたかった…!!
あぁ、、、こんなにももがいて、それでも一緒に居たかったんだね、、、とすっごく明日馬の健気さにグッと来ました
無意識の意識が取らせた行動や心と言動が繋がらない不安定さで体に異変を来たしちゃうなんて、、、
本当にショックだったんだろうし、それでも傍に居たかったんだね

もぉ、、、明日馬くんはこれからたくさんたくさん啓吾に愛されて欲しい…!!!
今の啓吾ならきっと大丈夫だね
2人がずっと仲良し♪な日々が目に浮かびます
ずっとずっと幸せでいてねーーーー(♡´∀`♡)‼

楽しい軽快なコミカルさと緩急のあるシリアスターンがとてもうまく構成されていて最後まで惹きこまれて一気に読み切ってしまいました

修正|白抜きだけどあんまり濡れ場は多くはないのでそこまで気にはならなかったです(個人の意見ですw)シーモア

0

ストーリーの意外性にドキドキ

琢磨先生の作品全て、BL作品としての萌えがたっぷり摂取できる上にストーリーが本当に面白いことが共通していて大好きです。こういう展開になるかなっていう予想すらできない意外性とキュンが無理なく共存していて飽きることなく何度でも読み返せちゃう。
アマハビは2人の軽快なやり取りが面白いのにラストのバレンタインやり直しのシーンではしっかり泣けるところも本当に秀逸で!!!
ほのぼの幼馴染BLかと思いきや後半にかけてのスピード感は目を見張るものがありました!

0

当て馬くんのスピンオフ!

「ずっと君のターン」でコウくんとマッチングアプリで出会ったとてもオシャレでいい人だった明日馬。コウが田中を好きだと自覚するために必要だったいわゆる「当て馬くん」。
そんな彼が主人公のスピンオフ。
琢磨先生の商業外同人誌でも登場しています。彼にも幸せになってもらいたいと思っていたので、商業連載を楽しみにしていました。

物語は軽めのラブコメかと思いきや!とても切ないトラウマのある物語でした。
明日馬は美容師。幼馴染の啓吾のバーに入り浸っては愚痴を聞いてもらっています。ずっと一緒に過ごして気心の知れた間柄で、「恋人だったら」と考えても、まったく性的に興奮しない。ふたりの仲のいい掛け合いなどを笑いながら、とても楽しく読み進めていきます。
彼氏が欲しくて明日馬はマッチングアプリの相手と積極的に会いますが、なぜかいつも上手くいきません。そして啓吾のところへ。家族のようだと言いながらも、なぜか啓吾が近づくと強い拒否反応が起こりそばから逃げ出してしまいます。
子どもの頃はふたりでくっついていても問題なかったのに、いつの間にか啓吾に近づくことが出来なくなっていた明日馬。そんな明日馬に対して啓吾は「接触トレーニング」を持ち掛けます。

けっして自分のことはまんざらでもなさそうなのに、なぜ自分に触ろうとするだけで拒否反応の発作が起こるのか、なぜマッチングアプリの相手とはうまくいかないのか、探ろうとする啓吾は明日馬のマッチングアプリのプロフィールには少しの嘘があるということを発見します。
ふたりが両想いなんだろうと読んでいてわかるのに、ずっと違和感がありました。その謎解きがなかなかわからないのは、「君タン」よりも複雑で下。なんなんだろう?どうなってしまうんだろう?とドキドキしながらページが進んでいきます。

そして強引に明日馬をさわろうとしたら、明日馬はショックで倒れてしまいます。気を失っている間に、明日馬はどうして啓吾を生理的に受け入れられなくなったのか、思い出します。
明日馬はずっと啓吾が好きだったのですが、啓吾が女子と付き合うようになってから惚気を聞かされるのに苦しくなって、自分の心を拒否していたのです。子ども時代のふたりの様子はとてもかわいいのですが、とても残酷な日々でした。このような辛く苦しいシーンを描くのが琢磨先生は上手だなと思います。また、このあたりはぜひ漫画を読んでそれぞれに感じてもらいたいなと思います。

互いに好きだとわかったふたりは、お付き合いを前提に少しずつ接触をはじめます。
明日馬が過去を思い出してから啓吾と明日馬が付き合っていく過程は、すんなりと進んでいきます。読みながら、よかったね、がんばったね、おめでとう、そう思わずにいられませんでした。

描き下ろしには待ちに待ったふたりのセッセがあります!
ホントにふたりが結ばれてよかった!!と思えるものでした。
琢磨先生の描く身体ってとてもむっちりしていてセッセがよりえっちになるので大好きです。

1

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