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odds and ends
下巻の感想。
とりあえずストーリーには関係ないけど…司馬先生、いいなぁ好きだなぁと思ってたけど、朝の髪の毛セットしてない姿めっちゃ好みだわ。ありがてぇ。
以下本題。
薬袋サイドと奈良崎サイド、物語の温度感が全然違う。落差えぐい…
薬袋サイドは、歳相応の恋の悩みって感じ。一生懸命で、ほほえましい。応援したくなる。
一方の奈良崎サイドは…重い。し、胸くそ悪い。(ページめくってアレは…心の準備をさせておくれよ…)
カウンセリングを受けていることとか、父親が(自分に責任があることも含めて)事態を認識していること、親族の態度などから過去起こったことを想像すると……いやもう考えたくなくて思考停止するレベルで胸くそ悪すぎる。
(彼女の末路は…奈良崎がどんな状態だったのか…どの範囲にどうやって露見したのか…等)
薬袋の一途な想いを奈良崎が受け止めるかたちで、身体を伴う特別な関係になる二人だけど、でもやっぱり「対等」ではないんだよね…
奈良崎の抱えるものを何も知らされずに、望むものをただ与えられて…人間になりたいのにペットから脱却させてもらえない薬袋。ちょっと哀れに思ってしまうな。
奈良崎と離れたくないから、ペットである現状を薬袋自身が受け入れたっていう面もあるんだけど。
奈良崎の側からしたら、薬袋に秘密を告げて終わりに出来なかった時点で、手放したくない大きな存在になっているのだろうし、
今の状態でも精一杯「愛して」いるのだろうなと思う。(過去のせいで彼自身は「愛」という言葉を使わないし使えないけど、読者視点で形容するなら「愛してる」だと思う)
現状に満足せずに「確かな未来」が欲しい薬袋と、
現状で十分だし現状すら思いがけない変化の末である奈良崎。
現状は出発点なのか終着点なのか…
このズレは今後どうなっていくのだろう。
いずれ破綻するのではないかとハラハラしてしまう。
今後破綻しそうになったとき、打開するのは薬袋の成長なのか奈良崎の変化なのか…この先の二人をもっと見せて欲しい。
彼らの物語は、始まったばかりだと思う。
あとやっぱり、一ノ瀬くんは可哀想なひとだったな…作中の扱い的にも…(もっと掘り下げたげて…)
その他、今回脇キャラだった人たちも気になる人がたくさん居るので、是非長く続くシリーズになって群像劇を完成させてほしい。
上巻から引き続き。
上巻では嫉妬心から奈良崎にキスをしてしまった薬袋。
けれど、奈良崎から突き放されてしまい…。
下巻で明らかになる奈良崎の過去。
元々どこか陰りがある雰囲気ではありましたが、
予想以上に闇が深かった…。
この奈良崎が抱えるトラウマは読み手によっては地雷かもしれません。
薬袋の純粋な想いに対する奈良崎の非情な態度に切なくなるけれど、
彼のトラウマが重すぎて何も言えません…。
最後は薬袋の想いを受け容れてくれた奈良崎ではありますが、
その心の傷はまだ癒えていないように見えました。
薬袋と過ごすことで少しずつでも奈良崎が救われてくれればいいけれど…。
とりあえず、薬袋×奈良崎編は完結なのでしょうか?
奈良崎の中ではとっくに誰にも代えがたい存在になっている薬袋ですが、
一方の薬袋視点だと未だ「人間(対等)になりたい」と思い込んでいて、
2人の想いが通じ合っているとは言い難く未練を残します。
振り返ってみると結局奈良崎は最後まで薬袋の「好き」に対して
言葉で「好き」を返してくれていないんですよね…。
うん、デレ不足。
もう少しこの二人のお話も読んでみたい気はしますが、
他の生徒たちのお話で二人のその後も見られるのかな?
今回は全寮制男子高校の後輩と先輩のお話です。
攻様が自分の気持ちと受様の気持ちのオンと背差に悩みつつ
受様との関係を変えていくまでの本編に
幕間的な短編を収録。
攻様は望まない全寮制男子校に入校した現況を
受け入れられず、なかなかなじめませんでしたが
相部屋となった2年生の受様がブラザーとして
リトルの攻様の気持ちに寄り添ってくれ
少しづつ学園生活に馴染んでいきます。
ただ受様は非常に優秀で人望もある人気者で
リトルとはいえ攻様が受様に可愛がられる事を
良しとしない生徒もいて
攻様はそんな生徒の策略により
受様と良好な関係に水を差されてしまいます。
それは受様が母親から受けた虐待の過去に関わっていて
自分を許せない受様は自分の存在が攻様を傷つけると
攻様から離れる事を決意します。
受様はそれが攻様の為でもあると信じていましたが・・・
WEB配信作をまとめての書籍化で
家庭事情で全寮制高校に入れられた攻様と
学園CEOを父に持つ受様の学園アオハルです♪
下巻では受様事情が見えてきる事で
攻との関係が変化していく様が描かれています。
攻様にとっての受様は
受様が考えるほどに軽くもなく
攻様にしてみれば自分の存在の方が攻様の中で軽いのです。
それがとうやったら変わっていくのか
ハラハラ、ワクワク、ドキドキ♡
攻様の気持ちを大切にしたいと差し伸べる受様の手を
攻様が掴むのはちょっと急展開な感じもしましたが
受様の中で過去を乗り越えていくステップになるなら
これもまたアリな展開かと思いました。
"薬袋×奈良崎"編ならまだまだ続きますよね。
脇キャラも面白そうな組合せなので
ぜひいろいろ読ませて頂きたいです (^-^)/
下巻のカバー下は寮の設定資料です。
カバー下も見てみてください。
「おちびちゃん」でも「ペット」でも「リトルとして」でもなく「人間として」先輩と一緒にいたい…
そんな薬袋の一途で健気で必死な想いが奈良崎にも届いていく、、、
下巻はとっても切ないBL街道の真ん中をひた走るような展開でお話しに吸い込まれるように読みました
薬袋の成長と奈良崎の救済
暮田先生の手にかかると切なさの描写が琴線に触れてしまって仕方ない
キュッと唇を噛み締める仕草や、ギュッと手を握る仕草、、、言葉に出来ない想いを行動心理学で表現しているのが流石、、、としか言えなかったです
あぁ、、、もっと読みたいし知りたい2人の事
そして、、、もっと知りたい七星学園高等部の4寮、、、
どうかシリーズで続いていきますように、、、!!
先生、10周年おめでとうございます!そしてありがとうございます!!
奈良崎の過去と今の彼が何にでも投げやりな態度な理由が分かり、それを踏まえて薬袋とのやりとりに戻ると、上巻よりは幾分萌えや尊さを感じることができました。が、なんだか不思議だなぁという想いが根本にあって、それは薬袋から恋愛的好意を打ち明けられるよりも前から奈良崎は彼に対して擬似兄弟以上の情があったように思えるところが一因かなと。リトルに優しくありたいというだけであそこまで過保護になれるものなのか。奈良崎自身がこれほど危うかったなら、薬袋より先に出会った年上のブラザーに惹かれる方が自然なような気もして。薬袋の危うさの要因にはあまり焦点を当てられなかったので、少々バランスが悪いようにも感じました。散々問題児扱いされていたけれど、そこもあまり描かれませんでしたし、不思議な組み合わせの2人でした。
上巻ではあまり萌えられず、下巻ではどうなるのだろうかと、ワケアリそうな2人を追いかけたくてここまできました。
結論から言いますと、上下巻というボリュームに対してエピソードが足りず、萌えきれないまま読み終え今に至ります。
爽やかな青春ではない薄幕をはったようなほの暗い雰囲気も、じわじわと少しずつ育つ感情と関係性の変化も好みのはずなのですが…
うーん、これは現在と過去のエピソードのバランスがいまひとつだったように思います。
ワケアリだった薬袋の「世界」になった人。
やはり、そう語られるミステリアスな奈良崎との関係をじっくり読みたいところじゃないですか。
しかしながら、痒いところに手が届かずもどかしくなってしまうんですよ。
薬袋が奈良崎へどう想いをつのらせていったのかに関しては、多感な時期の揺れ動く気持ちが描かれています。
けれど、ちょっと奈良崎側の気持ちがよく分からなかったのが残念。
トラウマめいた部分の描き方と、不安定だった薬袋の成長が見られる作りは好みだったので、もっとこれ!というなにか決定的なものがあればなと…
他生徒にも認知されているような間柄の2人ですから、下巻ではきっと萌えさせてくれるはずと期待をしていたのです。
それゆえに、現在の関係性部分の深刻な情報不足が非常に残念でなりません。
肝心なエピソードがまるっと存在しないまま終わってしまい、なんて勿体ないのかと本当に惜しいです。
もう少し今も見たかった。これに尽きます。
ここのところマキネ先生作品、比較的温かくて穏やかなお話が続いていた印象だったので久しぶりにガツンと底の見えない妖艶でダークなお話を読むことができて大満足でした。
上巻の時から本音の見えない奈良崎さんの過去に間違いなく何かがあるだろうとは思っていましたが、なんというか金持ちにありそうな夫婦の不仲や不満を母親から愛という形でぶつけられたという嫌悪せざるを得ない過去でなおかつその根本である父親が今は反省を示しているのも母親側の親族が由一に対して嫌味言ってくるのもとことん胸糞が悪いなぁと思いながら、こういう世界にいたからこそ誰かを操ることにばかり長け、愛を信じてはいない、どこまでも本心が見えない恐れすら感じる存在になってしまったのだなぁと。
逆に自分にとってブラザーがいい人だったからリ?リトルにも同じようにしてあげたい、とリトルを心待ちにしていたというセリフがありましたが、それはそれでリトルを自分にとってどんな存在にしたかったのか少し怖いような気もします。
ただまあ最終的には体当たりでぶつかってきた薬袋の甲斐あって無事2人だけの親密な世界が確立されたというラストには満足です。熱に浮かされてるかのような非現実感やいつまでこの関係が続けられるのかという不安要素は尽きないとは思いますがひとまずハッピーエンドだと思います。
他の組み合わせもぜひ描いてほしいなぁと思います。
上巻で、由一先輩への思い(他人に対してそういう感情を持つのはきっと初めて)を持て余した薬袋が、ものすごく不器用にぶつけたところで終わりましたが、その場面からスタート。
由一先輩の知らなかった一面やほかの情報に混乱しながらも、薬袋が自分の気持ちと向き合う様子が丁寧に描かれます。
一方で、由一先輩側の描写もあり、学園ではクレバーで鉄壁に見えていた由一先輩も、外ではやはり年相応だし針のむしろでカウンセリングが必要な(多分メンタル系)こともわかります。
保健医の司馬先生や主治医という大人からみた由一先輩の危ういこと。これもまた違う一面ですが、この面を薬袋が知るのはいつなんだろう。(見せない気もしますが)
薬袋の心の成長をじっくり描き、そこに筆力が置かれているため読みやすくもあるのですが、贅沢この上なくもページが足りないと思ってしまいました。
こんなに丁寧に描かれているのに、なぜそんな感想を持ったのか。
それは、これだけの過去エピソードを凌ぐ現在の様子が不足しているからに他なりません。
ここまで丹念に描かれた二人の過去。それで今はどういうことになっているのかが、身長が伸びて容貌も変わった薬袋と、恋人関係になっているであろう由一、っていう上巻の冒頭のところと、下巻の最後のところがそれほどの差違が無い。印象が大きく変わらない。
なんて勿体ないんでしょう。下巻の最後がすべてだったら、逆に上巻の冒頭は不要だったかもしれないです。
本当に勿体ないです。現在のエピソードをもう少し欲しいです。由一先輩のメンタルの状態はどうなんでしょう。高校卒業したらどんな進路が待っているのでしょう。二人の仲は本当のところどうなのでしょう。乃蒼はどんな状況なんでしょう。
そういう意味ですっきりしなかったのがとても残念でした。
タイトルの「Odds and Ends」はその他とかガラクタ、雑品という意味のようで、それもしっくり来なくて。薬袋×奈良崎以外のお話が今後来たとして、それで少しは解消されるとよいです。
多分続編というか、スピンオフがありそうなお話です。
タイトルも薬袋×奈良崎だし。本文も他のCPたちがちょこちょこ出てくるので、
こちらの学園(ブラザーとリトルの制度)の他のCPの物語も読めるかな、と楽しみです。
表紙のふたりと、話の中身のふたりが別人のようで(とくに薬袋くん。)、二組のCPを楽しめるようなお得さもあった。
本の中身はふたりが表紙のようになる前の幼さあふれる薬袋くんが可愛くて好きでした。
そして大きく成長する薬袋くんを、小さな頃とまったく変わらずに溺愛しているブラザーである由一先輩も好きでした。
えっちな描写は少なめ。