魅惑の香り溢れる 吸血衝動

デイブレイク ディア レッド

day brake dear red

デイブレイク ディア レッド
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×28
  • 萌7
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

253

レビュー数
7
得点
84
評価数
22
平均
3.9 / 5
神率
27.3%
著者
螺子じじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics iHertZシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033868

あらすじ

大学に進学した光浩が出会ったのは、
ミステリアスな先輩・宙だった。
宙はその独特な雰囲気から、大学内で吸血鬼だと噂されている。
友好的だけど、誰にも踏み込ませない。
その笑顔はどこか寂しげで…

宙と接するうちにどんどん惹かれていく光浩。
気持ちが高まった光浩から漂う香りに   
宙は衝動が抑えられなくなり─…?

表題作デイブレイク ディア レッド

守屋宙、年齢不詳、大学生、光浩の先輩、ダンピール
尾白光浩、19歳、大学1年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし(9P)
  • カバー下:イラスト/4コマ漫画/あとがき

レビュー投稿数7

吸血鬼の執着溺愛

孤独な吸血鬼(正しくはダンピール)×ピュア大学生。

ルーマニアのクォーターの大学生・光浩は
大学で出会った先輩の宙に惹かれてゆきます。

初対面からミステリアスな雰囲気プンプンな宙の正体は
吸血鬼と人間のハーフのダンピールでした。

けれど、彼の秘密を知っても一途に想い続ける光浩が健気で
可愛らしかったです。

はじめは自らの性質から光浩を遠ざけていた宙でしたが絆されてゆきます。
人見知りな光浩でしたが、宙の事情も全てを受け容れるその姿は
ワンコながらも聖母みが溢れておりました。
守っているようで実は守られているのは宙の方なのかも?

0

初めましての「ダンピール設定」!

またひとつ私はドコで使えるのかは謎だけれど…wな知識を得てしまった…٩(๑´3`๑)۶ 
その名も「ダンピール」‼
吸血鬼と人間のハーフの事らしいですがダンピール=悲劇の存在として捉えられる事があるようですね
今迄も吸血鬼とのハーフは読んだ事があったと思うのですが「ダンピール」という呼称がある事は今回初めて知りましたし言い伝えとかもググったら出て来て面白かったし個人的に勉強になりました♪

今回はそんなダンピール設定な攻めさんとド級に内気というか自己肯定感低めな受けちゃんのお話しです

最初は受けの光浩(みつひろ)の性格が余りにも後ろ向き過ぎて少々もどかしいな…とも思ったんですが、攻めの宙(そら)先輩の魅力が強かったのでこの2人がどんな恋をしていくのかな?と興味を持ち読みました♪

全体的にはすごく素敵なお話しです♡
キレイにまとまってるしエロい所はエロいし、切ない所はしっかりキュっとさせてくれますので緩急はあって読み易いです!!

ただ、、、色々細かい所は気にはなるかな~という点はありました
・200年生きてきた宙先輩、、、年を取らない宙先輩への今迄の周りの人達の反応とか扱いが微妙に分からないしこの先は2人の寿命の差的なトコはどうするんだ…???というそもそもな根本的な設定が少し緩いような気がする
・不死身の吸血鬼設定のようですが、宙先輩のお父さん吸血鬼の死はあっさり書かれてましたがなんで死んだん…?
・追手のような役で登場した吸血鬼2人組、、、宙先輩と光浩の距離を近付けて気持ちを確認する為だけに登場した感が強過ぎたのが残念…唐突感が否めない…
・光浩がルーマニアに居た時に宙先輩とニアミスしてる的な匂わせは回収ナシなのかい???
ナドナド、、、小姑のような気になるぅ~を挙げ始めてしまうとツッコミ所はある作品かな~。。。とは思います

それでも…!
吸血シーン×えっちの官能さやお互いがお互いを好きなのはすっごく伝わるし、作中で「好き」が「愛してる」に変わるんですが、結構「愛してる」セリフにはちょっと身構えちゃう私でもこの2人の「愛してる」には納得出来ちゃう♡って思える両想いっぷりにはNon Stopニマニマ♡で楽しめます(ΦωΦ)フフフ…

なので細かい事は一旦置いておいてファンタジーな設定に酔いしれるモードONで楽しむぞ!!と思って読むと、2人の愛おしい時間に「お幸せに♡」と見守り気分で楽しるんじゃないかな~と思います

天文部の人々が2人はキスもまだなんじゃない?と思ってる裏でガッツリエロい時間を過ごしてる2人///♡///というシチュエーションエロスを楽しむのもまた一興、といった所でしょうか?
そんなにエロシーンは多い訳ではありませんが修正が高修正なのでストレスレスで楽しめた所もおススメPOINTです♪
宙先輩のtnkは光浩の顔位…!惜し気もなく描かれておりました~
電子ですが恐らく紙本と同様の修正で白細短冊2本程で血管、筋あり、濃淡ありでしたパチパチパチ‼

この辺も含めて、、、
評価は…気になる点はあれど、、、
萌えたかどうかで言えば大変萌えましたので♡
という事で少々甘めですが萌2にさせて頂きました (ღˇ◡ˇ*)♡

0

切なさと愛

吸血鬼のお話が好きなので迷わず購入。
表紙の吸血シーンがものすごくエロくて、そっちに偏り気味なのかなー?と思っていたけれどそんなことはなく、わりと切なめな展開でした。

というのも宙がただの吸血鬼ではなくて「ダンピール」だったから、なのでしょう。
ダンピールとは吸血鬼と人間との混血で、純血の吸血鬼を唯一殺すことができることから命を狙われる存在なのだとか。
両親が亡くなってから吸血鬼に追われることになり、ずっとひとりきりでその日々を乗り越えてきた宙。
今は日本で大学生としてしっかり溶け込んで生活しているけれど、どこか周りを寄せ付けない空気感を纏っているその理由が本当に切なかったです。

はじめは後ろ向きな自分を優しく励ましてくれる宙に惹かれた光宏ですが、宙の抱える孤独を知ってまたその気持ちも変わっていって。
恋心と共に育まれていく温かな愛をしっかりと感じることができました。

命を狙われてしまうハラハラな場面もありましたが、そこも愛の力で乗り越えたふたり。
お互いに強く惹かれあっている様子にほっこりしつつ、これからもずっと幸せでいてほしいなと思ったのでした。

過去に会ったことがあったような描写がすごく気になったのですが、それは回収されておらず。
ふたりの今後も含めて続編としてぜひ見てみたいです。
  
初読みの作家さんでしたがものすごく絵が綺麗でとても好み…!他の作品も読んでみたいと思います。

0

孤独な吸血鬼が出逢ったのは、、、

クォーター故に派手な見た目の光浩。
大学入学と同時に、気分を変えたくて自らヘアカットしたが、結果失敗。


新入生オリエンテーションの後、サークル勧誘をしていた先輩に、案の定光浩はヘアスタイルの件で声を掛けられてしまう。
天文学部へ連れて行かれ、独特な雰囲気を持つセンパイ(攻め)に髪をカットし直してもらい、、、


カット後、天文学部へ入る気がなかった光浩だが、このあとの呑みに攻めも来るからどう?? と押し切られ、参加。

そこで攻めに精神的に助けられ、入部を検討するようになる。
が、そのまま酔っ払ってしまった光浩は、家まで攻めに送ってもらい、、、(記憶はなく、翌日その事実を知って焦る)


近寄り難い、一匹狼的センパイ(攻め)。
実は色々秘密がありそうで、、

でも、優しくて。
こんなふうな声掛けや行動が取れるのは、なぜなのかと思っていたら、、、


終盤、実は攻めはダンピールで、不死身な吸血鬼を殺める力を持った唯一の存在で、追われる身だったと判明します。
切ない…涙

前半の受けのモダモダ感からは、想像できないほどの緊迫感に包まれ、ドキドキが止まりません。

また、螺子先生のイラストが美しいので、より一層その雰囲気を際立たせているのかもしれません。


そして、tnの修正について。

こちらは前作のラズワルド~で、修正甘いなあ(ニタリ)と思っていたので、今回も期待しておりました!

やはり!
やはり!!
最後に攻めの甘々修正な巨tn! 来ましたね!!(紙本)
ぜひにそこを確認していただき、ガン見していただきたいです。











0

血よりもあなたを愛してる

螺子じじ先生の作品は初めてなので、拝読させて頂くのが楽しみでした。

個人的、各項目5段階で
健気 4
ラブラブ 2
血表現 2
エロ 2
な感じだと思います。

宙先輩×光浩くんのカプです。

大学生の光浩くんは天文部で、ミステリアスな宙先輩に出会う。独特な雰囲気も相俟って、サークル内で吸血鬼と噂されている宙先輩は、優しくて友好的だけど、どこか寂しげな表情をしていて…。

表紙や帯の文言から、何となく正体やキャラ属性は察することが出来ると思います。なので少し血表現があり、そこまで痛々しくはないのですが、光浩くんが自ら掌をカッターで傷付ける描写があるので苦手な人はご用心してください。

内気でコンプレックスが多い光浩くん。自分を変えようと努力しますが、なかなか上手くいかなくて、それをさり気無く助けてくれる優しい宙先輩。誰とも一線を引く宙先輩のことが知りたくて色々と行動を起こす光浩くんが健気で可愛いです。

しかし物語りとして、何故光浩くんに対して吸血衝動が抑えられないのか、光浩くんがルーマニアで出会っていた人物は誰なのかなど、少し不明瞭な描写が若干残ってはいますので、完結はしていますが、もしかして続編を意識しているのかな?と思ってしまいました。

物語り序盤では、内気でオドオドしていて泣き虫な光浩くんですが、物語り中盤からは、宙先輩に対しての以外とグイグイ接してて、デートに誘ったり、描き下ろしでの「頑張りますね」って言動がめちゃくちゃエロ可愛かったです。
脇役キャラ達曰く、ピュアっぽいカップルなのに、実際は言葉でも行為でも愛を伝えていく、ラブラブカップルになっていっているのにニヤニヤしました。

相手を思い遣り、想い合っていく2人のほんのり救済物で、ちょっとしんみりする描写もあるけどそれを乗り越えていく姿にホッと出来て愛おしいので、是非とも読んでほしいです。

1

ミステリアスさの秘密は…

耽美と切なさ確定の「吸血鬼」もの。

主人公は、ルーマニア系クォーターの光浩。
見た目で目立ってしまい、幼い頃から居どころのなさに苦しんできたが、大学生になって自分を変えたいと思い…
…と始まります。
「天文部」で出会った宙先輩。
ミステリアスできれいで優しくて。どんどん惹かれる光浩だけど、宙には踏み込ませない何かがあって…

宙は、人間の血液を摂らないと生きていけない。吸血鬼と人間のハーフ・ダンピールなのです。
そして、光浩に対してこれまで感じたことのないほどの衝動を覚えて、彼も苦しんでいた。
とても臆病で泣き虫の光浩。だけど、そんな宙の苦しみと自分の宙への想いから、自分から首を差し出して。
そうなると宙も溺れていきます。
そんな甘い空気の中でダンピール狩りをする「吸血鬼」も現れ、一気に危険と切なさに引き込まれます。

2人はもう離れられない。
そんな甘美さは勿論素敵だけど、なぜ光浩が特別に宙を引きつけたのか(ルーマニアの血のせい?)とか、今後の寿命の違いとか、その辺の言及は無くちょっと物足りない。
ですが、絵柄もきれいだし、宙と光浩のそれぞれの魅力、甘く耽美なラブシーンなど読み応えがありました。「萌x2」で。

4

受けの多様な表情の変化や可愛らしい挙動が可愛い

宙 × 光浩


螺子じじ先生の繊細な描写で描かれている
男気溢れる美しいダンピール攻めと、
可愛らしい小動物系受け。
視覚的な魅力が最高で、
吸血鬼ファンタジーと大学生活のリアルな恋愛が絶妙でドキドキが止まらない!


内向な光浩が大学で出会うのは、
謎めいた美形な先輩・宙。
優しくしてくれる宙に、すぐに惹かれてしまう光浩だが、
気持ちが早々に宙に振られてしまう。
でも、ここからが本番で、
光浩が、宙の正体は吸血鬼と人間のハーフ、ダンピールであることが発覚する。

光浩の純粋な恋心と、
宙のダンピールとしての宿命が交錯する・・・

天然な光浩の一途な「好き」を続ける健気な一面が可愛くて、
多様な表情の変化、可愛らしい挙動が、
全体がシリアスすぎないようにしてくれるから、読んで楽しい!

光浩がダンピールにつて勉強したり、
血が苦手なのに、
宙のために血を提供する勇気を振り絞る姿が感動必至!
普段は弱そうなのに、
運命の決断の瞬間が、
宙と一緒なら何でも乗り越えられるという確信と、
強気さが見せる姿に思わず圧倒された!

宙が最初から光浩に抑えきれない衝動を抱いていた理由は一体何なのか?
光浩の正体に期待していたが、結局特に何もなく、残念だったけど、
それは宙のただの愛の本能だね!キュンとなる!

宙が抱える孤独は計り知れない・・・切ない。(200年以上も生きているし)
光浩への押し殺した感情を胸に秘めながら、
彼を守りたいという健気な決意に胸が熱くなる!

甘々なシーンが盛りだくさんで、
吸血鬼世界の波乱に巻き込まれるスリルな展開に目が離せない!

吸血場面が意外と少ないけど、
掌の血を舐める光景が魅惑的なビジュアル!
さらにされに、
血を補充するに合わせたエロにもグッと萌えちゃう!
(紙の本、ほぼ無修正、白海苔)
描き下ろしのフェラシーンに失神しそうだった!

ダンピールだと知っても変わらぬ光浩のひたむきな愛情に
心の闇を少しずつ照らしていく宙。
そんな宙の愛情に包まれながら成長していく光浩。
2人がお互いに支え合いながら、
温かい関係を築いていく過程は心温まるもので胸がいっぱいになりました。

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