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hokenshitsu no komatsusensei ga darenidemo yasashiiriyuu
体育教師の織田と養護教諭の小松。
同じ学校に勤める先生同士のお話でした。
ドジで怪我ばかりしていて生徒からは何かとナメられがち、さらには結婚生活に幻想を抱きすぎて婚活も失敗続き…
そんなダメダメなところが冒頭から目立っている織田。
しかもただアツいだけではなくてデリカシーのない発言ばかりするので、ちょっと苦手なタイプかも…と思っていました。
でも彼の生い立ちがわかると、結婚に憧れている理由やなぜアツい人間なのか?というのも見えてきて印象は激変。
"教師"という括りにすると色々とアウトな部分もある気がしますが…
それでも嘘偽りのない彼の言動に小松や生徒たちは救われていくので、真っ直ぐに寄り添えることもまた才能なのかもしれないなーと思ったのでした。
そして。いつもふんわり優しい小松の抱えている闇の深さにはかなり驚きました。
先生の時には見せない裏の顔があるんだろうなとは思っていましたが、想像以上に重たかった…。
というか、小松が織田を小悪魔的に振り回すお話なのかと安易に思ってしまっていたんです。正直。
なので後半から思ってもみない方向へ進んでいき、いい意味で予想を裏切ってくれたのでラブコメとシリアスを一気に楽しめた感じでした。
無事に両想いになったけれども小松の危うさはなんとなく拭いきれないままで、ちょっぴり心配ではあるけれど。
これからは織田が側に居て、そういうところも全力で守って愛していくんだろうなーという幸せな未来が見えた気がしました。
読み終えてみると最初からはだいぶ印象が違うのですが、ものすごく読み応えがあって面白かったです。
愛とはなんだ。
結婚とはなんだ。
感情とはなんだ。
ちょっぴり哲学チックなストーリーに、こちらまで思わず考えさせられちゃうようなお話でした。
とは言っても全然難しい話じゃないですのでご安心を。基本的には婚活中のドジっ子熱血漢教師が、保健室の先生を好きになっちゃうお話なんで、ストーリー的にはラブコメ寄りです。
間に挟んでくる、愛や結婚、本当の素の自分についての不安や悩みが物語の核心にあって、そんな問題やテーマに触れながら自分たちなりに消化し解決していくかたちで物語が展開していきます。
単調なストーリーになってないのはそのせい。
物語に複雑に絡み合う各々が抱える心の重石にポイントを当てているので、物語の奥行きが何倍にも広がり、そして深みを与えくれます。
先生同士の身体から始まるエッチなお話かなーなんて読み始めは思ってたんですけど、生徒が抱える不安感や自分自身の過去、そして今現在抱える悩みに向き合っていく展開へと進んでいくと、想像以上の読み応えを感じました。
織田のデリカシーない発言の危うさが前半は目立ちますが、後半は小松の弱い部分が浮き彫りになっていきます。織田は失礼なことを言うし、デリカシーもないヤツだけど、反面正直で言葉に裏がないぶん信用できる人。そういう真っ直ぐさに救われる小松との恋愛模様がBL展開での一番の見どころです。
小松が自身の悩みや抱えているものについて吐露していき、弱さを見せていくところはしんみりと切なくなりますが、それを織田と乗り越え幸せを見つけていくと、それからはもうラブラブで^ ^
エッチでエんロい小松に翻弄される織田と、織田の純粋さにキュンとする小松の2人のやりとりに萌え転がりました♪( ´▽`)
サブキャラたちもみんなすごく良いキャラで、彼女たちの存在感もまた本作を楽しめた理由の1つです。
実は恋人同士です、って紹介かバレるエピソードがあったら嬉しいなぁ(笑)
表紙とタイトルを見たときに、
なんかエッチな保険医が優しくしてくれるけしからん話…?
なんて脳内妄想を繰り広げちゃったのは私だけでしょうか?
結果からいうと、半分合ってて、半分違いました。
愛とは何か、真の愛を求め、もがく二人の純愛を描く物語でした。
絶賛婚活中の高校教師・織田は生来のデリカシーのなさゆえに連敗中。
フラれる度に養護教諭の小松に悩み相談していた織田でしたが、
「愛されたければmありのままの相手を愛すること」と諭してくれた
小松のことが頭から離れなくなってしまい…。
思い込み強めのノンデリ単細胞男。
これが織田の第一印象でした。
決して思いやりがないわけでもないし、性格が悪いわけでもない。
ただ、絶望的にデリカシーがないのです。
けれど、心は誰よりも純粋で、小松のアドバイスを素直に受け止め、
孤独を抱える生徒にも共鳴することもできる良い人間でした。
だからこそ、本当の愛を知ってしまえばとことん一途で健気なのです。
はじめこそ織田に愛の何たるかを説き、導いてくれていたものの
実はその内に深い孤独と葛藤を抱えていた小松。
気付けば人として、攻めとしてじわじわと成長を遂げていた織田が
そんな小松を包み込むようになっていて、読み終える頃には
好感度も“最悪”から逆転し、爆上がりしておりました。
織田の気持ちを受け容れるまでは“妖艶で余裕ある大人”に
見えていた小松でしたが、いざ恋人同士になると本当は甘えたで、
嫉妬もするし、エッチだし、と溢れんばかりのギャップに
ノックアウト必至でした///