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ennead
ゆっくりとした進みだった2巻と打って変わって、動きのある展開ばかりで読み応えありの3巻でした。
神話ベースなこともあり、登場人物の相関図を含めてやや複雑で入り組んで見えるエネアドというこちらの作品。
王座を争うホルスとセトによる迫力ある対決シーンの作画に見惚れながら、なんとかついていこうと神々の愛憎劇を追っていくと…
いやはや、これは急展開です。
対決シーンも良かったのですが、それ以上にある人物からセトへのどでかすぎる執着が見え隠れする様に非常にわくわくとしました。
気付かれないように少しずつ地中深くに手を埋め、相手が気がついた時にはもう既に手のひらの上というか。
これは4巻が楽しみでなりませんね。
性的なあれこれに関しては、ラブ面はまだ薄いままですし少々読む人を選ぶかなとも思うのですけれど、セトのキャラクターを考えると個人的にはこの流れはあり。
下剋上や、思うようにならずもがく強いツンギレ美人…あたりのワードにピンとくるものがあれば刺さるかもしれません。
女性陣のほうが強そうなのも好みでした。
セトと半神のホルスとで王座を決める二回戦は、石船を使った対決。
こちらの勝利はどうなるのか?!!
と、緊迫感溢れる展開で終わった前巻。
セトに不利な状態でしたが、あの傲慢すぎる男が不利なままで終わるわけがないと思っていましたが、なんと二回戦はホルスが勝利。
(これに関しては、ホルスが知らなかっただけで、セトの弱点をついた対決だったらしいと、あとで知らされる)
ただその裏で、セトの息子の巧妙な石船すり替え作戦があったわけで、、、
セトの息子、アヌビスから協力の申し出があった際、その思惑が分からず困惑したホルス。
オシリスの命令かと訝しむホルス。
そんな相手と対決のために組むわけにはいかないと伝えますが、、、
するとアヌビスは、自分の意志で決めたと応えます。
アヌビスはなぜ、神になれないのか。
前巻でも触れていましたが、成長が止まってしまっていることをずっと気に病んでいるようです。
と、無敵だったセトが半神に破れた事実。
当然、納得がいきません。
ホルスに恥辱を与えようと閨へ侵入しますが、、、
ということで、ムリヤリですがとうとうBがL的な? シーン(肉体的だけですが)がお目見えです。
セトがホルスの寝込みを襲おうとしますが、形勢逆転され、襲われる側になってしまいます。
今までBがL的展開がなかったのと、真面目優等生っぽいホルスが、セトに対して劣情を剥き出しにして、体当たりしてるシーンがとても良かったです。
(別にムリヤリが好きなわけではないですが、、)
さらに直後、セクメトの口から語られた、オシリスがセトのなかへ植え付けた種(実のところ、これはセトへの歪んだ? 愛なのでしょうか??)のせい云々というエピソードも、執着好きなまりあげは的にはむふふ/// しかなくて、、、
しかもあの被りものが外れて、セトがどちゃクソに美人さんだったことが判明するなど、ここまで隠されてきた物語のベールが少しづつ剥がれかけてきて、面白くなる予感しかありませんでした。
4巻もますます楽しみです!
今のところ、毎月刊行嬉しいです!!