引退騎士は執着系わんこに溺愛される

intai kishi ha shuuchaku kei wanko ni dekiai sareru

引退騎士は執着系わんこに溺愛される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
15
評価数
4
平均
3.8 / 5
神率
25%
著者
柳瀬せの 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
出版社
パルプライド
レーベル
ヴィオラ文庫
電子発売日
価格
ISBN

あらすじ

騎士団の部下を守ろうとし、右腕に醜い傷を負ったラルフ。
隊長まで上り詰めたのに傷のせいで騎士を引退せざるを得なくなってしまった。
妻子を思い傭兵になるも中々うまくいかず、挙句の果てに妻からは離縁されてしまい……
失意の中、それでも傭兵として仕事をこなす彼のまわりで不思議なことが起こり始める。
疑問に思い調べていくと、背の高い金髪青眼のエリクという男が関わっているらしいことがわかった。
ラルフはその人物に思い当たる節があった――それは騎士団にいたころ、忠犬のように四六時中ラルフの側にいた部下で、彼が庇って怪我をする原因にもなった“現”王立騎士団隊長のエーレンフリートだったのだ。
エーレンフリートの行動の理由を知るため彼の元へいき問いただすと、ラルフへの強い感情を吐露し始めて……

天才わんこ騎士×引退騎士の【おじさん受】BL!

表題作引退騎士は執着系わんこに溺愛される

エーレンフリート・ヴェヒター、王立騎士団部隊長、28歳
ラルフ、元王立騎士団隊長、傭兵

その他の収録作品

  • 騎士の長い一週間
  • あとがき

レビュー投稿数3

敵に回したくない

腹黒執着ワンコ攻め、最高でした♪( ´▽`)
片想いを拗らせまくって、半分恋に病んでるエーレンフリートにゾクゾクしました。
恋に溺れ、裏でいろいろ手を回す策士ぶり……敵に回したくないタイプです(笑)ド執着でラルフを囲い込んで、好きにさせていく流れはもう完璧。ラルフの心の隙間にスッと入っていく人心掌握術も、ロックオンされたら逃げられませんり

こういう、いい意味で一途で真っ直ぐだけど、見方を変えればアブナイ攻めは大好きなので、わたしはこの作品とっても楽しく読みました。個人的にはもっと振り回してもいいと思ってるくらいなんで、エーレンフリートの限界突破を見てみたかったなと思いました。
電子配信のみなせいか短めなストーリーだけど、もっと尺が長くてもいいかもです。もっと背景を掘り下げて、エーレンフリートの闇とも病みとも言えるレベルの執着を堪能してみたいですね。深読みしすぎて、ラルフの妻子が家を出たのもエーレンフリートの策によるものかと思ったりしたぐらいなんで(笑)


想像通りの執着にドキドキワクワクしました。
オジサン受け、いいですね♪
元上司がタジタジになってる姿、グズグズに愛される姿、楽しかったです^ ^

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自我が強すぎる囲い系ストーカー

何らかの原因によって退役した騎士や、戦う男、強い男が受ける図にたまらない萌えを感じるタチなもので、これは読まねばと手が勝手にボタンをポチッと押していました。
まさにタイトル通りのお話だったのですが…
いやはや、これは見事な囲い攻め。
受けの周囲をさり気なくどころか堂々と自分色に染めていく攻めの執着に笑ってしまいました。
ここまで堂々としていると気持ちが良いなと。

元王立騎士団隊長の肩書を持つバツイチのラルフ。
傭兵上がりの騎士として第一線で活躍をしていたものの、攻めを守って利き腕に怪我を負い退団し、現在は傭兵ギルドで依頼をこなして細々と暮らしています。
ある日突然妻から離縁され、どうしたものかと思っていると、見知らぬ誰かが自分に来た依頼を勝手にこなしていて…と続きます。

偽名を使って先回りしては、ラルフ宛ての危険な依頼を代理として掻っ攫ってこなしていく妙な男。
彼が一体誰なのか?なんて考えずとも読み手にはすぐにわかってしまうので、これはもうわかりながら楽しむのが大正解だと思います。
幼い頃に受けにその身を守ってもらってからというもの、すっかり心奪われてしまった商家の少年。
憧れが執念と強い執着に変わるのは時間の問題だったような気がします。
努力に努力を重ねた結果、熟成された想いを抱え、焦がれてやまない彼を絶対に手に入れたい天才騎士へと見事な成長を遂げることに。

毎朝走り込みがてら想い人の家まで向かう…と、ストーキングめいたことをしては、稀に早朝の庭先で見ることが出来る彼の姿をご褒美だと語るやばそうな攻めの脳内と、バレる気満々でむしろ早く答えに辿り着いてほしそうな、非常に自我の強いストーカーっぷりに笑いました。
バレてしまってからはあの手この手で通い妻状態になり、元妻が用意したカーテンを変え、私物をあちこちに置き、少しずつ受けの家に自分の痕跡を確実に残していくんですね。

尻尾を振りながらにこにこと溺愛し囲い込んでいく攻めの強い執着と、攻めの執着に気付いているようで微妙に気付けていない受けの囲われ流されっぷりが楽しめる作品かなと思います。
騎士・衛兵がとってもおいしい設定なものですから、もう少し2人が戦う姿も読んでみたかったなとこちらの評価になりましたが、攻めが自由に振る舞っているように見えて、実のところ受けが手綱を握っていそうなところにはにやりとしました。
おじさん受けがお好きとのことで、一ノ清先生の今後の作品も楽しみです。

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引退したおじさま騎士受けをジワジワ囲い込む、執着ワンコ攻め

おじさん受け、執着・わんこ系攻め大好きなので興味を持ち、読んでみました。

ちょこちょこ引っかかる部分はあったものの、全体的に読みやすく面白かった!
物語のページ数も150P弱と小説にしては短めなので、なかなか読む時間が取れない…という方にもおすすめできるかと◎(表紙以外イラストがないのは、残念;)

以下、ネタバレ・あらすじを含んだレビューとなります。↓





騎士団の隊長として剣を振るっていたラルフ(受)。
ある戦いの最中、部下であるエーレンフリート(攻)が敵に囲まれ剣を振り下ろされたところを助け、右腕に大怪我を負います。
右腕右手が自由に使えなくなったことで騎士団を去ることになったあげく、妻と娘に家を出ていかれてしまい、失意の中にあるラルフ。

しかしそれから傭兵としてできる範囲の仕事を請け負おうとするラルフの周りで、彼を手助けするかのような動きが次々と起こり、それが自分が命を救ったエーレンフリートの仕業であると勘付きー

と続くお話です。

ラルフがエーレンフリートを救うのは実は2回目だったーというオチ(?とは違うのかな、すみません、正確な表現が分からないのでこちらで)なのですが、これがかなり早々に明かされていて、ちょっともったいないなあ!と思ったりしました。
もう少し後半に引っ張っていただいけたら、「攻めの想いには何か事情がありそうだぞ…」とよりのめり込んで読めたような気がします。

あとは、受けが妻・娘もいたノンケなだけに、、攻め様の熱意に絆されたとはいえ、意外とあっさり落ちたなあ…という感じはしてしまいました。
ノンケ結婚歴ありのおじさま騎士、家族に去られた寂しさはあるにしてもそうそう簡単には恋には落ちないんじゃないか、っという気がして。

ただ、男としてそして元隊長として「護られる」ことに対する激しい抵抗があるラルフに、「護りたい」のではなく(もちろん多分その気持ちも大きいけれど)「ただ側にいたい」のだと語るエーレンフリートの姿は真摯でグッときました(๑•̀ㅂ•́)و✧

一生懸命憧れの人を追いかける年下攻め、いい!!
(が、急に「隊長」呼びから「ラルフ」と”さん”とか敬称もなく呼び始めるのはちょっと違和感;)

そして最後の、1週間おあずけを食らった後のセッも濃厚ですごく良かった…
ここ、できれば挿絵で見たかったなあ!!


※102Pの「ラルフは立ち上がっていた」はおそらく「エーレンフリート」の間違いかな?と。

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