嘘をつくのは好きのせい

uso wo tsuku noha suki no sei

嘘をつくのは好きのせい
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神41
  • 萌×223
  • 萌4
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

110

レビュー数
13
得点
312
評価数
72
平均
4.4 / 5
神率
56.9%
著者
アヒル森下 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス 麗人セレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801983229

あらすじ

ゲイを自覚して10年、自己開発に励んで1年――…
理央は脱アナル処女を決意してゲイバーへ。
出会ってすぐにキスしてきた超タイプの男と
ホテルへ雪崩れ込み、念願の初Hを経験する。
カラダも顔も声もすべて好みの男・ケンとのHは、
想像以上に気持ちよくて大満足な初体験に♡
しかも、一夜限りだと思っていたケンから連絡先を聞かれ、
実はノンケの年下大学生だった彼とお付き合いすることに!
最初の強引さが嘘のように優しくて甘えたな恋人との幸せな日々。
でもケンは、理央に嘘をついていて――…!?

表題作嘘をつくのは好きのせい

黒川 憲治郎(ケン)、20歳、大学生
佐藤 理央、24歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし おまけ

レビュー投稿数13

ハラハラどきどきするえっちなBL

秘密を抱えている攻と、何か隠されていることに気が付いて悩んでしまう受。
攻が受を好き過ぎて起こるすれ違いなんだけど、この辺がなかなかにシリアスというか、気持ちわかるよ~~!!となって胸が苦しくなります。
最終的にはラブラブだし、ハート飛びまくりのハッピーエロなので安心はして欲しいのですが、この緩急のギャップがなかなか良かったです。
アヒル先生は絵も綺麗なので読んでて楽しいですね!
美人な受がとっても魅力的でした♪

0

未熟さゆえの嘘だった

アヒル森下先生の描く麗しの青年2人が画面いっぱいに登場して目の栄養になる作品でした。

脱処女を決意してゲイバーに行った理央が、とりあえず合格点の男と合意しかけたときに割り込んできた超タイプの男。
ホテルにて無事に脱処女、大満足の初夜を過ごすことができます。

実は2人は幼馴染。
攻めのケンは子どものころから理央が大好き、お坊ちゃまでちやほやされて育ち、理央が大好きなあまりひどいことを言ってしまったことがあります。
理央は、幼い頃に憲治郎に投げつけられた言葉がずっと心に棘のように刺さっていて、思い出しては苦しい思いをしています。

そんな2人が、片方は気づいて、片方は気づかずに再会、身体だけ交流、そこから少しづつ交流が進んで恋人同士になっていきます。
若いし、身体から始まる交際もあると思うのですが、2人とも心の底に抱えているものが重くて、その落差が読んでいて楽しめませんでした。

過去にやってしまったひどいことを後悔して、後に再会したときに謝罪、というの漫画でもドラマでも、たまにあるエピソードですが、やらかした側の自己満足以外の何物でもないと思っているので、好きではありません。
白状しないでずっと大事にし続けるほうがより相手を思いやっている愛だと感じます。

後ろめたさがあるあまり、偽名を使い、嘘をつき、そこから不信感を持たれて、悪いバレ方をします。
ここにたどり着くまでの甘々と後ろ暗さ、きゅんきゅんくるか、ぞわぞわするか。
さらに、理央が苦しむシーンが多かったのと、エッチシーンが多かったのところも、好みがわかれるところだと思います。

繊細で傷つきやすい理央が、ケンの正体を知ったあと、その涙を見て、大きく包み込んで許してあげたのは、すごく男らしくて素敵でした。

0

年下のケンくん

アヒル森下先生の作品を読むのは大変久しぶりな気が!また幼少期の因縁ものか…とちょっと躊躇ったものの、なかなか面白いアプローチでした。実はその頃から両思いっていうよくあるパターンではなく、理央(受け/年上)は何とも思ってなかった、むしろやや煙たがってたっていうのが新鮮で。ゴリゴリにいじめられてたってわけでもなく、良い塩梅の煙たさ笑
年下のケンくんの必死さも可愛かった。泣いちゃうとことか、全体的に考えが浅い感じとか、年下わんこ攻めとはまた違う良さ。
エッチシーンも充実しています。

2

No Title

 幼少期いじめっこ(少し違うけど)だった攻めと、イケメン好きな受け。
 金持ちの坊ちゃんだった攻めは、幼少期にみんなからチヤホヤされてるワガママボーイだった。近所の人も友達も、受けのわがままを文句言わずに甘やかすなか、受け(4歳上)だけはちゃんと叱ってくれてそこから好きになる。(自覚なし)
 受けが自分以外の他の人に笑顔を向けてるのを見てイラッとして出た言葉が「お前の笑顔見てるとムカつく」「ブス」だった。
 そこから受けは攻めを避けるが、攻めはしつこく付きまとってきて……。
 受けが進学で家を出てから疎遠になるが、攻めは大学の友達に連れられたバーで、脱アナル処女を目論んでいる受けと再開する。受けは攻めが幼少期にいじめてきた子供だと気づいてない。

 ストーリー展開マジで最高でした。

2

攻めの溺愛が大渋滞

再会からの攻めの超溺愛に溺れてしまいそう…!

脱処女を決意してゲイバーを訪れた理央は
突然キスしてきた男・「ケン」と熱い一夜を過ごします。

一夜限りと思っていたのに、ケンから猛アピールを受け、付き合うことに。

ケンとの甘い一夜からの恋人同士…と
あまりにトントン拍子に進むなと思っていたら、ケンのある秘密が発覚!

実は二人は過去に出会っていて…

理央を好きだからこそ、“昔”のことを言い出せないケン。
そして、言い出せないうちにあらぬ誤解を招いてしまい…ああ、じれったい!

過去の記憶を払拭するように理央に愛を注ぐケンですが、
とにか理央への溺愛ぶりが凄まじい!

確かに子供だったとはいえ、ケンが理央を傷つけた過去は消えないけれど、
こんなに甘い言葉を囁かれて、これでもかと愛で包まれちゃって…
昔のことがあっただけにその落差に絆されないわけがないんですよ!

俺様と見せかけて理央の発言に喜んだり、しょぼんとしたり、
振り回されちゃってるのもなんだかんだ愛おしく見えてきちゃうんです♡

そうしてケンから語られた真相に戸惑う理央でしたが、
その愛の重みに抗えず、最後にはどっぷりと溺れてしまいます。

秘密があったり、すれ違いつつも振り返ってみれば終始あまあまでした。
恋人同士にはなりつつも、まだまだこれからな二人に
その後のお話も垣間見てしまいたい欲が湧いてしまいました♪

2

がっつりな猫目が可愛い

理央の大胆な発言に1ページ目から驚かされつつ(笑)、彼の決意が伝わる表情に引き込まれ。
その願いが叶ってほしいなー…というところに登場した、年下イケメン・ケンとの日々を描いたお話でした。

出会いの場面こそかなり強引なケンだけど、年下みあふれる甘え上手なところがめちゃくちゃ良かったし、それに応える理央もすごく可愛くて相性バッチリなのが伝わってきます。
ただケンには理央に話せていない大事なことがあって、それを明かせないままどんどんラブラブになっていくので甘いふたりを見ながらハラハラ。
上手くいくように祈ることしかできなかったけれど、きっとケンの想いは伝わると信じて見守りました。

ケンがしていたことは好きな子にだけ素直になれずにわざとちょっかいをかけるアレなのだけど、理央にしてみれば心の傷になっていて。
いくら反省しても理央には届かない可能性も…とヒヤヒヤしましたが、理央が受け入れてくれたおかげで拗れることのない結末に一安心でした。
昔から変わらない優しさに、ケンはまた惚れ直したんだろうな。
そして真実をしった理央がより可愛くみえて、ふたりの絡みも甘くエロく…という感じですごく良かったです。

表紙のふたりは対照的な表情を浮かべているので、何かツラいことが起きるのかな…?と思っていたけれど。
読んでみれば切なすぎず甘すぎずな絶妙バランスで、ものすごく楽しめました。

4

言葉を尽くして…

んわ〜〜〜
めちゃめちゃ心に刺さりまくる可愛すぎる作品でした…!!

いいとこのわがまま坊ちゃん×長髪美人の幼馴染再会ラブ

何より2人のビジュが大優勝です。
理央は長髪美人でいて恋愛初心者でピュアなところもとろとろになった姿もとにかく可愛い。そして攻めのケンは子犬系イケメンで理央への好きが表情に全部出てるのがたまりません。

そして正体隠して付き合ってる時も嘘がバレて謝罪と本当の意味での告白をする時もとにかくケンがものすごく言葉を尽くして理央への好きを必死に伝える姿や表情、その言葉が心に刺さって刺さって…言葉が原因ですれ違った過去があるからこそ好きになってもらいたいと言い募るのたまりませんでした…こんなん好きになるなって方が無理〜!!!

間違いなく甘え上手の溺愛攻めだと思います。すごくよかった!!

2

理央がかわいい!

先生の描く受けがとーっても色っぽくて毎回大好き。理央も色っぽくてかわいいミックスバーで出会って付き合い始めた2人、ケンは嘘をついてることに理央は気づいてしまうんですが…。

ケンも可愛いんだよな…余裕ない感じ…ちゃんと本当のこと早く言わないとなんですけどね(あと反省しろ)真実が明らかになった時の理央の態度がまたいいんだ…☺️そしてそん時の耳がぺしょっとなったおっきなワンコみたいなケンが良いのだよ…️の2人もとーってもエッッ…で大変良かったです

3

どこかにいい整備士さんいないかしら

あたしはアヒル森下さんが好きだッ! が どぉにもこぉにも上手くハマず
不徳のいたすところではあったんです Orz ナゲカワシヤ
がッ!前作 ぽんわりな黒猫ちゃんと大型ワンコが妙にツボって やっと上手く飲み込めるコツをこう

つかめていればいいな と思う所存です ←日本語あってる?


あの ね んとですね
初手で関係がわちゃうのやだぁ~ って方には向いてないのかな?
いやもうさ もうちょっと後で出してくれればいいのにのっけから出ちゃうのよ 関係がね プンスコ案件でしょ? え そんなことない?


ネタバレをこんな早々にバラして申し訳ないけど
はやい話が 大好き拗らせたワガママ王子にほだされすぎだ こんちくしょー ←なせ怒る?

ぶっちゃけ年下だし 過去に関しては幼い独占欲と許せはするけど 女々しいのよ
体は成長しても自分勝手で 独りよがりで 大好きだからを盾に欲とワガママごちゃ混ぜにしてぶつけて
なのにそれを受けるのが 初恋成就な流されちゃん ときたもんだからどぉぉぉにも
子どものころから少しずつ膨らんでいったワダカマリが解けたのはいいのだけれど 身体からってのが強すぎたせいもあるのか せつなさ足らずになってしまっているのにもね

んーーー んんーーー どうなんだろ?
結局身体かいッ!になっちゃったんですよね あたしの中で

身バレしてからの理央の 許したくないでも愛されたい の葛藤が中途半端なのに シタいシテ になだれ込んだのが
ほんとならここに 笑うことすら出来なくなって自己肯定感低めな思春期を過ごした 怒りや悲しみがもっとあって 嘘をつかれていた疑心や戸惑いで刺し違えるんじゃないかってくらいのものがなきゃダメだったんじゃないかと

はい あくまでも個人の感想です

も”―――ッ ぷんぷん ぽかすか は可愛らしいですよ?
でも そのじゃれあいの延長じゃ胸を突くような… いや 決して攻めざまぁを望んでるわけじゃなく
なんていうのか ワガママ坊っちゃんの後悔が読み切れなかったんです 大好きな子を傷つけた痛みも 苦しさも 

甘く美味しいウワバミ(正解はウワズミ)をう薄~くすくって飲まされたみたいな

うん ごめんなさい 物足りないがいっぱいなのはきっとあたしのせいです
次こそはきちんとハマれるように 感受性のメンテナンス徹底しておきます

3

作品まるごと良良良!年下彼氏の存在感が最高。

謎めいた彼氏。甘くて優しい最高のセックス。
して、その背景には……

うは~めちゃくちゃ好きです、この作品!(//∇//)
甘さ、一途さ、ビジュアル、ストーリー、キャラ、ドラマチック度。ぜんっっぶ良かった。
それに加え、エロスの甘やかさは群を抜いてまして、糖度高めのスイートえっちに脳みそが溶けそうでした。トロトロ加減の塩梅が最高です(*´꒳`*)


初体験の相手がまさかのあの子で、あの子の初恋はまさかのあの人で。偶然巡り会えた理想の彼氏の正体に、運命的な引き合わせを感じてしまう冒頭です。
当初の目的である初アナルセックスが成功し、全てが万々歳……とはいかないのが、この作品のおもろいトコ。実はここからが始まりのストーリーとなっていて、後半戦へ繋がる土台づくりの前半は甘みが強い内容です。
しかし、そうした2人の関係に次第に影が落ちていくことによって、後半戦の展開がグッと引き立ちます。後半部は、ケンの偽りの姿と正体バレに起因したすれ違いが最大の見せ場。過去の2人の関係性に端を発した今の状況と、ストーリー展開がすごくよくできてて面白かったです!

その面白さの理由が、理央視点とケン視点から物語が進むこと。特に、ケンの視点展開があるからこそ、2人の出会いからお付き合いまでに至った流れの理由がよく分かる。そしてケンが理央にロックオンしたことと彼らの過去が関係していることも分かります。

理央のアナルセックス成功体験記に止まらない、その裏で動いていたケンの思惑が、物語を盛り上げ、ドラマチックな演出へと駆り立てていく構成がすごかった。そのためか、理央の物語というよりはケンの物語色が強かった印象も受けます。
彼の後悔と懺悔の物語……その描写がこのストーリーの核心部だと言えるでしょう。

理央とケンの関係、2人の間に生じたわだかまりとは?すれ違ったしまった理由は?ケンが自分の正体を隠したのなぜ?
そんな疑問が次々と明らかになっていく物語後半は、幼い頃の恋心に対する行動の未熟さや、未だに初恋を拗らせている男の苦悩がありありと描かれており、見応え十分でした。
まだケンが何者かを知らないときの、恋人同士の甘い時間には理由があったことを考えると、感慨深い想いに浸ることができると思います。物語の序盤、中盤、終盤でストーリー性が変化していくところにぜひご注目して読んで欲しいと思います。


甘さもしょっぱさも苦さも辛さも、色んな味が混ぜ込んだ物語です。年下彼氏の深く切ない愛し方に胸がキュンと熱くなる、素敵な作品でした^ ^

6

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