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hana no mahou tsukai ha gozen jiai de aisareru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
後半以降の怒涛の回収劇は見事としかいいようがない…っっ!ここぞっていう見せ場をガンガン入れて、ストーリーに引き込ませるパワーが素晴らしいこと。とっても面白かったです!!!
点と点が線となって繋がっていく盛り上がりに大・興・奮です。まさかのアノ人があの人で、まさかのアノ人もこの人で……って。一体、どんだけのサプライズを仕込んでくるんでしょうか。おったまげました…((((;゚Д゚)))))))
このお話ね、すごいんですよ。作者さんのアイデア力の勝利というか、楽しさや面白さがいつまでも終わらなくて、読者はAlways Alltimeストーリーの虜です。当初の予想を遥かに超え、最上級に最高の結末の姿が見えたとき、魔法のように彩られた素晴らしい景色に身震いしました。鳥肌イボイボです。
不遇の境遇で生きてきたリュカが、花術師としての才能を開花させていく成功譚の一方で、想い人とのロマンスはドラマチック感満載の幸福譚。作者さんの魔法のような筆さばきに酔いしれました。
ここまで見事なシンデレラストーリーはそうお目にかかれるものじゃないです。始まりから終わりまでの、作品の総合プロデュース力が素晴らしいです。
花を操る花術師たちが創り上げていく世界観は、非常に美しくそして幻想的。彼らが花や木といった植物を通して国中の人々を魅了していく姿にワクワクしました。
作中では、国のナンバーワン花術師を決める大会にエントリーし、その技を競い合っていくことからストーリーが展開していきますが、勝負の勝ち負けは重要ではありません。リュカが立派な花術師に成長し、大好きな人への愛を自覚・開放していくその過程こそが大事だからです。花や木といった植物たちの生命力を拠り所に、自分の気持ちを植物に投影していくリュカのパワーが見どころではありすが、リュカの成長を見守る周囲の人たちの応援もまた見どころです。
柔らかくほんわかとした癒しの筆致は、清々しくとても爽やか。花を大事にする花術師の雰囲気によく合っています。
物語の中に登場する草木花は名称こそ伏せていますが、現実世界に登場する植物をモチーフにしているので、頭の中で想像しながら読む楽しさもありますよ。草や花や木で美しく色付けされていく物語の情景美を堪能して下さい。
そして。そんな植物たちに祝福されるエリオとリュカ恋の行方と、2人が辿り着くドラマチックなエンディングをぜひ最後まで楽しんで欲しいです。
一途に想い続けた恋心が可憐に花咲く物語。素晴らしい読後感と幸福感に包まれた最高のストーリーでした(*´︶`*)
花を咲かせる魔法使いのリュカ。黒眼黒髪は不吉だと言われ、城を追われて隠れて生活している所を幼なじみの騎士エリオがリュカを探して訪ねて来た所から話が始まります。
エリオの協力によりリュカは花を咲かせる魔法、花術の訓練をして、国王主催の花術大会を目指す、というお話。
エリオはリュカ一筋で、だけど恋愛に関してあまりにも鈍感なリュカはなかなかエリオとそういう雰囲気にはならないです。それでも、幼なじみであり、ずっとリュカを思い続けてきたエリオは友達以上恋人未満位の態度でリュカの花術を特訓したり、大会に出るためにリュカの村人からの推薦を貰えるように沢山力になってくれます。
ストーリーは王道サクセスストーリーですが花術という、魔法で花を咲かせる表現がとても面白いです。
お話の中では、なんの花か名前は出ていません。しかし、実際良く見るお花達をイメージして花の様子が描かれています。リュカがちゃんとお花を咲かせられるのか?そして、一体どんなお花が咲いたのか?それはもうドキドキワクワクしながら読みました!そして、上手くいった時に描かれている花畑の爽快感、達成感、幸福感はとても清々しい気持ちになりました。
リュカが咲かせるお花一つ一つにその時どんな気持ちで、誰の為に、そういった願いが込められて咲いてくれたお花がどんな花だったのか?数種類出てきますが、伊勢原先生のお花の使い方がとても素敵です。お花の見た目という事ではなく、魔法で咲いたお花は人々の心にも魔力の力で咲かせた人の願いが伝わっている。そんな感じで、読んでいて幸福感がありました。
そして、脇役で出てくるもう一人の幼なじみ、カミーユと、リュカの村で友達になってくれたマクシム、「コウモリギツネ」のレム。みんな素敵なキャラクターがストーリーに更に華を添えてくれています。
読んでいると、早い段階でエリオの正体は実は?と思うことがあったのですが、読者はどんどんそのエリオの正体を確信していくのですが、肝心のリュカは最後の最後まで気づかなかったりで、
正体を隠してリュカを恋人にしようとしていたエリオ。そのあたりのエリオの隠れた努力とか、ずっと我慢してる所とか、エリオがかなりのスパダリ様でした。
お花にちなんだ、とても素敵なお話で心が癒されます。
実は伊勢原ささら先生の作品を読むのは、昨年発売された「ピノと、彼の初戀」が久しぶりでした。そしてその作品が素晴らしかったので今作も購入する事にしたんです。今作もとても素敵な作品でした。
今作の特徴としては読んでいてとても安心感のあるところなんです。良いワクワクはあっても嫌なドキドキは無いという、私の身体にも精神的にも元気を貰える作品でした。
それはひとえにエリオというキャラクターのおかげなんです。とても信頼があって魅力的な人物でした。彼が現れたことでリュカの村の中での立場が変わって行く様子にワクワクしました。理想の攻めでした。
そしてなんと言っても「花術師」が花を咲かせる描写が見事で、あとがきで先生がモデルの花があると書いているのですが、その花が何か想像出来るだけにリュカが次はどんな花を咲かせるのかと予想するのも楽しかったんです。
エリオはリュカにとっては幼馴染みのお兄ちゃんのうちの1人なので最初は恋愛的な要素は皆無なのですが、エリオを慕う歳下の美少年のマキシムが現れたことで彼を意識するようになります。その過程が凄く良いのですよ。今の私の好みにドンピシャでした。
鋭い読者さまならエリオの正体にピンと来ると思います。私の予想も当たってました。ですが飽きさせること無く最後まで楽しむ事が出来ました。流石でした。
麻々原絵里依先生の描かれるエリオもリュカも、もう1人の幼馴染みのカミーユもイメージ通りでした。またリュカの相棒であるレムが可愛いんですよ。
また個人的にはツンデレキャラのマキシムがお気に入りでした。そして「花術大会」の最後にリュカの咲かせた花が見せた光景の描写が見事で私も会場にいた1人になった心地になりました。
【ほんのチビすけだったときから、俺はずっとおまえだけを想ってた(エリオ)】
エロス度★★★
おやおや、人を傷つけるものではなく花を咲かせて人を幸せにする魔法とは平和的でほっこりしますね。
日陰者として生きてきたリュカに訪れるシンデレララブ。
綺麗に咲き誇る花たちの美しさ。
モフモフなレムの可愛さ。
遠巻きにされていたリュカの元に幼馴染みのエリオが現れたことで、停滞したリュカの時間が動き出し、親友ができたり、恋する幸せを知ったり、花術師として成長していく姿などがたまらなかったです。
リュカの初々しい可愛さやエリオの一途さ・執着・溺愛が素晴らしいスパダリ攻めも最高で、愛の花が尊い。
今回は花術師でもある騎士と
黒の魔法使いの1人息子のお話です。
父の死で王城を追われた受様が
攻様に助けられながら花術師大会優勝を目指す本編と
過去回想を含んだ後日談短編を収録。
受様の生国・フェルディアンは
美しい花を咲かせる花術師と呼ばれる魔法使いが
作った国です。
受様の父は豊かな才能で王宮つきの花術師となりますが
千年以上も前、黒髪黒瞳の強力な魔力を持つ種族が
国を滅ぼしたと言う伝説に固執し
黒髪黒瞳の受様の父は黒の魔法使いと呼ばれ
周りの人から怖がられ、避けられていました。
黒髪黒瞳の受様も同じ理由で
貴族の子が通う花術教室に通えずにいましたが
城の外れの原っぱで2人の年上の少年に出会います。
2人は見るからに高貴な家柄の子息でしたが
受様が黒の魔法使いの息子と知ると受様の父を絶賛し
一緒に花術の練習をしようと言ってくれるのです。
受様は2人と術を磨く時間を楽しみにしますが
受様の父は彼の才能と出世に嫉妬した重臣により暗殺され
受様母子は城を出ることになります。
しかし地方でも黒髪黒瞳へ民の目は厳しく
働き尽くめだった受様母は身体を壊して亡くなり
受様は地方の小さな村の片隅で
怪我をして保護したコウモリキツネを良き相棒、
唯一の家族として細々と暮らしていました。
そんなある日、
王宮にいる騎士のようないでたちの青年が
受様を訪ねてきて・・・
王都を離れた受様と受様を探し続けた攻様の
ファンタジックな恋物語になります♪
花は優しさの象徴だと思います。
本作は花を生み出す花術師という存在が軸なので
沢山の花が登場します。
受様達が咲かせる花達は実際の花をモチーフにしていて
想像もしやすくたいへん楽しく読ませて頂きました。
受様を探しにきた騎士は
幼い頃に城の原っぱで出会った少年の1人で
今回の攻様その人でした♪
攻様は出会いから怯えたウサギのようだった受様を
笑わせたい、守ってあげたいと思っていましたが
少年の攻様には受様母子が城を出る事を止められず
受様親子をずっと探し続けていたのです。
やっと見つけた受様の寂しい暮らぶりをみた攻様は
王都で開催される花術師の大会で受様の実力を
花開かせようとします。
もう1人の少年は稀代の天才花術師となっていて
村一番の花術師と言われる村長の息子や
国の様々な土地で花を咲かせる路上花術師など
受様とは持ち味の違う花を咲かせる花術師と関りながら
受様の花術師として成長と攻様の恋の行方に
ワクワク&ドキドキさせて頂きました (^-^)/
伊勢原先生の作品は初めて読みました。
花術師って面白い設定だなと思い軽い気持ちで購入したのですが、主人公の頑張留守型とひたむきさに涙が止まりませんでした……!!!
日々のストレスでささくれだった気持ちが、すうっとおさまって温かくなりました。花術師は物語の中の人たちだけでなく、読み手まで癒してくれるんだなと感動です。
物語前半の、村長の息子マクシムとのできごとだけでも涙が止まらず、充分いいお話だと思っていましたが、最後まで読み終えると最高なラストに幸せな気持ちばかりです!
ところどころ出てくるヒントから結末がある程度わかりますが、期待を裏切るどころか上回る展開にと素敵な描写で読み進める手が止まりませんでした!
伊勢原先生の他の作品も読んでみたいと思います!
リュカーーー!!!
何をされても恨まず妬まず嫌わず憎まず。
ずっと純粋で心の清らかなリュカ。
レム!
いつもリュカの肩にとまり感情豊かで。
途中から、もしかしてきっと…な予想が的中しました。
泣けたり感動したり、なんというか綺麗なお話でした。お花の描写も想像しながら楽しく読めて。
愛と友情が尊いです(泣)
リュカの博愛の精神、まるで花の神様のようですね。そんなリュカが修行をつんで心を整え皆んなの笑顔のために咲かす花。
素敵なお話でした。
パッと目を引く派手な形でも印象に残る鮮やかさでもなく、庭や道端にそっと咲いているような、素朴でありながら親しみやすくかわいらしい花。
そんな印象を持った恋のお話でした。
魔法ものは数あれど、花を咲かせる能力に特化した魔法使い設定はあまり見かけず面白かったです。
花が存在するのも主人公たちが暮らす国のみというのも面白いですね。
あたり一面に花を咲かせる魔法描写が素敵で、いったいどんな花でいっぱいになるのかなと想像してはわくわくしました。
私にもこんな能力があればなあ…と何度思ったことでしょう。
ストーリーや展開に関して言えば、設定以外は王道中の王道ど真ん中ですし、最初から最後まで「多分こうなるんだろうな」と予想がついてしまうんです。
「きっとこうなる」と頭の片隅で思いながら、答え合わせをしつつリュカの成長と本編の展開を追うのがこちらのお話の楽しみ方なのかもしれないなと思います。
とっつきにくい設定もありませんし、何よりすごく読みやすいので、BL小説やファンタジーものが初めての方でも楽しめる作りになっているのではないかな。
先述の通り、ページをめくりながら花と魔術に彩られたリュカの成長譚にわくわくしてしまうんですよね。
思わず応援したくなる主人公に、胸躍る再会とその後の気持ちの良い展開。
テンポの良い話運びで読了まであっという間でした。
個人的にはもう一捻りほしかったところではありますが、読み心地はリュカが咲かせる花のような柔らかさでとても良かったです。
伊勢原ささら先生の新刊、楽しみにしていました〜!
前作の『ピノと、彼の初戀』が大好きで。
新刊は、花を咲かせる力を持つ”花術師”が主人公のファンタジー。
表紙のリュカの肩にちょこんと乗っている、コウモリのような見た目の「レム」が作中でもものすごく可愛かった。。「キュキュッ」と鳴くその鳴き声にも萌えました。
黒髪・黒瞳という容姿から「黒の花術師」として人々から敬遠される花術師・リュカ。そんなリュカを探し出し、10年ぶりに再会した幼馴染・エリオに後押しされて王室主催の花術大会に出ることになり、そこで憧れの存在である謎の花術師「ファントム」に挑むことになりー
と続くお話。
まさに”花咲くシンデレラストーリー”!
作中で咲く様々な花々をうっとり想像しながら読みました。
自分に自信が持てず花術もうまく扱えず、俯きがちだったリュカがエリオの力を借りて逞しく変わっていく過程に、心躍る・:*+.
冷たい仕打ちを受けてきたのに、人々を笑顔にしたい!という心を持ち続ける一途健気なリュカ。こんな受け、もう応援するしかない…!
ただ。
リュカが試合に臨み勝ち進む展開も、謎とされる人物の正体もなんとなく想像がついてしまい、(良くも悪くも)予定調和的な感じは否めなかったかな、、
前作の「ピノと〜」がものすごく刺さったので、どうしても比べてしまって。。
前作のようにガッと強く心を掴まれたり、切なさに涙が止まらなくなる…ということはなく、その点でちょっと物足りなさを感じての、「萌2」です。
それから、挿絵について。
小説はあくまで文章メインなので挿絵はそこまで重視していないのですが、今回ちょっと残念だったのは、花のイラストが少なかったこと。。
”花”を咲かせることができる花術師のお話なので、もっともっと花咲くイラストが見たかったなあと。
全体的にシンプルで細かい描き込みのないものが多く、咲き誇る花々が見られなかったのが少し残念でした。
伊勢原先生&麻々原先生のコンビなので購入。想定以上に楽しかった~!小さい花がお好きな方だったらすごく楽しめると思う一冊、本編270Pほど+攻め視点の小編6P+あとがき。
花術師と言われる人が花を咲かせる世界。優れた花術師の父を持っていたリュカだけど、ある日黒髪、黒瞳の父は不吉と言われて暗殺され、母と共に宮廷から追われ・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
カミーユ(攻め受けと仲良しの幼馴染、キラキライケメン)、ブラン、ファントム(優れた花術師)、レム(コウモリギツネ)、マクシム(受けの住む村の村長の息子、花術師)等々。カミーユがキラキラで好き♡
++好きだったところ
登場される方々が色んなお花を咲かせて、それを競うんですね。
咲かせた花そのものも、咲かせ方も、咲かせるまでの時間なども。
その咲かせた花に私たちの世界でのお名前は説明としてついていなくて、先生の記載で頭の中で自分で咲かせる訳です。そこが楽しかった!
青い小さい花とか、白い丸い花とか、雨の木等と記載されているのですが、「ええーなんだろ、オオイヌノフグリかな、いや違うな、ベルフラワーか?いや違う、ネモフィラか?」とか「雨の木ってなんだ?ああ!あれか!」とか「親しみのある花・・?いやちょっとまてよ摘んだらあかんやろww」とか。
最後の最後に、すんごい花を咲かせるんですね。そこが一番好きだったなあ。
そりゃ優勝ものだよっと納得です。
攻めは一途に受けを探していたキラキラポジティブ頑張り屋イケメン、受けは悲愴さはないけど地味ににっこりこらえるタイプの健気系統さん。攻めの一途さは良かったなあ♡と思いますが、それよりなにより咲かせる花が楽しくて忘れないな!と思った一冊でした。
惜しむらくは発売時期!個人的にはあと1か月前倒ししてほしかった(≧_≦)
そしたら開花時期がビンゴだったんじゃないかと・・・超難しいですけどねっ
とにもかくにも花の咲く春にぴっっったりな一冊でした!先生、素敵なお話を有難うございました。