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女性風変わりなACアダプタさん

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長編映画を見たような読後感

3冊、あっという間に読みました。
なんといっても夜光花先生の文章力がすごくて、状況が絵で動画で浮かんでくるようでした。結末のこともあって、長編のアクション映画を見ているような気分です。
ポップコーンとソーダが合うかもしれない……。

バグというタイトルから、まさに虫の話です。
虫はあまり得意ではない私ですが、ストーリーに惹き込まれて読み終えてしまいました。
この後寝たらちょっとは夢に見るかもしれませんが……笑

キャラクターがとにかくかっこいい。
特に1巻の受けは警察らしくて良かったです!
異動してからは警察っぽい働きは少なくなってしまいましたが、受けのマインドは最後まで警察官で、正義を曲げないところに好感を持てました。

攻めは周りの評価の通り、特殊です。
受けを好きになるきっかけも「おもしれーやつ」的な感情だと思いますが、攻めの抱えてるものや能力が特殊すぎるので、そうなってしまうのも頷けます。
そういう攻めの感情が爆発するシーンは最高!
もっと我を忘れていちゃついてもいいのだよ、二人とも。

巻が進むにつれラブシーンも増えてきて、受けの感情の変化も理解しやすくて夢中になって読みました。
続きがあってほしい。切実に!

孤独な受けが愛を知って強くなる

火崎先生のファンタジー!読後感が良くて、大満足です。
ページ数はそんなに多くないと思いますが、背景やキャラが作り込まれており、最後の方での「実は……」なネタバラシも面白くて、ついつい2度読んでしまいました!

過去の出来事から、なにかを選択することに恐怖とトラウマを抱えてる受け。
国王で魔剣士であり、立場上、涙を見せることができない攻め。
そんな2人のお話です。

受けは、日本の田舎で暮らしていましたが、嵐による災害で村の人を守ろうとして守りきれずに転生します。
転生先は魔法の国で、偉大な魔法使いがたまたま受けを助けてくれました。膨大な魔力を持っていたことがわかった受けは、「魔法使いの弟」として過ごします。
しばらくすると、魔法使いのもとに国王が訪ねてきて、受けは国王の愛人のフリをして過ごすことになり……。

魔力を他人の体液から摂取するという設定と、攻めの国王が国一番の魔剣士であるということから、受けは攻めに体液を経由して魔力をそそぐことになります!
弱った攻めへと、受けが一生懸命に魔力をそそいであげる姿がいじらしい!
孤独からの依存と、恋愛が混同してるのでは?と思いましたが、そんなことはなくしっかりラブで安心しました。
また、今後この世界で受けが孤独になることはなさそうです!
攻めにとっては小舅のような存在がいていちゃいちゃするのも大変かもしれませんが(笑)それはそれとして仲良く楽しく暮らしてほしいです。
魔法使いの方のお話もスピンオフで読めるんでしょうか……大人で身を引いてばかりの人達のじれじれなお話が読めそうなので、楽しみにしています。

狼くん(受け)の耳としっぽが可愛すぎる

小中先生らしい、かわいさ満点でぶっちぎりに萌えるお話でした!
人間の天才社長 x カフェレストランを経営する末っ子狼獣人。

攻めの天才的発明による「どこでも繋がるドア(仮)」で、2人の家が繋がっちゃいます。
世間からかなりズレた攻めと、世俗には疎いけれども家庭的な受けが、お互いを思い合って行く様子がとてもよかったです!
受けは末っ子らしく素直で甘え上手なところがあり、なおかつ尻尾と耳で感情がわかっちゃうので可愛くて可愛くてたまりません!
攻めが目をしょぼしょぼさせるのがよくわかります。私も読んでいてしょぼしょぼしました(可愛すぎてです、決して疲れ目のせいではありません)。

個人的にですが、攻めの口調&眼鏡から、どうしてもラ⚪︎゜ュタのム⚪︎カ大佐のイメージが先行してしまい、彼の声でセリフが再生されてしまいました(笑)
それはそれですごく面白かったのですが(笑)

生い立ちや家庭の事情が複雑すぎる攻めに降りかかる受難がかなり大きく、気持ちが通じたあとに離れ離れにならなければならなかった受けと攻め。
期間は長くかかったものの、攻めがきちんと気持ちを伝えてくれたので(そのシーンもとても良かったです)、受けも待つことができたのだと思います。

この作品はぜひ攻めの視点でも読んでみたいです。
けっこうな頻度で目をしょぼしょぼさせていたので、きっと彼の心の中は受けのことを好きすぎて忙しかったのでしょう。
いつからそう思いはじめたのか、詳細に語ってもらいたいものです。

元アルファな受けの性格が良い(笑)

天然物のナルシストな受けの言動がとても好きでした!
自称「国一番の美青年」で、侍女たちからの意地悪にも「顔がいいから」などと言うのは気分がよくスッキリしました!笑
めでたしめでたし、の先が知りたい私としては、ほんの少しでいいから後日談がほしかったです。コミコミさんでは特典があるようですね……購入を検討します。
元オメガな攻めの執念が怖いほどで、両思いだからよかったものの、片思いだったら行きすぎたストーカーです。こわいこわい。執着攻めが大好きな私としては大歓迎ですが笑
オメガがアルファになって、アルファがオメガになるという 逆転ものは初めて読んだので、受け入れられるかな?と心配でしたが、さすがは滝沢先生。
見事なストーリーで、全然気にならないどころか、どちらの性も経験してるというのはすごくアドバンテージなのだと思いました。
受け攻めと、受けにかかわった善良な人たちも含め、みんなが幸せにしている姿がまたどこかで読めますように。

不遇すぎる受けに捧げられる暖かな愛

受けと攻めの視点で進んでいくお話です。
高校生の受けは、登校中に突如異世界へ転移させられます。
転移した先では、神子として崇められるものの、権力を持った人々に「セックスすると神力を得られる」という理由から強姦されます。
そんな日々が4年間続き、心身ともに疲弊しているときに、新人守護騎士としてやってきた攻めに出会います。
「ここから逃すか殺してほしい」という願いを口にした受けの望みを叶えるべく、攻めは逃亡をはかり……というお話です。

まず、冒頭の強姦シーン。とてもとても辛く苦しい描写で、ギブアップしそうになりました。
タイトルにはさらっと不遇と書かれていますが、思ったよりも不遇です。
痛々しくて、可哀想すぎて辛かったです。
この辛さがあるからこそ、後々の受けの笑顔に泣けるのですが。

神子がなぜ崇められるようになったのか、この国の信仰がどのようにしてできたのか、というくだりはとても面白く興味深かったです。
特に初代神子様の正体についての話は笑いました。ストーリーがよく練られていて、物語として楽しかったです。

キャラクターも魅力的で、
受けは、急に神子になってしまったときや、不遇な扱いを受けたときの心情の表現が、平凡な現代の高校生そのものでした。なので余計に可哀想で可哀想で……。
根が優しく、事なかれ主義のようなところを感じたので、転移することがなければ同級生の中でも目立たずに高校生活を送っていたのでしょう。
そんな受けが、攻めのあたたかい優しさと愛情で心溶かされていく様が沁みました。

攻めは、大きいワンコでしょうか。
自分の気持ちを抑えながら受けのことを第一に考えて行動するお人好し。
受け視点だと、攻めの表情がわかりやすいのも萌えポイントでした。
攻めの根気強い我慢と、どこか不器用な優しさが良かったです。

ページ数としては長めのお話ではありましたが、長さを感じないくらいにスルスルと読めて、攻めと受けで視点変更されても読みやすかったです。
日本文化がある異世界、ちょっと行ってみたいです。
あわよくば受けと攻めの近くで見守らせてほしいな……と思います!

嫉妬深めな溺愛攻め!

はなのみやこ先生の作品を読むのは、こちらで2作目です。
冒頭からストーリーに入り込みやすく、気が散りがちな私が一度もスマホを開くことなく読了しました!!
国名や地理などの固有名詞や、時代設定の説明がわかりやすく、文章のリズム感が好きです。

政略結婚で外国に嫁いできた受けと、なにやら理由がありそうな攻め。
嫁いですぐの初めの挨拶では攻めがそっけなく、本当に溺愛になるの??とハラハラしましたが、ちゃんと溺愛なので安心してください。
むしろ嫉妬深すぎて心の広さを疑ってしまうくらいです(受けに関わるものだけですが)笑

受けも、ただ嫁いできただけではない秘密があるようで、このあたりの伏線回収はドキドキしました。

王太子がいいキャラでとても好きだったので、どこかでまた読みたいです。
みんなケモ耳尻尾があって、キャラたちの可愛さが5割増しでした!
癒されつつも物語を楽しみたい時にぜひ。

愛を伝える言葉に涙!

中華チックな大陸での、大国皇弟と遊牧民のカップルのお話!
yoco先生のイラストが美麗すぎて、表紙買いをした作品ではあったのですが・・・。
ストーリーが良すぎて、泣けて泣けて。購入した私、GJ!でした。

たくさんの方がレビューしているのであらすじは割愛しますが、
なにより泣けたポイントとしては、攻めのプロポーズの言葉です!
受けの境遇や立場と家族を思う心を理解していても、それでも愛しているから一緒にいてほしいと願った攻め!!!
プロポーズのために色々と準備していた矢先に事件が起き、受けにプロポーズを承諾してもらうのが更に難しくなったことをわかっていながらも、それでも健気に愛をつてる攻めに感激しました!!!!
受けに気持ちを押し付けることはないながらも、一緒にいてほしいと乞う台詞が最高にキュンで、気持ちが高ぶって涙が止まらなかったです。
このシーンを読み返すほど気に入りました。

またしばらくしたら読み返してキュンキュンしようと思います。

愛を知らない攻めへの歌

読み終えてからタイトルを読み返して、鳥肌が立ちました。
この物語は、ナイチンゲール(受け)が、愛を知らない攻めに愛を教えるために歌うお話です。

舞台は、A国と書かれていますが、イタリアやフランスでしょうか。英語が公用語ではないようです。
はじめに攻めのことを受けがマフィアと勘違いしたと書かれているので、そのあたりの国かなあとほんのり思いながら読みました。

オペラ歌手を目指す受けが、その才能が無いと周りに言われ大学を飛び出した夜、攻めに出会います。
男娼と間違われてホテルまで連れられて行きますが、そこで披露した歌声に興味を持たれ、歌手としてデビューさせられるお話です。

攻めの財力やコネクションであっという間にトップ歌手まで上り詰め、名声や財産を手にしますが、攻めの愛だけが手に入らずに受けを苦しめます。
攻めの恋人の地位は得たものの、攻めには他にパートナーや恋人がいて、攻めの唯一にはなれません。

読んでいる最中、本当に攻めが憎らしく思えて、受けちゃんを苦しめるな!と殴りたくなりました。
受けのマネージャーである友人が理解者だったのがたったひとつの救いです。

こんな攻め、見限ってしまえと思いましたが、そこは小中先生。ちゃんと攻めに罰を、受けに救いを与えてくれます。
終盤の、攻めザマァ!な展開にこれほど喜んだのは久しいことです。
攻めの愛が大きければ大きいほど良いと思っている私ですが、この攻めは終盤までほとんど一途な愛を感じることがありませんでした。
ふつふつと湧く怒りを昇華させてくれた小中先生、ありがとうございます。とってもスッキリです(笑)
尚且つ、攻めが愛を自覚してからの受けへのセリフが甘くて苦しくて重くて……!
こんなに人を愛せるんだったら、なぜ初めからそうしなかったのかと、お尻を引っ叩いてやりたいくらいです。

充分に反省した攻めが、これからどれだけ受けに尽くしてくれるのか。それが楽しみでなりません。あわよくば、その後の2人を読みたいです。
頑張り屋で溜め込みがちな受けを、一途な愛で甘やかしてあげてほしいです。

成長と努力を後押ししてくれる物語

あ〜〜〜やっぱり海野先生の作品はいいですね!
温泉に肩まで浸かったときのような読後感です(?)

今回のお話は、タイトルの通り、年下攻めと年上の受けの2人です。
この2人の萌えポイントは、なんといっても2人のデコボコ感です!
年下の攻めは初めからフランクで(勘違いもありますが)年上の受けに向かっても敬語ではなくタメ口で話します。
年上の受けは普段から敬語なキャラで、誰にでも敬語が抜けず、一回りほど年下の攻めにも敬語で話します。
まだ若く自信に溢れて未来が希望で輝いている攻めと、自分の終わりを粛々と待つ受け。
性格がデコボコすぎて、出会いが違っていれば関わることもなかったのではないかと思うほど正反対の2人です。
こんな2人が、(忘年会のビンゴの景品である)ゲームをきっかけにして知り合い、お互いを知っていきます。


物語の中で、格言とも言えるような素敵な言葉がいくつもありましたが、その中でも一番好きだったのは「何歳になっても成長できる」といった意味の言葉です。

成長を促される攻め。
自分は成長ができない、必要ないと思っている受け。

そんな2人が、互いの存在によって成長して、尊敬し合える存在になる様子に、すごく胸を打たれました。
恋愛って他人同士のかかわりなので、相手を尊敬する気持ちや成長しようと思う心がないと、いつかは関係が終わってしまうと個人的に思っています。
きっと、この2人はお互いを尊敬して尊重しながら、永く愛し合っていけるんだろうな。強くそう思えるカップルです。

家族の分もお互いを支え合いながら、2人の日常を楽しんでほしいです。

待ちに待ったセンチネルバース♡

商業BLではなかなかお目にかかれなかったセンチネルバース!
大好きな村崎先生の作品で読めるなんて感無量です!!

「センチネルバースx動物の特殊能力」という二重に凝った設定で、ファンタジー好きの方にはたまらない作品だと思います。
ガイドxセンチネルで、攻めの包容力と献身に潜む、独占欲や執着がたまりません。

表紙にもあるとおり、攻めと受け含むこの国の人たちは鳥の特殊能力をつかうことができます。
翼って、飛べるのはもちろんわかってましたが、他にもそんな使い方があるんですね……(赤面)。
タイトルになっている「比翼」はただ単に仲の良さを示すのだと思っていましたが、それ以上の意味があり、設定の深さに唸らされました。

センチネルの受けは、とある事件がきっかけでガイドを受けようとせず、能力を使って「穢れ」が溜まってしまっても薬にばかり頼って、医療班や上司を困らせています。
なぜ彼がそう頑なになってしまったのか、理由を考えるともっともではありますが、不器用で頑固で優しい受けの孤独を思うと苦しくなりました。
そこに現れたガイドの攻めが、頑なだった受けの心をゆっくりじんわりと溶かしていってくれます。
この過程がとっても丁寧で優しさで溢れていて、ナイス攻め!の気持ちでした。
なぜこんなにも攻めが受けに対して一生懸命になれるのか、という理由も後々わかり、攻めのたった一つの執着にもすごく納得です。

最終局面の戦いでは、受けと攻めの信頼関係がよく表れた戦闘を見せてくれます。
彼らの強さがあるのは、信頼と愛のおかげなのだとわかる描写に涙しました……!

同じ部隊の中では、他のカップルもいて、受けと攻めの背中を押してくれます。
そのカップルのお話も読みたいです。あとがきを見ると、読めるのでしょうか……? どこかで読める日を楽しみにしています!