3冊、あっという間に読みました。
なんといっても夜光花先生の文章力がすごくて、状況が絵で動画で浮かんでくるようでした。結末のこともあって、長編のアクション映画を見ているような気分です。
ポップコーンとソーダが合うかもしれない……。
バグというタイトルから、まさに虫の話です。
虫はあまり得意ではない私ですが、ストーリーに惹き込まれて読み終えてしまいました。
この後寝たらちょっとは夢に見るかもしれませんが……笑
キャラクターがとにかくかっこいい。
特に1巻の受けは警察らしくて良かったです!
異動してからは警察っぽい働きは少なくなってしまいましたが、受けのマインドは最後まで警察官で、正義を曲げないところに好感を持てました。
攻めは周りの評価の通り、特殊です。
受けを好きになるきっかけも「おもしれーやつ」的な感情だと思いますが、攻めの抱えてるものや能力が特殊すぎるので、そうなってしまうのも頷けます。
そういう攻めの感情が爆発するシーンは最高!
もっと我を忘れていちゃついてもいいのだよ、二人とも。
巻が進むにつれラブシーンも増えてきて、受けの感情の変化も理解しやすくて夢中になって読みました。
続きがあってほしい。切実に!
小中先生らしい、かわいさ満点でぶっちぎりに萌えるお話でした!
人間の天才社長 x カフェレストランを経営する末っ子狼獣人。
攻めの天才的発明による「どこでも繋がるドア(仮)」で、2人の家が繋がっちゃいます。
世間からかなりズレた攻めと、世俗には疎いけれども家庭的な受けが、お互いを思い合って行く様子がとてもよかったです!
受けは末っ子らしく素直で甘え上手なところがあり、なおかつ尻尾と耳で感情がわかっちゃうので可愛くて可愛くてたまりません!
攻めが目をしょぼしょぼさせるのがよくわかります。私も読んでいてしょぼしょぼしました(可愛すぎてです、決して疲れ目のせいではありません)。
個人的にですが、攻めの口調&眼鏡から、どうしてもラ⚪︎゜ュタのム⚪︎カ大佐のイメージが先行してしまい、彼の声でセリフが再生されてしまいました(笑)
それはそれですごく面白かったのですが(笑)
生い立ちや家庭の事情が複雑すぎる攻めに降りかかる受難がかなり大きく、気持ちが通じたあとに離れ離れにならなければならなかった受けと攻め。
期間は長くかかったものの、攻めがきちんと気持ちを伝えてくれたので(そのシーンもとても良かったです)、受けも待つことができたのだと思います。
この作品はぜひ攻めの視点でも読んでみたいです。
けっこうな頻度で目をしょぼしょぼさせていたので、きっと彼の心の中は受けのことを好きすぎて忙しかったのでしょう。
いつからそう思いはじめたのか、詳細に語ってもらいたいものです。