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10年片想い、10歳差ピュアラブ
a de hajimatte, ru de owaru
完全に作品タイトルにつられましたwww
ずるいですよね?こういう気になっちゃう作品タイトルって…(私がチョロいだけ?(* ̄▽ ̄)フフフッ♪)
「あ」で始まって「る」で終わる。。。
正直に言いますが、私は低俗な人間なので完全に「3文字の方」を真っ先に思い浮かべました(ΦωΦ)ナニカモンダイデモ…?
ちょっとウハウハして表紙見て一瞬で悟ります
絶対チガウ…!とwww
コレはきっと「5文字の方」だ!って理解します(-□д□-)✧←遅い…!
こんな柔らかできゅん♡な雰囲気を感じさせる表紙で3文字の方を連想してしまってゴメンナサイ…と反省しながら試し読み
そしてとっても素敵なイラストに一瞬で「好き♡」と思い、本当に「5文字の方」か⁈を確かめるべくポチっと初めましての円路先生作品をお迎えさせて頂きました
改めて、内容は帯によると「クーデレ幼馴染の小説家×一途で健気な大学生、10歳差で10年片想いのピュアラブ」とのこと
もぉこの帯だけで尊みがスゴイですね (ღˇ◡ˇ*)♡
好みだなぁ~と思ったのが、ずっと一途に大好きな気持ちを育てていたのが受けの一陽(いちよう)
年の差幼馴染みで片想い、しかも年下が片想いってなると意外と攻めのワンコ感とかが多いかな~?なんて思うのですが今回は「受け」!
そしてこの一陽がずっと大好きな想い人が白くん
一陽が彼を呼ぶ時に「白くん」と呼ぶのも幼馴染感があってすごく好きです♪
一陽の思考もちょっと攻めが考えそうなのもおもしろい
例えば「身の回りの世話をして胃袋掴んで外堀から埋めて自分に依存させる」この考え方で受けっていうのが私が読む作品傾向の中では新鮮ですごく冒頭から興味深く読んで行けます
更にそんな甲斐甲斐しい一陽に対して全く絆される気配のない白くんにも興味津々!
セオリーで進まない展開に見える流れに先を読むのがワクワクしてしまいました♡
初めて拝読する先生の作品だからなのもあったかと思いますが、少しお話しの運び方が独特のテンポな感じがしました
場面転換やモノローグなどが余韻なく変わったり、どちらの心象を表してるのか一瞬では判断し難かったりなどの不慣れだからかな?という少し足が止まる所もあるのですが、逆にその立ち止まりが自分なりの咀嚼の時間にもなったりして立ち止まった事で生まれる意図的な余韻、のようなものが感じられました
不慣れだな、とは思いましたが全く嫌な感じではなかったですし新たな読み方体験にもなり、これもまた新鮮でした
読む前に抱いた下世話な自分の感覚を思いっ切り反省したくなるほど静かに、そして緩やかに進んでいく丁寧な空気感を感じる作品でした
とても貴重な読書体験で、きっかけは褒められたものではないけれど、それでもこうして読めて良かったな、と思えるお話しでした
濡れ場の描写もすごく情緒がありました
官能的に魅せる所は見せながらもリアルさは抑えめ
普段エロを求めがちな私ですがこの2人のお話しならこういう魅せ方の方がしっくり来るな!って思える描写でとても良かったです
しっとりしている雰囲気だけれど、白くん以外のキャラが基本みんな根明なタイプなのも変にシリアスにならずに読めるのも良かったです(﹡´◡`﹡ )
寝る前に読みましたがとてもいい睡眠導入に繋がりそうです♪
ただ、、、ちょっとお腹は空くかもw
七輪で焼いたウナギに浴衣でお庭の夕飯。。。すごく風流ですごく垂涎な光景だったな~(>ω<)
こんなちょっとした日常の1コマを丁寧に情緒を伴って見せてくれる、そんな素敵な作品でした
私的に大変新鮮な読後感と読書体験となりましたのでその点を個人的な感想高めで評価させていただきました☆
修正|修正不要な描写(DMM)
おそらくあの言葉かな…?と予想はできるものの、あえて明確に記さない印象的なタイトルに心を掴まれて。この言葉を選ぶまでの道のりを知るべく、わくわくで読み進めました。
物書きというと一風変わった人が多いイメージなのですが、白もやはりそういうタイプ。
熱量が低く掴みどころがなくて、感情に起伏がない感じ。
でもそこが彼の魅力であり、10年の片想いを選ぶほど一陽を惹きつけた部分だったのがわかります。
一陽はずっとずっと変わらぬ"好き"を持ち続けているけれど、簡単には白の気持ちが動かないことも知っていて。
そこにもどかしさも感じつつ、恋人契約によって少しずつ変化していくふたりの関係にドキドキが止まりませんでした。
長く一緒にいても触れられなかったところに、関係を変えるためあえて踏み込んでいく一陽。
そんな彼の勇気に対して白自身の想いが見えなくて、ハラハラして何度も胸がギュッとなりましたが。
一陽の想いはしっかりと届いて白の気持ちを動かしていったので、たくさんの努力の先に幸せが待っていてくれたことが純粋に嬉しく、こちらも幸せな気持ちになれたのでした。
一陽の心情が情緒的に表現されているところにすごく惹かれて、わりとさっぱりした白の心の内側との対比も面白かったです。
ゆっくりと流れる時間の中で育まれた愛をじんわり感じられた、素敵な作品でした。
白×一陽
小学生から続く、大学生の一陽の10年にわたる片想い。
相手は、10歳の年の差がある寡黙な小説家・白。
木造和風のお屋敷という2人だけの住まいの穏やかな空気感で、
一陽の熱い一途な想いが、
白の静寂な心をも揺さぶっていくでしょう。
ある日、白が恋愛小説の執筆を依頼される。
その書くのためのタネが欲しい白に、
一陽が白の恋人役を自ら志願し、
2人の関係性に微妙な変化が生じ始める。という展開。
2人が本当の恋人ではない関係でありながら、
静かながらも激しく求め合うようなキスが、
進展の兆しはちょっと曖昧。
どんどん膨れ上がる2人のそれぞれの感情が込められて、
繊細な純愛が次第に紡がれていく過程が、
一陽に感情移入し、その恋する心が、
白の奥までを溶かしたいという想いでいっぱいで、
終わるまで心を捉え続けた。
一陽、
純粋で天然で起伏があって、
繊細な雰囲気を軽快に。
大きくなったら、白の嫁になりたいという
子供の頃からの一途な淡い恋心に本当に共感し、
世話焼きで、白のことを第一に考える姿勢が胸が熱くなる。
恋人役の始まりから終わりまでの覚悟が付与されている健気さがちょっと切ない。
この作品の最大の魅力は、白という男だと思う。
一陽の小説家の祖父の愛弟子で、
クールで、笑顔が全ページに一切ない。
少し寂しい気配や憂鬱な美しさが素晴らしい。
最初は彼の心の内が読めないだけど、
読み進むとだんだんと彼の感情が変化していくにつれて
読者も徐々に彼のことがわかってくる。
施設出身や、一陽の祖父との出会い、一陽の祖父によって人生が変わったなどの
過去が、詳しく描かれていなくても、読者が確かにわかるのが先生の巧みな点。
彼の内面をのぞき見るのは深い深いこと。
以前のひどい女性関係から見ると、
恋愛についての知識のない、
一陽への感情に気づいていないのかもしれないし、
気づいても、どう愛せばいいのかわからないのだろう。
一陽への愛護行動やキスが、
一陽のことを想っているという事実がある。
恋愛小説を書きたいから書けるまで、
その内部にある本人も気づいていなかった感情が愛おしい。
ラストに向かう途中、
白への気持ちが報われないと諦めながらも、
好きでいる一陽の白を想う気持ちが切なく、甘酸っぱくて、
そんな一陽に少しずつ溶かしていく
白の一陽への真摯な想いが本当の恋だと知ることに胸が締め付けられる。
安心があふれる結末で、
読後感が良くて、心を優しく温かくする一冊でした。
おで始まって、いで終わる。
A:おもしろい
そうです、そうなんです。
こんなに一途で一生懸命な片想いを見せられて、面白くないわけがないってモンです!( ˃̶͈̀∀˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
ダウナー系小説家・白に想いを寄せる一陽の健気な献身愛がハートにグサグサ刺さりました。
頑張り屋で前向きなコは、問答無用に応援したくなりますね!一陽からのたっぷりの好意は一方通行だけど、それでも側にいることの喜びを大事にしている姿は多くの読者に響いたはず。もちろん私もその1人ですが(笑)
一陽の視点で語られる作品なので、どうしても一陽目線でこの恋の行方を見てしまうけど、一陽の目線に立ったとしても、白の気持ちがわずかながらに揺れ動いていくことに期待感が膨らみました。
小説ネタとして始まった契約恋人をキッカケに変化していく2人の関係が、ちょっとずつだけど開けていくのが楽しいんですよー♪
いつもの日常もあれば、ちょっぴり甘い恋人同士のやりとりもあって、擬似恋人でもなければ見ることの出来なかった白の一面にドキドキする一陽が可愛くて堪りませんでした^ ^
表情筋もほぼ死んでるし、白は何を考えてるのか分からないキャラクターだけど、少しずつゆっくり一陽に心を傾けていくのだけは分かります。彼自身、自分の一陽への気持ちが何なのか考えあぐねているような感じもしますが、一陽を見て触ってみたいと思ったり、プレゼントを贈りたいと思うあたり、"その時"がすぐそこまで来てることに嬉しくなりました。
難攻不落な想い人をどうやって振り向かせるのか…一陽の恋愛アプローチにも注目ですが、白は一陽をどのように愛し始めていくのか、にも注目すべき点ですね。一陽への気持ちの変化、それに尽きる話であるのは間違いないでしょう。
白の気持ちが動かないことには、"あで始まって、るで終わる"ことに繋がらなかったと思うからです。
静かに刻まれていく彼らの恋愛の軌跡は派手なじゃないけど、私の心には派手に胸に響きました。太陽のごとく、その明るさと前向きさで、白をこれからも表からも裏からも支えて欲しいですね。
小説家は色んな感情を文字にするのが仕事だけど、たまには言葉にしてあげてね、と心の中で願いながら彼らの幸せそうな姿を笑顔で見届けました(*´︶`*)
【白くん、大きくなったらお嫁に来てくれる?(一陽)】
エロス度★
おやおや、年下からの10年片想いがなんと一途で健気で素晴らしいことか。
幼馴染み・同居・恋人契約といった要素も美味しい。
白のクーデレキャラや白への想いにドタバタしている一陽がたまらなく、ひたむきに白を想い続ける一陽の姿がとても刺さります。
大好きな人と小説のネタのために恋人契約を結びながらも、どうすれば恋人として進展できるのか悩み手探りな一陽の姿や一陽の真っ直ぐな想いに白の心にも変化が起こっていくのも尊いです。
キスやラブホ、〝はじめて〟を2人で経験していく初々しさに心が洗われる気持ちになりました。
はじめての作家さんです。
素敵なタイトルと魅力的な絵に惹かれて
レビューも高評価のものが多かったので
ドキドキしながら読みました。
片想いしてる年下受くんのキャラに
まず惹かれました。
いじらしい、モノローグも
ちょっと可笑しくて、可愛らしいです。
ストーリーのテンポの良さは
この受くんの表情の豊かさが引っ張ってますよね〜。
白さんが絆されるのも(やっとだけど)分かりますw
笑いのところ面白いんですけど、
だからこそ、ここ文字いれない方がー!
となる箇所が気になってしまって
ちょっとそこだけ残念な感じでした。
吹き出しの外の文字はなくても、台詞のニュアンスだけで伝わるなぁとか。
面白いだけにあぁ!となってしまいました。
白さんの生い立ちなどは、さらっと絵で伝えられていましたが、もう少し心情が言葉を入れてクローズアップされても良かったのかな。。
ギャップももっとみたかったかも…
いいキャラしてる受くんのコミカルなターンがとても良かったので、
逆に点が辛くなってしまいました、すみません。
でも、コミカルなお話とか
先生の他の作品もとっても読んでみたくなりました。
大学生の一陽が小説家の白に片想いしているところから始まります。
恋愛小説のネタとして恋人役になっても全く意識されない一陽が可哀想でしたが、白に振り向いて貰おうと頑張っているところが健気で可愛かったです。
白は最後まで淡々としていましたが、ひょっとして妬いてる?もしかして好きになった?と白の言動から心の内を察してニヤニヤしてしまいました。
一陽が白の小説を読んだらどんな反応をするのか見てみたかったです。
身体を重ねたんだろうなと察せられる初夜と描き下ろしに事後描写があるだけで修正が必要な描写はなかったので、エロが苦手な方でも安心して読めると思います。
子供の頃から小説家の白に片想いしてきた一陽。
そんな一途な想いは成長をしても変わることなく…。
ありがちな王道設定ではあるけれど、
白が一陽に少しずつ絆され、気持ちが変わってゆく過程が
とても丁寧に描かれていてよかったです。
両想いになってもこれまでとそう態度は変わらないけれど、
地味にデレる白にキュンとしました♪
長い長い片想いが実るエンディングでは
一陽を盛大に祝ってあげたくなりました。
描き下ろしではその後の二人のあまあまも♪