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ennead
「ENNEAD」の2巻目。
1巻の序盤にも書かれているのですが、太陽神・ラーの産んだ子たち(さらにその子たちが産んだ子も含めて)9人いる神、つまり9柱(神の数え方は「柱」だからか?)とを「エネアド」と呼ぶんですね。
2巻は、エネアドの裁判の続きから。
暴政を敷いたセトと、エジプトの最高神であったオシリスの息子のホルスのどちらがエジプトの神としてふさわしいのかを見極めるために、彼らは様々なテーマに乗っ取り闘うことになりー。
ほかの神たちの思惑も絡み、勝負の勝ち負けというだけではなく彼らを巻き込んだ心理戦も始まっている。これが、え、どゆこと?という謎解きも孕んでいてどうストーリーが展開していくのか全く想像できない。
セトとホルスの勝敗の行方も気になりますが、それと同時に気になるのが「どことどこがくっつくんです?」という部分。どこに愛が芽生えるんだろう…。
個人的萌えツボは、ホルスとアヌビスという、時代と生まれに翻弄されてきた二人の青年たち。いい子たちなんです、二人とも。幸せになってほしいと願ってやみませんが、彼ら二人の存在が今後のキーになるんじゃないかな。
あー、続きが気になる!でも3巻は1か月後に刊行されるんですね。正座して待っていようと思います。
1巻の表紙はセト。
2巻はホルス。
そして3巻はオシリス。
ということは時間はオシリスがメインのお話だったりするのかな…。
エジプト神話をモデルに描かれるエネアドも2巻目。
元々が縦読み漫画なので、通常の横開きの漫画と比べれば1ページあたりの情報量は少なめです。
ですが、決してゆっくりと進んでいくわけではなく、飽きさせないスピード感のある展開と確かな画力もあいまって、先が読みたくなる画面構成となっているんですね。
細かなコマ割りがあまりないからこその、迫力と動きのある画面に吸い寄せられます。絵がうますぎる。
そして、今巻も相変わらずデザインセンスが素晴らしくて、どこを見ても凝っているなあと読んでいて目が楽しいです。
エジプトの神々の衣装やメイクもおしゃれなんですよ。
美しく強い個性豊かな女性キャラクターも素敵。
さて、肝心の本編はと言いますと…
2巻目となる今作もBL要素はまだほとんどありません。
1巻目と同じく序章も序章なものですから、今はまだBL作品としてというよりも、愛憎・思惑・人間関係もとい神々関係・ダイナミックな勝負ごとをぐつぐつと煮込んだエンタメ作として楽しめる1冊かなと思います。
とはいえ、ホルスやセトから本当にうっすらと香るなにかもありますし、縦読み版未読の方はこれから何がどうなっていくのかを予想するのも面白いのではないでしょうか。
個人的には、暴君のように暴れ回る奔放なセトを叔父様と呼ぶホルスの図がツボでした。
次巻ではどこからどこまでが収録されるのか?
そんなことを予想をしながら楽しみにしつつ、さまざまな感情の糸が複雑に絡み合っている神々の生きざまを引き続き追いかけたいです。
本編はまだBがLしてない感じでした。
ストーリーとしては、まだ本当に序の口なんだろうなあという感触。
ですが、いよいよ王座を争うセトとホルスの3本勝負がスタートします。
けれど、1本目の勝負はチャンスがあったホルスでしたが、負けてしまいます。
そして2本目の勝負まで収録されております。
が、その間にセトのホンモノの妻は、実は今、外にいる妻ではないらしい、とか、成長が止まってしまっているセトの子どもの謎だったり、なんだかきな臭いエピソードが登場します。
もうこれは、一気に伏線回収までのエピソードが読みたくなりますね。
ワクワクします。
そしてさらにワクワクしたのが、この2巻のなかで一番BL色が強かったボーナスマンガです。
本編と違ってそこまでセトが極悪ではなく、改心? して木こりの仕事を始めたところとか可愛いかったですし、オシリス...めっちゃ弟のこと好きじゃん...♡ってなりました。
こちら、本編の人間関係とLoveな感情はリンクしてるんですよね??
早く様子がおかしそうなLoveが読みたいです♡