へびねこ

hebineko

へびねこ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×225
  • 萌20
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

256

レビュー数
13
得点
280
評価数
77
平均
3.8 / 5
神率
29.9%
著者
参号ミツル 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799766484

あらすじ

猫塚の"やさしい"彼氏・蛇ノ目には裏がある。
――ぐちゃぐちゃに泣く顔が見たい
そのためだけに好きでもないのに猫塚に近寄った。
未経験の猫塚は、「まずは気持ちいいこと覚えよう」と
気遣う言葉に流されて、過激プレイで開発されていくが……

これは恋なんかじゃない――はずだった
歪んだ性癖から始まる、無自覚すぎる執着愛
描き下ろしも濃密20ページ収録

表題作へびねこ

蛇ノ目啓、高校3年生、ヤクザの息子
猫塚泰知、高校2年生

その他の収録作品

  • 描き下ろし:『Sweet bite』
  • あとがき
  • カバー下:漫画『蛇の目の女装を考える』/イラスト

レビュー投稿数13

執着攻めは好きだけど、あんまりはまらなかった…

先生の「お願い、そんなに噛まないで」が大好きな作品。先生の描く執着攻めが好きなので、こちらも読んでみました。

攻めの蛇ノ目が、腹黒ヤンデレ執着攻めで、受けの猫塚が天然なチョロインという感じ。
蛇ノ目が、それこそ蛇のようなネットリした執着で、チョロい猫塚を囲い込んでいくお話ですね。

こういう重たーい執着攻め、大好きなんですけど、本作はそこまでグッときませんでした。なんでかなと考えてみたんですが…。

本作は裏社会が出てくるんだけと、ちょっとリアリティを感じられなくて、いまいちお話に入り込めませんでした。
作品にそんなにリアリティ求める方でもないけど、本作はちょっとはまらなかった。

あと猫塚が、喧嘩ばかりしてて友達が一人もいないという設定なんだけど、喧嘩っ早くても、すごく気立のいい子だし、人当たりも悪くないし、それなのに友達できないというのが、しっくりきません。

蛇ノ目が、初めは遊びのつもりで猫塚に近づいたのに、一緒に過ごすうちに、自分でも気づかないうちに好きになっていた、というシチュはすごく好きなはずなんです。
でもなぜか本作ではスン、となることが多くて、お話に入り込めませんでした。残念…。

二人の外見や中身などのキャラクターは好きですし、いつもヘラヘラしている蛇ノ目が、時々キスシーンや濡れ場で見せる真剣な表情はよかったです。

あと終盤、蛇ノ目が薬を打たれた直後の濡れ場。
ここで見せたド執着はなかなか良きでした。
「俺以外に泣かされてんじゃねぇよ!」とか「黙って消えたら 地獄の果てまで追いかけてやる」とか、いいセリフですね〜!

本編はやっと本当の恋人になれたというところで終わったので、書き下ろしでラブラブな二人を読めてよかったです。

終盤でやっと蛇ノ目が本性を出せたので、今後の二人をもうちょっと読んでみたいな〜と思いました。続編か番外編を読んでみたいです。

シーモア 白抜き修正

2

怖わそうだったので遠巻きに見ていました。

攻めの見た目がどストライク。
マッシュの銀髪、ツリ目に舌ピ。治安悪め。

しかし怖がりのワタシ。
絶対ダーク過ぎるやつだろ、と遠回りしてましたが、
皆様のレビューチェックをしたところ、大丈夫そう!
(皆様ありがとうございますm(__)m)
なので拝読させて頂きました。

ネコ君がかわいいだけじゃなかった、
強くて頼もしい受けでした。
惚れちゃいます~こんなひたむきにこられたら。

蛇ノ目は彼を下に見て取り入ったつもりが
まんまと絆されちゃってる。

え…DKで893?最高では…。

弄ぶつもりが
「地獄のはてまで追いかけてやる」
はい無自覚プロポーズ♡素直じゃないんだから…。
全部わかってるネコクン、本当に包容力神。

どちらも不憫な境遇、なのにここまで陰陽分かれるのですね~。

ネコ君のキラキラ前向きパワーに包まれて
蛇ノ目君も幸せを感じられる体質になれますように♡

0

人外モノかなと勘違い

タイトル「へびねこ」だから人外モノかなって思ったらそれぞれの苗字、蛇ノ目くんと猫塚くんってカプ名タイトルなだけでした。

2人の表情、ひらがな表記なのと歪んでいる感じで爽やかなお話ではなさそう感が出てます。
これね、攻めの救済ストーリーです。受けの絶対的光属性に闇属性の攻めが利用して無様に捨ててやろうと思ってたら惚れさせられてしまうのです。

猫塚くん、特別可愛い顔じゃない(ように私には見える)のに、とても魅力的な子なのよ。
不幸な境遇なのにへこたれない、おじいちゃんに大切に育てられたんだなとわかるいい子。
対して蛇ノ目くんは、狡賢く人生勝つか負けるか騙すか騙されるかの世界で生きてる。

これね、高校生設定じゃない方がすんなり読めたな。ほぼ高校生感なかったし、高校3年なのに893の仕事してるって違和感あるよ。

ところどころ、ん?高校生だったよね?大人過ぎん?と思わされたけど、攻めの救済大好物、SMっぽいのも大好物なので楽しく読めました。

紙本で購入
紙でも完全白抜きで残念でした。せっかくの綿棒プレイだったのに。

0

蛇に睨まれた猫

蛇に睨まれた蛙、
ならぬ蛇の目に執着されちゃった猫塚。

蛇の目の自殺(勘違い)を止めるためから始まった恋人関係だけれど、
蛇の目の愛(それも嘘)に誠実に応えて身も心も委ねようとする猫塚が
健気で可愛くて…愛でたい欲を駆られまくりでした。

何を考えているかわからない蛇の目ですが恋人同士になると愛でて
甘やかしての溺愛ぶりで、てっきり蛇の目もそんな猫塚に一目惚れ
しちゃったゆえの執着なんだと思って読んでいたのですが…
目的を果たしたらポイ捨てする気満々だったなんて!
わかってはいたけれど、性格わるぅ!!

とはいえ、最終的にはまんまと絆されて執着しちゃって、
ミイラ取りがミイラになっちゃってたので平和的攻めザマァでした。
大体にして自分以外に泣き顔を見せるのが許せないなんて、
それってめちゃくちゃ大好きじゃん。
普段は腹黒スマートな蛇の目でしたが、その根底は寂しがり屋の
かまってちゃんだったのね…。
そして、単純そうに見えて蛇の目のそんな素顔に気付いた上で
丸ごと受け容れてくれていた猫塚は実は聖母受けだったのかも?

1

ヘビらしい? 粘着質な執着愛が良き♡

お人好しで真面目な猫塚は、ある日蛇ノ目という男を助ける。

それ以来、猫塚は蛇ノ目に付きまとわれてとうとう恋人同士に、、、というお話。


このお話の何がイイって、まず攻めの執着大好きマンが諸手を上げて喜びたくなる不穏なお表紙です(褒め言葉)。

それからお表紙負けしていない、蛇のような攻めのしつこい愛。(本人は猫塚から指摘されるまで気付いていなくて、またそれがよかった…♡)
あと、受けの前では弱弱なフリをしているけど、実は秘密裏に受けの仇? をサイコパスな感じで闇に葬っているほど強強なところ。

まさに蛇のようにねっとりとまとわりついた攻めの執着愛が終始最高でした!!


攻め的には遊んでポイっ(っ・-・)⊃ ⌒Ꮚのつもりだったのが、いつの間にか愛おしくなってるとか好き展開しかなくて、執着攻め好きな方の2024年課題図書と思いました!!


元はアンソロだったんですね…連載になってありがたきですし、この構成に納得でした。



1

攻めへの期待が高かったかも…!!特に舌ピアス…!

先生のインタビュー記事を拝見して気になりました!
このお話しの着想元がまさかのあのおもしろ動画だったという事に驚きました
作家の先生の感性って凄いですね
私はあの動画を見てただただゲラゲラ笑うのみでしたw

まさかの着想元に驚く位に作品自体のトーンはそんなコミカルさは感じにくいちょっと落ち着いたトーンかな?と思います
攻めと受けのキャラの対比がしっかりと描かれているので特に蛇ノ目に焦点があたればあたる程仄暗さみたいな雰囲気を感じます

とは言えそんなにじっとり重いシリアスな訳でもないのでメンタルが弱っていても沈むような雰囲気ではないのでそこは安心して読めると思います

あんまり元気がない時に無理矢理テンションをあげたい訳ではない、、、でもただただ優しいお話しを読みたい訳でもない、、、そんな時にはスッと入っていけるようなちょうど良さがあるのではないかと感じました

2人のキャラに集中して読める展開なのもいいところではないでしょうか?
集中して読み進めた結果、猫塚のキャラはある意味期待通りでしたが、蛇ノ目のキャラは読み進める事で勝手にもっと裏があるんじゃないか…?という期待値がドンドン上がってしまった感じがあり。。。かわいさを感じるようなギャップ自体を感じる事で楽しめた部分もありましたが、個人的にはゾクッとする何かをもっと期待していたような所もあったので、読後は少しくすぶったかな?と感じた部分もありました
結局蛇ノ目は根っからの悪いヤツじゃなかったって事ですね
蛇目というビジュアルに勝手に過度な悪意みたいなものを抱いてしまい過ぎた所は先入観があったかもです

あと、ちょっと気になったのが蛇ノ目の舌ピアス
表紙でもキラっと見えるし終盤、屈託なく笑った時にもピアス見えるんですけど。。。付けてなかったりする事も多いし、折角舌も長いという設定だったからもっと舌ピアスを活かした絡みがあっても良かったのになぁ~っていうのも少し残念だったかもです
キスも多いし攻めフェも舐め系も積極的だったからこそ見たかった、、、という欲張りな目線での評価です
今回は限りなく萌2寄りの萌えです

3

執着、純愛

サドな攻めの執着愛。本人ははじめこそ人の良い受けを騙して泣かして捨ててやりたいと、黒い感情を抱いていたものの、いつの間にか自分でも気づかぬうちに受けのことを大切に思ってしまっていた。好きじゃない好きじゃないと言い聞かせるもそれをすればするほどに、受けに溺れていってしまっている攻め。
すぐに人に騙される受けが攻め以外の人間に騙されて泣かされてるところ見て、本気で怒っている攻めにキュンとしました。
それからえろシーンは程よくあり。行為の描写もとても萌えるものがありました。

2

冷たい眼差し、最高

偶然に出会ったDK同士のふたりですが蛇ノ目も猫塚も高校生らしいところがあまりないので、青さや初々しさに誤魔化されることなくその関係だけに目を向けながら。
帯に書いてある「無自覚すぎる執着愛」という言葉がぴったりな蛇ノ目の歪んだ愛情表現に恐怖しつつ萌える、そんなお話でした。

人一倍正義感が強く人を疑うことを知らない猫塚に善人の顔をして近付いた蛇ノ目。
彼の笑顔の裏に歪んだ感情があるとは思いもしない猫塚は告白も受け入れ身体も許していくわけです。

何に関しても一生懸命で汚れを知らない猫塚をジワジワ侵食していくような、蛇ノ目の冷たい眼差しには何度もゾクゾクしたし、お人好しすぎる猫塚が心配になったりもしたけれど。
本当のことを知った猫塚のほうが結果的に一枚上手な様子になんだかじわっときて、一緒にいるうちにそれぞれの感情が動いていたことを感じられたのがすごく嬉しかったです。

苦しい過去や複雑な家庭環境など重たい部分もあり、激しめなプレイも甘い雰囲気を感じる絡みもあって。
色々な表情を楽しむことができた作品でした。

1

へびねこ

アンソロの読み切りでお見かけした記憶があります
一冊まるっと表題作で、好きです

ヘビとネコ
ヘビの方は掴めない感じ
最後まではっきりと素性は明かされてないのかな
背負ってる物が大き過ぎて大変
けれど、お話が進むにつれて可愛い表情も見られます

ネコちゃんは真っ直ぐ真面目で純粋
可愛くて好きだな
BLでは珍しいキャラクターな気がします
お顔も可愛い

この二人、ヘビが年上なのもいいです
最初騙してるときのヘビのネコへの態度も、自分の気持ち自覚してからそれに逆らおうとするところも、結局ネコの手のひらの上なのも、ヘビくんの憎めなさが良かったです

3

悪意を包み込め!

元になったアンソロジーの読み切りは既読で「続きが読みたい!」と感じた作品でした。こうして一冊になってヤッタ!って感じ。
読み切りは、こちらでは「2nd bite」として収録されている部分なんだけど。

ここからちょっと辛口感想です。ほんと勝手な個人の感想なんで読み捨てでお願い!
↓↓

読み切りの時はもう少し色々と曖昧だったと思うんです。で、そこが良かったの。
ちょっといじめたいのは蛇ノ目の愛し方。
そこには決して悪意は無い。
超粘着な彼氏にロックオンされて、戸惑いながらも愛される受け…
…その時はそう感じながら読んでて、そこが好ましかった。
でも本作は。
やっぱり一冊の長さにする時にはっきり動機付けとか方向付けとか、性格の元になる子供時代とか必要になるんだろうし。
メリハリとか考えると、はじめ悪意、でもやっぱり本当に好きになる…っていう展開になっちゃったのかなぁと思う。
でも私は残念だった。
好きな子の色んな顔を見たい、そんな気持ちを悪意始まりにした。そこが残念だった。
最後は猫塚が大きく包むからそこは救われました。「萌」で。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う