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温泉街で育った幼馴染による、10年分の焦れ恋。
haru tonari no kuyuru koi
老舗旅館の外波山旅館の息子、幸星は、父が勝手に決めたお見合いに臨むことになりますが、同じ旅館で働いている幼馴染みの帷から告白されます。
お見合い当日も幸星は、帷の言動が気になって仕方がありません。一方帷も幸星に告白してしまったので、幸星は気持ちの整理ができないままお見合いに臨みます。
帷は元々湧川旅館の子どもでしたが、倒産して子どもの時から外波山旅館で一緒に暮らしていて、まるで本当の兄弟のような仲です。
隣にある恋に気づく幸星と片思いが実った帷ですが、温泉街を舞台に隣にあるものに気づく姿が萌えです。
見覚えのある絵柄と背景にうん?となり、作者の環山先生のSNSを見てみると、やっぱり「晴るかす青」の環山わた先生でした。PNを変えられたのかな。
線の引き方というか、アナログのような味のあるタッチがすごく好きです。
老舗の旅館を舞台に繰り広げられる、ふわ〜っとやさしく穏やかな雰囲気の幼馴染ものでした。
旅館の跡取り息子である幸星がお見合いをすることになったことをきっかけに、親友で幼馴染の帳と幸星の関係が微妙に変化していく様を時に暖かい目で、時に焦ったく見守るお話といったところでしょうか。
鈍くてなかなか想いに気が付かない幸星に焦れますが、年季が入った一途な気持ちを隠さない帳はそこもきっと好きなんだろうなあ。
どでかい感情を抱えて、誰が見ても気が付く態度を取っている攻めの気持ちに気が付かないのは受けのみ…と、幼馴染ものとしては王道かなと。
王道ならではの良さもあり、この2人だからこその空気感もきちんとありで、好みか好みじゃないかで言うとキャラクターは好み。
淡々とつめていく帳と、今まで知らなかった幼馴染の新たな一面を見てそわそわと落ち着かない幸星の図なんてすごく微笑ましいかわいらしさがあります。
ただ、全体的にテンポが悪く感じられてしまい…読みながらつっかえるというか、いまいち盛り上がりには欠けたかなと思ったのが正直なところです。
作中の穏やかな雰囲気は良かっただけに、もう少しここ!という盛り上がりがあれば…
かわいらしい2人でしたので、その後の2人をもっと読みたかったです。
タイトル通り、読み終わった後のまず初めの感想は、「え?そこで終わるの?」でした。幼馴染、長い片思い系の作品としては、まあ普通かなと思いました。でも、BLはエロ多めのジャンルなので、この作品を読んで、心が綺麗になった気がします。心を浄化したいあなたはこれを読みましょう。ただ、物足りなさが残るので、番外編や続編などが少しでも出ると安心しますし、嬉しいですね。長い間熟成された腐なので、結ばれた後がもう少し長くあった方が良かったなと思います。
老舗旅館の跡取り息子の幸星とその旅館で働く帷。
これまで親友としてずっと一緒にいたふたりが、幸星がお見合いすることになったのをキッカケにそのカタチを変えていく日々を描いたお話でした。
昔からずっと幸星のことが好きだった帷は、彼がお見合いをすると知ってすぐに自分の気持ちを伝えるための行動に出て。
そこではじめて帷の気持ちを知った幸星は戸惑い、ぐるぐる考えてしまうわけですが
帷はこれまでもわかりやすく行動していたので、その想いに気付いていなかったのは幸星だけ…みたいなオチになんともほっこり(笑)
でもそんな鈍感すぎるところも幸星の可愛さだったのかなと感じました。
自分の中での覚悟が決まらないままお見合いすることになった幸星の煮えきらない態度にちょっぴりヤキモキしてしまったけれど
逆にそういう部分ごと受け止められるのは帷だけなのがわかって良かったのかもな、と。
幸星にとっても自分のことや周りに目を向けるいい機会となって、結果的に帷の大切さに気付くことができていいところに収まってくれて安心しました。
意識し始めたらあっという間に距離は近付いて拗れることなくくっついてくれたし、全体的にゆるーい雰囲気なのでふんわり読みやすい作品でした。
ばぁちゃんのくっちくせぇ♪
うちの友人のお母さまが某にんにく卵黄の歌「ばあちゃんの 口癖」を「ばあちゃんのクチくせぇ」と歌っていた話をなぜか懐かしく思い出す今日この頃
確かにヤツはニンニクだからね
因にそのお母さま 某朝ドラ主題歌「麦の唄」でも「麦は敵ッ! 麦は敵ッ!」って どんだけ麦と闘いたいんだや と
思いこみコワッ!
え? 友母には勝手に麦と闘っていただいて お前は語彙と読み間違いと闘えよ と?
Σ そこなッ
↑
このネタバレ禁止区域をどう回避するかが毎度悩みのタネです
【ワンルーム、ループルーズ】がいまいちハマれず 子どもチャレンジで今回購入を決意
地味に感じた物足りなさを今回ちゃんと読み取れるか否か 期待値あがるところで勇み足にならなければいいのですが
幼馴染で友人 ふたりの関係はその程度
ある日降ってわいた見合い話にぶちギレる友
幼馴染と告白とお見合いの間をどう立ち回ればよくて どう振る舞えばアタリなのかを必死に模索するのはいいのだけれど 仮にも見合い相手はお前の相手だろ?と
んんん
幸星(こうせい)に男らしさとか責任感とかを求めちゃいけないのか?
これは帷(とばり)の直向きさと男前さと我慢強さを読むタメだけの話しなのか?
いやそもそも見合い相手の態度で話しの流れはわかってしまうし ベタな展開だなとは思っても趣や雰囲気はあるのでいい感じに流されはするんだけど どうにも
鈍くて 意地っ張り それでいて欲だけは隠せない
そんな 自分のキモチに答えを見つけられない幸星をひたすら生暖かい目で見守れるなら読むか値ありッ!
なかなか縮まらない距離や関係 ままならない彼らの思いと 詰め込みすぎた設定に旅情や切なさまで楽しめるお得感ッ!
個人的には そっちの事情もこっちの事情も 自分の感情だけで動く自分勝手な女の登場にドン引きしちゃって なんだなかなぁ で終わっちゃったんだよな
これ1冊でまとめるにはお見合いが余分だったような
いやでも帷の決断には必要だったような
どういえばいいのか 帷の想いを町中が知っているのにわざわざ見合いをぶっこむ親父の意図が読めないし
せっかく入れた見合いに深く将来を考えるとか 営む日々への思いの差 迷い 不安ってところが来るのかと思えばそれもなく 描き下ろしでちょろっと触れられてはいるけど なんだかやっぱり物足りなくて
これって ふたりの恋が成就するまで ってのがメインだったからなのかな?
確かにタイトル燻る恋は存分に読めるし ヤリまくって終わりじゃないのでいいはいいんだけど
如何せん 恋を自覚する瞬間が流されすぎちゃってて うーん
家業気にしすぎて 恋と仕事の案分にも好みがでちゃったのかもな あたしったら また
初読みの作家さまですが、電子でお試しの部分を読んだら、あら、まあまあ!という婆な感想と萌えを感じたのでそのままお買い上げしました。
温泉旅館を舞台に紡がれていく、幼馴染の2人の恋のお話。
主人公は外波山旅館の息子で跡取りの幸星。
彼には幼馴染がいる。帷だ。
幼馴染で、帷の父親が外波山旅館の従業員ということもあって、ずっと一緒に時間を過ごしてきた親友。
ある日、幸星に見合い話が持ち上がる。老舗旅館の跡取りとして、見合い、結婚、そして子をなしてほしいなー、という幸星の父ちゃん(現・外波山旅館の主人)から言われたことがきっかけだった。
が、その見合い話をきっかけに、帷と幸星の関係は変化することになって…?
というお話。
幼馴染。
子どもの時からの、片思い。
攻めさんは一途なワンコちゃん。
という、BLでは王道といえる萌えが描かれた作品。
うん。既視感ありありな展開ではあるんですよ。
が。
ナニコレ、めっちゃ萌えるー!
良い意味で、王道のそれが生きている、っていう感じ。ストーリー自体は王道なんだけれども、キャラがいい。
寡黙で、まじめで、一途に幸星を想い続けてきた帷。
明るく優しくて、ちょっと抜けたところはあれど裏表のない性格の幸星。
心の底から応援したくなる、そんな可愛い二人なのです。
そして、彼らを取り巻く周囲の人たちも。
幸星の両親。
幸星と帷の友人たち。
そして、幸星のお見合い相手と、彼女の恋人。
彼らがまたいい味出してるんです。優しい世界です。
男同士、とか、後継ぎが必要(子がなせない)、といった障害はこの作品ではほぼなく、とにかくほっこりと温かな雰囲気に満ちた作品。痛い展開のものは苦手、とか、ほのぼのBLが読みたい、という気分の時にはぴったりの1冊。
初読みの作家さまでしたが絵柄も好き。
なんかほのぼので良い。
で、タイトルも良いんだな。
春となり、ってなんだろ、と思ってましたが、彼らの温泉旅館のある場所とひっかけて、読み手によっていくらでも解釈できそうなワードなのもいいし、「くゆる恋」って言うのも作品のイメージにぴったりだなあと読後しみじみ思いました。
この作家さまの違う作品も読んでみたいと思います。