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ateuma shitsuji ha akuyaku reisoku ni chuuai wo sasagu
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ジャガイモがこんなに要所要所で出てくる小説は初めてです笑
フィンの「またジャガイモか!」には笑ってしまいました。
フィンが前世の記憶を持っているので時々今風の言葉遣いを挟んでくるのもアクセントになっておもしろかったです。
めちゃくちゃデキる男に成長したユエンが
積年の想いを実らせてからの壊れっぷりも見もの!
ずっと「フィン様」呼びだったのに
呼び捨てになったときはキャッ♡となりました。
フィンが前世で読んでいた小説に沿ってストーリーが進み、色っぽい話は最後の最後ですが
読み応えのある1冊です!
異世界でコメディタッチの明るいお話で最初からリズムよく読みやすかったです。
自分が読んだ小説の中の悪役令息になったと気付くフィン。そこから父マシューを味方につけて様々な対策を講じバッドエンド回避に尽力します。
静養に行った別荘のある村でひどい扱いを受けている下働きのユエンに出会います。
このユエンは小説の中で重要な役目がある少年なのでフィンの従僕として引き取ります。
ユエンが寡黙で私的な事柄をあまり言わないので小説通りにリルを好きになるのか、10年近く一緒にいるフィンを選ぶのか、全く分からず面白かった。
ヒヤッとする事件も起こりますがシリアスにならずに安心して読めました。
当て馬✖️悪役
子爵令息フィン(受け)は母親の葬儀の最中に前世の記憶が蘇ります。
自分が物語の中の悪役令息であるということを悟り、運命を回避するためにまずは嘆き悲しむ父が堕落するのを阻止することにするのです。
無事父が立ち直り、ホッとしたのも束の間、別荘に保養に行った先で、主人公の恋を応援する当て馬となるユエン(攻め)が奴隷のように働かされているのをみかねて保護します。
本来なら騎士となるべく見出されるというストーリーから外れますが、「悪役」である自分を追い詰めるユエンのそばにいて恩を売ったほうが安全だと判断し自分の従僕に取り立てるのでした。
ユエンはとても優秀でたちまちフィンの執事として頭角を表します。
フィンにとってもユエンのいない生活は想像できなくなるくらいです。主人公に出会いユエンが恋をしたらと考えると落ち込むくらいに。
没落の原因の一つである飢饉から領地を守るためじゃがいもを広めたり働き方改革してみたりと没落回避のために動いていると、とうとうストーリーが開始します。
始まってみるとユエンのこと以外にもストーリーと違うところがあちこちあり予想がつかなくなっていて‥
飢饉を危惧してじゃがいもを広めたのはいいけれどそれが原因でストーリーが本筋から逸れてしまい、何度もじゃがいものせいかーってなって
「うちのじゃがいもが何か粗相を」と思わずフィンが叫んでしまうのは、そんな場合ではないのに笑ってしまいます。
物語のメインヒーローのエイデンは話の中では貴族のボンボンということでしたが、麻薬などの調査に来たエリートでこれも違ってたのかと思ってたのですが、最終的にやっぱりボンボンだったというオチにも笑えます。一度は見放されてたのにこの甘さが主人公リルの心を動かし、結果オーライでしたが、決着するまでは高位貴族というのをフルに生かした傍若無人な態度には何度もイライラさせられました。リルに一度盛大に振られて嘆き悲しんでいたたり、手柄をユエンに持っていかれてたから溜飲が下がりましたけども。
ボンボンなのはフィンも同じで、エイデンと2人で乗り込んだ時は、敵地で出された飲み物を躊躇なくそんなにガブガブ飲むなんてなんて危ないと思って読んでたら案の定薬盛られてるし。
2人とも伴侶がいないと危なかしいのは同じでしたね。
元々BL作品に転生ということで出産ありの世界かと思ったら違ってて、後継問題も出てくるのかと思ったら、父が再婚したところからその辺りのオチは早い段階で見えていました。
最後は大団円ということで、楽しいお話でした。
最後の方は腹黒執事になってしまった執着攻めの本領発揮していてそれもとても楽しかっただす。
BL小説の世界に転生したフィン。あることがきっかけで物語の当て馬ユエンに出会い、自分の使用人にするが…。フィンがとにかく良い子なんですよね、破滅エンドにならないよう父を盛り立て、使用人にも気を配り…自分の幸せはさておきみたいな。
そんなフィンにユエンが仕えるわけなんだけど腹の中が読めないユエン…やり手なんだよなぁ物語も先が気になるワクワク展開で…BL小説の本来の主人公たちのキャラも立ってて面白かったです!
カワイチハル先生の挿絵がまた美しい…!
楽しかった!フィンのお父さんも素敵キャラで好きでした❤️
異世界転生ものや悪役令息にはさして興味がなく普段は手に取らないのですが、小中先生ならばきっと楽しく読めるはず!と読んでみることにしました。
大正解!
やっぱり安心安定の小中先生。
転生ものに不慣れな私もスムーズに入り込める分かりやすさ。
そして、キュン!
未来を変えたいと頑張るフィンも、元々一途な当て馬設定ユエンも、それぞれがキャラクターが良く楽しく進められました。
ユエンはチートすぎるけどww小説の未来とは愛を捧げる対象が変わっただけでイケメンチートスパダリ激重攻め様の本領発揮(特に終盤、積年の想いを告白してから)大変よかったです。
エイデンが現れてからは俺様攻めって端から見るとこんな感じなんだってちょっと新しい視点も面白かったww
途中エイデンに振り回されるシーンやジャガイモの話がちょっと長いように感じましたが、スッキリ楽しい読後感でした!
読んで良かった!
まずフィンが可愛い。フィンは自分の未来を知り、父も巻き込んで未来を変えようとするのが健気。前世の記憶があるからオジサン感はあるけど、純粋だし良い子だし守りたくなる気持ちが解る。ユエンはスパダリなんだけど、本性が見えてからのギャップにきゅんときた。周りも一部を除き憎めないキャラで良かった。
未来を考えると悲壮になりそうだけど、フィンが前向きでどんどん行動していくのが壮快。ピンチにも臨機応変に対処していくのが興味深い。ピンチをチャンスに変える、そんな前向きさがユエンを変えたのかも。
リルとエイデンに振り回されたけど、あれがあったからユエンとこうなれたんだと思う。
主従の時と恋人の時、ギャップがありすぎてこっちが照れてしまった。共にどんどんパワーアップできるであろう2人に拍手。
テンポが良くて楽しくて大満足な1冊でした。
お腹いっぱいで、ありきたりなやつでしょ!って、高を括っていたら、とんでもない。先生にしてヤラレタ…
いつラブがはじまるの?っていうくらい、焦らしじらされ苦行。苦行なんだけど、お話が面白いからぐいぐい引き込まれてしまった。
前世の記憶の感情と今世の気持ちがすれ違って、切なさ2倍なんだけど、すごく私好み。恋には悲観してても、明るい未来に向かって懸命に頑張るフィンを応援したくなる。
あと、作中出てくるじゃがいも。さぞかし美味しいんだろうなって、是非食べたい!!
そうは言っても、虎視眈々とフィンを狙っている大本命ユエンが大変ツボでした。
この萌えを多くの同士と共有したい!!
あらすじなどは他の姐さま方が書かれているので、感想を。
転生ものは得意ではないのですが、小中先生は、さすがでした。地に足がついているというか、変にふわふわしていないというか。
カワイチハル先生のイラストも素敵でした。大人になってからのフィンも良いですが、父さまに肩を抱かれ、ユエンと手を握るフィンのかわいいこと!黒髪で、ちょっとつり目なところがたまらない!表紙も、カラーイラストも眼福です。
転生ものだけれど、領地のためにがんばるフィンとユエンの姿はお仕事もののようで、リーマンもの好きのわたしの胸にすとん、と刺さりました。
幸せなお話と挿絵に満足しています。
小中先生の作品でファンタジーときたら読むしかない!
転生、悪役令息、当て馬、腹黒、貴族……自分の好きな設定やシチュエーションがたくさん詰まっていて、とても刺さりました!
小中先生のストーリー構成ってなんでこう惹きつけられるんでしょう。ラストがもちろんハピエンなのはわかっているのに、どうもハラハラドキドキしてしょうがない。2人は結ばれないんじゃないかと思ってしまい、もう一度タイトルをみて安心して……を繰り返しましたw
しかし、攻めの愛は私の想像を超えて重かったです。「忠愛」ですから、相当なものだとは予想していましたが、それを軽々と飛び越していくほどの重さでした。
攻めの激重な愛が好きな方はきっと刺さると思います。
できればこの物語の後の2人を見守っていたい。お部屋のベッドとか壁とかカーテンになりたいです。続編や番外編が追加で出たらいいなあ。
正直ラブ要素が少なくてもストーリーがここまでしっかりしていて面白いとかなり満足できます。
小中先生のファンタジーものはいくらでも読めますね。
今回評価は⭐︎4つ。
リルとエイデンの話は当然重要だと思いましたが、エイデンへの一種のザマァ展開はリルにそこまで思い入れがないこちらからするとスカッとするどころか鼻白む展開に感じました。まぁエイデンのキザでアホっぽい描写を見るに正しい感じ方だったのだろうとも思いましたが笑
主人公愛されだとよくある展開すぎたからこの流れにしたのかな?
それでもリルにエイデンが袖にされる描写より、フィンが言い寄ってくるエイデンを袖にしつつも絆されたりして、それにユエンが面白くないと感じる描写の方をエイデン登場時は期待してしまいましたので、肩透かし感もあり⭐︎4つとさせていただきました。
しかしそこ以外はページを捲る手が止まらないほどでした。
ユエンのチートっぷりたまりませんね。フィンもおじさんくさいけど、健気で素直で、そんなフィンにユエンが恋を自覚してから頭の中では何度も……っていうのは想像しただけでよだれがたれます。5個上かぁ……最高ですね。最後の想いが通じ合ってからすぐに……となる展開もどれだけユエンがフィンに対して想いを募らせていたかがよく表現されていたような気がして、にんまりしてしまう結末でした。