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teppen no ichigo itsu taberu
なんだか意外でした。可愛くて一生懸命で少し切ないお話でした。
自分の山田ユギさんのイメージが初期の頃が強くて…。なにかと戦ってるような、なぜ素直にくっつかないんだ?でタバコを吸ってるイメージがあって…。
今作は6歳差の元お隣さんの幼馴染ですね。
年下、幼馴染、イケメンに成長、うん!美味しい!なのに手を出さない?
ドアの前でいつもよーたを待ってたりっくん。よーたの作るおやつが大好きで。
そしてフランスでパティシエ修行から帰ってきた遥太は…。メンタルをやられて対人恐怖症?気味で…。
遥太が理久の支えで少しずつ出来ることが増えて。このまま遥太の回復を見届けたい気持ちと、理久の想いも叶って欲しい気持ちと。
材料からサクッとレシピが思いついて、お爺さんのための工夫もできて、遥太すごい!
このほのぼの系で行くのも良し、マルタン登場で一波乱も良し。続きが楽しみです。
初読み作家様の作品。
よく見てなかったのが悪いんですが、一冊完結だと思っていたら続き物だったのですね;
以下、内容に触れながらの感想となります。↓
お腹空かせてる年下大型ワンコ系攻め × パティシエ受けのお話。
年齢差×幼馴染×一途執着攻め。
自分の好きな要素が詰まっていて、萌えた〜!・:*+.
「よーた!」って呼ぶ時の理久の体に、ブンブン揺れる尻尾が見えました笑
あとシンプルに顔がいいですね。黒髪イケメン攻め最高。眼福です。
そして、序盤に出てくるパンケーキからもう美味しそうで美味しそうで…
夜中にぐーっとお腹が鳴りそうでした、、
甘いものはマズいと思い、残り物の鍋を食べました。。笑
内容の方は、攻め→受けへの告白はあったものの、両想いには至らず…
ということで、二人がどのように気持ちを通わせ合っていくのか、2巻以降の展開が楽しみです。
なにやら遥太の憧れパティシエが怪しい?動きを始めた模様…
これから理久にとって苦難の日々が待ち構えていそうな予感がします。
ラブ以外の面では、矢島のおじいちゃんのエピソードが温かくて、遥太を大きく動かすきっかけにもなり、素敵でした。
若者相手にも礼儀を忘れず、大切な人のためにスイーツを作ろうとする気概と行動力が素晴らしいな、と。
数々のスイーツが登場する、甘くて可愛い、優しいお話でした☺︎
クリスマスにもってこいなタイトルじゃないか
とかで買った訳じゃないですよ?
そもそもあたしショートケーキのイチゴが苦手ですし 食べませんし
なんならスポンジに挟まってるイチゴも引きずりだして ぱァ しますから
※ 残した苺は母さちこ(仮名)が拾って喰うのがここ最近のお約束 なんなら直接クチに突っ込んでるときアリ
で? てっぺんの苺 ふつうはいつ食べるの あんなすッぺーもん ←まだ言ってやがる
すッぺー苺はなかったけど ぽつぽつと語られるしょッぺー過去がッッッッ
幼馴染みにつき合って作ったカップケーキが一人歩きしてわらしべ長者になるんじゃないかと瞬間思思ったりしたけど いいご縁を結んで笑顔が増えていくのを見せる演出
しかも あっちこっちにいろんな思いが散らばってて 何を読もうか目移りしちゃう?
そんな優しいお話しなのに無情にもすれ違いは発生するんだな これがまた
それまでその関係に名前はなかったはずなのに突然つけられた名前にモヤって
そのくせ変にすり寄ってくる仕草に情緒がバグって
ええぇぇえ?
三角形関係の頂点に君臨した八島のじいちゃんッ!
傷ついた遥太が笑ってくれるなら そうは思えない食欲減退
ちがうッ!ムネのイタミッ!
正直 恋だ愛だにはまだたどり着けていないのにはやるキモチがね
落ち着けッ!そこの高校生ッ ←お前がな
今まで考えたことがなかった自分の思いに誰かのキモチ
その先に踏み出すための大事な一歩を見守る覚悟を決めた高校生は男前だったな
正直なにも始まっちゃいないし チラチラ見え隠れする遥太の過去に触れる寸前で次に持ち越し
なれど ゆっくり読みたいお話しの類いなので このもったいつけはいい塩梅
結構なゆるゆるテンポなので バッとあって ガッとなって サッっとやるのがお好きな方には… いや あたしもそんなヤツだけど これはね すきよ
山田ユギ先生の新作!
続き物の1巻目です。
タイトルや表紙から分かりますが、可愛らしい系ストーリー…ですかね?
幼馴染ものです。
主人公はイケメン高校生の理久。
お相手は6才年上の幼馴染・遥太。
フランスにパティシエ修行に行っていたのに何があったか急に帰国、引きこもりになっています。
お菓子作りを通じて少しずつ前に進もうとする遥太だけど、フランスでの人間関係のつまずきがトラウマになっています。
そんな時理久が遥太を好きだと自覚して…
…と急にBLらしくなってきますが、この巻ではまだほのぼのが勝っています。
遥太も年上らしく(?)、すぐに返事はせずまず自分を立て直すところから。
しかし、ラストページはフランスでの師匠・マルタン登場か⁉︎の波乱含み。
続き早く読みたい〜!というところで終わっています。
また、パティシエ設定という事でカップケーキのレシピも付いてます。
幼馴染の年下攻め王道系の香り。
作家買い。
ユギ先生はシリアスなものからハートフルなものまで描かれる引き出しの多い作家さまですが、今巻はルチルから刊行されているからでしょうか。めっちゃ可愛い、ほのぼのなお話でした。
主人公は高校生の理久。
シングルで、母が女手一つで育ててくれた。母親が忙しいことは分かっているが、そんな彼をなにくれとなく面倒見てくれたのが隣人で幼馴染の遥太。おなかをすかせた理久のためにホットケーキを焼いてくれたり面倒見のいい、仲のいい、そんな幼馴染。
が、遥太は高校を卒業してすぐにフランスに修行に行ってしまう。パティシエになるのが彼の夢なのだ。そして、いつの間にか日本に帰ってきた遥太は、引きこもりになっていてー?
もう出だしから可愛い。
中学生の遥太が、6歳年下の理久のためにホットケーキを焼くのよ?この時点で萌え鷲掴みされてしまいました。
そして、遥太がひっそりと日本に帰ってきた後も。
何かがあったのだろうと推測しつつ、理久は遥太の心の中に土足で踏み込むようなことはしない。けれど、放っておくことも、しない。遥太にそっと寄り添う理久のスパダリ感、最高。
理久という男の子はですね、優しいんですけれども、ちょっと掴みどころがないっていうんでしょうか。そこもいい。単なる優男ではないので、お好きな方にはドハマりする魅力を持つ、そんな男の子です。
引きこもっている遥太を無理やり引きずり出すようなことはしない理久ではありますが、のっぴきならない理由で「パティシエ」の遥太の力を貸してほしいと頼み込むことで遥太の閉じていた心の扉が開き始めていく。このやり取りがもう絶妙で、押しつけがましくない理久と、このままではいけないと感じていた遥太のベクトルがぴったりとはまった感じがめっちゃ良かった。ユギさん作品の根っこって、こういう人としての優しさが垣間見えるところなんだよなあ…、としみじみ。
タイトルも秀逸。
パティシエである遥太に引っ掛けてのスイーツなんだと思うのですが、イチゴのショートケーキの上にあるイチゴ。このイチゴ、どのタイミングで食べるかって人それぞれですよね。
大切に最後まで取っておいて、最後の締めに好きなイチゴを食べる人。
好きだからこそ、最初に食べちゃいたい派の人。
あるいは、全く気にせず途中で食べちゃう人。
このイチゴに、お互いの好きな人や価値観をかけてるのかなあ、なんて思いました。
理久は、気づいたときにぱっと食べちゃう人。
遥太は、吟味に吟味を重ねて、最後に大切に食べたい人。
なのかな。
いつ食べてもいいねん。
好きな時に食べればさ。
と個人的には思いますが、ただ、途中で誰かに食べられちゃわないといいね!と、当て馬さんの登場が終盤ににおわせられているので続きが気になる。
理久、そして遥太の周囲にいる人たちもいい。
友情、家族愛、さまざまな形の愛情がきちんと描かれています。
とにかく、すごく温かい空気感に満ちた、可愛らしい作品でした。タイトルに「1」とついているところからも分かるように、今作品は1巻完結のお話ではありません。完結してから大切に読みたい派の方はしばしお待ちを。
もう今から続きが待ち遠しい。
次巻を正座して、お待ちしています。