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shachou kaigi ni dete kudasai
表紙買いしましたが、想像をはるかに超えて、とても好きな作品でした。
何よりも、読後感がとても良く、最高でした。
年下スパダリ攻めの久瀬と、年上ゲイ受け重治。
リーマン同士も個人的に好き。
雇用主と従業員という立場ですが、お互いを尊重し合い、
立場を理解しつつ、互いを補完し合える関係になり、惹かれていく。
もう、とても好きな展開でした。
またこちらの作品、BLとしてだけではなく、
「働くということは」について参考書みたいに、とても勉強になりました。
職場でのコミュニケーションの取り方や、
営業の進め方、顧客へのフォロー、人間関係構築の方法まで学ぶことがたくさんあって。
重治は年長者、また人生経験、仕事の進め方などアドバイスをします。それを素直に聞き入れ、気づかい、根回しできる久瀬も素敵。
育ってきた環境から、何でも抱え込んで人を頼ることができない重治に、わがままを言えとせまる久瀬、まさに年下スパダリ攻めの猛襲がとってもよかったぁ〜。
シリーズがあるようなので、そちらも読みます‼️
恋愛が元で前の会社を退職した鳴沢が、再就職のために面接を受けるところから物語が始まります。
入社した会社は社長が自分よりも十歳も年下、ほかの社員はみんな若く、30半ばの鳴沢は最初こそ自分の異質さを感じますが、社内の雰囲気を変え、風通しをよくし、いつしかなくてはならない存在になっていく、というお仕事BL。
通勤読書にぴったりでした。鳴沢がカンフル剤にも潤滑剤にもなり、社内の雰囲気を変えていくところなど、とても丁寧に描かれています。
自分の仕事もきちんとしつつ、周囲の困っている社員の手伝いをしたり相談に乗ったり、カスタマー対応も買って出るし、営業に出てはいくつも契約をとってくる等、八面六臂の活躍です。皆に慕われるのも頷けるし、不器用な社長と社員の間をとりもつように働きかけるなど、ちょっとお節介な感じも受けましたが、年齢差を考えるとこういうのもありかなとも思えました。
自身の過去のエピソードがヘビーで、自己肯定感が低い理由も納得でした。悪癖、習い性と自分で言っていますが、それを超えていると感じます。
そのあたりを社長である久瀬が飲み込んで、いい案配でサポートするのがよかったです。自分が直接ではなく、ほかの社員に働きかけるのが策士だし上手いと思いました。
この会社でのエピソード、お仕事関連のストーリーに満足していたので(BLであることを忘れていた)、恋愛モードに突入したときに、あまりの直球に気恥ずかしくて、何度か本を閉じるほどでした。読んでるだけのこちらが大汗をかく始末。
海野先生の作品を読んだのが初めてなので、ほかの作品がどうなのか分からないのですが、二人の距離の詰め具合がリアルで、それだけに艶めかしさが際立っていると思いました。
全体を考えると恋愛関係の割合はとても少ないので、余計にそう思ったのかも。鳴沢が社長を下の名前で呼んだときに、久瀬も呆然としてましたが、私もひとり赤面してしまいました。ベッドでの二人は駆け引きめいていて、それも良かったです。久瀬が急に年下モードになるのもよかったです。
ベンチャー企業に転職した重治、社長の久瀬は迫力のある美丈夫で…。 お仕事BLとしてもすごく読み応えがあった。重治が社員たちと社長の関係を解そうと心を砕いて奔走する描写が好きでしたねぇ。 だけど自分は自己犠牲の精神が強くて頑張りすぎてしまう頼れない重治、久瀬はその事もちゃんとわかっているのも良い…。改めて海野先生の書くお話は好きだなぁと思いました
すこく面白かった!
重治が再就職で入社したのは社長も社員もかなり年下のベンチャー企業。自分が浮いていると感じつつもマイペースに仕事を熟し、ギスギスしていた会社の空気を変えていく重治は気遣いと仕事のできる大人の男って印象だった。
重治のアドバイスが効いたようで久瀬か態度を改めた頃に、重治にも変化が。久瀬を意識するようになる、だけど第一印象から意識してて新たに知る久瀬を好きになってたと思う。あんな素直にアドバイスを実践してくれたら可愛いもん。
久瀬の告白も男らしくて良かった。でも、ここで素直になれないのが重治で。
ここで重治の問題も浮き彫りに。彼の家庭環境により作られた他人ファーストで自分を蔑ろにしちゃう所を久瀬がさり気なくフォローしていくのかっこよかった。ずっと見ぬふりしてた弱い所を見て甘えさせてくれるの嬉しいよね。
重治には大きな勇気が必要だったけど、素直になってくれて嬉しかった!2人の想いが通じた時は安堵。
初めてのHは重治の緊張が伝わり、照れくさいやら甘さに萌えるやらで最高でした。
2人なら関係も会社も発展させていくでしょう!
イラストも凛として美しく、めちゃくちゃ楽しかったです!
この先生の作品を読むのは2作目です。
BL小説はコミックスより濡れ場が多いんだよねと思っていたわたしの先入観を取り払ったかたです。
今回のお話もさらにそういうシーンは少なめ、ラストに1回あるのみですね。
薄くはない文庫本の半分以上読み進めてもずっとお仕事小説です。
だから不満かというとそういうわけでもない、お仕事部分は丁寧に描かれています。
途中からちょっと納得いかなかったのはこの社長の言葉遣い、ありえないと思いました。
起業して2年の24歳の若い社長。
入社したばかりの34歳の営業経験豊かな男性に向かってタメ口どころか、
おまえ 、、するのか?
とかの思いきり上から目線口調。
違和感ありまくりで気になって仕方なかったです。
相手が大学出たての22歳の新入社員でもおまえなんて呼ばれないはずです。
最初からこんな言葉遣いするトップとは。
どこの世界にこんな話し方をする社長がいるのか、最後まで気になりました。
現代のスーツ着た男たちのお話だと知り購入しましたが、期待が大き過ぎたのかな、重治さんも個人的には魅力的には思えなかったです。
めちゃくちゃ好みの設定だったのに、なぜかあんまりハマらはなかったのはなぜだろう…?と小一時間。。以下はその考察ですので、それらが全然ピンとこない!っていう方にはめちゃくちゃハマる作品なんだと思います!
おそらく…私が中高年の転職事情とか中小企業(ベンチャー含む)の実態とかをうっかり知ってる部分で、自分の実感と違和感ある部分が素直に入ってこなかったのかもしれません…。こんな楽しそうで社長がどイケメンな会社、ちょっとブラックでも転職したいですねw
なんとなく…二人の口調が設定の年齢(20代と30代)よりおっさんくさく感じてしまった…かも。
あと…表紙(ミドリノエバ先生好き!)から、うっかり社長&秘書なのかな〜とか思ってしまってて、秘書ではなくて、入社したてなのに年長だから色々会社のことに口出しちゃう世話焼き営業マンだったのがしっくりこなかったのかも(期待とのギャップ?)。。
なんといっても…攻め受けのキャラがハマらなかったです。特に受け!苦手だ、、こういう人が同僚だと自分の不真面目さと要領の良さ(言い換えてずるさ?)が目立って困ってしまうw実直で不器用な性格。そして、その性格がどこからきたのかという背景が結構重いな〜と思ってしまいました。
というか、なによりめちゃくちゃ”お仕事”小説で、ロマンスが発生する余地あったか?(特に攻め)なくらい、”お仕事”感満載だったので、なんとなく二人がリスペクトから恋心に感情をシフトさせたことを読み取れなかった私の読解力に問題があったのかもしれませんw
というわけで、お仕事ものとしての読み応えはありました。
学生時代に起業した年若い社長と
恋愛がらみで離職する羽目になった営業マン
恋愛がらみで失敗し転職を余儀なくされた重治(受け)は社長の久瀬(攻め)含め全員が20代半ばの若い会社に転職します。
転職してきた自分だけが30代半ばだという驚きの事実。
全員合わせて10人に満たない会社にも関わらず、社長と社員の関係がギクシャクしていることに気づいた重治は、久瀬に会社の空気を攪拌してくれることを期待していると言われた通り、世話を焼くことにするのです。
重治は元医療機器メーカーの営業をしていましたが、繁忙期に会社で盛ってきた恋人に流されてことに及ぼうとしたところを同僚に見られた上恋人が重治に迫られたと吹聴した結果、会社に居づらくなり辞めることになってしまいました。
元々人が困っていると手を貸さなければいられないたちで、転職した会社でも社長と社員の間を取り持ったり、クレーム対応や書類書きなどさまざまな雑用を引き受けては自分はボロボロになってしまうのにやめられません。
それに気づいてくれたのが久瀬でした。
変わった癖を持つ受け様を描かれることの多い作者様のお話ですが、今回は他人の世話を焼きすぎてしまう受け様。
表題から見れば、社長を無理やり会議に引きずっていくコメディタッチな話かと思っていたのですが、役に立たなければ自分の居場所がないという強迫観念にも似た呪いにかかってしまっていた重治が救われる話でした。
重治はこの悪癖で、面倒を見た後輩に成果を譲ったりして出世は遅れるし、世話を焼きすぎて上には怒られるしとなかなか幸せになれていません。
これが、生来のものかと思いきや、成育環境のせいだと後からわかり、ただひたすら自己評価が低く、自分さえ我慢すればという呪いにかかった本当に気の毒なひとでした。
求めているのは自分を見てほしい話を聞いて欲しいというだけなのに。
子供の頃の話はその時の重治を想像すると本当に辛い。
身体のネグレクトはなかったとはいえ、心のネグレクトを受けた重治を久瀬はうんと甘やかして欲しいと思います。
表紙では久瀬が壁ドンしていて、俺様っぽいのかと思ったけど、末っ子らしく素直で可愛い人でした。甘やかされている環境をよしとせず頑張ろうとする気持ちが空回りしていた久瀬は重治のアドバイスを素直に聞き、社員との誤解も解けてますます会社が成長していく予感しかしません。
彼らがこれからも成長し、幸せになれるといいなと思える話でした。
ただ、重治の家族にはもう関わらないで欲しいと思います。都合よく利用しようとしないで欲しい。
そして、久瀬には重治を家族から守ってあげでほしいと思いました。
作家買い。現代ものお仕事BLで、社長の玲司(攻)も従業員たちも重治(受)も成長する姿が尊くて胸熱。
受けの重治は34歳。中途採用で若いベンチャー企業に入社。周りは自分より若い子だらけで持ち前の世話焼き献身的な性格を発揮していきます。
攻めの玲司は24歳。大企業の代表取締役の息子で、自身もベンチャー企業の代表取締役に。周りの若い従業員たちからは威圧感たっぷりの態度が原因で煙たがられているが本当は…。
こんな2人がどうやって恋愛に発展していくのか?ギスギスした雰囲気の会社から、重治の健闘と玲司の素直さで会社自体が変わりなかわら、恋愛に繋がっていくのが良かった!
一番推したいポイントが、攻めの玲司の可愛さです!社長で威圧感たっぷりで社員から煙たがられる存在だったのが、実は素直で歳下感たっぷり甘え上手な末っ子の可愛い人という素顔が隠れていたのがたまりません!そりゃ色々な理由で世話焼きな重治が惹かれない筈がないのですよ…!
お仕事ものが好きな人、歳下攻めが好きな人にぜひ!
商業BL小説にしてはキラキラしていない表紙が気になって買いました。中身はがっつりとお事BLです。
堅実な仕事描写が好きです。特に前半の、重治が経験を生かして社内のディスコミュニケーションを解消し、風通しのいい職場に変えていく辺り。
そのなかで、重治のドM体質・だめんずウォーカーっぷりが小出しに明らかになっていくのにフフってなったり。
パワハラ社長・久瀬がただの性悪未熟者ではなく、本当は素直で思いやりがあってしかも末っ子気質なのも発覚したり。
重治の働きかけにより、久瀬が素の笑顔をほころばせるところが素敵でした。
雑誌にて本編の続きを読んで、面白そう☆と思い、購入させて頂きました。
特にSSはないようなので、電子で購入しましたが、電子は後回しにしちゃいがちで、ようやく読めました。
受け様は、世話焼き体質の営業マン、鳴沢。
攻め様はアプリ開発会社の若き社長である久瀬。
若い社員ばかりでフリーダムするる会社の有り様。
社会経験のある鳴沢が、見かねて手を差し出し、会社として体を成していく。
また、若い社長として舐められないよう、バリアを張り巡らせていた久瀬は、鳴沢に諭されて、無駄な圧がなくなっていき。
自己犠牲に近い世話焼きでフォローしまくりな鳴沢は、ビックリする程自己評価は低く。
えー、あなたみたいな人がいてくれたら、社員はありがとうしかないのに~。
そんな、2人の変わろうとする姿が良かったです(≧▽≦)
最初は鳴沢が机の下で久瀬の足を蹴ったのに、変わっていった久瀬が鳴沢の足を蹴っていて。
見守ってきた母の気持ちになってしまい、感無量。
2人でうどんを食べる場面も好きです。
鳴沢を捨てた元カレや家族達のざまぁも見てみたかったですが、鳴沢が幸せになるのが、何よりのざまぁですね。
鳴沢は公私共に充実して幸せだわよ!と私が心の中で存分にドヤってやりますわ⸜(*˙꒳˙*)⸝