星屑のおやすみ

hoshikuzu no oyasumi

星屑のおやすみ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神55
  • 萌×229
  • 萌3
  • 中立5
  • しゅみじゃない8

--

レビュー数
15
得点
405
評価数
100
平均
4.2 / 5
神率
55%
著者
Arinco 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックスDX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799765050

あらすじ

星合蓮と天満戸祐也は幼なじみで夫夫。
2人の間には、とびきりかわいい息子の真がいて
家族3人の毎日は夢の中にいるような、甘い幸せに満ちている。
けれどそれは祐也が抱える秘密の上に、
絶妙なバランスで成り立っているのだ──。
実は祐也はΩではなくαで、真を産んだのは、
祐也の双子の片割れである祐真なのだ…。

幸福と切なさ、新次元オメガバース!

表題作星屑のおやすみ

星合蓮、アルファのリーマン
天満戸祐也、蓮の幼馴染のアルファ、リーマン

同時収録作品星屑のおやすみ

星合蓮
天満戸祐真、オメガ、祐也の双子兄弟

その他の収録作品

  • Good night,baby(描き下ろし)
  • ぱぱと先寝るとき(カバー下漫画)
  • あとがき(カバー下)

レビュー投稿数15

新しい形のオメガバース

星合蓮と天満戸祐也は幼なじみで夫夫。
2人の間には、かわいい息子の真がいて家族3人の毎日幸せに暮らしています。
でも実は祐也はΩではなくαで、真を産んだのは、祐也の双子の片割れである祐真なのです。

とても切ないお話でした。
愛情たっぷりの家族の物語かと思いきや、子供を産んだのは双子の片割れ、でも自分も幼馴染である蓮を愛してるし、双子の片割れも大切に思っている。
蓮も祐也をとても大切にしていて、祐馬はなぜ子供を置いて出ていったのか、というのが焦点になってきます。
家族3人の描写もとても良いし、2人の関係も良く、双子、幼馴染の関係の描き方も好きなのですが、1点、子供を置いて出ていった理由だけは共感できませんでした。
祐也の為を思っての祐馬の行動なのですが、子供を使うのは物語とはいえ、うーんと思ってしまいました。
みんな納得しちゃってるけど大丈夫?みたいな。

ただ、全体を通せば切なくて愛おしくて読み応えのある1冊でした!
α✕αの2人ですが、きっとこれから幸せに暮らしていくんだと思います。
息子くんがとにかくいい子で可愛いのもよかった!

0

No Title

蓮と祐也は幼馴染で息子の真もいる仲睦まじい夫夫。甘く幸せな日々を送る3人だけど、実は祐也はαで真を産んだのは双子の片割れであるΩの祐真だった。突然消えた祐真を探しながら戻るまでの間だけの代わりと自分に言い聞かせるけれど、祐也もまた本当は蓮を愛していて…。
秘められたそれぞれの想い、祐真が消えた真相、お互いに相手を思いやるが故にすれ違っていく切なさ。家族の形というものに改めて考えさせられる。大切なものって何なのか。そしてWファザーものに出てくる子供たちは何であんなにも可愛いのでしょう!星屑の煌めきでみんなが幸せになれますように。。。

0

家族の幸せに胸が打たれる・・・・・・!

【ここは返す場所なんだから・・・これ以上・・・好きにさせないで(祐也)】

エロス度★★★★★

蓮と祐也♡
オメガバース作品。
スパダリぱぱと頑張り屋すぎるままが紡ぐ恋物語⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾幼馴染みで夫夫・・・2人の間にかわいい息子・真もいて幸せ溢れる家族ଘ(੭´ ꒫`)੭̸*
家族愛・子育てだけでなく・・・偽りの家族・いつか本当のままに居場所を返すまでの身代わり・・・という点がめちゃくちゃ切なくて胸に刺さるポイント(๑˃̵ᴗ˂̵)

祐也の心情や蓮に対する想いが本当にもう切なさMAXで、αの常識に囚われてしまった故の両片想いの焦ったさとかも味わえてたまらなかったです(ᵔᴥᵔ)

0

めちゃくちゃ可愛い!すき!

まず、真が可愛いすぎる!!そしてどんな最終話を迎えるのか全然わからなくて、要所で蓮が祐也を気にする部分もあったり、とにかく読み進めないとわからない!と思いました。
祐也の気持ちが明らかになった後もどうやって解決するんだろうかとドキドキしていましたが、最終話は祐真の思いや理由を聞けて…そういう終わりなんだ…と。好みはあるかもしれませんが個人的にはウブな祐也が可愛すぎて、好きな漫画の一つになりました。あくまで考えすぎずフィクションということを前提として読むといいかと思います!

1

愛に溢れる関係

家族愛
親子愛
親友愛
恋人愛
本当に色々な愛の形が感じられる作品です。
色んな愛の形があるからこそ、受け止め方も読む人それぞれ感じるところが違うだろうし必ず自分に感じることのある形があるはずじゃないかと思いました。
それぞれの想いを大切にするからこそ生じるすれ違い…
それでもやっぱり大切に想い続けること…
Arinco先生、本当に素敵な作品をありがとうございます。

1

α×αならではの作品

Arinco先生の作品は今作が初めてです。
オメガバースの王道α×Ωよりもそれ以外のカップルが大好きなので、今作はα×αの今作を楽しみにしていました。
期待通りにとてもよかったです。α×αならではの葛藤や苦しさがよく描かれていました。

ずっと好きだった幼馴染のα蓮と守ってきた双子のΩ祐真との子ども真を、祐真の代わりに蓮と夫夫として育てるα祐也。
真が生まれて2日後にすべてを置いて消えた祐真。祐真の真意がわからないまま3人家族をしていく。いつか本物の母親に返すために。

読んでいると蓮が祐也を好きだと思っているのはすぐわかります。でもそれがいつからなのか、どうして祐真と子どもを作ったのか、わかりません。
そのため、蓮に優しくされるたびに「これ以上好きにさせないで」と苦しんだり、「ままじゃなきゃ」と言われて傷ついたりする祐也を見るのは切なくなります。
αとして、代わりの母親として、幼馴染として、「そうしなくてはいけない」という呪縛から抜け出せない、とても真面目な性格なんでしょうね。

ずっと探していた祐真を見つけ出して「戻ってこい」と伝えた後、家を出ようとする祐也。もちろんそんな祐也を逃がさない蓮。
やっとふたりはきちんと自分の気持ちを伝い合い、そしてふたりはやっと結ばれます。
その時のふたりのセリフがすごくいいです。とても素敵な言葉を伝えます。

「俺たちの話だから」「大事なのは俺たちがどうしたいか」
「繋がれたら…バカみたいに 好きしか出てこない」

見てくれたから、伝えてくれたからと、やっと素直になれた裕也。よかったね、と心から思えるラストでした。

蓮からの話で祐真の行動の理由、そして蓮と祐也に対する想いがわかります。でも本当の気持ちは?息子に対する想いは?とまだまだ気になります。祐真サイドのお話もぜひ読みたいと思いました。

この作品は創作BL大賞の受賞作とのこと。その賞のことは知りませんでしたが、最初は短編だったのでしょうか?それとも1話のみで続きを描かれたのでしょうか?ちょっと気になりました。
受賞作らしく今までになりおもしろいオメガバースだったと思います。

1

正しい道ではなくても、

以前こちらの作品の元になった6ページ漫画を読んだことがあったので、その続きが読めると知って歓喜で購入。
一見とても幸せな一家なのだけど、自分の双子の弟と自分の好きな人との間にできた子どもを弟の代わりに母親として育てているという、実は複雑な事情を抱えている家族のお話でした。

その「代わり」の立場にいる祐也は毎日に幸せを感じながらも、真の本当の母親ではないことをどこか後ろめたく思うところがあったり
夫である蓮のことも本当は昔からずっと好きだった相手なのでこの距離感に嬉しさを感じている反面、お互いαであることや弟の祐真とのことに囚われ続けていたり。
祐也の葛藤の中でお話は繰り広げられていくので、幸せと切なさが常に背中合わせになっているのがとても苦しかったです。

蓮と祐也がはじめから正しく自分の気持ちを伝え合えていれば、遠回りすることも悩んだり苦しんだりすることもなかったのかも知れないけど、でもそうなると真は存在しなくなってしまうというのが簡単ではなかった部分かな、と。
祐真のしたことはもちろん簡単に許されることではないし、ふたりをくっつけるためにそれほど大きなリスクを背負う必要はあったのか?とも感じたけれど
真の笑顔がなければあまりに不器用なふたりの拗れまくった思考は解けなかったと思うので、
こんな幸せな結末を前にしたら「正しい道を歩く」ことだけが正解ではなかったのかもしれないなと思わずにはいられませんでした。

最近はオメガバース作品になかなか手が伸びず…ということが多かったのですが、久々にこの設定の奥深さを感じることができた作品でした。

2

この続きが読みたい

Arinco先生の「Kiss me crying」が大好きなのですが、SNSでこちらの作品を知って発売を楽しみにしていました。発売までpixivの試し読みを読んだのですが、あらすじからストーリーの内容を想像していました。

そして実際に本編を読み進めるうちに、蓮の言動から私の予想は当たっているなと思いながら答え合わせをしました。

そうなって来るとどうしても祐也よりも蓮の気持ちを考えて切なくなってしまいました。

高校卒業後に急に行方をくらました祐也、そして祐真が祐也の為にした事、ずっと一緒に暮らして気持ちを伝えて来たつもりなのに祐也には一切伝わってなかったこと。

そのこともですが祐真がオメガだと分かった途端に、祐也が蓮と祐真をくっ付けようとして来たことにどんなことを思ったのかを考えて苦しくなってしまいました。

祐真が行動を起こさなければきっとこのような未来はあり得なかったと思いました。
蓮が祐真1人に背負わせる前に自分が行動出来てたらと懺悔する場面がありましたが、行動出来てたとしても祐也は逃げたと思います。

全てを捨てて逃げ出さなければなかった祐真の覚悟を知ると、彼を悪者とは思えませんでした。

やっと思いが通じて本物の家族として暮らし始めたその後の日常と、祐真が幸せになるお話も読んでみたいと思いました。

個人的に引っかかったのはオメガのママ友のヒートでした。あの集まりにベータやオメガしかいないとしても無理して来たのはあり得ないと思いました。ヒートが起こったらどうやって帰宅するつもりだったのでしょうか?ネックガードもしてませんでした。周りのママ友の親切に当たり前のように甘え過ぎで好きになれませんでした。

1

泣きました

私は過去のArinco先生の作品も全て読了済みです。それくらいこの先生の作品は大好きなんですが、中でも1番か2番を争う作品になりました。今回のこの作品はとにかく切ないし、ストーリーが良かったです!!

α×αのオメガバ作品です。
読んでる途中はこれどうやってハッピーエンドに向かうんだ?という気持ちになっていましたが、終わりにはなるほどなと思いました。

まぁ正直、弟くんのやり方とかちょっと現実目線で見ちゃうと酷い!!!って感想の方もいるのかもしれませんが、私はそこは作品として現実とは割り切ってみているのでそんなにきになりませんでした!

主人公が他人思い過ぎてなんというか本当に好きです。

迷っている方は是非買うことをオススメします!

6

ネタバレ注意

作者買い&オメガバ家族もの好きなので購入しました。

途中までは良かったです。
仲睦まじい家族のほのぼのとした姿を、本当の関係性を匂わせつつも描かれていて、ドキドキしながら拝読させていただきました。
攻の『好き』という感情も読み取れるし、それとは正反対に受の葛藤も描かれていて面白かったです。

弟(双子)くんの件が明るみになるまでは⋯⋯。
彼の行為を”兄弟愛“として受け止められるかどうかだと思います。

ちなみに私はBL=ファンタジー概念なので、BL読む時は倫理とか道徳とかスパッと切り捨てる方なのですが。


以下ネタバレあり。

読んでいく内にだいだい察してはいましたが、弟くん⋯⋯もっと他に方法はなかったんだろうか。

両想いなのにα同士故にお互いを諦めている攻(幼馴染み)と受(兄)。二人を何とかしたい、という思いはわかるけれど、だからといって攻を嵌めて(もはやフェロモンレイプでは?)子供作って、その子供を置いて失踪って⋯⋯しかも再会を果たした後の弟くん、『添い遂げたい人がいる』とか『全部知ってて愛してるって言ってくれる』とか⋯⋯いや、子供可哀想。

攻と弟くんの間に恋愛感情は皆無で、それに加え受攻が両想いな事を知っていた弟くん。それこそ「子供をこさえる意味とは?」となった時、私には二人をくっつける為だけに産まれた子供に見えてしまって⋯⋯あんなに愛らしいのに⋯⋯う〜ん⋯⋯しかも子供の名前(受がつけた)、弟くんから一文字とっちゃってるし⋯⋯フィクションだからとかBLはファンタジーだからとか、そういう事を考える余地もなくただ単純に「薄情なのでは?」と思ってしまいました。いっその事 ”不運が重なったフェロモン事故“ の方がスッキリしたなぁ、と。
結果、ハッピーエンドで丸く収まってはいるのですが、なんとも言えないモヤッとした読了感が残ってしまいました。

弟くんの失踪理由にあともう一声、何かこう、読み手が「そうするしか無かったんだな」と思えるくらいの切実な理由が欲しかったな、と。

ほとんど弟くんの話で終わってしまいましたが、事実、失踪後の弟くんの気持ちの有り様によっては評価は違ったかもしれません。

7

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う