支配する男×抵抗する男

DOGS dog eat dog 下

DOGS dog eat dog

DOGS dog eat dog 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神264
  • 萌×232
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
28
得点
1461
評価数
302
平均
4.8 / 5
神率
87.4%
著者
里つばめ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
シリーズ
GAPS・DOGSシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784813033653

あらすじ

何に巻き込まれてる?

T建設の贈収賄事件解決のため
尽力する斉藤たちだが、
議員絡みの事件のため捜査は
思うように進まない。
そんな時、部長に呼び出された
斉藤と連絡がつかなくなる。
訳ありの子供を預かっている矢島は、
自分なりに斉藤を探しだそうとするのだが…
追いつめられた時、矢島が思い浮かべたのは──
傲岸不遜エリート×意地っ張り野良犬の
共依存ラブ!

表題作DOGS dog eat dog 下

斉藤 誉(30)元上司、警視庁捜査二課のエリート管理官
矢島千紘(29)丸ノ内署生活安全課の巡査部長

その他の収録作品

  • After the Storm(描き下ろし)/カバー下:登場人物の細かい情報の紹介、小ネタ、あとがき

レビュー投稿数28

斉藤、彫ってもいいみたいよ

 窮地に陥ってもただではやられない男である斉藤も矢島もかっこいいですね。性格は全然違うけれど、2人とも警察にすごく向いているよなぁと改めて感じました。一方で、BL面を期待すると今回の上下巻は少し物足りなかった感が否めず。里先生の画は背景、台詞、描き込みがシンプルで削ぎ落とされているので、淡々とした会話を画で補う場面が少ないように感じます。事件の性質的にも斉藤の立場的にも仕方ないのだけど、今回は斉藤が矢島に迫るシーンもなんとか挟んだという感じに見え、全体的に無機質的な印象で、久々に読むとあまりぐっと惹かれるポイントがありませんでした。また続編を読む機会があれば、喰えない男同士の艶めいた攻防を期待したいです。

0

おぉ!甘いとこあった!

無印のときはもうちょっと甘かった気がしたんだけれど、それこそヤルしかないんかって思いかけていたところに最後広瀬から聞いたデートとはまず映画を実践するの、好かったな
スーパーでのやり取り甘かった!あんな可愛い笑顔向けられたらチューかなってなる!なるなる!
ヤキモチ妬かれて喜んでたりもあったんだけれど、ちょっと斉藤はヤりたがり過ぎなんだよな
それにしても矢島ったら、子供の名前すら呼ばないなんて、香川と聡を呼んでることが逆に不思議になってくるくらいだな
広瀬のこと、普通に尊敬しているのにフリみたいに思われてんのとかちょっとさみしい
花村は可愛いけど、斉藤はネコ派だからね

0

恋じゃない、愛。

下巻は本当に最高でしかないです。
斉藤安否不明で矢島が探し回るのですが、上巻では矢島の気持ちもほとんど描かれていなかったのに、ここからは随所で斉藤の安否を憂う苦しい気持ちや斉藤をどんなに大切に想っているかが表情やモノローグで描かれています。苦境に立たされても泣き言ひとつ言わない言えない矢島に、少しくらい人に頼ってもいいんだよと涙ぐんでしまいました。
正直、再会した時の斉藤の暴言には腹が立ちます。心底心配していた矢島を黙って抱きしめてあげればよかったのに。でもあれはまた今後斉藤の心が成長していく、その過程での失言と思うことにします。
矢島に横恋慕しているイケメンも再登場でラストはとんでも展開、最終的に斉藤が全て持っていきます。王者の風格。それでこそ斉藤誉。かっこいい。
そしてこちらもかき下ろしが最高でした。ちゃんと恋人だった!スーパーで買い物をする二人を見られるなんて。仕事では傲慢な斉藤が私生活ではまるでお子ちゃま。矢島の前でしか出さない可愛い一面なのでしょうね。プライベートの二人が仲良くやっていたので、もやもやが全て吹き飛びました。
もうこの二人の間にあるのは恋なんてふわっとしたものではなくて、絆、執着、そして愛。重い情で互いに雁字搦めですね。
カバー裏の二人、可愛らしい。里先生の御本は紙本で買うべし!です。
早くも続きが読みたくて待ちきれません。DOGSは主役たちのキャラが強烈に立っていて、他のBLでは得られない萌えがあります。ずっと続いてください。

7

続きください! 泣

面白かった!面白かった故に既にこの続きが読みたくてしょうがありません。こう思った方は沢山いらっしゃると思います。

上巻では斉藤さんの危機かと思っていましたが、見事に相手方を手玉に取っていましたね。
そしてそこを突破口とした彼の型破りな捜査方法は見事だとしか思えませんでした。

斉藤さんを信じつつ彼の為に動こうとする矢島さんに愛を感じました。事件と恋愛の両面がちゃんと描かれてあって、ここが里つばめ先生の魅力なのだと確信した下巻でした。

お子ちゃまに慕われるのは矢島さんの人柄だと思うのですが、女性にはちゃんと脈が無いことを伝えて置かないとと娑羅場になるよと忠告したかった。
でもきっと斉藤さんがちゃんと排除してしまうでしょう。www

内部情報漏洩の犯人も駒にして、これから斉藤さんがどんな活躍をして矢島さんを振り回して振り回されるのかがとても楽しみになりました。
早く続きください!

5

精読(個人の見解です)

事件の流れをしっかり理解するために精読したのでメモ。上巻の内容も含みます。あくまでも個人の見解ですので、解釈/推察誤りご容赦ください。ガッツリネタバレです。

【禁煙】
織田検事に事件(次官の身内の詐欺)を不起訴にされてイラつく斉藤だけど、タバコは吸えないっていう始まり方。冒頭なので印象的。そら矢島も気づく。局長にあわせて禁煙してたって噂ですけど、終盤「ジジイのご機嫌取りには飽きた」とも(勿論、贈収賄事件の方のご機嫌取りの話だろうけど)。動機は勃ち?持久力?問題を自称してるので禁煙続行か。

【本筋の贈収賄事件】
無印で「二課と本店が贈収賄事件を追ってる」って言ってた事件かな?ゼネコン(T建設)から国交省政務官(首相との親交もある西田政務官/再開発される土地が彼の身内の所有)への贈収賄。2課が内偵(轢かれた女性=T建設経理部に2年潜り込んでた警察官)を送り込んでた。最近の急展開は、次の人事に間に合わせるため。「国税庁も動いてる」とあるので、後釜に収まる人へ恩を売るという意味の戦果の取り合いなのか。内偵の情報を漏らしたのは織田検事だってよ。裏切り者に連れられて行った先での"女性の事故"のくだりで斉藤さんキレてるっぽいもんね。

【裏切り者】
斉藤が1話で「まだ泳がせとけ」って言ってたのは裏切り者のことかな?広瀬が「捜査機関の人間が捜査対象(T建設)に〜」って言ってた通り運転した刑事が裏切り者で、斉藤を連れてゼネコン(T建設)コンサルの元へ。"そちらの方"扱いされた裏切り者は自分が切られる可能性が頭をよぎったか川にダイブ。斉藤の「被害者の意識が戻った」というブラフからT建設役員の息子で経理部課長(交通事故の突き飛ばし犯で、裏切り者に知った顔指差し事前確認済み)とホステス(看護師に変装)が捕まる。裏切り者の残り2人は今作で未回収。

【自称美容師/九条】
自称美容師(infightでの監禁事件の被疑者)が矢島に接触、盗聴器壊す。 要(斉藤タヌキもといアニキ)「イヤホンの調子が悪い」=壊した盗聴器のことかな?
少年発見して少年の連れ去り犯を拘束。infightで香川が「うちで追ってた被疑者(通り魔)が被害者」って言ってたところから、要が犯罪者(九条)で犯罪者を潰す依頼をしてるのか?少年は現役大臣の隠し子?(無印で警護されてたジャーナリストの佐々木が持ってた情報の可能性もある?)九条って名前から華族が推察できるけど、九条も隠し子だとしてその家の苗字名乗るかな?自分で名乗ったわけでもないか。子供に好かれるの"子供"には九条も含まれてそうですね。

【犬】
国家の犬たる公務員の皆さま(斉藤、矢島、要含め)と、斉藤の犬の矢島と、要の犬の九条。新たな、かつ毛色の違う犬の花村くん。上巻2話で花村くんと斉藤は何話してたんだ?回収されてない気がする。好きなだけ体に彫ってやるって斉藤パワーでクビにされるんじゃないか矢島。否、警察内部での楽しみが減っちゃうからないですね。

8

みどりひかるこ

わかりやすいご解釈ありがとうございます。助かりました(╹◡╹)♡

味わい深い

先生ごめんなさい。
先生の絵苦手だったんです
でも
シリーズを読んだら
ハマりました。
沼ってしまいました。
私と同じような方
是非とも読んで頂きたい
矢島はあのク○の姉が
好きだったのに

エリートさまに
溺愛?されてますし(笑)
予想外な攻め受けなのか
まあ
いまでは
溺愛されている矢島をみるのが
楽しみなのでどちらでもいいですが……
話は
他の話に出ている人物もいるので
このシリーズは
他のシリーズも読まれた方が
楽しまれると思います。

3

見方を変えればこれってイチャ甘じゃない?

上巻に引き続き…

一人の女性の殺人未遂から始まった一連の事件。

下巻では斉藤が姿を消し、矢島は誘拐され、と
さらに物騒な展開になってゆきます。

そんなシリアスの合間にもしっかりイチャついてくれるからありがたい!

普段は斉藤の強引さに矢島が絆されているだけな気もしますが、
斉藤と連絡が取れなくなると、その身を案じて動き回る矢島に
案外一方通行ではなかったんだな…となんだか嬉しい気持ちに。
「連絡の一本もよこさねえで」と心配のあまり憤る矢島に斉藤も
めちゃくちゃ嬉しそうじゃん(笑)

斉藤捜索の過程で矢島が斉藤兄の元を訪ねていたけれど、
恋人の家族から認知されていて、気軽に会いに行けるってすごいよね。
こんなに恋人らしくない二人なのに、外堀はもうばっちり埋まってるという…


今作では突然子供を預けられて世話をすることになった矢島ですが、
常に連れ歩き、ときに手を繋ぎ、抱っこし、口元についた米粒をとってやり、
見かけによらず甲斐甲斐しく世話を焼き、親子のようなツーショットが
微笑ましすぎました♡

けれど、そんな矢島と子供の親密さに大人げなく嫉妬する斉藤。
立場的にはとてもお偉いさんなのに、矢島のこととなると
子供っぽさ丸出しな斉藤がなんだか可愛く見えてしまいました。

例えば本作がオメガバースだったとして、二人の間に子供ができたとしても
斉藤は実子にすらヤキモチ焼いちゃうんだろうなぁ…

今回ははじめから最後まで、濃密かつシリアス要素満載なストーリーでしたが、
そんな中で普段は素直になれず、言葉にも出せない二人の互いへの想いが
垣間見えてきてじわ萌えの連続でした。

こんなにも執着し合っているのに、糖分はハーフサイズ以下な彼らですが、
少し角度を変えてみると実はめちゃくちゃイチャ甘カプなんじゃないかな、と。

特に斉藤は暴君という性格が災いしてはいるものの矢島一筋の一途さで、
矢島以外は眼中にないけど仕事もばっちりできてしまう溺愛スパダリなのでは…?

描き下ろしでは事件後、休日を一緒に過ごす二人が描かれているのですが、
いつもより糖分量多めな二人にご褒美感満載でした♪
「俺の名前は呼んだことないくせに」と拗ねる斉藤に矢島の予想外のデレっぷり!
身体に名前彫るとか意外と愛が重い系?と最後の最後でニマニマさせられてしまいました。
次回作が見られるなら、お互いの名前を呼び合う二人とかも見てみたいなぁ。。。

5

足りなさの全部を含めた上にある萌え

ストーリーはとても面白かったのだけど、BL的に見ると進展があったんだかなかったんだかっていう終わり方かもしれません。さらに続きがあると信じて神!これで終わりなんて許しませんよーっていう神評価です笑。
今回は半分くらい?は矢島視点で進んでいた気がしますが、斉藤が大活躍してた印象が強いです。ピンチからは一人で脱出してるし、嫉妬するし矢島を襲うし、助けにくる王子的役割までこなしてます。
一方、矢島は子供に懐かれ女性を紹介されても、清算する様子もなく終わってしまいました。元々心理描写が少なく、キャラの表情で察しろということなのかもですが、今回の矢島はもう少し考えて欲しいかな、と思うところがありました。
とはいえ、そういう足りなさの全部を含めた上にこのカプの萌えがあったりするので、とてもややこしくって、そこがたまらなく好きだったりもして、どんどんハマっていきます。まあとにかく斉藤が最高なんだ…。
カプとしては、斉藤が引けばあっさり自然消滅しそうな危うさが漂う二人。そろそろ矢島からの矢印がはっきり見える展開が読みたいなあと思います。

4

骨太なお仕事BL 面白かった〜、最高!!

(こちらは下巻のみのレビューです)

序盤、斉藤にアクシデントが。人前ではクールに振る舞いながらも、実はめちゃくちゃ心配してる矢島にキュンとします。
ようやく再会したのに、会話が全然噛み合ってない二人には笑ってしまいますw
矢島の心配伝わらないな〜。斉藤勘違いしてまた発情してるしww
そんなチグハグな二人がいいんですよね〜、好き♡

今回は矢島が訳ありの男の子(お目目でっかw)を預かることに。普段は強面な矢島が、子供には優しく接するのにほっこりします。
そして斉藤さん、子供にもジェラってますね〜w
中盤、斉藤がしつっこく矢島を責める濡れ場があるんですが、広瀬さんの「いいお父さんになる」発言が火をつけちゃってますね、面白!w

後半、結構ヘビーな展開になってちょっと驚きました。いよいよヤバいって時に、斉藤の顔が浮かんじゃう矢島。そして助けに来る斉藤がクールで男前すぎて、カッッッコいい!!
それにしてもラスト、斉藤の禁煙の理由が…笑いました!最高ww

今作は、お仕事の部分がかなり骨太な内容だなーと感じました。一筋縄ではいかないというか、話が複雑に入り組んでるというか。自分にはちょっと難しい部分もありました。でも読み応えあって面白かったです!

書き下ろしは二人で過ごす休日。ほのぼのしてて可愛い。最後の矢島のセリフが、もうズキューーーン!!でした♡

本作はカバー下の小ネタも楽しいので、お忘れなきよう☆

イケメン俺様執着攻めの斉藤と、男前ツンデレだけど実は斉藤を大好きな矢島。この二人が本当に好きだなぁと改めて再認識しました♪

登場人物も増えて、ますます面白くなってきました!特に矢島に想いを寄せる九条が気になります。
まだまだ続いていってほしいシリーズ。
ぜひまた続編を描いてほしい!
待っています♡

紙本 修正必要な描写なし(濡れ場はあります)

9

名前をちゃんと呼んで

「(俺の)名前をちゃんと呼んで」

ひょっとしてこれが今シリーズの
テーマだったのでは…?

誉の川流れからの8話は最高でした。
なんせ斉藤さんの「誘ってる判定」が
ガバガバすぎて最高。
あと話聞いてなさすぎ最高。

美容師くんは自分の名前を
矢島に呼んで欲しかったし
斉藤さんは
「俺の名前は呼んだことないくせに」と
拗ねる…いや拗ねるとか
末っ子ムーブが過ぎる!

好きな人に名前を呼ばれるって
本人が思うより大切な事なんですよね…
なんなんだよもう切なくて泣けるよ。
呼んでやれよ矢島くんさあ。
彫るもんじゃないんだよ名前は。

人類史上最もカッコいい斉藤さんですが
それでもやはり主人公は矢島。
女性を紹介したくなる男、矢島。

そういえばGAPSでも中村先輩が
妹を紹介しようとしてましたね。
大切な女性を任せたくなるの分かります。
強くて漢気があり真面目で情にあつい男。
どんなハンサムも勝てない魅力がある主人公です。

上司で年上、でも末っ子。
部下で年下、でも長男。

この兄弟構成のねじれが
たいへん趣深いです。
BLの限界に挑戦した兄弟構成。
里先生は人格形成において兄弟構成が
どれだけ重要かをテーマに
論文書いてほしい。

上下巻を読み終わった瞬間に
続きが読みたくてたまりません。
「織田検事の手駒地獄が見たい!」
そんな気持ちでいっぱいです。
あと要さんのハイネックにスーツ姿に
完全にやられました…!
これはズルいですよ!
スピンオフ必至!
表紙裏の織田検事と要さんの関係とか
補足情報の域を平気で超えてきます。
贅沢…!

本当に大満足な上下巻です。

10

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