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nekoni naritai tamagawa kun
遂に…！！
甘やかされて癒されるラブコメ、真面目男子の『飼い猫』生活第3巻、未完結です。2巻まで単なる飼い猫と御主人様の関係が続いたので、（そろそろBがⅬしてるのを見たくて）新刊は正直迷ったのですが。
ですが読んで大正解！！
念願のハッキリとした恋人宣言と恋人としての行為にまでちゃんと至って、ずっと2人を見守ってきた立場として感無量でした。
もちろん猫としての可愛さ描写もあって、新顔子猫ちゃんに嫉妬したり…なんてホッコリもしました。
ですが、恋人宣言したからにはデートをしたり、恋人のピンチに駆け付けたり。そんな彼氏らしい包容力に萌えるのです。Hの時の大好きが溢れちゃった甘々ぶりにもキュンとなって。
4巻ではまた2人の前に危機が訪れるようですが、恋人になった今なら大丈夫だと思えます。事後の彼シャツ…ご馳走様でした！
飼い主と猫から両想いの2人になってからの2人のお話。
両想いになってからの田万川さんは1巻の最初からすると天と地ほども差があるかわいさっぷり。照れて照れてものすごくかわいいです。
真堂さんは猫への溺愛っぷりと似たような勢いで、恋人の田万川さんをぐいぐい愛でていくのがやっぱりかわいいです。
かなり冷静に続きをしようかと提案するところは、意外すぎてびっくりしました。
そして3巻でもやっぱり要所要所でいい働きをする保護猫カフェの店長さん！
田万川さんのへっぴり腰を押してあげて励ましてあげるところが素敵です。
晴れて2人が初夜を迎えることになるのか、という夜に生後3-4週、まだまだ付きっ切りでお世話が必要な子猫を拾います。
初夜が迎えられない男性2人に拾った子猫の展開になるかと思いきや、保護猫カフェの店長は田万川さんに猫としての助言をするし、田万川さんもさみしかったと訴えつつ、先輩猫としての振る舞いをするし、ちゃんと猫設定が残っているところにとても萌えます。
初デートで田万川さんのホテルマンの血が騒いだり、初期設定がずーっと生きているのも、読んでて楽しいです。
（あれ、初期設定どこ行った？って作品、けっこうあるように感じるので）
困難を協力して乗り切る2人する姿が美しいし、困難を乗り越えた後に職場でらぶらぶになりつつ、エッチになだれ込まなかったところも素晴らしい！
だめになった初デートの代わりに真堂くんが案内したコースもすっごく温かくてよくて萌えたり、泣きそうになったりしました。
初エッチ後の背中のひっかき傷と、いいんだよ、猫はひっかくものなんだから、というやりとりも最高に萌えました。
田万川さんの転勤の話が出てきて、せっかく両想いになった2人なのにどうなっちゃうの、というところで3巻は終わります。
作家なんだからついて行けばいいんじゃないの、と読者は思ったりもしますが、会えない時間が2人の愛を、って展開になるのかな。4巻も楽しみです。
