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gifted α ou to shoukan sareta hazure miko
滝沢先生、初めてです。
ツボでした。攻めが、良かった!
あらすじなんかは他の方々が細かく書いていらっしゃるので…
召喚された受けちゃんは司書の地味男子、って設定ですが。学生時代から祖母の手編みを着る男。揶揄われ、いじめられようと着る男。そして、社会人になっても職場で着る男。
優しい良い子ですが、かなり我が強い偏屈男とも言えます。自分が正しいと思うことは、譲らないんです、彼。主義主張、割としっかりします。地味男子なだけで、気弱男子ではないのです。
攻めの王子。王子として振る舞う時はクールな出来る男。受けちゃんといる時だけ、かわいい年下男になるのです。
街にバレバレお忍びの王子も、クソかわいい。
この二面性というか、ギャップ?が堪らんのです。
セッッ中の怒涛のおねだり攻撃なんぞ、もう、ね!ドラマCD出してくれぃ!って心から思った。
サブキャラ達も個性的で、頭の中で可愛く立ち回ってる姿が浮かぶ。
エンタメ色強め、クスクス、にやにや、ハラハラな作品だと思う。
他の作品も読んでみたくなりました!
や〜…!攻めの魅力が溢れてました…!
好いた相手の身体に注ぎ込み、一晩かけてオメガに変貌させることができる、という設定も個人的に初めてで、刺さりまくりましたよ…
身体を作り替えられた章(受)の分身が一回りちっちゃくなっちゃうのにも、なぜか分からんが大変萌えた。。(´∀`*)
しっかり者で、臣下に見せる顔は時に冷酷な王なのに、章にだけはメロメロで甘い顔を見せ、セッッの時は喜びのあまり泣いちゃう年下攻め様、最高でした✨
絡みながら章にあれこれ要求する姿も可愛く、きゅんでした。
「一生一緒にいると誓って」「泣き虫でも笑わないで」「私以外のアルファと口をきかないで(!)」「寝間着は絶対お揃いにして」etc,...
要求が細かい( *´艸`)
”ギフテッドアルファ”として一心に期待されながら、「未来を視る」能力が開花せず、欠けた存在とみなされている攻め。
そして唯一の肉親を亡くし、地味に生きていて自分には何の価値もない…と、諦めの境地にいた「ハズレキャラ」である受け。
そんな二人が出会い、互いに影響を与え与えられながら「人生の唯一の主人公は自分」という言葉を言葉で・行動で体現していく様子が気持ちよく、スッキリとした読後間に包まれました✨
あと、個人的にああ、神だわ…と思ったのが、最後の最後のオチ。
受けの章というキャラには正直そこまで萌えなかった…けれども、この一文にはなんと、そうだったのか…!と驚かされて。
素晴らしい締めくくりだと思いました◎
転生・神子召喚から始まる作品、特に小説のジャンルでは多くなってきましたよね。
こちらの作品は、ハズレ神子&オメガバースの融合物語。異世界から召喚されたものの、望みの神子ではなくガッカリされる…という何ともいい迷惑な召喚からスタートするお話です。
元の世界で図書館司書だったショウは、とある古書を手にしていたところ異世界へトリップ。王の番となり王に未来を予見する力を授ける力を与えてくれるだろう…そうした期待から呼ばれたというワケです。
ショウにそんな力などなく、しかも身体検査ではベータとの判断。周囲から不出来な神子とバカにされるシーンが度々出てきます。
しかーし。王であるアスランの番となればギフテッドアルファの力で、どんな性別もオメガ化できる設定が用意されているので、番に関する心配は無用です!
王の伴侶を決めるレースが始まり、ショウもそこに候補者の1人として参加することになります。なにやら、バチェラーみたいな流れになってきました(笑)
これはお約束ですが…アスランとショウは秘密の逢瀬を重ねていて、他の候補者たちと比べても1歩どころか10歩ほどリードしています。アスランはショウとだけ、いい感じ〜な関係を築いているのがニヤニヤ^ ^
この作品での見どころは、王の伴侶選定がメイン……と言いたいところですが、実は"過去を知り現代に生かす"テーマが含まれいて、私はここにこの作品の素晴らしさがギュッと詰まっていることを声高に訴えたいです。
ショウが召喚されたこの異世界では、"未来を予見する能力"をギフテッドアルファである王に与えることが神子の使命です。アスランにはまだその力が発現していない状態なので、神官たちから早く番を持てとせっつかれているんですよね。
王に未来を予見する力があれば、国難に立ち向かえるし国が豊かになる…こういうわけです。
なんとまぁ他力本願著しいことか。過去には目もくれず未来のことしか気にしない愚かな側近たちに辟易します。
アスランは予見力がないからこそ、過去の書物から学びを取り入れてどうにか国を治めたいと頑張る素晴らしき王。ショウは本好きってのもあり、書物から得られる知識…つまりは過去の先人たちが残した記録から問題に立ち向かうヒントや解決法があることを知っているので、アスランのしていることに共感するし、アスランもまたショウの考えに感銘を受けます。
もーね。この2人が番にならんで誰がなるの?な状態なんですわ。
ショウは所々で、書物から得た知識を異世界のお偉方の前で発言し、ビックリされるシーンがあるんですが、こういうの大好きー!!
見えないパワーや運に頼るような国政より、ちゃんと足元を見るっていうのかな、誰しもが問題解決に取り組めるようなやり方で国を築いていく方が国の地盤が安定すると思うし、これが歴史学の大きな意義なんですよね。
何か話が逸れちゃいましたが、こういった深いテーマを作品にサラッと入れてくる作者さん、すごいなって思いました。
恋愛面では基本的にラブラブ。アスランのショウへの溺愛のさじ加減は良かったです。気になるオメガ化の顛末にもご注目下さいね!
ショウが嫉妬心からアスランから身を引くシーンだけは賛同しかねましたが、その他は文句なしに面白いです。文庫本サイズじゃなく、もっと内容を深掘りしてじっくり読みたい気持ちでした。
アスランは善王になること間違いなしだし、ショウも伴侶としてその知識でアスランをサポートしていけることでしょう。それを思うと、ハズレ神子ではなく、間違いなく!アタリ神子でしたよね。
文章の口当たりも滑らかで非常に読みやすかったです。王道の系統が好きな方はぜひ♪
滝沢先生のお話だーといった感じで作者買い。
異世界転生×オメガバースBLということで、結構ご都合展開だったりするのかなと思いつつ読んでいたのですが、受け様も攻め様も魅力的で一気に読んじゃいました。
私、モラル高いスパダリ系(でも健気)みたいな攻め様だいすきなんですが、この攻め様・アスランすげえヒットでした!!
国のために真摯に頑張っててさ、時折見せる弱い部分がもう……!!
そこだ!!そこを手厚く包摂するのだ章(受け様)!!
章の方も“いい人”で、召喚されて迷惑も凄そうだろうに……序盤からアスランを思いやっててこちらも幸せでした。『いい人』はいいね、安心して読める。。。
後もう一つ良かったのが、この作品私としてはキレイ系のハピエンシンデレラ系の印象なのに、セッがオメガバース濃度の高い激しいセッだったことです!!
お上品に導入と朝チュンでまとめるのかと思いきや!!!
こういう作品で攻め様にゴリゴリに攻められて受け様がなりふり構わず“叫んで”いるの久しぶりに見た……幸せの叫び……!!!
生々しい表現でアレですが、注ぎ込まれて噛まれて。。。良かったね章泣
まとまりよく読みやすい文でしたので一気に読んじゃいました!!
楽しみにしていた今月発売される滝沢晴先生の作品の一冊でした。今ハマっている設定ということもあり最後まで楽しませて読ませていただきました。
ただ章(ショウ)の性格は好きだったものの、今までの経験から自分を卑下する癖だけは好きになれませんでした。また、凄く自分の事に関してだけは鈍いんですよ。これは経験値によるものなんですが、凄く焦ったく感じました。でもこの焦ったさが凄く癖になるんです。
そしてアスランの章と他の番候補への態度の違いに凄く萌えること間違いないと思います。
凄く好みだったのは章によってアスランの意識が変わって行くところでした。今までの召喚神子と違って特別な力がないからこそ、章の知識が思わぬ方向性を示すことになります。そして皆が意識を変えて行くキッカケになるんです。この辺りの流れが滝沢晴先生らしかったです。
そして脇役も魅力的で個人的に番候補だったディミトリがお気に入りでした。彼の魅力が強すぎて主役2人が霞んでしまったので萌2にさせていただきました。章の獣僕のヤノも可愛くてお気に入りでした。
それから166ページの6行目ですが「最終的にはこの世界をからいなくなる」ですが「この世界を」の「を」は要らないですよね?
ギフテッドアルファである王の未来を見る力を覚醒させるために召喚された神子であ司書だった章とその王様アスランのお話。
王としての威厳を保つべく普段は物凄く威圧的で怖い雰囲気のアスランが章に対してだけ年相応で無邪気で甘えたなのが最高でした!受けへの特別感大事!!
また未来が見えるからこそ過去を振り返る必要がなく文明が廃れていっているところをどうにかしようとする流れが矛盾なくとてもスムーズでだからこそ本を修復できる章が神子だったんだろうと思わせる流れがとても良かったです。混乱した時に章の特別な力や元の世界の知識でどうにかしてしまうのではなくて国そのものを変えようとするという展開がすごく好きでした。
今回は特別なアルファ故に王となった第二王子と
異世界召喚された図書館司書のお話です。
攻様の覚醒のため召喚された受様が
ハズレ神子と呼ばれながらも攻様の伴侶となるまで。
受様は本好きが高じて図書館司書となりますが
地味な性格の上に本の事となると熱くなるため
同僚と上手く馴染めません。
クリスマスイブの日、
破れた児童書を返却した女子のため、
早い修理を進言した受様は修繕を押し付けられます。
受様は児童書を丁寧に修復した後
古書店から寄贈された古書を手を伸ばします。
その本は見た事のない言語で書かれた古書で
かなり修繕の手間がかかりそうです。
受様が本を閉じると表紙の紋章が光りだし
突然受様の足元の床が消えて身体が落下し始め・・・
落下速度が緩んだと思ったら
受様は誰かを下敷きにして倒れこみます。
受様が恐る恐る目を開けると壮絶美形が微笑んでいて
受様は小説の出てくる王子様みたいだと思います。
この美形が今回の攻様となります♪
攻様に「ここは王宮3階の書物庫だよ」と言われ
受様は困惑しますが続く言葉により驚きます。
ようこそ、ゼム王国へ。
君が来てくれる日をみんなが待っていた。
果たして受様に待ち受ける未来とは!?
ギフテッドアルファとして重責を負う攻様と
不思議な本を手にした事で異世界に召喚された受様の
異世トリップオメガバースになります♪
攻様の言葉を理解できない受様の前に
攻様が兄と呼ぶ神官長が現れ、受様は自分が
神子として召喚された事を知らされます。
この国は受様が住む世界とは違う次元の世界であり
ギフテッドアルファの現王の能力の完全覚醒のために
召喚された事を説明されます。
この世界は優勢のアルファ、水準的なベータ、
アルファとフェロモンで惹かれあうオメガがいますが
ギフテッドアルファは桁違いの潜在能力があり
意中の相手をオメガ化させ番にでき
「未来を見る」能力で国を繁栄させてきたそうで
受様は神官長に現王と番となり、
王の能力を完全覚醒させて欲しいと望まれますが
受様は自分が特別な存在とは思えず
とりあえずは番となって日本へ戻る道を探そうとします。
ギフテッドアルファ=次の王とされた第二王子の苦悩
王となれず神官の道を極めた第一王子の真意
国王の番候補に集められたオメガ達の思惑
息子のオメガを王妃として王政の実権を狙う公爵の野望
高貴な者に一生仕える獣僕の主人への忠誠
受様の存在は攻様に新たな知恵をもたらし
受様は攻様にとって特別な存在となっていくのですが
受様だけがそのことに気付かずハラハラMAX!!
伏線は所々に張られていますが
基本的に読者がムムムと思う方があやしい存在で
受様が王妃となるまで楽しく読ませて頂きました。
自分の人生はハズレくじだと思っていた章。図書館で紋章入りの本を修復中にムゼ王国に召喚され、そこではハズレ神子扱いされ王配になる為のレースに参加させられる。ずっと周りに翻弄されてるのがしんどい。
そんな中でアスランとの時間は温かく優しくて、章には癒やされる時間だったと思う。
また国王の仮面を外したアスランは可愛くて。章にだけ見せてくれる事も嬉しくて章が惹かれるのは解る。アスランも素を見て理解してくれる章といるのは心地よかったんだろうなぁ。
けどギフテッドアルファのフェロモンかもとか、多数が妃に選ばれるかもとか不安に苛まれてるのは辛かった。
エドゥアルドの企み、その理由には憤りしかない、章にもアスランにも彼らにしか解らない苦しみがあるのに。
ただ事件の中で、章が自分の意志で生きていくと覚悟を決めたのは良かった、誰でもない自分の人生だもんね。
自分の意思で大好きな人とつがいになれて良かった。2人が可愛くて幸せそうで嬉しかったです。
ヤノが可愛くて和みました。
読みやすかったです。
予定調和な中でハラハラドキドキ。
アスランの甘えん坊さが可愛い!
特に最後のあの時のおねだりとか!
章が常識人で善人で好感が持てます。
ヤノも可愛いしちびっ子モフモフまでついてきてなんてお得なんでしょう。
展開はまあ想定内なのです。
アスランがそこまで章を早いうちから好きになるのがちょっと疑問。まだアスランのために怒る前からもう?あ、王扱いしなかったからか?
異世界トリップものを読むたびにチラッっと思うのですが。転校生の法則も多少はあるんじゃないかなあ?
違う世界からやってきて姿も違い価値観も違うニューフェイス。転校生って学生時代を思い出すとやたらモテたんですよね。
内容も盛りだくさんだし、泣き虫絶倫アスランが可愛いくて。最後の方はもうアスランったら違うキャラでは?なほど隠さなくなって。
良い休日になりました。