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ryouen to akujiki
こん炉先生の作品は、主人公のこじらせた性格やひねった設定も楽しめますが、何といっても絵柄が好きです。
歌舞伎の女形の化粧って、目の周り全体にほんのり朱を入れてちょっと酔ったときのような色気を出しつつ、目の周囲にくっきりと紅をさしてキリリとした目線を強調しますよね。
奈緒也もトーンと濃い目のアイラインで、そんな色気が感じられます。
また、尉くんはサカってるとき、顔全体の暗いトーンの中で黒目の部分だけが白抜きになって、能面の泥眼を思わせる妖しさを放ちます。
そんな印象的でシリアスな絵柄とかなりアホな設定。
それがクセになり、次も作家買いしてしまうと思います。
朝目覚めて、パンケーキの甘い香りがしてくるなんて最高!
これ、1度目に読んだ時はすっごく懐疑的で、なんか裏ある、なんか裏ある、と疑いながら読んでました。
で、読み終わって「ナニコレ?」
で、だ〜い好きな一冊になりました!
だって。
こんなストロングなストーリー。大好きですよ!
陰キャで、婚活は全滅失敗、いじけて他人の幸せなんて祝えない、一木はそんな男。
ゲイではないけど社内のきらめき王子的な小田島にちょっとアコガレ。
ところが、なぜかその小田島から結婚を望まれて…
…と、そこから始まる疑問と恥じらいと嬉しさと、そしてやっぱり疑いと。
読者(私)も一木と一緒に「なんでここまで?」って戸惑うんだけど、小田島は甘くて甘くて、なんか本当に王子様みたい。
ところがやっぱり波乱はあるんですよ。
小田島が怪しい電話してるのを聞いてしまう一木。
やっぱり…と小田島から距離を置く一木。
私も一緒になって「やっぱり!」なんて思って読んでたけど。
なんと小田島の愛情は本物なんですよ。なんでか知らんけどとにかく本当に一途。
だから陰キャでオタクで疑い深くて臆病な一木は、そのままの自分で愛されてるんです。
良いわ〜…最高の読後感だわ…
正直、小田島が一木を好きになるきっかけは弱いと思います。でもこの際どーでもいい。このハッピーさ、これが全て。迷ったけど「神」でいっちゃおう。
陰キャでオタクな一木が同僚でハイスペな小田島とお見合いをするところから始まります。
オタク特有の早口と独特の言い回しをする一木が妄想する時や卑屈になる時にコロコロと表情が変わるので面白かったです。
小田島が着々と一木の外堀を埋めていくので、一木が好きなんだろうなと伺えてニヤニヤしてしまいました。
一木の勘違いですれ違った時は切なかったですが、誤解が解けて両想いになれて良かったです。
しかし、酔い潰れた一木に絡まれただけでそこまで執着するかな?と疑問に思いました。
ebookは白抜き修正でした。
無自覚に小田島を煽る一木が可愛かったです!
初読み作家さん
ちるちるさんの評価が3桁超えだったこと、タイトルが変わってて興味深かったことで購入しました。
同性婚が合法となったちょっと未来の日本(希望的観測)のお話です。
キャラクター設定は消して可愛くはないのですが、2人のやり取りがひたすら可愛くてニヤニヤ萌えたり照れたりしながら読みました。
人生いろいろうまくいかないことだらけの一木奈緒也、表情も言うこともやることも陰鬱な感じがします。
対するのは仕事も絶好調、モテモテハイスぺの会社員、小田島尉、輝いている感じがします。
そんな2人が利害一致、というおkとで、偽装結婚、お試しで1年間暮らすことを決めます。
が、実は、お互いが片想いをしている2人。
なんとかうまくいきたいという小田島尉の策略による同居生活がスタート。
一木奈緒也はうれしかったり、落ち込んだり、自信のなさ、後ろむきな考えがあり、感情の起伏が忙しいのですが、かなり頻繁に変な表情や応答が出てくるのが、絶妙でとてもおもしろかったです。
BL漫画の主人公とは思えない強烈な表情がいっぱいでてきて笑いました。
ヘテロとかゲイとか、そんな区別も差別も出て来ないのもこの作品の素敵なところだと思いました。
小田島尉がけっこうぐいぐい、納得させてなし崩しに関係を進めていこうとするのに対し、一木奈緒也はなぜかそれらをすんなり(そうでもないときもあるけれど)受け入れていくのですが、その勢い、テンポの良さがすごかったです。
勢いよく関係が進んでいくかと思えば、不器用すぎる2人のやりとりも合間にあって、行動力とのギャップに萌えました。
誤解があって悩んだあとの2人の行動力もすごいです。2人してぶっ飛んでるから答え合わせをしたときのすとーんと落ちる感じがより満足できました。
2人とも言葉足らずだったのが、ちゃんと向き合って答え合わせをしあうように想いを確かめ合うくだりがとっても素敵でした。
会社の人たちとのやりとり、人間関係も最後にもうひとつ笑わせてくれて大満足のラストでした。
いつもお世話になっております。
あまりに尊い至高の陰キャ受けを堪能させて頂いたので
お礼を兼ねて僭越ながらレビュー書かせて頂いております。
失礼ながら、こん炉先生お初だったのですが、
美しい作画で、すっきりしたキレイな画面の中にふっと入ってくるあの
独特な自虐&ギャグ感のあるシュールなコマ、最高ですね。
おかげで陰キャでちょっと鬱陶しい卑屈な奈緒也くんを
応援し、愛すことができました…。
陰キャオタクにありがちな拗らせたぶっきらぼうさや、
思い込みが激しくて暴走しちゃう感じ、イイですね…。
適度な気持ち悪さもイイです…。神経質そうなビジュ花丸です…。
それをココロから面白がりつつ溺愛している攻めの尉くん、
顔が良…。良すぎますね。
爽やかイケメンなだけじゃないトコ、さらにイイです…。
ネタバレにはならないと思うのですが、
特典ページのおまけ漫画の2人
(ゲームしている4コマ)が異常に好きで笑
特典ページっていつもならサラっと読んで
フンフンほ~って思って終わりなのですが
こちらはなにか、ものすごーく良かったです。
何回も読んでニヨニヨしています。
ワタシはまたしても素晴らしい作品、
素晴らしい先生に出会ってしまったようです。
こん炉先生ありがとうございました。
他作品も貪り読ませて頂く所存です。
引き続きまして、何卒よろしくお願いいたします。
ページめくる度に奈緒也の言動がツボりすぎて、タイトルの笑いがずっと出る(笑)照れ顔がまた!可愛いんですよ!あれよあれよと流され、ズブズブと小田島の手中に落とされていく奈緒也をニマニマしながらモブのように眺めて楽しむ作品です♪
わ〜、あまあまの溺愛!
読後、幸福感に包まれます・:*+.
攻めキャラの属性に執着とありますが、執着というより本当に「溺愛」ですね。溺愛攻め大好きなので感謝感激でした。
終盤の「おはようございます 好きです」「卵は目玉焼き?スクランブル?ー好き」「了解 好きですよ」って朝から顔中にキスしながら畳み掛けてくるシーンがもうたまらなかった…✨
たしかに、結婚するために策略を練る理由としては「惹かれた理由」がちょっと弱い…かもしれない。
でも、それを差し引いても攻めの溺愛っぷり・受けの拗らせ一木君の満たされっぷりが半端なく、心が満たされました◎
病的な執着攻めも好きなんですが、こんなふうに目一杯甘やかして蕩けさせてくれるスパダリ攻めも、やっぱり大好きだ〜〜
誰かに大事にされてるって思えることが幸せなんだな!と感じられる作品です!ところどころに散りばめられた笑いの要素も加減が絶妙で、とにかく読んでいて楽しいです。お顔の表情もコミカルで、これもまた見ていて引き込まれる要素でした。自分に自信がない主人公の気持ちや思考に共感できる部分も多々あって、不器用な生き方だからこそ、終盤に進むにつれて頼む!どうか幸せになってくれ!と願わずにはいられません。やっぱりハッピーエンドが最高です!
卑屈な奈緒也さん、だがそれがいい!!!!!
小田島さんの素敵な罠に引っかかってくれてありがとうございます!!!!
一喜一憂する奈緒也さん、めちゃくちゃ可愛くて最高です。心の中の声が毎度オタク全開で、あれ?私かな?って思います(笑)
受けの一木くんが日本ヲタ代表(めちゃ卑屈)でネガティブで卑屈なんだけど恋をしてあたふたして勘違いしてあたふたしてめちゃくちゃかわいい…お母さんに頼み込まれて行ったお見合いに推しが!という、んなばかなストーリーと思いきやその裏にこのイケメン攻めの策略が巡らされていて。。とにかく最後まで攻めの尉くんが考えていることがさっぱり分からずどゆこと?どゆこと?何だけどこの人まじかっこいい。。そして同棲(仮?)の生活の甘いこと、甘いこと。受けのタジタジがまたかわいい。一木くんに何度もがんばれ、がんばれ、分かる〜的な共感をしました。
最後はとてもロマンチックでなるほど〜でした。ヲタ受け好きな人は絶対好きだと思う!