「さーせん」「知らなかったっす」 「瀬野さん、好きです」

さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩

sashisuseso de kudoite kuru konamaiki na kouhai

さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×211
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
8
得点
154
評価数
35
平均
4.4 / 5
神率
57.1%
著者
大森小鳩 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ブライト出版
レーベル
Tulle Comics
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784861239953

あらすじ

食品メーカー営業部で働く瀬野は、イマドキな新人・青木に告白される。
軽いノリでどこまで本気かわからないけど、健気に慕ってくれる青木に戸惑いつつも少しずつほだされてしまう。
けれど瀬野は過去の経験から踏み込むことができずにいて…。

ふてぶてしい令和後輩×恋に臆病な平成リーマン
じんわり癒される等身大のオフィスラブ

表題作さしすせそで口説いてくる小生意気な後輩

青木、食品メーカーリーマン、新人、瀬野の後輩、25歳
瀬野、食品メーカーリーマン、32歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし ある日の午後の先輩と後輩

レビュー投稿数8

印象と違う!

え?!やばい!
すっご〜〜〜く良かったんですけど!!!!!

…というのが読後の第一声(心の中)です。

初読みの作者さま。
ほのぼのリーマンものでも読むかぁ(失礼)みたいなノリで、表紙とサンプルの雰囲気から安易に(とても失礼)購入。読む前後の私の内面の変化がすごい。私比で。

恋愛の最初と+くっつくまでのモダモダと+つきあってからの葛藤と+果ては元カレ登場まで各ステージでの萌えが1冊でばっちり供給されました。ハァ、お得だった。

何といっても、攻めの青木の一途さがもう、、、
瀬野と一緒に、こいつかわいいなぁ〜と悶えてしまいましたよ/////
冒頭のテキトーに軽く生きてますみたいな感じでは全然なくて。愛情表現がいちいちストレートで、仕事も頑張るしデキるし、もろもろ変に悩まず溜め込まないのが清々しいし、いい塩梅の年下攻め感が素晴らしい!

あと、個人的にお仕事描写がちゃんとしてるので変にイライラしないで済みました。(社会人だといいかげんな描写されると引っかかりません?)

ということで、作者さまの次の作品が楽しみになりました!
ちなみにのほほんとした素朴な雰囲気は終始ただよっております。しいたけの原木とか出てくる。笑

5

「さしすせそ」に込められた深い愛情に拍手!

本当、読む前後でガラッと印象が変わる作品です!
「世代間ギャップを感じるラブコメ作品かな〜」と思いきや、2人の幸せがじんわり沁みる、余韻が残る作品でした

舐め切った「さしすせそ」を多様しながらアプローチする後輩の青木君と、そんな青木君の流れるような口説き文句をのらりくらりと躱わす先輩の瀬野さん。
試し読みでの2人の軽快なやり取りがツボで即購入でしたが、自分の直感を信じて大正解!

完全に小生意気なチャラ系リーマンだと思っていた青木君には、良い意味で裏切られましたよ……!
めちゃくちゃ一途&誠実で最高なワンコ攻めじゃんか!!!!
若さ故の少し強引でストレートな愛情表現に、タジタジになってしまう瀬野さんとのバランスが堪りません♡

一方、過去のトラウマから、同性同士の恋愛に臆病になっていた瀬野さん。
「いつか捨てられる」と言う思いが根底にあり、青木君と恋人になっても深い関係になる事を避けている様子が焦ったくも、「わかるな〜」と頷けるキャラクターでした。
そんな瀬野さんですが、青木君の一途な誠実さに後押しされ、一歩踏み出す事が出来て本当に良かった……!

大きな山場は無く、淡々とした雰囲気の作品ですが、だからこそ日常の小さな変化や出来事を積み重ねていき、コツコツと信頼関係を深めていく2人に凄く満たされます。

何より、椎茸の原木や釜飯越しに目が合うシーンなど、些細な描写がめちゃくちゃツボでした!
こう言う、さり気ない見せ場が凄く良いな〜〜〜!
お仕事描写もリアリティーがあって、描写の一つ一つに拘りを感じる丁寧な作品で◎

淡々とした日常系作品がお好きな方に、是非!
個人的にもっと多くの方に読んで頂きたい、激推しな一冊です。

▶︎シーモア/白抜き(意外とエッチ多め)※描き下ろし…10P

4

ゴーイングマイウェイわんこ

お久しぶりの大森小鳩さん。
作家さん買いです。

「さしすせそで口説いてくる」ってなんのことやら?と思ってたけど、納得。

でも「せ」がないぞ、もしや「せ」から始まる言葉って……あれか?
「セックスしません?」
だったら嫌だなぁ……
って思ってたら「瀬野さん好きです」とド直球!
5ページ目にして早くも火の玉ストレートを投げる姿に、あ!なんかこの攻めいい!!とキュンポイントを早くもゲット。

この攻め、めちゃワンコなんだけど、一筋縄じゃいかないというか。
「中年特有の」とか言いたいこと言うわ、グイグイくるわの調教は難しい自由なワンコ。

ウケたのが「俺、この家くると玄関先でいつもこうですよ」と前おっ勃てながらえっへんしてる姿。
威張ることじゃないと思うけど、かわいい。

「俺だけをいつも聞き分けのない〜」というコマや、花火大会での「瀬野さんは俺と何にもなりたくないんだ」と傷ついた笑顔を見せたあそこのコマにキュキューン!とさせられました。あれは反則。可哀想で可愛い。

新人リーマン×先輩リーマンというリーマンカプなので、きちんとリーマンBLらしく二人の仕事を軸に、仕事に邁進する描写もしっかりあって好印象。
読んでみるとさらりと織り込まれていた鯛めしが重要アイテムだったし、まさかのしいたけ原木登場には笑ったけど、こういうところがお上手だなと思います。
(「よるにきんのあめふる」の銀杏や葉っぱもそうでしたね)

そして攻めはめちゃ有能だけど、どうしても先輩とは七年分の経験の差があって……みたいなとこや、「なんか子どもっぽいとこばっか連れていっちゃったかな」とデートで心配する描写とか、「俺って頼りない?」と悩むところとか、年下攻めの萌えツボもしっかり押さえてて好き。

受けの元カレ描写も絶妙で解像度が高い!
「俺の最適解」とか言っちゃうとことか、良心は欠如しててずるいけど軸があって魅力的なところとか。
だから、なんでこんなクズ男に受けは惹かれたんだ??みたいな疑問は湧かず、あぁ仕方ないな…と思わせてしまう。

細かいところもしっかり満足できたので、神で。

1

セリフがいちいち面白い

クスッと笑えるところもあってじんわりと暖かい気持ちにもなる、すごく大好きな作品です。
青木のセリフがいちいち面白いんですよね、好きなはずの相手を中年扱いしたり、うすぼんやりした理由で振るなとか言ってきたり。
2人の同棲生活もみてみたいなーって思います

0

めちゃくちゃほっこり

同じ部署の先輩後輩で年の差もそれなりにある青木と瀬田、そんなふたりのお話でした。

面倒見も人当たりも良い瀬田に対し、青木はなんとなく熱量低めな"典型的な若者"感が漂っていて。
何を言っても返答がめちゃくちゃ軽いので、瀬田にしてみれば「舐めた態度を取ってくる後輩」という感じだったのだけど…
蓋を開けてみれば青木のそんな態度にも理由があって、そこからのギャップと甘さが最高に好きでした…!

そしてあっさりしているようで深い部分にも食い込んだ気持ちが見えるのも良かったです。
恋愛や仕事への向き合い方、これからどう生きていくか?という葛藤。
瀬田の元彼の登場もいいスパイスとなって、ふたりの未来にも影響したのが素敵でした。

最後はふたりで食卓を囲んでいる微笑ましい場面で終わるのだけど、こういう「ザ・日常」という風景にこそ幸せを感じられる気がしてめちゃくちゃほっこりしました。

以前pixivで読んですごく好きな作品だったので、一冊にまとまったのを読めて嬉しかったです。

2

セリフテンポ最高。

何気なく見た立ち読みで、セリフのテンポの独特な感じにやられて購入決定。
基本なめてる後輩がちょいちょい混ぜてくる本気が絶妙。生意気なのにちょいちょい可愛いのほんとずるい。こりゃ可愛がる。
後輩可愛がっちゃう先輩も可愛い。特に初デート前日最高。
これからもこの作家さんのもっといろんな作品読みたい!!読!み!た!い!!

1

年下ワンコ、甘くふんわりなリーマンもの

青木×瀬野


年下ワンコ攻め。
思ったよりあまあまな展開のリーマンもの。


32歳の瀬野は食品メーカーの営業部員で
昔、結婚した先輩との恋愛に影響されて恋に臆病になった。

そんな瀬野が
25歳の後輩、青木に口説かれてる。
青木からの真摯な気持ちに瀬野の心が間もなく開いていく。

というふんわりとしたお話。

青木のワンコ攻撃の本気度がすごいから、
瀬野の戸惑いもあまり見えないのだ!

青木が早速に瀬野にキスして・・・
瀬野も負けじとそのまま受け入れる・・・

初デートですぐにエッチ気満々の瀬野、
めちゃくちゃ大胆すぎる!

以降
しかもエッチの勢いがハンパなく加速する!

2人の恋の進展がめちゃくちゃスピーディーだけど、
それがまた萌えてしまう!

普通な当て馬展開で、
瀬野の元彼の先輩も登場する。

満腹級の幸せ度がふわふわ広がるラスト。

青木の健気な慕っている姿や、
満点なワンコ攻撃が最高で、
再び愛を信じる勇気を取り戻す瀬野が可愛い!
2人の神速なラブラブっぷりと、
胸キュンエロさにノリノリで、
あまりの甘さに胸焼けしちゃいました!

2

いつの間にか令和×平成

初めましての作者さんです。エイっと買ってみました。

さしすせそで口説くって…?さしすせそ作文か?しかも本命にだけ舐めた態度で。

予想よりお仕事描写が多くて良かったです。新人が成長していったり、最初の先輩を雛が親鳥と思うように?慕ったり影響受けたり。新人なりの焦りとかもいいですね。

そんな瀬野からしたら本気なのかイマイチわからない青木に、こちらはググっとくるんですよね〜。
あの行動にそんな意味があったなんて〜、とか。生意気だけどちゃんとこの先も考えてる頼もしさとか。

ついつい7歳も上で、やらかしちゃってる瀬野としては慎重になるし、そんな急がなくても…な気持ちもわかるよ!

思い立ったら吉日だよ!

お仕事もので後輩先輩ものを読みたい気分のときに良いのではないでしょうか。

2

この作品が収納されている本棚

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