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あなたの運命(たったひとり)になりたい 育ての親の吸血鬼×健気な大学生
kyuketsuki ha shinzou no yume wo miru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
上巻と下巻に関連性はなく、
どっちも単品でもそれぞれ楽しめる。
吸血鬼と人間の、
切なくて疼いラブストーリー。
上巻と下巻でも、
攻めが受けの保護者。
受けは攻め以外に全く興味を持たなくて、
ただひたすら大きな想いをアピールしているが見どころで、
受けの大きな愛情に対して、
攻めがどんな対応をするのか?も注目ポイント。
受けの必死な心情や、
心の奥から湧き上がる渇望には胸が熱くなる!
攻めが受けのことを
どれだけ大切に思っているのも痛いけど共感できる!
彼らのそれぞれの恋の行方にはドキドキしてしまうこと間違いなし!
上巻:
緋佐人(吸血鬼)×朱里(人間)
大学生の朱里が、
彼の育ての親である吸血鬼の緋佐人に
ずっと一途に想いを寄せているけど、
緋佐人は自分が朱里の運命の相手ではないと思っている・・・。
という大人しい朱里と優しい緋佐人のお話。
緋佐人が誰に対しても同じくらい優しい。
それは誰でも特別ではない。
そんな優しさが好きになった側にとっては残酷なんだ。
朱里がどうしようもなく、
泣きたくなるくらいそんな緋佐人が好き。
朱里が自分の欲望を言い出せるし、
緋佐人が優しくて朱里の望むことを何でも叶えてくれるけど、
朱里だけに対する愛情ではないから、
それが朱里にとっては虚しいことだよね・・・。
緋佐人の優しさの裏にある愛を求める寂しさが切ないし、
百年単位で待つ恋なんて、
もう孤独が増していくいくのだ。
緋佐人が実は朱里への深い愛が浮かび上がってきて、
もう目が離せない!
穏やかな優しいエッチで、
朱里の無限の恋心と
緋佐人の偉大な包容力が交錯して、
2人だけの愛しさがじんわりと秘められている。
緋佐人の仲間である吸血鬼の丹も、
全体においては醍醐味で、
彼の切ない恋にも感動する。
不審な連続殺人事件が
少しミステリーと緊迫感が加わってくる。
「人も吸血鬼も恋をするために生まれてきた」
2人の心の奥深くに眠る愛を浮き彫りにして、
運命の中で、
愛に向かって生きる道を選んでいるのだ。
この切なくて美しい愛情は、
見たことがないくらい残酷で優しい!
2人が最高な幸せに包まれていく姿を見て、
胸がいっぱいになりました!
緋佐人は誰にも優しくて求められれば与えてくれる。血を提供してくれる「供血人(女性)」たちは彼に想いを寄せるも彼にとっては『心臓』ではないから「特別」にはなれない。相手の「好き」を自分も「好き」だと返すけど、その感情の隔たりの差が違いすぎて残酷な人だなと思った。ずっと傍に居て見てきた、そして自分もそっち側の存在である朱里の冷たい表情と語りゾクっとした。
いつか現れるかもしれない緋佐人の『心臓』を近づかせないために牽制する朱里…同時に緋佐人に自分を『心臓』にさせて欲しくて、血を与えてキスして身体を重ね、好きになってほしいと希うも優しい顔で残酷な言葉を言う緋佐人と涙を流す朱里の描写が、めちゃくちゃ胸が痛くて切なすぎて朱里が可哀想.°(ಗдಗ。)°.
もう1人緋佐人と腐れ縁?の吸血鬼 丹。彼らの行末を傍観している。でも彼が居てくれるおかげで2人の物語が動き出す!
緋佐人は『愛情』というか様々な感情に対して疎いのかな?だから『心臓』は自分にとって今までとは違う『特別』な感情を齎して『運命』だと夢を見続け希うのかな…盲目的に。彼に「虚しさ」を感じて離れていく中で朱里だけは、傍に居てくれてるんだよな…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
朱里に将来のことを聞いて彼が今までどおり緋佐人の傍で店を手伝いたいという思いを聞いても心が動かないのが悲しい。緋佐人もそれに対して虚しさを感じて早く解放して欲しさに『心臓』を探しているみたいで余計に寂しい。
今巷を騒がしている『連続殺人事件』の犯人⁉︎と丹が現れて緊迫な状況に⁉︎
切なかったし吸血鬼にとっての『幸福』が分かった気がした。
ロシュと丹の関係性が切なすぎる…吸血鬼同士で『愛し合っても死ぬには人間が必要なんて…』(T ^ T)
2人が抱えた人間への『憎しみと苦しみ、痛み』が辛すぎる。いかに吸血鬼にとって『心臓』が『特別』なのかが分かる内容だった。゚(゚´Д`゚)゚。
朱里の幼い頃の回想、『心臓』はどうやって分かるのか緋佐人に聞いても本人も分からないでもひと目で他とは違う『特別』な何かだと信じている彼を朱里自身がそうだったから否定しないし同時に自分は違ったのだと分かってしまう幼い朱里の顔が辛い。そして今あれほど願っていた緋佐人からの言葉は、あの頃とは違う感情から出た言葉で朱里を傷つけ追い討ちにそばから離れて『普通の人間の社会』で幸せにして欲しいなんて…朱里の欲しいものは『緋佐人の心臓』だけど違うよ『緋佐人自身』なのに‼︎Σ(-᷅_-᷄๑)
こんなにも朱里の想いが伝わってないのが本当に辛かった…緋佐人は朱里に本当に『特別』な感情を抱かなかったのかと打ちのめされた。
朱里の酷いクマ…そりゃなるよね。丹が現れて緋佐人のことを話す2人、やっぱり緋佐人はもう諦めていたんだね。運命的な出会いを願っても現れず探し求めても見つからず…そして『朱里』を『心臓』にしようと自作自演することを選ぶくらい。ある意味「疲れてしまった」諦めなんか、朱里にとっては嬉しくないし、虚しさが募るだけだよね…だって緋佐人が希うほど嬉しそうな顔を知っているからこそ自分には向けてくれないのを今までもこれからもだったら耐えられない。だから緋佐人への幸せを願い別れを選んだ朱里の緋佐人への告白と言葉そして涙の笑顔は、めちゃくちゃ綺麗で哀しくて辛かった.°(ಗдಗ。)°.こんなにも緋佐人への『愛情』が溢れているのに…緋佐人〜ばかぁ!泣
家出して三ヶ月、朱里は緋佐人が居なくても普通に日々を過ごせる自分に違う虚しさを感じているの、分かる…。
そして、緋佐人の方が大ダメージ食らってるやないかい(笑)
血飲まなくてぶっ倒れたんかい。重症じゃん…朱里が居なくなって少しは気づけたのかな。感情が変化できたことに嬉しさを感じているのが彼が化け物に近かったのが、より理解できる。丹の電話で朱里は緋佐人のところへ駆けつける。
いやぁ〜ここからの朱里の心からの本音が良かった♡綺麗じゃない独りよがりでまだ諦めきれず醜い感情の吐露、最高でした♥
そして!やっとやっと伝わったぁ〜‼︎吸血行為(いちゃいちゃ?)緋佐人が止まれなくなっているのが興奮と感情を動かしてくれた歓喜を感じた♪
緋佐人の『心臓』を本当にくれるのか?と聞く朱里ともらってくれるの?と聞く緋佐人。今まで望まれて与えてきた緋佐人が、望んで受け入れてくれる側になったのが新鮮!
性根が曲がり独占欲を曝け出す朱里の気持ちを『すごく幸福な話』だと本当に幸せだと感じている緋佐人の言葉を受け遂に朱里は『心臓』になれたぁ〜♪
本当に良かった〜(੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡
2人が希った望みが叶い結ばれたのを感じる今までとは違う想いが通じ合ったsexが最高でした❤︎緋佐人の感情が動いたからこそ表情も変化していて、最後の2人の笑顔が眩しくて美しかった(੭ु ˃̶͈̀ ω ˂̶͈́)੭ु⁾⁾ 本当に幸せそうでこっちも満足♪
本当に素敵な物語でした♡
こんなに朱里に感情移入すると思わなかった。最初、見た目からめっちゃクールでドライな子って思ったら緋佐人の前でだけは可愛いくて恋してる男の子で健気イイ子すぎてギャップでやられました(笑)
しかも純粋で綺麗な恋心だけじゃないドロドロとした醜い独占欲を持っているのもよかった!
緋佐人は感情変化が分かりにくいけど、朱里を特別に思ってなかった時でも優先している行動はしっかりと保護者的な立場から「大切」にしていることは伝わってた。想いが通じ合ったら感情が表に出るようになったのが一番嬉しかったな。
2人とも、これからも幸せな日々を過ごすんだろうなぁ〜♡
これからの2人も気になるなぁ♪それぐらい私にとって最高な作品でした♡⃛
コミックス化お待ちしておりました~⸜(*ˊᗜˋ*)⸝⋆*
ずっと単話で読んでいて完結後もなかなか単行本化されず、
紙本では読めないのかなぁと諦めていただけにこの度の
コミックス化とっても嬉しかったです♪
本作は吸血鬼と人間の異種同士の切なく、閉鎖的な愛を描いたシリーズです。
まず上巻は吸血鬼の緋佐人と幼い頃に彼に引き取られた朱里の物語。
子供の頃から緋佐人だけを見つめ、愛し続けてきた朱里ですが、
200年の時を生きる緋佐人は運命の相手である“心臓”を探し続けており…。
本作における“吸血鬼”とは正確には
“V症候群”と呼ばれる疾患に罹患した人々を指しています。
ただ、彼らの不老不死や再生能力、吸血衝動などは
“吸血鬼”と呼ばれる人外の存在とほぼ変わりません。
一般的な吸血鬼と唯一違っているのは彼らにはその身体の内に
“第二の心臓”と呼ばれるもう一つの心臓が存在していること。
その心臓を取り出し、人間に渡して食べてもらうと、
渡した人間が死んだとき、元宿主の吸血鬼も同時に死んでしまう。
ゆえに吸血鬼たちは自らの心臓を渡した人間のことを「心臓」と
呼ぶのだそうです。
つまり、本作のタイトルの「心臓」とは吸血鬼に心臓を渡された
人間を意味しており、そんな噂のような伝説のような
ロマンチックな逸話が本作のベースになっています。
とはいえ、当の緋佐人は生来の性質か、長い時を生きてきたせいか、
基本来るもの拒まずで求められれば誰にでも愛をばらまくナチュラルクズ。
朱里のことも大切にしながら、求められれば抱いてくれるくせに、
好きになってと言われれば「運命の相手ではない」と遠ざける。
それでも近くにいられれば、と想い続ける朱里がひたすら一途で切ない…。
最終的には朱里から距離を置かれたことで、その存在の大切さを自覚した緋佐人。
でも、今までだってずっと一緒で幾度となく特別ではないと言ってきたのに、
少し離れただけで気付けるならもう少し早く気付いてあげてよ!
朱里が切ない片想いをしてきた今までの時間が少し勿体なく感じてしまいました。
ただ、結果としては異種同士による寿命の違いも克服できて、
最幸の結末だと思う。
「君が死ねば僕も死ぬ」
それは比喩なんかではなくて、
文字通り、生きるも死ぬも同じ、一心同体になった二人。
これぞ究極の共依存ですよね。
200年間運命の相手を待ち続けるだけだった緋佐人が
自分自身で選んだということが何よりも愛の証だと思うのです。
吸血鬼を題材にしたお話ではあるのだけど、この作品の吸血鬼は人ならざるものという立ち位置ではなくて、表向きは先天性の疾患に罹患した人間として扱われているという他には見ない設定になっていました。
でもあくまでそれは"表向き"に定められたものなので、当の本人たちは吸血鬼としての生き方に正しく向き合いながら命の終わりの時までを考えているというのがなんとも切なかったです。
緋佐人に対する朱里の一方通行な想いがまた、近いようで遠いふたりの関係を表しているような虚しさがあって。
歪んではいるけれどもブレない朱里の気持ちが痛いほど伝わってくるので、緋佐人が探し求める第二の心臓を捧げたい「運命の人」の存在を憎んでしまいたくなるところもありました。
誰にでも等しく優しい緋佐人のそばで、朱里はどれだけ苦しんできたのだろうか…。
丹の想い人の登場でふたりの関係は変わっていくわけですが、その辺はふわっとしていたかなと思います。
結局運命の人なんて存在しなかったのか?というのは曖昧なままで、突然朱里に「心臓になって」と言った緋佐人の真意もいまいちわからず…
わからないというか伝わりづらかった、というほうが正しいかもしれません。
切なくて苦しいところもたくさんありながら、最後はお互いに求めあい結ばれる美しさがあって。
めちゃくちゃキレイにまとまっているのですが、なんとなく一度読んだだけでは理解できない部分があったかなと思いました。
央川みはら先生の作品は複数、拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
エゴイスト 3
血表現 2
エロ 2
な感じだと思います。
育ての親の吸血鬼×人間の大学生のカプです。受けの朱里くんは幼い頃、祖母が亡くなり行くあてが無いところを吸血鬼の緋佐人さんに引き取られた。大学生となった朱里くん。緋佐人さんに想いを伝え、キスをして身体を繋げるが、緋佐人さんが探し求めてる運命の相手である「心臓」ではないと、決して選ばれない。自分が選ばれないのなら、いっそ緋佐人さんも独りでいてほしいと思ってしまう。
攻めの緋佐人さんは誰にでも優しく人当たりが良い、だからこそ誰のことも特別とは思ってないし、僕の「心臓」じゃないから、とハッキリ告げる感じが優男なのにエゴイスティックでタチの悪い人たらしだなと感じました。因みに吸血鬼の緋佐人さんと人間の朱里くんですが、緋佐人さんの従姉妹の雲孫と言う孫の孫の孫の孫、と言うことで一応は血が繋がった関係です。雲孫なんて聞き慣れない言葉なので、最初は人物名かと思ってしまいましたね。
今作の設定として吸血鬼と言われる人達は、あくまで先天性の疾患である「V症候群」の患者であり、あくまでも人間とカテゴライズされています。しかし血を欲して、心臓を貫かれても死なず、1000年生きる者もいる為、結局吸血鬼と呼称されています。そして緋佐人さんが探してる吸血鬼の心臓とは、吸血鬼が自ら第二の心臓を人間に与え、その人間が死ぬと心臓を与えた吸血鬼も死ぬと言うものです。
想いを抱き、身体を求めれば応えてくれるのに、決して特別になれないと虚しさが募るばかり。自分が選ばれないのなら、他の人も選ばれるなと、緋佐人さんに近付く人達を牽制していく。緋佐人さんのことが好きだけど、誰かと幸せにはならないで、と少し歪んだ朱里くんのエゴには何とかなく理解出来ます。
ですが、緋佐人さんが朱里くんに心臓になってくれる?と言い出したり、その代わり僕から離れて生きてほしいと言ったり、そのくせ朱里くんが出て行くと、血を読むことを忘れて倒れてしまうなんて、緋佐人さんの心理が少し理解出来なかったです。育ての親として朱里くんのことが大切で好きという感情はあるだろうけど、恋愛感情としての好きはいつからなのか分からなかったです。
脇役キャラですが、かなり味のある吸血鬼の丹さん。どっちがどっちか分かりませんが、吸血鬼同士のサブカプとしてしんみり切なく描かれている丹さんとロシュさん。個人的にメインカプより萌えました。昔の丹さんも今の丹さんもビジュアルがツボでした。もっと読みたかったな。
エゴまみれな2人ですが、お互いが特別になって特別になれて、2人で不幸にもなれる幸せ。是非とも読んでほしいです。
吸血鬼モノってどれも設定が凝っているものが多いですが、こちらも類に漏れず。
吸血鬼が噛むと気持ちよくなっちゃう!はあるあるですが、吸血鬼が安らかに?眠るためには自分の第二の心臓を人間に食べさせて、その人間が死んだら吸血鬼とともに死ぬという・・・運命共同体っぷりがすごい。
V症候群(吸血鬼と書いたけど先天性の病気であって人間ではあるらしい。でもうんと長生き)なヒサトと、彼に引き取られた遠い親戚?のシュリ。一応二人は親子関係?なので、禁忌的な要素も含んでいる。
えろえろだったりあまあまだったりを求めて読み進めていると、意外とエグめの生臭いシーン(エログロではなくただの暴力×グロ×死)があったりするので、苦手な方は注意です。
個人的にはサブcpはなくても良かったかも?
タイトル買いはしたんだけど うーーん
はじめましての作家さまだったんで なんともあれなんですけど
心臓の意味が違ったわ
エゴイスティックとは書かれてるけど吸血を抜かせば 誰にも関心がない夢みる従伯父と独占欲強めな尽くす大学生の話
吸血鬼とはいっても「V症候群」という先天性の疾患で吸血はしても遺伝も感染もしない この設定だからなのか余計に ただの 従伯父と甥の恋 に見えてしまったのかな?
確かにエゴで溢れてるんです
寄せられる好意に見向きもせず自分の欲望を果たすために運命のひとを探してたり
愛したいで暴走する独りよがりってのもあったし 受け入れないのに求めるなんて究極のエゴだし
でも 心臓の意味を知っちゃうと エゴイスティックよりロマンチックが勝るんだよな
あ だからエゴイスティック・ラブストーリーなのか ←今気づいた
心臓を射ぬかれても死ねない 不老ではあっても不死ではない
意識の変化をみせるためなんだろうけど やたら 普通の人間 を強調してくるんだけど 躊躇いのひとつもなくキスをするように吸血が行われてるもんだから 胸をつく痛みが読みきれない
設定はせつないのに 淡々としすぎてるのか誰の哀れも 苦しみも今一つグッとこず
不老不死の哀れから繰り出される自分勝手な愛はほんとよく描かれてるのに
掻き立てる衝動や 沸き立つ苦痛がもうちょっと露になってたらな
まぁ うまい具合に収まったからいいんだけど 大盛りのエゴに心臓を渡すというほんとの愛の意味が若干かすんじゃったのかな