愛を食べて生きている 上

ai o tabete ikiteiru

愛を食べて生きている 上
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神40
  • 萌×219
  • 萌12
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
313
評価数
73
平均
4.3 / 5
神率
54.8%
著者
芽玖いろは 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス Qpaコレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784801980822

あらすじ

性交渉による繁殖が根絶し、
体外受精によるリモート繁殖のみの世の中――。

出生率は増加傾向にあるものの、様々な弊害から
旧式[セックス]での生殖に戻す極秘プロジェクトが始動、
遺伝子工学研究員のカナメはセックスを習得する被検体になることに。

緊張しながら遺伝子データをもとに選ばれた
疑似パートナーを待っていると、
やって来たのはチャラい見た目の男・イオリ。
出会って早々体に触れられ、初めての快感に困惑するなか
流れるようにセックスに持ち込まれ――。


"性的な交渉"が根絶した世界で繰り広げられる、
セックスワーカー×遺伝子工学研究員の
"愛"を知ってゆく物語、上下巻同時発売。

表題作愛を食べて生きている 上

イオリ,プロジェクト被験者
スズキ カナメ,遺伝子工学研究員

その他の収録作品

  • 描き下ろし:bonus track
  • あとがきまんが

レビュー投稿数13

真面目なカナメがかわいい(上巻のみの感想)

初作家さん
セックスワーカー×遺伝子工学研究員
で難しいお話なのかな~と思いつつも素敵なイラストと読み応えのある
上下巻にひかれて購入

体外受精・育成が主となった世界が根底にあり
リモートで受精した赤ちゃんに対しての愛情が正しく注がれていないのではないか
と感じるカナメが旧式(セックス)を学ぶお話

設定が難しいながらも、
カナメが性行為がうまくできずプロジェクトに貢献できていないことに
悩んでいる生真面目さや、パートナーとして派遣されたイオリとの歯車が徐々に徐々に嚙み合ってくる感じがストーリー構成がうまく
引き込まれていきます!

これ2周3周読んで理解するやつだ(嬉)
私の理解力もありますが
何度も読んで理解するお話が好きなので、じんわりほっとするお話が好きな方はおすすめ
あとは他の方も書かれていますがえっちが長い...!!!!
旧式のセックスに抵抗を感じ始めた後はまずは~と自慰から始めるのですが
いじらしくてかわいいし、読んでほしい!

下巻も読みます!!!!!!
まとめて販売してくれるのも忘れなくていいポイントですね..
気づいたら続編逃しているときあるので...

0

愛することの尊さを知る

性交渉による繁殖が根絶しリモート繁殖のみになった世の中が舞台という斬新な設定に驚きつつ、コロナ禍で様々なことが制限された日々を生きた今なら、こんな時代が訪れてもおかしくないのでは…?と思ってしまうようなとても興味深いお話でした。

自身は最先端医療に携わってはいるけれども、旧式で繁殖をしていた人々の思いを大切にしているカナメ。
命の重さや愛することの尊さは、いくら技術が進歩しても変わらないものだと信じているのでしょうね。
彼らの生きる時代では「古くさい」と言われてしまうのかもしれませんが、真っ直ぐで純粋なカナメを映しているようですごく響きました。

そんなカナメが旧式での繁殖に戻すためのプロジェクトで被験体となり、最適のパートナーとしてやってきたイオリとの「旧式」での触れ合いの中で愛というものを知っていくという展開に。

最初は軽薄そうでちょっぴり強引なところがあったイオリですが、中身はとても温かい人なのがすぐにわかってきます。
ただただセックスの指南をしたり素材を採取するための行為をカナメに求めるのではなくて、カナメの身体のことや気持ちを優先してくれるような優しさにめちゃくちゃキュンとしました。

イオリの生い立ちを知った上でカナメが自分の気持ちに気付き、文字通り「愛のあるセックス」をしたふたりですが。
そのまま上手くいくわけがないだろうことはなんとなくわかるので、今からハラハラしています…。
ふたりがどんなところに辿り着くのか、下巻でしっかりと確かめたいと思います。

1

愛を食べて生きている 上

設定が面白い
映画みたいでした
セックスが旧式と呼ばれる世界
合理性が優先される世の中は、目的は果たされるけれど成果が伴わない
その発想が、すごいなぁと思いました

要らなくなったと思ったものが、改めて見直さられることはありそうなのですが子作りでもそれが起こる社会は歪なようでギリギリの世界を保っているのだと思います

その世界を芽玖いろは先生の絵がとても綺麗に表現されていて美しかったです

キャラクターの儚さや色気がとても妖艶でした
上巻はまだ世界の闇が見えなくて、けれど切なさはあってすごく良かったです

2

エッチが長い!濃い!

芽玖いろは先生初の上下巻。
新型ウイルスが流行した結果、すべてがリモート化され性的な接触もなくなり繁殖さえリモートになった世界。
多くのことがコントロールされて命や愛が気軽であるが故に軽く見られているようになっています。
もしかしたらそんな未来になってもおかしくないかも…と思えるのはコロナ禍ならではなのかもしれません。
そんな中、新式の繁殖方法=人工授精の弊害で寿命が短くなり赤ん坊が多く亡くなって、遺伝子工学研究院のカナメは旧式の繁殖方法=セックスを学ぶことに。
遺伝子的データをもとに家にやってきたパートナーはセックスワーカーのイオリ。しかも男でチャラ男。そんなふたりの物語です。

【上巻についてのお話です】
男と男でどうセックスをするのかと躊躇するカナメにイオリは無理やり身体を触り射精させます。そしていろいろな初めてを経験するカナメ。もうかわいいんですよ!!見た目は大人の男だけど無垢な子どものように初心でかわいい反応が見られます。
そしてイオリがまたエロいし色っぽいしかっこいいんですよ!
ふたりともガッツリと男らしくとても官能的なセックスシーンになっています。

でも簡単に物語は進みません。やっぱり上下巻はいいですよね!物語と登場人物の気持ちや行動に厚みが出ます。
カナメが自慰をしたり、それを見つけたイオリが手伝ったり、考えすぎて勃起しなくなってカナメが暴走したり、それによってイオリが傷ついたり…。
ふたりはイオリの同僚のリセのお陰で愛を感じ合いながらセックスをします。研究のことを忘れて。じっくりと長いページで、なんと1話以上かけてとても素敵なセックスが描かれています。
そして、カナメは「愛している」と伝えます。でも「身体を繋げると特別な情が湧く」「愛情は些細なことで人を狂わす」リセの言葉がイオリの気持ちと行動を自重させます。


上巻の前半ではカナメの仕事と世界観を丁寧に説明していますが、途中からイオリについても明かされます。実はイオリはずっと「運命の人」を待っていたクローンだと。
人間とは愛とはなにか、どう生きていくのか、人との対話や命の重要性など倫理的・道徳的な重いテーマも描かれていますが、特に押しつけがましくはありません。さらりと読めます。

下巻ではイオリとカナメの物語の終わりと、スピンオフ、リセの物語もあります。
どちらもハピエンです。

4

真面目さが可愛い!

遺伝子工学SF!!
全てが人工授精で生まれる世界
人類のために旧式SEXを習得することに……

シリアスなんだけどコミカルさもあって、えろもしっかりエロくて面白く読めました!!

カナメの真面目で使命感たっぷり頑張り屋さんなところがとても可愛い!!

初めての快感や優しさに戸惑ってるのが可愛い!!
恥ずかしくてイオリを頼れず、自慰しちゃうのとか最高に可愛いです!!!

成績ばかり、と責めれてしまうけど、子どものため人類のために懸命に奮闘している姿は応援したくなるし、イオリみたいな人と関わるのは初めてなんだから、そんなに責めないで~と、すっかりカナメ推しに。

リセやイオリの背景を考えると切なく考えさせられるわけですが……

「愛を食べて生きている」というタイトルが秀脱で、それがどういうことか分かって、自分の気持ちともイオリとも向き合えたのがとても良かった!!

研究のためではなくイオリを求める姿が綺麗でかわいくてえっちくて愛情の力がすごい!

イオリもカナメには特別な感情があるように思えるのに…まだまだ謎がありそうな予感で下巻~

最初、カナメが液体窒素生まれというところに、窒息しん?液体窒素で保冷しながら受精させたん?どゆこと???って頭の中が混乱したんですが、難しいことはまぁいっかと思わせる世界観がありました。

人口増加計画のためのSEXなのに、男×男だったのは、習得するためには、まずは相性だったのかなとか(イオリは受精できる?いや、攻めだし!と混乱したりもw)

そして、Rentaはしゃかしゃかなんですけど、たまーーーに先端が残ってるのがとてもとても良かったです!!!

3

チャラ男のセックス指南と思いきや…

近未来の世界。
ウイルスが蔓延する世界での「新しい生活様式」においては、もはや生殖に接触はいらない。
人々は試験管で創られ、職業シッターに育てられる。
だが最近は試験管新生児の死亡率が高くなり、旧式のリアルセックスでの生殖が生命力が高いとされて…

…そんな世界観で、研究員のカナメが研究対象に選ばれて、旧式(リアルセックス)を習得する事になる、わけだけど。
のっけから、とは思うが。
なぜ相手が「男」?
遺伝子マッチング、はいい。でもさ。「生殖」には「卵子」がいるんだろうよ。
もうそこもクリアするくらいの未来世界?
精子x精子で受精卵ができる…ってか?
イヤイヤ、コレはBL、BLだからいいんだ、とする。読み進めても設定の細かい部分の齟齬があります。
ここからはその辺の不安定さを全てすっ飛ばしてからの感想にします。

生真面目なカナメと、エロ巧者のイオリ。
カナメは何もかも初めてだから、イオリに翻弄される。
ヒナ鳥効果もあるのかな、イオリとのリアルセックスの後はイオリの事ばかり考えるカナメです。
このカナメが可愛いですね。
表紙は実物を見れば単にカナメの困惑顔なんだけど、ちるちるの小さい画面ではヘンな因縁つけてるヤクザみたいに見えちゃってね。(カナメごめんね)
この物語は基本的にはカナメ視点だから、イオリがとんでもないチャラ男に見えていたんだけど、後半「リセ」というイオリの同僚(?)がカナメの考え方をバッサリ斬ってくれて私もハッとしました。
セックスを数値化としてしか考えなかったカナメの間違いに。
そしてイオリやリセの衝撃的な「正体」…!

…という理想的引っ張りで下巻へgo。

2

上巻のみの感想です

コロナ禍から想起した近未来の時代背景、HSPの設定がおもしろいと思いました。

キャラ2人も対照的ながら、バランス良くていいなと。
イオリがやさしく攻め上手なの好きです。

先生が描かれる絵は洗練されていてかっこよくて見やすい構図、コマ割りがいつもいいなと思っていて。
特に横顔が美しいなと今回気付きました。今更ですが。

ただ、気になったのは…というか私の頭で理解できなかったのが
旧式(セックス)を習得するため、素材を手動採取するための擬似パートナーが男同士でいいのか…ということです。
その素材で実際はどないかするということ?
そしたら旧式(性交渉)はなぜ必要なのか
素材は自慰行為ではダメで旧式の時のものではいけないのはなぜか(成分が変わるの?)
この辺が読み取れませんでした。すみません。
下巻を読めばわかるのでしょうか。

あと表紙のカナメの顔がエロいですね。
最初のエロの時、メガネをかけたままだったのが気になり…表紙の顔だったので、先生の性癖というか、上巻はそこが見どころでもあるということだったんですかね。
2度目はメガネを外してくれたので、個人的にはうれしかったです。

1

ストーリー重視

上巻のみのレビューです。

作品設定は、某コ○ナが思い浮かぶな…と思っていたらあとがきにしっかりと書いてありました。

とはいえ、重いストーリーになっています。
そして上巻は凄く気になる終わり方をしています。
一応、カナメは告白しますが全然問題解決していないので…、なので上下巻揃えての購入・読まれるのが良いと思います。

イオリがまさかの…でびっくりします。

エロはラブラブでエロいですが、設定を抜かせばシリアスなお話なのでストーリー重視の方にオススメ。
ボーイズラブの“ラブ”をしっかり考えるお話です。






紙本購入
修正は白斜線沢山です。

2

面白い!

面白いけどカナメのことが終盤まで大嫌いでしたね。ルックスもヤクザのフロント企業の社長みたいだと思いながら読んでいました。www
あのメガネと服装のチョイスが印象的でした。

特にイオリが受精卵クローンと知った時のカナメの拒絶と興奮具合と、彼のイオリへの暴言に反吐が出ました。本当に自分勝手だなと。

イオリに罪はないでしょって思ったし、仲間であるリセが怒るのは当たり前だと思いました。ここで疑問に思ってしまったのがクローンを人間扱いしてないカナメの思考でした。

この作品がコロナ禍で産まれたからならではの面白さもありましたが、カナメの真面目で正義感が強いけど、見たことしか信じる事が出来ない未熟な人間生が不快だけど面白かったです。

そして施設の裏側でひっそりと誕生したイオリやリセ達の方がよほど人間らしいし、感情も豊かで彼等の抱えているものが切なく感じました。

芽玖いろは先生凄いものをぶっ込んで来たなと思いました。

最後にはカナメがイオリに愛の告白をして、プロジェクトに関係なくセックスしていましたが、擬似パートナーではない関係になれるのでしょうか?この先がとても気になります。
上下巻同時発売で良かったです。

5

純愛

斜め上の設定だけど描いているのはまさに純愛。さすが芽玖いろは先生。何でも描けるんだよってことを惜しみなく発揮されている上下巻でした。
体細胞クローンや受精卵クローンなどという遺伝子工学の基礎知識はいるかもしれないけど、そこをすっ飛ばしても大体わかる気がする(多分)
イオリの孤独がひしひしと伝わってきました。愛されたい、けど自分は愛されないって諦めている感じ、愛されたいって人一倍思っているのに自分からカナメに愛を注ぐ姿が神聖。そして見た目はホストでチャラくてどエロい。このギャップにやられた!ってなりました。王子様だった。
カナメ研究員はイオリの愛を注がれて愛を知る、そして愛の本質を体験してイオリを逆に愛で包んで救済までしちゃうお姫様でした。そして堅物童貞しょじょ研究員だったのにどエロくなった。体も愛されて開花。
セックスを描くのがすごくお上手な先生ですがさらに磨きがかかっていた感じがします。
純愛からSFまで本当に幅広い表現ができる先生、独創性があって且つBL的にもたぎる。素晴らしかったです。

2

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