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kakukaku sennihyaku nem mae no haru
珍しい歴史BLで時代は奈良です。
主人公は表紙の坂上田村麻呂。
個人的には一般向けで田村麻呂の漫画を読んでいたので、どういう感じかな〜と軽い気持ちで手に取りました。
一般向け田村麻呂の方は結構平和なんですが、
こちらはまぁすごいです。皇族のバチバチの対立、田村麻呂の父のこともあり、メインどころの子ども時代からと、で大河ドラマのようです。
歴史的には田村麻呂は桓武天皇政権で蝦夷を討伐にいきアテルイと戦いますが、そこまでいくのにここからの始まりだと結構かかるんじゃないか、いやかけてほしいと思います。
アテルイは色んな創作で使われていますが、こちらのアテルイはなんと植物を育てる力を持っています。
異能ですね。
山部王(桓武天皇)、田村麻呂、アテルイの三人が主軸で展開されている1巻はBL感皆無ですが、生き生きとした田村麻呂、野心家の桓武天皇、不思議なアテルイの対比でワクワクします。
桓武天皇のウィ○を読むと盛りだくさんなので、ウィ○片手に想像しながら読むとポール先生の描く桓武天皇像のすごさがわかります。このあとも楽しみです。
田村麻呂とアテルイを半年間もの間、面倒みてくれた東北のおじいちゃんは何者なんだろうか‥めちゃくちゃいい人すぎてホロリときましたが、2人を送り出したキッカケだけはなんでその気持ちになるのか??でした。長生きしてほしいじいちゃんです。
奈良にいきたくなりました。
トウテムポール先生の待望の新作。
電子化まで待ちました〜。
奈良時代もの…私は馴染みがないこともあり、固有名詞や事実関係を理解するのが難しかったです。
どれくらいの長編になるのかわかりませんが、人物、舞台背景等の紹介の巻ですね。
まだBのLの気配すらない。
BL的には利仁とアカ(アテルイ)のお話なんですかね。
唯一の萌えポイントは利仁がアカを抱きしめたら、アカの感情(力)が溢れて、利仁の頭に花が咲いたところです。
これから、国づくりという壮大なスケールで描かれるんでしょうか。
大和、蝦夷、不思議な力…いろんな要素がどう絡んでくるのか。
ストーリーが動き出していくのが楽しみです。
しかし、悪役が醜悪な表情しますねw