GATENなアイツ (新装版)

gaten na aitsu

GATENなアイツ (新装版)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌14
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
10
得点
64
評価数
21
平均
3.1 / 5
神率
4.8%
著者
鹿乃しうこ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784862632869

あらすじ

お坊ちゃま学校に通う優作は、家が土建業だということは絶対に!!秘密。
しかもその従業員・泰造に恋しているなんて…無理! 言えない! 
泰造は遅刻魔のダメダメな奴だけど、優作にとっては誰より頼りになって優しくて。
昔みたいに素直に甘えたいけど…!!
描き下ろし4コマ付きの新装版★
出版社より

表題作GATENなアイツ (新装版)

松本組従業員・泰造
土建屋の跡取り息子・松本優作

レビュー投稿数10

ガテン&ホストシリーズの原点!

2001年の作品の新装版で、『P.B.B』スピン元の作品。
『P.B.B』完結を機に読み返してみました。
『P.B.B』の受け・忍がこちらでは当て馬として登場しており、同人気シリーズも元はここから始まったんだな〜と思うと感慨深かったです。
※旧版に入っていた読みきり版『P.B.B』は、本書には未収録です。

土建屋の息子で高校生の優作(受け)と、彼の家の居候で7歳年上の従業員・泰造(攻め)。
土建業なんてダサいと家業を恥ずかしがり、泰造にも反抗的な態度をとる優作ですが、実は子どもの頃から泰造のことが大好き。
泰造に長年の想いを打ち明けてからは、自分から泰造に乗っかる等、かなり積極的でデレ全開な誘い受けに。
現場で働いてみるうち、何だかんだ土建の仕事への苦手意識もなくなっているようで、作品を通して成長していく姿に萌があります。

描き下ろしの数年後の優作は、髪が伸びて色気が増しており眼福☆
エロテクも進化しているようで、泰造とのエロラブな日常をもっと見てみたくなります。
物語冒頭の優作は小柄で子どもっぽい印象ですが、エロいシーンになるとグッと色っぽくなり、その後は回を追うごとに男っぽい色気が増してくるのが良かったです。
可愛い受けをただの可愛い受けで終わらせないところが流石鹿乃さんだな〜と改めて感服しました。

本作に当て馬として登場する初期忍は、眼光鋭いバリタチ系イケメン。
すでにホストをやめているそうなので、純佑とも(同居人として)一緒に住んでいる時期かと思います。
『P.B.B』での気の良い兄ちゃん的なイメージとはかなり違いますが、このカッコいい初期忍がもうすぐ純佑に抱かれて乙女化するのか〜と思うと萌もあり、妄想が広がります☆

優作にディープキスしたり、泰造との3Pに誘ったりと、飄々とした言動で二人を翻弄する初期忍ですが、根っこのところで乙女なのは当時から変わらず。
いざ目の前で泰造と優作がHし始めたら真っ赤になったり、
泰造への気持ちを優作に見破られ慰められて以来、優作に懐いたり…と、どんどん可愛げが出て、現在の忍に近いキャラになっていくのが面白かったです。

古い作品ですが、泰造と優作のラブラブバカップルぶりは大好きなので、いつかまたどこかで番外編など読めたら嬉しいです。

4

エロ多し

年の差好みなもので、鹿乃さんの作品でかなり好きな作品です。
確かこの作品自体は大昔、雑誌掲載(’98)で読んでいました。
一度手放してしまったので、復刻版の方を再購入です。

丸々一冊四本とも、坊とお兄ちゃんのお話。
受けの優作は、お坊っちゃま校に通う松本組(土建屋さん)の跡取り息子。
攻めの泰造は、高校の頃から松本組で世話になっている鳶職人。
七歳違いです。

鹿乃さんお得意のガテン、そしてエロとギャグの融合(笑
お得意なパターンの元祖のような作品です。
優作はツンデレですが、子供の頃から泰造が大好きで大好きで仕方ないものの相手にされていないと感じ、よけいにツンツン。
そんな優作を泰造は顔に出さずとも心配で、反面世話になった親方への義理もあるで、年長者ゆえの葛藤もあります。
まあ、エロ多しなのでその辺りの描写は少ないですけどね(苦笑

鹿乃作品に慣れている方はこのくらいのエロは許容内でしょうが、エロは少ない方が良いなという方にはちょっとお勧めは難しいですね。
ただ、絵は好き嫌いあってもとてもお上手なので、表紙詐欺だったー!なんてことはないですよ。
あらためて思うのは、昔から活躍されている方はどんなポーズでも違和感のない絵を描かれますねえ。
個人的には『Punch↑』より好きです。

2

王道坊ちゃん受け

 (※旧版投稿不可のため、こちらへ投稿。)

 テンポもギャグも濡れ場も満足できる1冊でした。ストーリーはそこまで読ませるタイプのものではないけれど、萌えとエロ重視なら十分に楽しめる作品だと思います。がたいのいい攻めと体格の小さい美人受けという王道の組み合わせを存分に味わえるので、最近のタッチに慣れてる方にも是非読んでみて欲しいですね。受けが初っ端から攻め以外に襲われ、その後も何度か襲われるシーンがあるところも、BLの元祖という印象でたまにはこういうのもいいなぁと思いました。

 優作は美人だけど、誰に対しても気が強いし、はっきりものを言うし、時折手が出ることもあるほど元気の有り余っている歴とした男子高性。大人しそうな容姿からは想像できない、血の気の多さに萌えました。それだけ普段強気な彼が、濡れ場になるとすごくとろんとした表情になるのが、ギャップも大きくて可愛い。攻めの泰造も、襲われる優作をいつでも助けに来てくれるところは良い彼氏なのに、助けに来た時モブ達にかける言葉が節操なくて笑ってしまいます。お前も反応してるんかい、とツッコみたくなりました。

0

ガテンがいっぱい

いきなり強姦場面から始まり、
襲われている美少年を颯爽と助けるのは、ニッカポッカのガテン。
ガッツリ濃いエロ。キンキラキンのデコトラ………
鹿乃さんのマンガを読み始めて日が浅いので、
これが鹿乃ワールドなのか!!と。驚きの連続でした(笑)

一途に泰造を思う優作は、健気で可愛いです。そしてエロい。
泰造がケダモノになってしまうのも納得です。

しかし自分を育ててくれた優作の両親への負い目もあり、
一度は関係を持ったものの微妙につれなくなる泰造に、優作はやきもき。
微妙な擦れ違いは切ないものの、全体的に明るい雰囲気で、
良い意味で肩の力を抜いて楽しめる作品でした。

「P.B.B.」の忍さんが、この作品で初登場なんですね。
忍さん、はじめはこういうキャラだったのか~!と。
色々と新鮮でした。

4

P.B.Bの忍目当てで買いました!

Punch↑の浩太やP.B.Bの忍が働いている松本組の一人息子優作のお話です。私が持っているのはこの新装版ですが、第1話が98年12月掲載とあるので、鹿乃先生の初めてのガテン作品のようです!
 優作は小さいころに家で預かることになった泰造を好きになってしまい、遠ざけようと遠くの学校へ進学しますが、先輩にレイプされそうになったところを、学校の工事に来ていた泰造に2度も助けられて、あっと言う間にエロ展開に突入します。優作の色気に落ちた泰造が「俺が立派なケダモノにしちゃる」と激しくトラック揺らしていたしております!
 2話では親方と優作の板ばさみに苦悩したりもしますが、そこはもう若いしね、最終的には保健室でケダモノしてます\(//∇//)優作はゲイだよね?そばにいた優しくてカッコいいお兄ちゃんの泰造を好きになった。泰造は泰造で両親を亡くして淋しかった時に「お兄ちゃん」と呼ばれて一人じゃないって思えたんだね。
 そしてこの本を買った目的の第3話。松本組の仲間としてP.B.Bの忍が出てきます!親方夫婦が旅行中の夏休み、2人きりの泰造と優作は心おきなくHに励んでいます。ある朝、Hな夢を見ていた優作が目を覚ますと、別の男がのしかかっていて・・・それが後に優作に「ガングロギツネ」と命名された忍です(^o^) 忍ちんすごい登場の仕方をしてたんですね。いきなり乗っかって、ち○ち○さわって吸って、あげくに「先っぽだけ」って言いながら、優作の口をくちゅくちゅかぷかぷってΣ(゚д゚;) さすが元NO1ホスト!?泰造とケンカして隙のある優作に何度も触って「3Pはどう?」と、とんでもない提案までしています。泰造の反応が見たい優作が「泰造がやるってンなら、やってもいい」と答えて泰造を怒らせてしまうんですが、この泰造がすんごく怖いです。「二度とこいつに手ェ出すんじゃねェ」と忍にすごむ泰造がカッコいいです。3Pに参加して絶好された方がマシだったかもと出て行く、忍の本当の気持ちに気付いたのは優作だけでした。面白いのは見た目に反して男前だった優作に、思わず赤面する忍のラストカット。これってP.B.B1話の「現場で野郎好きンなっちまって」と言ってた忍の思い人が泰造だけじゃなかったって感じなのかな?忍ちん、ほんと惚れっぽいね(笑)惚れっぽくてチャライのに根が純情な忍が見られて楽しかったです!

4

ニッカポッカが好きになる。…かもしれない

ニッカポッカと日野レンジャーが乱舞するBLなんておそらく鹿乃さんの作品くらいじゃないでしょうかね。まだまだBLには明るくないのでそんなことは無いのかもしれませんが。

初エッチがデコトラの中というのが少々度肝を抜かれましたが、このくらいやってくれないと少し物足りないような気もしてしまう私はすっかりガテン系に洗脳されてしまったのかもしれません。

安定した濃厚エロ描写にうっとりしつつ、ン年後でもひとつシリーズ化していただけないだろうかと密かに願っております。

3

割れてる腹筋にウットリ

1ページ目からの、まさかのレイプシーンに驚きます(未遂だけど)。襲われたのは、お坊ちゃま学校に通う優作。襲っていたのは、上級生の早乙女先輩で。そして、未遂に終わったのは、優作の家に居候する泰造が助けに来たからです。

お話は、この泰造と優作の、好きなのに素直になれない不器用なラブストーリーです。
実は、優作は、昔から泰造のことが好きでした。だけど、そんなのはおかしいと、わざと冷たい態度を取ったり。おまけに、離れようとお坊ちゃま学校に入ってみたり。その葛藤と、泣きながらの告白にキュンとなります。
一方の泰造も、優作が好きなのに、世話になった親方を裏切ることに罪悪感を持っていて、なかなか手を出せません。それでも、やっぱり優作は手放せないと、ケダモノになった泰造の激しいエッチに、強い愛情が感じられてキュンとなります。
最後は、修行に行った優作が心配で、変装して修行先に紛れ込んでた泰造の溺愛振りが気持ち良かったです。
そして、泰造の割れた腹筋に、肉体労働の男のカッコ良さを再発見しました(笑)

3

見た目可愛いが中身男前な優作に惚れ!

「P.B.B.」2巻のレビューをする前に先にこちらを。

こちらの作品、「P.B.B.」にハマるまではノーチェックだったんですが、忍(「P.B.B.」の主人公)が初登場していると知って後から購入しました。
「P.B.B.」1~2巻は本作品のストーリーがところどころリンクしていますので、こちらも読んでると「P.B.B.」がさらに楽しめるんじゃないかと思います。

しうこさんのガテン作品1作目です!
この作品からどんどん派生して「P.B.B.」→「Punch↑」→「迷う男」とのちのヒット作品達が生まれていく訳ですが、そのホームとも言うべき土建屋『松本組』を舞台にした、松本組の跡取り息子〔優作〕と、優作が幼い頃から松本家に居候している従業員〔泰造〕のお話です。

受けキャラの優作は、最近のしうこ作品に多い可愛い系キャラとはまた別のタイプの可愛い系(乙女系?)キャラ。
家が土建業だということを隠してお坊ちゃま学校に通い、モロ和風な自室をヨーロピアンな姫系ルームにアレンジして部屋で紅茶をすすっちゃうような子です。
対する攻めキャラ泰造は、そんな優作の優雅な空間をぶち壊しまくる昔風情なモロガテン系の男。
ニッカポッカに腹巻きとタオルはちまき姿がサマになっています。

あらすじからライトなラブコメを予想して手に取りましたが、初っ端から優作が学校の先輩にヤられそうになってるわ、それを助けに来た泰造のちんこ(でかい)はギンギンだわで、・・・うん、とってもしうこ作品だ。笑

優作のキャラがいいんですよ。
可愛い見た目で、家業に反発してインテリ坊ちゃん風に繕っていても、いざとなると土建屋の息子の血が出ちゃう。
泰造よか芯は全然男前でタフな優作くんです♪
エッチに対してもとっても積極的で、2回目以降は泰造の方がやられてるんで、「この二人、リバでもいんじゃないの?」とリバ推進派な私は密かに思っております。
てか最後の4コマで、泰造に乗っかって8の字に腰振ってる優作に笑った。
まだ高校生で絶賛成長中の優作さん、育ったら確実にエロい美男子になって泰造を身も心も尻に敷きまくるだろうw

そして忍さん初登場の第3話。
衝撃的な登場の仕方!
ヤリ疲れて素っ裸で寝こけてる優作の上にまたがって、すぐ隣に同じく素っ裸で泰造が寝てるにもかかわらず、寝ぼけ眼の優作にディープなべろちゅーしてますw
その後自分含めての3Pを二人にけしかけるんですが、本気な二人にあてられて忍の根っこが垣間見れるお話になっています。
チャラい見た目に反して実は乙女な忍さん。純佑に出逢えてよかったね!

2

時の流れには逆らえない

「時代を超えた名作」というものが世の中にはたくさんありますね。
映画に小説、アニメや漫画、どんなジャンルでもそういうものはあるものですが、BLに関してはかなり「時代」って重要だなあと感じます。

初版が出たのが今から20年前。
このくらいの時期の作品を読むと、もへーってなるんですよね。
性に緩い感じがもわーっと漂うというか、全体を覆うもったりした空気感が何て言えばいいのかなあ、こんな喩えで伝わるか微妙ですが、中学くらいのときに同級生の男子が回し読みしているえろすな雑誌を「お前も見てみろよー」みたいに見せられたときの感じ。
潔癖ゆえに感じた気持ち悪さがまざまざと蘇ってくる。
甘い修正のせいなのかなあ。新装版がどういう修正になっているかは分かりませんが、旧版は結構甘いです。
その毒に当てられることが多過ぎて、古いBLは読むのが怖いんだよなあ。

その嫌悪感を横に置いて考えると、表題作は見栄っ張りなツンデレお坊ちゃんDK・優作が、父が引き取った亡き親友の息子・泰造(お坊ちゃんとは7才違い)に淡い想いを抱くというストーリー。
お坊ちゃんのガードが緩くて、先輩に襲われ、先輩たちに回され(すべて未遂ですが、相当ギリギリ)、さらには泰造に恋するガングロチャラ男にまで…という…。
高校生が薬を使う、同性を回すという発想もきつい。
泰造がチャラ男に優作とのえろすを見せつけるのもきつい。

同時収録はガングロチャラ男と、チャラ男がホスト時代にスカウトしてきたホスト。
こちらのCPが後に続く『P.B.B.』シリーズの主人公となる純祐(元野球部のNo.1ホスト)と忍(脱ホストの現ガテン系)。
表題作が野良犬系わんこ×ツンデレなら、こちらは寡黙な大型犬×ツンデレでした。

受けはツンデレ。
そしてガード緩め。
そんな「時代」を感じさせる作品でした。
鹿乃先生の大ファン!という方はきっと純粋に楽しめると思います。

0

合点、GATENでぃ!と言いたいところだが…

「Punch↑」の浩太の勤め先、松本組の高校生の坊ちゃん・優作と
従業員で居候のガテン・泰造の話。
うーん、鹿乃祭り中なのですが、これは私的には今イチでした。

読んでいて、可笑しくもなければキュンともしない。
主役二人のキャラも特に好きじゃなければ、ストーリーも特に。
変装して一緒に働くとかおかしいし。
一緒にお風呂に入って気がつかないって何?
そのあたりももっと突き抜けてコミカルにしてしまうか、
ジーンとくる感じにするか…、全部が中途半端な読後感でした。

あ、「punch↑」の脇役、「P.B.B」では主役を張っている菱谷出てきます。
へえ、あいつこういうヤツだったのね?
新装版の書き下ろしらしい4コマはそれなりに面白く、
つまりは作者がまだ発展途上だったのね、ということかも。
名作(ですよね?)「Punch↑」に繋がる芽は、確かに見えるかな?

2

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