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作家さんの新作発表
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ホラーなので、もちろん妖しが出てきたり、ゾクッとする小咄もストーリーに織り込まれているのですが、それ以上に人間の持つ暗さやエゴなどの醜さでゾッとするところが、この作品の持ち味で読むのをやめられない良さだと思います。
しかしながら、ただ怖がらせるだけの話ではなくて、舞台が吉原ということや、飄々とした若旦那と本音をなかなか見せない与三郎の駆け引きが絶妙で、全体に醸し出していている色気がたまらない、しっぽりと読む大人のBLといったところです。
一巻ではまだ二人の関係が始まったばかりで、気があるのか、ないのか、狐と狸の化かし合いのようで萌えとまでいかなかったものの、二巻では相手への想いも垣間見え、ほんの少~しながらも身体の方もガードが弛んできて、このじれったさがたまらなく妄想を掻き立てて萌えます(笑)
とはいうものの、与三郎の方は仕事のためとはいえ女性も抱くし、若旦那に他の男をあてがったりするし、惚れるかどうかは別としても本気で欲しいと思わせる女がいたりするし、まだまだ気持ちの有り様をみせてくれない。う〰️ん、さすが幇間、与三郎の手練手管にはかないません(笑)
たまらない良さもある一方で、話の進め方に癖があるのか、突然、場面転換してみたり、時間が前後したりと、なかなか一読では理解しにくくて、何度か読み直さないとわかりにくい…という難点もあるのですが、これもまた持ち味。ゆっくり味わっていきたい作品でした。
みなさんが書いてらっしゃいますが、すっごいスローペースな連載作品で、単行本も忘れたころに…なもので、どこにレビューを書こうかとまよったのですが。
シリーズのなかでBL的には、この2巻に収録の与三郎の過去話、先輩とのお話が抜きん出て印象深かったのです。女を共有することで繋がろうとするノンケの愛憎、って書いちゃうとミもフタもないですが…。幽霊話としても、もの悲しくもゾっとする、萌えるし情感あるしー、と素晴らしい出来映えだったと思います!
このシリーズ、ページ数が足りないのか、忙しいのか----締め切りが重なると確かご本人が描いてたから、忙しいゆえにだろうか…1回読んだだけでは頭にはいってこないお話も多いのだけど。
ハマったときにはなんとも言えない情緒があります。月でも見ながらお猪口で一杯やりたいような。
今ドキでない時代設定に、霊的、そしてじれったい萌え。今先生の独壇場だと思います。
老舗高級味噌屋の若旦那と、吉原でタイコモチとして働く与三郎のお話、二巻目。
どっちも人間らしい弱さも強さもずるさも可愛げもあるキャラで、つくづく今市子さんのキャラ造形が好きだなァと思わされます。
連作短編集で、短編ごとに違うゲストが登場し、その人たちのドラマが濃縮されたストーリーで語られる。
ホラーなので、必ず幽霊(アヤカシ)も登場します。
主役ふたりはキス止まりで、毎回くっつきそうでくっつかない焦れったさ。この寸土め劇場も、もはや様式美となってしまってる感じw
若旦那の焼きもちが可愛くてツボです。
花街を舞台に、あやかしと人間の欲が引き起こす不思議な事件に、
いつもいつも巻き込まれる若旦那と与三郎。そんな二人の仲は?!
1巻よりも積極的に迫る若旦那に、満更でもない様子の与三郎。
しかし、なかなか二人の仲は、進展しそうでそうでもない。
思わせぶりな態度を取るけれど、ハッキリしない与三郎。
与三郎からのサインを、あっさり見逃す若旦那。
デキてしまいそうで、デキない。この寸止め感といいましょうか?
じれったさやもどかしさが返って色っぽく、たまらなく魅力的です。
このシリーズは年に1回か2回というスローペースで、
今市子さんが描かれています。なのでコミックスの発売が大変、遅いです。
2巻発売が2007年でしたので、3巻が発売されるのはまだまだ先でしょう。
少しでも早く続きが知りたい読者にしては、酷なシリーズですが。
待つだけの価値はある作品だと思います。