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kimi no yoru ni fureru
ページ数が!圧倒的に足りてない!
デビュ―作なんて信じられないような繊細で美しい画力に
読者の感覚を惑わすような独創的な空気感、ほの暗くも
最後には心救われる涙腺に響きまくるストーリー展開…。
挙げ出したらキリがないほどの衝撃がたくさんでした。
トラウマを抱えた殺し屋の青年と盲目の青年の出会い。
救い、救われ、どちらともなく自然と惹かれあってゆく二人。
テーマがテーマなだけにシリアスで静謐な雰囲気でしたが、
インパクトは満点でした。
二人のキャラクターも魅力的でした。
殺し屋の千夏は殺し屋なのに繊細で優しく、見た目と稼業に似合わぬ
不憫ヘタレっぷりに母性本能をくすぐられてしまうタイプでした。
盲目の少年・佳澄も一切の穢れを感じさせない無垢の塊でした。
そのせいか、見かけはかなり幼いですが千夏に触れられるときに
見せる表情が妙に艶っぽくてとてもいけない気持ちにさせられます///
光を失ったはずの瞳の美しさが印象的で、吸い込まれるようでした。
そのまっすぐな瞳に見つめられると全てを見透かされているようで、
千夏が佳澄に救いを求めてしまうのもなんだかわかる気がしました。
小柄な体にもかかわらず、不思議と包容力があるんですよね…。
少し残念だったのは全体的に抽象的な印象が拭えなかったという点。
千夏の殺し屋稼業のことや兄を失った事件、二人の感情の変化、
千夏と父親との決着など、色々な部分が掘り下げが足らず、
ぼやけてしまっている感が否めませんでした。
1冊に収めるには若干設定が複雑すぎたのかも。
とはいえ、残念点を差し引いても心を鷲掴みにされる部分の方が
圧倒的に多かったので【神】で推させていただきます!
描き下ろしでは二人の後日談が描かれていて、幸せそうな二人に
心癒されました。
どうか末永く幸せでいてください。。。
ただ、和服ではなく洋服でスマホを操作する佳澄にそこでようやく
あ、現代のお話だったのね、とハッとさせられたのは私だけ?笑
レビュータイトルの通り、めちゃくちゃ美しい一冊。どのページをめくっても丁寧で繊細でため息が出てしまいます。すっごく好み。紙で手元に置いておきたい作品でした。
お話そのものはと言うと、設定そのものはどこかふわふわした印象で、裏家業、というほの暗いバックボーンも、その言葉以上の実態が見えていない為、生臭いものはさほど感じず。多少の血と、罪悪感から察する程度のアングラ感なので、893物やマフィア物などのエグ味が苦手な方には安心かと。逆に、がっつり裏家業のドロドロが見たかった方には物足りないかな?
生と死に囚われて罪悪感でがんじがらめになっている攻様と、その攻様を救済する盲目で純真な受様、という、今作の空気感には、ふわふわ設定位が逆に合っていると個人的には思いました。
裏家業からの足抜けを血反吐をはいて頑張るようなお話ではなく、それこそ、しとしとと降る雨音をひとつひとつ拾うように、繊細で透明感のあるお話です。
ゆったりと流れる時に、つかの間の安心感を覚える攻様の姿にこそ、感じるものがあると言うか。
これといって激しく訴え、はっとさせるようなものがあるお話では正直ないのですが、そこが逆に二人の関係と画風にマッチしていたと言うか。
個人的には読後、はー、さいこう……と本を閉じましたね。
そのあと直ぐにアニメイト有償冊子を読んで、さらりと美しい情交だった本編との違いに、最高!とにこにこしてしまったので、いちゃらぶ好きな方は是非アニメイト有償冊子も読んで頂きたい。
単話で一話だけ読んでいまして。
コミックス化されたら絶対買う!と決めていた作品でした。
今作品がデビュー作なんですね。もうびっくりです。とんでもない大型新人さんです。
内容としては、人殺しを生業としている青年×盲目の青年の恋のお話。
それぞれ内に秘めたものを抱える二人が出会い、そして恋に堕ち―。
というお話。
ストーリーとしては奇抜なものではなく、どこかで読んだことがあるかな?と思わせる展開。が、そのストーリーを読者に「魅せる」、その手腕が素晴らしかった。
帯に「圧倒的画力で紡がれる」という文句が書かれていますが、その言葉通り画力はすさまじいものがあります。綺麗な絵柄に見やすい構図、表情やしぐさ一つで内面を読者に読ませる高い画力。が、この作家さんの魅力はそれだけに非ず。
ちょっとした因子を、登場人物たちと重ねて描くことによって感情の機微を緻密に描くことだと思いました。
例えばタイトルにつけられた「夜」という言葉。
「夜」という言葉に、彼らの孤独な心とか、過去の哀しい出来事を重ねて描くことで一気にその言葉に重みが増していく。ストーリーに奥行きがある感じ。
先述しましたが、ストーリーとしては想像を超えるような奇抜なものではありません。ありませんが、王道と言えるストーリーにきちんと色がついている。
彼らはそれぞれ抱えるものがありますが、それを自身の力で乗り越えていく姿にめっちゃ萌えた。薄幸さんがスパダリに愛でられ(ちなみに今作品の千夏はスパダリではありませんが)、スパダリさんの力で幸せになりました、という陳腐な流れではなく、心に空洞を持つ彼らが出会い、恋をし、だからこそ困難に立ち向かう力を得て自分の足で立つことができたという展開で、ムネアツです。
受けさん・佳澄の透明感のある美しさも良かったし、攻めの千夏が佳澄と出会ったことで少しずつ表情の険しさが取れていく様も手に取る様にわかる。画力も素晴らしいし、ストーリー展開も素晴らしい。
暗闇の中で、二人は出会い、そしてお互いだけが輝く光だった。
純愛でもあり、二人の成長物語でもあります。
読んでいて、「北風と太陽」を思いだしました。
人は厳しさだけでは生きていけないのだと。
愛情や優しさこそが、人の頑なな心をほぐし、そして人を人たらしめるのだと。
しいて言うと、二人が抱える家庭環境はなかなかにシリアスで複雑なものなので、その辺りをもう少し描き込んでほしかったという感は否めないのですが、それを差し引いてもこれがデビュー作という衝撃はすさまじいものがあります。
個人的に佳澄の弟くんと千夏の父ちゃんのエピソードがめちゃめちゃ気になりました。弟くんは良い恋をしそうなナイスガイだし、父ちゃんの方は病んでてまたそれが良い。欲を言えば、千夏の亡きお兄ちゃんのエピソードも読んでみたい。ぜひともスピンオフを描いていただきたいと思うナイスなサブキャラたちでした。
佳澄ちゃんはねえ、あのお目目が可愛いのよ。
彼の清廉さがそのまま切り取られた感じ。ものを見ることはできなくても、人の本質を見抜く力がある感じが良い。
が、ほっぺ。可愛いの。ぷっくりしてて、千夏と話しててちょっぴり赤く染まるほっぺも良い。触りたい~!きちんとお手入れされているんだろうな、良いところのお坊ちゃんなんだな、と分かるようなふっくらさを持ちつつ、彼の赤く染まる頬が彼の心情をも読ませる一つのツールになっています。
読んでいて、気づかないうちに落涙していた作品は久しぶりでした。
めっちゃ良かった…。
素晴らしい作品に出会えたことに感謝。
次回作も楽しみに待っていようと思います。
ここ数年、何人も「え?これがデビュー作なの?」という作家さんの作品が発表されてきました。
その中でも今年は大型新人さんが大量にデビューされたと思いますが、さすがにこの作品はfromoREDが「夜明けの唄」と同時発売させただけのことはあります。ピカイチの大型新人ですね。
とにかく絵が上手いです。美しく、そして艶があります。一コマ一コマ、見入ってしまいます。
でも残念ながら「夜明けの唄」ほどのセンセーショナルがないのは、やっぱり1冊完結だったからかもしれません。少し説明不足だったり、設定が活かしきれなかったり、あっけない終わり方になってしまっている感じが否めません。ふたりの家族の話やふたりの気持ちが近づく様子をもっとじっくり読んでいきたかったです。そこは残念でした。
はじめは盲目の受けの佳澄が着物を着ているのと、人を殺せない人殺し稼業の攻めの千夏という設定で明治や大正などの時代物なのかと思いました。ところが千夏の手にはスマホがあるので、現代物だとわかります。でもなんとなくスッキリしませんでした。絵の雰囲気と殺し屋という稼業のせいか、どこか異次元の世界のように感じました。
全体的にトーンが多めの為、暗い雰囲気で暗雲が垂れ込めている様子がうかがえます。盲目の暗さと人殺しのダークさがそのトーンの感じと繊細で美しい絵柄によく表現されています。
少し言葉が少なくなる場面もあり、佳澄の分までじっくりと細かいところまで絵から表現されたことを受け取ろうと思えてきます。影や光の使い方や瞳の動きの一つ一つに「今の表現が意味するのは?」と考えさせられます。佳澄の見えないはずの美しい瞳に映るものがなんなのかじっくり見てしまいます。また、見えている千夏の瞳の方が白くて感情を殺しているかのように、何を映し出しているのか分からないのも印象的です。
そんなところからも、何度も読み返したくなる作品になりました。
わたしが個人的にネタバレなしで、まっさらな気持ちで読んで感動したいタイプなので、この作品もできればネタバレなしのままじっくりと自分のペースで読んでいってほしいと思います。
タイトルの「君の夜に触れる」のようにこの物語は、暗い夜をさ迷い歩いていたふたりが出会ったことで互いの寂しかった夜に触れつつ、一つの光をふたりが見つけてこれから一緒に明るい外で歩んでいく感じがしました。強くたくましく育ったふたりのお話でした。
家族の愛や絆、友情などが希薄で自分の望むことすら口にできなかったふたりがはじめて言った我が儘をこの先も大事にしていってほしいです。
この物語の主導権は全部佳澄が握っています。盲目のただ待っているだけの青年ではなく、自分から新しい世界を手にしようとしているところがとてもいいなと思いました。弱そうに見えても実は強い受け、大好きです!
このふたりのその後、そしてもっと詳しい過去などもぜひ読んでみたいです。
なんなんですか!!
どういうこと?!?!
これがデビュー作って!!
ストーリー展開に身体の奥をギュッと握られて、でも、キャラクターや作画は儚く健気に見えるギャップにやられました。
殺し屋の千夏と盲目の佳澄。
ふたりに共通する『闇』によって出逢い、再び巡り合う。
盲目だからこその仕草や感覚や空気感、それとふたりのやりとりが存分に感じられるのがとても凄い!!!
千夏と佳澄の出逢いからその後までを読んでいるとふたりの表情が段々と変わっていくのが、幸せという『光』に向かってふたりで歩んでいるように観えました。
凄い新人作家様が現れましたね!絵がね神です。表紙絵からもうほんとに美しい
特に佳澄くんがね背中に天使の羽が見えるってくらい純情可憐な男子で、盲目の美少年ってもうぎゅんぎゅんしました。
好きなシーンは、佳澄くんが雨に気付いて戸を開けて、物憂げにしてたら蛙さんがピョンって佳澄くんの指に乗って、優しそうに微笑んでる佳澄くん
そこへ傷ついた千明が佇んでて雨に濡れてる千明イケメンやなぁとか思ったり
2人の手が重なって佳澄にすがり付くように抱きしめ合う2人が最高でした。
繊細でとても優しいお話
佳澄くんの瞳がとても綺麗に描かれていて、その透き通ったような瞳には何も写してない様子がとてもよくわかります
ほんとに画力が素晴らしい作家様です
ただやはり1巻では細かなことまで描ききれていなかったことが惜しいですね。
なぜ千明が幸せそうな一家だったのに、父親が殺し屋に手を染めるようになったのとか、もとヤクザ屋さん関係だったのでしょうか?
闇の世界で暗躍してるとか?父親も子供たちに愛情があればなぜ自分の仕事に巻き込むのとか
探せばきりがないのですか、やはり
絵が神なので、次はもり先生の学園ラブコメとか読んでみたいですね。
設定が設定なのでダークな面もありますが、
暗闇に光が差して満ちていく優しく繊細な物語でした。
正直に書けば、ストーリーに不可解な点が所々あり、
特に攻めの稼業・家族については「?」が残ります。
けれどこの作品の特徴は、
画面で心をガッと掴んで引き寄せて琴線に触れてくる所!
こうなったらあとは世界観に引きずり込まれるだけです。
読後はしばらく放心状態になって浸る感覚がありました。
この吸引力が神だなと感じました。
デビュー作でこれだけ圧倒してくるとはシンプルにすごい。
(fromREDさん、新人さん発掘上手すぎませんか…?)
他、個人的に受けのキャラデザが性癖です///
少し幼い丸いおでこ+短髪+上品な着物姿。
健気さも相俟ってドツボで萌えました(;////;)
あと帯にも大きく書かれていますが、
こちらの作品は相互救済が大きな見所です…!!
救いになる出会いってどうしてこう抉ってくるんだ;;
いっぱい幸せになってくれーーーー!!!!(∩´///`∩)
さてさて。
自分のミスで大切な兄を失った攻め・千夏。
盲目となり少しずつ孤独を深めた受け・佳澄。
兄の死で自責の念に苦しみながら生きる千夏は
くぼんだ目の下が隈で真っ黒なのが印象的でした。
対照的に佳澄の目は澄んでキラキラとしています。
で、佳澄が透明感を放てば放つほど、
千夏の闇が見えてしまうのが対比になっててね(;ω;)
ほんとうもぅ…切ないカップリング持ってきたな!と。
目の前に立つ千夏が血に濡れているが、
盲目の佳澄は千夏の闇が見えなくて…。
笑顔で抱き留める光と闇のコントラストが切なかった。
鳩尾がグッと重くなるんですよね…(;ω;)
で、佳澄も佳澄で色々抱えています。
目のことで迷惑をかけてしまっている現状を省みて、
周囲を煩わせないよう小さな小さな世界で生きていて。
佳澄をそんな世界から連れ出してくれたのが千夏で。
世界が広がるごとに笑顔が増えてキュ~~~っときます!
(佳澄の笑顔は癒やし効果抜群なんじゃ…(;///;))
個人的にホッとしたのは佳澄の弟の存在。
純粋に弟として兄を心配し見守る姿や、
兄の幸せを嬉しそうに見ている姿が優しくてね〜!!
佳澄の不憫な境遇が緩和されて気持ちが救われました。
上にも書いたけれど、
千夏のバックボーンはちょっとわかりにくいかな…;
この辺りはかなりフワッとしてた気がします。
暗闇の中で生きる2人が出会い、
仲が深まる毎に離れがたくなり、
互いが暗闇の中を照らす灯になっていく過程が良かった!
佳澄の笑顔が増えてふくふくと幸せそうで、
千夏の目の下の隈が薄くなって穏やかに笑ってて、
多幸感で私の心も満たされたーーー!!(;////;)
物語の進行も絵の繊細さに引けを取らない繊細な表現でした。
私はモノローグに詩的表現が含まれていると、大抵「ポエミー!」と心の中で叫んでしまうシャイな部分がありますが、こちらの作品では私のシャイが発動しませんでした。きっと詩的表現に 温度感も含めて共感できたからだと思います。
さて、作中における受け様・攻め様各々の置かれた状況に関しての描写は、確かに1から10まで描かれてはおりません。特に攻め様の解像度は低いです。
ただ、私はこれで良いと思いました。伝わりましたし、あくまでBLである事・受け様と攻め様が心を通わせる事に焦点を置いていらっしゃるのでは思います。
特に攻め様の状況は重く暗く、仮に作中でくっきりはっきりと描写されてしまったら、私は読み手として愛やら恋やらの方向に舵を切れなくなっていたと思います。
それはそうと、この受け様…隙があり過ぎる!誘い受け…かな?!と思わんばかり。
でもいやらしさはないのですよね。和服姿が多いのでしっぽりという言葉が本当に似合います。
攻め様の不安定さは人として自然な倫理観を持っているが故の不安定さですね。葛藤して当然です。
おこなっていること、見た目、オーラには惑わされずに、そういった攻め様の本質だけを掬い取ることができた受け様は、きっとこれからも攻め様の精神的支えとなっていくことが想像できます。
また、本を取るくだり等ふとしたシーンの萌えが良かったです。二人のこういう所をもっと見たい♪
良い作品に出会えました。ありがとうございます。
連載をずっと読んでて、コミックスになるのをすごく楽しみにしていました。
殺せない殺し屋の千夏と、盲目の佳澄のお話です。
暗くて切ない部分が多いお話に
もりもより先生の絵柄がすごく合ってて
なんとも言えない気持ちになりながら読みました。
どちらにも救われて欲しいと思ったけど
千夏が救われる未来が私には見れなくて
ハッピーエンドじゃなかったらどうしよう…と不安に思いながら連絡を読んでいたのですが
最終話は涙が止まりませんでした。
(それまでにも泣いてしまう箇所は多々あります。)
孤独を抱えた二人が、お互いを必要とし
こうやって結ばれて良かったです。
描き下ろしで、最終話から一年後のお話が読めたのもすごく嬉しかったです。
とても素敵なお話を読めてよかったです。
あまりエッチな部分がなくて、二人のラブラブが見たいよ!という方は
是非アニメイトの小冊子を手にとってほしいと思いました。
アニメイトの小冊子…詳しくはそちらでレビューしますが最高でした…!!!(*´ω`*)
二人の生きてきた環境は違えど、お互いに狭くて暗い環境で生きてきた2人が、互いを知ることによって、少しずつ明るい世界に目を向けて歩んで行く話し。
絵が本当に丁寧で美しいです。僅かな光しか感じることが出来ない佳澄さんの目には釘付けになります。
一方、小さい頃から殺し屋の父の元で育ち、父親の道具として生きてきた千夏。彼の顔は常にクマが出来ていて、不用心に彼に近づいて来る佳澄さんを疑いの目で見ています。しかし、、友達になりたい。そういう佳澄さんと交流するうちに、本心から友達になりたい事を知り、佳澄さんの暗闇の中でも、僅かな光を見つけて明るく生きようとする姿に自分には無い眩しい物を見出します。
佳澄さんと出会い、千夏さんの表情が徐々に優しくなっていき、次第に目の下のクマも薄くなっていきます。本当に細かいところまで丁寧に描かれています。
2人がどんな交流を持ち、親しくなって行くのかは、ネタバレ無しで読んで欲しいです。劇的な話が出る訳では無いですし、千夏の殺し屋の設定にもふわふわした部分はあるものの、そういう事を上回り、心に焦点を絞って描かれています。心の機微を表現している部分のエピソードは本当に上手いです。
二人が今まで抱えてきた孤独をしみじみと感じてしまうエピソードや、人並みの些細な体験でも、とても嬉しそうにしている佳澄さんには読んでいる最中に何度もグッときました。
特に最終話は、こんなの反則だよーという様な見どころが出てきて、美しさに、尊さに、二人の可愛らしさに、純粋さに、健気さに、もう色々な感情が湧き出して涙が溢れました。
絵の細かなところの丁寧さや、優しい言葉遣い、そういう色々を読み返すと何度も心を掴まれる作品です。
もりもより先生は今回が初挑戦で描いた漫画だそうで、今後も応援したい作家さんになりました。