愛おしいからもう一度

itooshii kara mouichido

愛おしいからもう一度
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神51
  • 萌×229
  • 萌19
  • 中立11
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
17
得点
439
評価数
113
平均
4 / 5
神率
45.1%
著者
新本浦子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799759578

あらすじ

親友への気持ちが友情から恋愛に変わった。
同級生で親友の日部への気持ちを抑えきれなくなった愛之助。
今日こそは告白するぞと意気込む愛之助は、学校で居眠り中に 何故か日部とセックスしている夢を見てしまう――!
夢から覚めた後、同じように日部から抱かれ、さらに同じ1日を ループするようになってしまい…⁉︎
毎日毎日抱かれて体ばかり開発されていく愛之助の運命は⁉︎

表題作愛おしいからもう一度

日部愛都,大学生
関根愛之助,大学生

その他の収録作品

  • 描き下ろし

レビュー投稿数17

「おはよ」の、その先へ

ドラマティックな展開と緻密に練られたストーリーに引き込まれ、一気に読んでしまいました。
描き下ろし+カバー下含めて本編です。
いやぁ、もう、泣きました……

前半は主人公・愛之助視点で進みます。
毎回、訳も分からず好きな人に抱かれてはループを繰り返し、あれ?あれれ?と混乱しながらも抱かれてしまう様子がポップでエロ可愛いのに、愛之助を抱く親友・日部の表情が何やら暗くて「何?どうした?」と、先が気になる所で強制ループ。

世界観に引き込まれる構成で、次から次へと謎を呼ぶ展開にページを捲る手が止まりませんでした。

ループを繰り返す度に、どんどん病んでいく日部…
日部からしたら、このループは地獄でしかなく、精神を消耗するには充分すぎる訳で……
帯にある「後天的ヤンデレ」の意味がよく分かる後半の日部視点が辛くて、ゾッとする展開が続きますが、愛之助が明るく前向きなキャラクターなので、暗くならずに読む事ができました。

告白を決意し「何があっても、ずっと一緒に…」と願う愛之助と、愛之助との関係が壊れる事を恐れ「気持ちに気づかれる位なら●●だ方がマシだ」と願う日部。
お互いの事が大切で「ただ側に居たい」と願う、2人の一途で愛おしい気持ちが最悪の形で融合してしまうとは…

ですが、長い間"親友"だった2人だからこそ、ゆっくり築いてきた、ささやかな愛情が積もり積もって大きな「愛」となっていて…。胸が熱くなる展開に思わず涙腺崩壊。
最後はハッピーエンドでホッとすると共に、描き下ろし+カバー下で更に泣かされます。
まさか、ここでタイトル回収があるなんて…!

心地いい余韻が後を引き、読後じんわりと心に沁みる素敵な作品でした。そして、読み返してまた涙が……
もう一度、何度でも。2人の愛おしい日々が続きます様に

▶︎シーモア/白抜き

11

描き下ろし最高…!

↓ネタバレ含みます!

大好きなループ物!1話のみ事前に読んでいて続きが気になっていました。私は単行本で初めて通して読みましたが、描き下ろしが最高すぎたので雑誌で全話読んだから購入を迷っている、という方がいたらぜひ手に取ってほしいです!


1話読んだ時の印象よりも全体を通しての印象は大分重めでした。セックスをしたら時が戻っていることもあり序盤の印象は割とコメディな印象が強かったですが、中盤から終盤にかけてが重い!実際何を起点に戻っているかはある程度予想がつきましたが、そうなるに至った理由が想像以上に辛すぎました。
愛之助が基本元気で前向きかつ、下を向いた時には前を向かせてくれる友人がいるので所々ではしんどくなりすぎず読んでいる時の情緒も、そしてストーリー自体も救われます。しんどさの後に来るハッピーエンドは最高でした!

ループを抜け出すのに必要不可欠だった友達も良い人達でした。最初は友達もループ自覚してるの?!と思いましたがなぜ覚えているかの理由がちゃんとあって良かったです。作者様のTwitterで友達視点の番外編も読めるのでぜひ読んでみてください!

書き下ろしが本当に良かったです!ここで知るタイトルの意味に涙…。そしてここまで読んでループが日部の願いと愛之助の願い2人の願いが合わさって起きていたものだと気付きました。愛之助が願ってなかったらと考えると恐ろしい…。
裏表紙のカバー下は読む前ブックカバーをかける際にチラ見した時は「イラストがあるな〜」程度でしたが、読後描き下ろしを読んだ後に見ると最高です…!


本編を読んで萌×2か神かとほんの少し悩みましたが描き下ろしを読んで神確定になりました。永遠に一緒に幸せにいてください…!
無理矢理のご都合展開ではなく辻褄合わせ等が比較的しっかりしていて面白かったです!

11

二人の愛、二つの愛


この作者様は毎作、タイトルの回収が秀逸だと思っているのですが、今作も最高なタイトル回収でした……!
主CP二人の名前の使い方もうまい。

さて、本作ですが、ループ物です。
壮大な世界観によるものではなく、主CPの1日を中心とした小さな、けれども当人達にとってはとても大きなループです。

名前に愛の字がつくことから、名前いじりをされて来た受様は、同じく愛の字を持つ攻様と、その名前をきっかけに仲良くなります。
友情としての好きは、日々を共に過ごす内に恋情に。
神社での願掛けに背中を押される形で、翌日に攻様へ告白することを決意します。
その為か、攻様に激しく抱かれる夢を見てしまった受様。あまりに性的なその夢に、告白前だと言うのに、変に攻様を意識してしまう受様でしたが、その反応を見た攻様は、夢の中同様、受様を押し倒して来ました。
恋する相手に抱いてもらえる幸福と驚愕の内に流された受様でしたが、気づけばまた同じ1日に巻き戻っていて……!?

から、始まるループ物。

主CP二人と、その友人を巻き込んでループする本作。誰の、どんな行動がきっかけで、どのように展開が変わるのか。誰の、どんな理由が原因となってループが引き起こされるのか。

ループすればするほど見えてくる真実は、序盤の甘酸っぱい青春学園ラブコメから一転して重たいです。
個人的には、このじわじわと見えてくるシリアスさにどんどん惹き込まれました。
後天的ヤンデレと属性された攻様の意味に気付いた時、ループの起点が見えた時、やっぱりなー!!と予想通りではありましたが、既視感だけで終わらせないのが面白いところ。

ポジティブな願いとネガティブな願い。
二人の愛の形が原因で起こったループ。
その繰り返しの終わり方。
気になった方には、是非読んで確かめて欲しいです。

こう、「ブラック会社がツラくて仕事が楽になりますようにって願ったら、事故に遭って働けなくなったことで叶った」、みたいな、そういう類いの怖さを感じながら読了です。

5

秒シリーズ好きすぎる

秒で分かるBLシリーズ何冊かもってて元々好きだったんだけど、また新本先生がここで出してくれた喜び。踊り狂ったわ。

こんなに泣けるBLなかなかない。
最後はずっと泣き続けた。

お源さんの往復ビンタは笑ったけどw

48時間限定のサイト?みたいなの見た時、全てがループしてるって書いてあって「は?何事?」ってなった。確認したらマジでループしてて鳥肌たったわ。
え、本1冊作るのも大変なのにこんなに試行錯誤して作りあげてるのえぐくないですか?

日部くんが自殺した時も鳥肌だった。
むりむりむり。好きな人が目の前で死ぬなんて冗談でもやめてくれよ。
マジだったんだけどね。それほど追い詰められてて、それに寄り添えないって涙腺崩壊しちゃう愛之助がすき。ごめん。すき。

Twitterの新本先生アカウントが、友人2人の湊×お源さんを少し描いてくださってます。
是非そちらも併用して読んでください。そしてイイネを押して頂き、この2人の単行本も出て欲しいなと思う主であります。
ノンケの、キス魔となっております。
最高です♡

好きすぎるBL読み終えた後は基本的放心状態にならないと、頭回らないんだけど、これは終わったあとも、ガンガン周りすぎてもはやハムスターよ。
疲労困憊。また読む。そして私もループする

ここまで読んでくれてありがとう

5

なんかもう全て良かった

ただ甘いだけじゃなくて、推理しながら進めていける。
逆に甘々系を期待していると、ストーリーに頭がいってしまいあんまり萌えてる暇がないかも。
ストーリー重視派は好きなんじゃないかと思う。
そして全て読み終わった後のカバー裏の良さ。
2回目読むとまた感動するし新たな発見が。
読み終わった後もすっきりした気分になれてとても良かった。

0

驚愕の連鎖

レビューを読んで興味を持ち購入したのでが、おぉ…これはなんというか…評価が難しい…!

絶賛の嵐が多く見られた書き下ろし。なるほど、タイトル回収上手いな!と思いましたが、まず初見は驚きで思考が止まりました。「…は!?え!?…えぇええ!?」な具合に。ちょっと間を置いて、理解。2人の真の願いが相まって、もう一度…なるほど。だがしかし、正直、あの歳からあの日にまた戻るの???もうそれ二度目の人生歩むレベルの流さだよね??そのループいつまで初どうしちゃうの???と、なんだかリアルな方に思考がいっちゃって戸惑いが大きかった。それほど二人の共に居たい想いが強かったんだと分かるんですがね。…初めてのタイプの作品で感情や思考が置いていかれてるのかもしれない。また時間を置いて読んでみよう。他者の意見も気になる。

名前の伏線は感心した。最初「のすけ」呼びに違和感抱いたが、なるほど、これは上手い。

あと一番惹かれたのはループに巻き込まれているのが、一人だけでも二人でもなく友人まで含めた四人だという点。あれは驚き鳥肌立ったな。面白い!

…時間を置いてまた読んでみよう、うん。もう少し作品を魅力に感じたいと思う。

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

追記。

公式記事
「レビュー300件突破記念
張り巡らされた伏線、ネタ明かしの記事
48時間限定公開
皆さまいくつ分かりましたか?」

読みました。
うーわ何これ神仕様じゃあないか!!!!!
本編だけでなく1冊丸ごとループて…
私の理解力が及ばなかったと理解。
評価、改めました。ぱねぇ…

4

vanshu

記事より抜粋(忘れたくないので)

★1冊丸ごとループしている
「愛おしいからもう一度」はコミックス1冊全てを使ってループをしています。
本編→描き下ろし→カバー裏→裏表紙→表紙

裏表紙は描き下ろし後ループ最中の“落ちていく”二人、表紙はループ後に寝ている日部を起こす愛之助を描いています。
愛之助の手は日部の心音を確認しているという小ネタも盛り込まれています。折り返しの帯が黒く塗りつぶされているのはループ中だからです。

★取り消されていない愛之助の願い
描き下ろしですがループが発生したのは愛之助の願いが取り消されていないから。神様にお祈りするシーンでは日部の願いのみ取り消しているので、愛之助の「ずっと一緒にいられますように」が取り消されていないので発動しています。

★「のすけ」から「愛之助」への変化
親友には友情以上の「愛」がいらないと自分の感情を押し殺していた日部。
「愛之助」と呼べるようになる6話、実は2か所「愛のすけ」とたて読みになるようにセリフが配置されています。

夜中に読んだらゾッとした

寝る前に読もうと思って明かりを消した布団の中で読んだら、ゾッとしました。
愛之助は、セックスを回避したら、このループは終わると思っていました。
私は、ここは愛之助が告白したらループが終わるんじゃないかと思ってました。
問題はそんな簡単なものじゃなかった。ただの甘いBL漫画じゃなかった。

日部がどれだけループしたのかわからないけど、だんだん心が死んでいくのも納得です。辛いけど、もう愛之助が死んだままで良いじゃないかと思ってしまう。何度も好きな人が死ぬシーンを見たくないです。

名前も知らない同級生がいきなり、河本と湊という名前だと知り、その彼らもループに巻き込まれてるって、びっくりでした。
私の中では、何度もびっくりさせられる作品でした。

愛之助が告白したらこのループが終わるという、私の読みはある程度当たってはいましたが、想像の遥かに上でしたね。

ストーリーが作り込まれている感じですごくて面白かったです。

3

もう一度って…そういうこと??

気持ちに気付いた瞬間なんてなくて、一緒に過ごす中で好意が染み込んで、それが心地よかったからいつの間にか自分も好きになったんだってのが、納得!納得!て感じで良かった

好意を向けられていて、それがいい相手じゃない場合って、なんとなくその人に気持ち悪さを感じるような気がする
恋心を隠して親友やれてる場合は相手の偏見が強固とかでなければ実は上手くいくのでは?

無理やり犯した好きな人が直後心臓発作で死ぬとか、そりゃ闇に落ちるわ
そもそもが、愛之助が告ろうと思っているせいで愛都の気持ちに注目することになるんだよね
お源らが頼りになる奴らで良かった
ループの話すり合わせるときに愛之助を犯してることは伏せたんだろうか
見ちゃったことも

あの神社、叶い方異常だし、初めは初詣だろうに誰もいないし、穴場過ぎってか、地元の人らは近寄らないとかそういう感じなのだろうか

一生じゃ足りないとか言ってたけど、足りるだろ〜もう一度って、湊と源にまた記憶あったら気ぃ狂うだろ
2巡目は目覚めた最初から恋人同士みたいですけど、4人で花見だの、祭りだの同じイベント繰り返すの?
それ、本当に楽しいんかな

1

びっくりした

いやいや、結構びっくり。
新鮮な驚きでした。

うーん
読み終わってから、感情が整理できませんでした。

私、感情が乱高下しまして、みなさんいかがなんでしょう。
読み進めて、怖いのに進まなきゃいけない。
読んだ先が、思っていたのと違っていて驚く、の繰り返しでした。

勢いがすごい。
新本先生の描き切るという強い気持ちが伝わるような作品でした。
愛之助と愛都、二人のともだち湊とお源さん。
友達でいてくれてありがとう。
ラスト、描き下ろしはぐっと来ました。
あれは、ずるい。泣くわ、あんなの。

読み返したいけど、落ち着いたらにします。 

0

何度巡っても

ある時から同じ1日をループし続けるようになってしまった日部と愛之助。
愛之助目線でその日々を見ている時は、何がきっかけでそうなったのか?何故必ずセックスするのか?というのもわからなかったので、明るい雰囲気のお話のように感じていました。
でも日部も同じくループしていていつも愛之助の死を目の当たりにしていたのがわかると、一気に空気感が変わっていったのが面白かったです。

お互いに好きで一緒にいることを望んでいるのに、どうやっても上手くいかず苦しい展開が続くけれど。
少しずつ状況を変えてみんなで協力しながら「明日」に向かっていく、そんなふたりの真っ直ぐな想いが眩しかったです。
そしてようやく朝を迎えられた時の日部の涙にすごく感動しました。

描き下ろしのラストではまた驚かされたので、また読み返して伏線回収してみたいなと思います。

0

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