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お人好しな平凡会社員×愛を知らない孤独な男娼のモラトリアム
hakoniwa no nettaigyo
サラリーマンの乾は会社の付き合いで社長達に連れられて会員制クラブへ足を踏み入れた。
一見普通の熱帯魚店なのに、店の奥にはおしゃれなアクアリウムが広がるキャバクラで、カーテンの向こうではエッチなこともできるというお店。
このような場所に初めて来た乾は、店のトイレでものすごく綺麗な男の子に遭遇する。あとで、その子が店のNo.1オペックホワイトと知る。
というわけで、リーマン×男娼のお話。
「真夜中の俺を見て」が気に入ったので、同じ作者の別の作品を、と思って読んでみました。
男娼のオペックホワイトがすごく可愛いです。
乾さんのことが気に入って、こっそり店を抜け出して会いに行って一緒に過ごしたり(店外デートは本当は禁止)、縁日も初めてラムネを飲むのも初めて、海にも遊びに行ったことがない、というホワイトが、目をキラキラさせていろんな初めてを経験し楽しそうにしている姿にはこちらも癒やされます。惹かれる乾さんの気持ちがわかります。
ホワイトにとって乾さんが初恋で、味わったことの無い感情に戸惑います。乾さんはホワイトと共に過ごすことがとても楽しくて、あるとき急に家に来なくなったことで淋しいと感じるようになります。
この辺りの、お互いがお互いを求める気持ちにぐっと来ます。
また、脇キャラもいい子達で、ホワイトがアクアリウムを好きだという気持ちも分かります。
巻末書き下ろしで、乾さんがホワイトに本名を尋ねる場面。恥ずかしがって耳打ちするホワイトの表情がめちゃくちゃ可愛いかったです。「俺はきみの笑顔に弱い」と呟く乾さんに全面同意です。
最新刊を読んで作者様の世界観に惹かれこちらも読んでみました!
圧巻のストーリーとキャラクター設定。
夢中に読んでしまう1冊間違いなし。
正義感のある普通を主張するリーマンと浮世離れした一風変わった風俗店のNo.1。
本当にすごくすごく丁寧に2人が気持ちを寄せ合っていく過程が描かれていて心の底から2人がうまくいくことを願ってしまう…
自分とは違う普通を知ってて新しい世界を見せてくれて他の客とは違う下心のない優しさを与えてくれる乾さんにホワイトが、浮世離れしていて綺麗で純真無垢で危なっかしいホワイトに乾さんが、惹かれ合うのは必然だなぁと。
そしてこういう風俗が絡んでいるお話なのに嫌な人が出てこない。一緒に働いている人たちはもちろん、パパが本当に芯の通った誰かのための素敵で幸せな居場所を作るためだけに動いていたことに感動しました。例えそれが違法であったとしても一概に責められるものではないですよね…
現実世界だし風俗というある意味俗で現実の中でも嫌な部分が見えやすい場所が舞台なのにどこか異世界ファンタジーを読んでいるような世界観にものすごく惹き込まれました。
すごい良かった…
Luria先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
しんみり 3
純粋 3
エロ 2
な感じだと思います。
平凡な会社員の乾さん×外の世界を知らない男娼のホワイトくんのカプです。上司に連れて行かれた会員制のクラブ、アクアリウム。そこで性的なサービスをしていたNo.1のホワイトくんに説教をしてしまった乾さん。その後、説教をしてしまった謝罪をしにホワイトくに会うのだが…。
アクアリウムの経営者であるパパに孤児院から引き取られ、そこで生活しそこがホワイトくんの家となったクラブ、アクアリウム。外の世界をあまり知らなかったり、今までの客とは違う、ホワイトくんからしたら変な客となる乾さんを妙に気に入るようになったり、全体的な展開としては、よくある感じの物語りですが、最後の展開は予想外でした。とりあえずみんなが前向きに生活出来ていて安心しました。経営者だけど、乾さんが第二のパパみたいになっててちょっとクスッとしてしまった。描き下ろしでの海に行きたいけど…と葛藤しているホワイトくんがとても可愛い。
ホワイトくんが男娼ということで、モブ客との素股描写が少しありますが、最後までは乾さんとしかシていません。クラブの外で会って海に行ったりなど、今作が男娼物なのに意外と純粋な描写が多めかなと思います。
しかし幼い頃のホワイトくんの過去が、明確な描写はありませんが、父親から殴られていたり性的なことを強要させられていました。ホワイトくんにとって、それが普通のことだったから本人は悲観的にはなっていませんが、少し重めな過去となっております。
世間的にはいけないこと。おかしなこと。だけどそれが普通として生きてきたホワイトくん。乾さんの優しさがホワイトくんを苦しめたり救ったり、だけど最後はやっぱり乾さんの一番になりたいと一歩を踏み出すホワイトくんがやっぱり純粋で応援したくなりますので、是非とも読んでほしいです。
至って普通の会社員・乾と、
会員制クラブNO.1男娼であるホワイトの物語。
何となく惹かれて試し読みしたら続きが読みたくなったのでそのまま購入。
しかし想像してたよりは重くなかったかな?という印象。ホワイトの置かれている境遇から、もっと殺伐とした泥沼の展開になると思っていたので意外でした…個人的には逃げたいのに逃げられない的な泥沼展開が良かったですが(^_^;)
しかし…パパは一体何者なんだ??
パパがメインのスピンオフが欲しいところです。
寂しさに飢えた者達の優しい物語でした☆
絵が綺麗で、性を醸し出しす表情は勿論、照れた表情にもとんでもないエロさが滲み出てる。
ストーリーも設定もキャラの関係性も好みで、ツボにハマった。
ほぼ全て大好きシーンだけど、特に好きだったのが、メラノが「お前が気に入ってたリーマン、しょげてたところを引っ掛けて、慰めてあげるって一発ヤったけど、なかなかよかったぜ」ってホワイトを煽るシーン。
直後のホワイトの爆発が良い。
アクアリウムの結末からの展開とオチには「うわー! よかったー!」って心から安心した。
推し作家です。
第一印象がアレだったのでてっきりホワイトくんは小悪魔なんだと思いましたが、まさかの世間知らずなピュアボーイ… ボーイ?少年?そもそも彼は何歳なの⁇
まぁしかし可愛かった。私も髪の毛切らない方が好きでしたけど、乾さんの好みに合わせたくてソワソワするホワイトくんが見れたので良し。
そしてその乾さんもとんでもないお人好しでしたw しかしそんな彼だからこそホワイトくんの狭い世界を優しく壊すことが出来たんですね。
正直「パパ」の過去とアクアリウムを結成した理由が気になります。
絵が本当に綺麗。
各話の扉絵も物語に沿った描写で、その美しさや水の表現に感動しました。
外界を知らない受けが、攻めに出会って新しい世界と恋を経験していくお話。
この受けがいじらしくて仕方ありませんでした。
全身から攻めのことが好きなんだって感情がにじみ出ていて、無意識の行動に含まれる好意に萌えっぱなしでした。
物語の中で、歩んできた環境が違う2人のすれ違いに、はっとさせられる要素がありまして。
今いる場所で充分に幸せだけれど、そうではない世界を経験することで新しい幸せを得ることができる。
けれどそれは同時に、必ずしも幸せとは言えないのかもしれないと考えされられました。
驚いたのは物語のオチ。
他人と関わることで、人生は大きく変わることがあるのだなと。
みんなで幸せになれて良かったと思います。
初めて読む作家さんです。
絵が綺麗だったので表紙買いしました。
本当に絵が綺麗…
水の表現が好きです。全体的に本当に綺麗でした。
まさかあんなことになるなんて思わなかったけど、話のまとまりも良かったです。
ツンツンだけど実は優しいメラノくんが幸せになる話が読みたい…
エッチなことできなさそうな感じなのにあんな態度なメラノくんが可愛すぎる!!
スピンオフのご予定は…ございませんか?!?!笑
ホワイトくんは髪切らない方が好きだったなぁ…
電子の単話でも読んでいましたが、改めて本になって読んでみると、本当に絵の見せ方が上手いなぁ、と感じました。何度も見た途端に、うわ〜と、見惚れる絵が出てきました。
特にラムネの瓶から取り出したビー玉から覗いた世界は美しいって表現は、これから、娼館を出たホワイト君でも美しく輝けるって比喩になって、読んでてエモい!ってなりました。
そして、人物像もしっかり描かれており、育った環境で考え方が違う二人ながらも、今までの自分とは違う考え方に触れると、、戸惑いながらも、新鮮に互いを感じる様子がキラキラ眩しかったです。
受けのホワイト君は真剣に恋をしたのは初めての経験だったので、攻めの乾さんを好きになってからの行動がほんとに可愛らしいし、愛しいキャラクターでした。そして、詳しくは書きませんが、乾さんもほんと、男らしい所を見せてくれました。
サブキャラクターの娼館のオーナーであるパパさんや、ナンバーワンを争うメラノ君も、最初は嫌な感じだったのに、読み終わると、みんな好きなキャラクターになってて、Luria先生のキャラクター愛を感じられる締めくくりでした。
前作の「你好マンション605」を読んでLuria先生の絵柄の美しさと細かい表現力のファンになりました。
前作の中華風の真っ赤なイメージとは異なり、今回は西洋風の白と青の水のイメージ。
どちらの作品も受けが身体を売ることに抵抗がなくて、攻めが恋愛の好きかハッキリできない拗らせ系。Luria先生の描くキャラはみんな受けも攻めもどっちも可愛いんですよね!
絵柄が美しくて神秘的に描かれているので、どっぷりと物語の世界に入り込めます。
タイトルはとても分かりやすく物語を語っています。
受けのオペックホワイトの名前は、「不透明な白」で熱帯魚ならアルビノっぽいから、キャラの見た目そのもののですね。そして、ピュア。外の世界を知らないから男娼であるけど無垢なところもあります。
攻めの名前の乾は、ズバリ「乾かす」名前。そして「天」であり「男」である意味もあります。外の世界ではよくいる一般的な考えの真面目なノンケの男です。
アクアリウムにいる寂しい熱帯魚が唯一の男に出会った物語なのかなぁと勝手に名前から思いました。
よくBLに出てくるテーマだとは思いますが、「普通」って自分がどこにいるか、自分がどう見えるのかで違うんですよね。この作品でも「普通」とはと考えさせられます。アクアリウムの中と外の「普通」とは、自分の世界の狭さは、と訴えてきます。
ホワイトが初めて行った夏祭りで取り出してもらったラムネのビー玉。世界が反対になっているのもその象徴だと思います。
出してみないとわからない世界と美しさに初めて触れるホワイトは、幼い子どものようです。
また、海で鳥と一緒に飛ぶホワイトの見開きのページは美しく、いつか今いる世界から飛び出して逃げてしまうかもと思わせて象徴的です。
こんな子どものようで美しいホワイトに惚れないわけないですよね!
ふたりの世界は「普通」なら交わらない世界だから、互いの人生を変えてしまうことに躊躇します。
お互いに想い合っている故のすれ違いです。
ふたりとも幼い頃に親の愛情を知らずに過ごしますが、乾はお祖母さん、ホワイトはパパから愛されて守られてきました。だから各々が考えるお祖母さんやパパの期待通りに生きたいと思い込んでいます。きっとお祖母さんもパパも乾やホワイトが幸せになることだけを願っているんだろうけど。
だからふたりが考え出した答えにとても嬉しくなりました。
後は幸せになるだけ… というところで最後に事件が。
でもその事件があったからこそ、いい物語の終わりで、ふたりやアクアリウムにいた人たちのこれからの人生のはじまりになります。みんなの世界がひとつの水槽になります。
素敵な終わり方だなぁと思いました。
ぜひこの後のみんなの人生を読ませてもらいたい!とも思いました。