絆され系の世話焼き美容師×奔放マイペースな小説家、不器用な大人の、別れから始まるビタースイートラブストーリー

ロスタイムに餞を

loss time ni hanamuke wo

ロスタイムに餞を
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神302
  • 萌×282
  • 萌45
  • 中立15
  • しゅみじゃない6

264

レビュー数
58
得点
1988
評価数
450
平均
4.5 / 5
神率
67.1%
著者
ココミ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784796415422

あらすじ

あいつの体温が、今もまだ消えない―― 
同棲中の自由人な小説家・桐生(とうい)に振り回され4年、我慢の限界に達した尽(つくし)は別れを告げて家を出た。しかし「寝れない」という桐生からの連絡にしぶしぶ家へ行くと、あっという間に桐生のペースにのまれてしまう。喧嘩をするとセックスに持ち込もうとする桐生の不器用さもかつては好きだったはずなのに「来るんじゃなかった」と後悔する尽。お気に入りのキャップ、二人で見たお笑い番組、苦手だった枝豆…未練を断ち切ろうとすればするほど桐生との想い出が溢れてきて――

表題作ロスタイムに餞を

成瀨尽(つくし),美容師
早坂桐生(とうい),小説家

レビュー投稿数58

気持ちを伝えるのが人との繋がりで1番大事な事なんだって気づかせてくれる作品

ずっと一緒にいると本当だったら大切にしなくちゃいけなかったものも、いつの間にか「当たり前」になってきて忘れちゃう事ある。

ありがとう、好きだよって相手に言葉で伝える事って、意外にできない。
そんなのわかりきってるでしょ、言わなくても分かるよね?今さら恥ずかしい…ってつい考えてしまう。
でもそうじゃなくて、嬉しいだとか嫌だって気持ちを伝えるのが人との繋がりで1番大事な事なんだって気づかせてくれる作品でした。
好きな人ならなおさらそうしなくちゃ、だね

雨降って……な最後でハピエンです

0

絵柄が好きです

復縁ものだと聞いて買わせて頂きました。でも読んでいくとどんどん関係がマイナスになっていってちょっと不安になりました。

受けが想いを伝えるのが下手くそだなぁともやっとしてしまいました。口下手だけどそれがすぎるというか…。

最終的には復縁してくれますが、あっさりというか、「えっそれでいいの?!」って思ってしまいました。

でも絵柄はとても安定していて、繊細なかんじが個人的には好きでした。ハッピーエンドだったのはとても良かったです。

1

No Title

とても現実的な共感できるお話でした。
4年付き合って別れた後のモダモダが、わかる〜、そうなんだよね〜。

途中まではさっさと忘れるんだ!なにホイホイ部屋へ行っては流されてるんだ!と尽を引き止めたい気持ちでいっぱいでした。

不満だらけで嫌で別れたはずなのに、だんだんあれ?なんで別れたんだっけ?てなって、うやむやに復縁しちゃうの嫌だ!と思ってたんです。

桐生の誘いも襲い受けも後で理由がわかるといじらしいんですがね。その時は理由がわからず憎たらしく思ってしまって。

良い復縁でしたね。良い思い出がいっぱいあって、相性も抜群で、やっぱりお前しかいない!みたいな。
ひねくれた私は復縁後にドロドロするんじゃ?やっぱりダメだみたいな?と思ってしまいます。

1冊別れ話から別れ切れず復縁するまでのお話なんですが、桐生がやっとやっと素直に本音を言ったところが、グッときました。

こういう別れる別れる詐欺じゃないけど、結局復縁しちゃうのがひねくれた自分には、なんかな〜て感じで萌ひとつで。

2

雨降って地固まるお話

リスタートシリーズが好きで、本作の方が高評価なので楽しみに読みました。
が、結論から言いますと私は全く刺さらなかったです。
萌えどころもなし。すみません。
リスタート〜の時の絵が大好きだったのですが、変わられましたよね。より洗練されたと言いますか。よくある感じになった? 素人目なのでわかりませんが。

ストーリーとしては、乱暴に言っちゃうと倦怠期に尽が感情的になり勢いで一方的に別れを告げた。
でも未練たらたら。
桐生は別れたつもりはない。でも謝らない。反省もしない。セックスに持ち込もうとする。感情を言葉にするのが苦手だから。
このやりとりがしばらく続く。
どちらにも共感できずどこに萌えればいいのかもわからず。

コミュニケーション不足による行き違いと言ってしまえばそれまでで。
尽の言うように、わかってもらえないこと、相手のことが理解できないことは苦しくて、あきらめた方が楽かもしれない。
でも好きだからなあなあになる。
そこを一歩踏み出して、やり直したい、好きだ、ダメなところを直すと言葉にできれば簡単に元サヤに戻るという。
痴話喧嘩して反省して仲直りする。よくある話。
犬も食わないお話がBLになったのねと感じたのみです。

3

読んだあとの表紙がまた良い…

あらすじと表紙の雰囲気が気になり読んでみたところ読了感半端なかったです…。
別れた後も関係が続くという作品を避けてきていたのですが、今までなんで読まなかったんだと自分を攻めました(笑)
心理描写が凄くわかりやすくスーッと物語に集中できました。
自由奔放な受けですが過去のできごとならそういうことになり執着しないようにしてきたのにっ…。なシーンはとてもささりました。
世話焼きほだされな攻め最強なのでは!?
ハッピーエンドです️️

0

離れられない2人の物語

レビューが高いのは知っていたので読もう読もうと思っていて、やっと読みました!

同棲中の小説家・桐生に振り回され4年、我慢の限界に達した尽は別れを告げて家を出ます。
しかし何かと桐生から連絡はあり、なかなかそれを切ることができない尽。
未練を断ち切ろうとすればするほど桐生との想い出が溢れてきて…

こういうお話だったんですねぇ。
こういうのって、BLに留まらず男女間でもあるなぁ…と本当に思いました。リアル。
何か決定打があった訳ではなく積み重ねで別れることになり、でも決定打があった訳じゃないからまだ好き、相手を切れない感じ。どちらかがちゃんと言えば良いのになかなか言わない〜リアルー!
タイトルにもありますがサッカーの試合が2人にとってのキーになっていてすごくよかったです。

切なくて、温かくて、あー、こういうのあるなぁ〜と思えてすごく良いご本でした。
きちんと桐生が尽に気持ちを伝えたシーン、良すぎました。何度も読みたくなる1冊です。

1

自覚があるのが切ないね

 長い付き合いのカップルが関係を崩すところから始まる作品は結構好きです。同性同士だったら男女よりも結び付きが強くて長続きする、なんてことはなく、倦怠期とか相手の好きだった所が嫌になってくる瞬間とかは、彼らにも平等に訪れる。毎日の些細な不満が積もり積もってある日突然耐えられなくなる。やっぱりそれが現実じゃないですか。だから、そういう話を読めるとどこか安心もして。

 一方でモノローグにもある通り、よりを戻した熱が冷めればこの2人は同じことを繰り返すんだろうなぁと思うと虚しさも感じます。桐生がマメになれたらいいけれど、いい歳した人間の性格を変えるのはとても難しい。今回尽とした約束を、果たして彼はいつまで守れるでしょうか。同じ流れを繰り返す度に尽の不満がより大きくなっていくのではないか、そんな心配もしてしまいます。それでも、何度繰り返そうとお互い結局相手への未練は捨てられない、こういう虚しくも強い絆が恋愛なのかなぁと考えさせられました。

2

良すぎた

AIソムリエに勧められて書いましたが、最初から結末を知ってしまっていたため、楽しめるか不安でした。
しかし、いざ読んでみればドストライクすぎて最高でした。
2人のなんとも言えないすれ違いが、つらすぎてずっと泣きながら読んでしまいました。
いざ読み終わってみれば、壮大な痴話喧嘩とも見えなくはないような気もしますが、それはそれでとても面白いのではないでしょうか。
「別れた2人」から始まるのは新鮮でしたし、とても面白かったです。

0

キュンとした!

表紙がいい!別れから始まるストーリー。
これって誰しもが思い当たる節があるんじゃないかなあ。
なんかとってもリアル。
どちらの視点で読むかによって感じ方も変わるかとは思いますが、どっちの気持ちも分かるなあ。
尽の気持ちも分かるけど、桐生が尽を想う気持ちが切なかった。
どっちも言葉が足りない。もどかしい。
ラスト、ほんとに良かった!すーっと泣ける作品でした。

0

渋み足ラズ

「別れ」から始まる、と聞いて、どんな展開だろう⁉︎とドキドキしながら読み進める。
しかし…

思ってたのとちょっと違ってました。

冒頭〜終盤に向けて、もう一緒に暮らしていけない、一緒にいてもイライラが募るばかり、好きだったところも今となっては全部イヤに思える…という末期症状が描かれて、もうこの2人ダメだよね、的な設定ではあるんだけど。
私から見ると、主人公の尽が全然吹っ切れてないんですよね。
名前も「尽(つくし)」なんて、ダメンズに尽くすヒト許すヒト設定決定じゃないですか。
内容は基本尽の視点なので、桐生(とうい)のズルい部分が強調されて「こんな奴」という誘導がありますね。
で、それでも憎みきれない、という誘導もある。
だから読んでいて「あ〜これ復縁するよね…」ていうのが見えてしまう。
別に復縁でいいんですよ。でもこの場合成長が無いように見えるんです。
この2人はいつも同じことでこじれて、また同じように戻って、を繰り返すように思える。

誰かと添う時に。
誰でもクセはある。もちろん自分も譲り、相手にも譲ってもらい、それを自覚して抑えたり溢れさせたりしてやっていくしか無い。
そこには喜びもあるし諦めもあると思うのです。
この2人にはまだそこが見えない気がする。要は大人の関係性に至ってないというか。
すっかり大人の私は「可愛いな〜この2人」って思って読むべき?
イヤイヤ、すっかり大人の私も「渋い!」って唸れるような作品を読みたいのです。

3

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