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tsuyameku yami to oboreru hikari - majutsushi no yume -
小林くんの体や周りに起こる一連の謎が解明されます。同時に速水さん自身にも不可解な現象が…汗
二人に対して最大の危機が訪れます。二人の間の絆を試すかのような、重要な事象が……。
お互いがお互いのためにと心も体も傷ついて、なお相手を気遣い、離れられない存在だと再確認する姿に涙が溢れます。
科学考証もしっかりなされていて、この時代において不思議のない設定です。いつの世でも軍事に利用出来そうな発見は争いのもと。
けれど、その発見がキッカケで二人が出会ったのも事実。運命とは本当に気まぐれなものだと思います。そして例え過酷な運命だとしても、出会った奇跡に感謝しかないのです。
毎回ドキドキしながら読んでいた大好きな作品。綺麗な絵で描かれた世界はとても素敵で怪盗と探偵という惹かれずにはいられない設定!BLだけど推理小説を読んでいる時のようなワクワク感。この最終巻はストーリーも壮大で読み終わった時はまるで1本の映画を見終わった後のような胸の高鳴りと余韻が続き、素敵なラストに胸が熱くなりました。いつかまたこの2人の物語を読むことができればいいなと心から思います。
最後に、速水さんがとにかくカッコいい!!
もしもまだこのシリーズを未読の方がこのレビューを読んでいたならば、「艶めく闇と溺れる光」上下巻からの一気読みをお勧めします。
そうする事で複雑な人間関係と速水と小林が関わっていた戦前の事件も理解し易いと思いました。
上巻での終盤からの不穏な面が、下巻に来て一気に噴き出していてより一層ダークでミステリアスな展開になっていました。
戦前の明智探偵や速水や小林を巻き込んだ事件が、否応無しに彼等に迫って来るのです。
小林に正体を知られる事を恐れながらも執着する速水の本心や、速水の正体を知りつつも恐れず彼を救おうとする小林の献身に激萌でした。
こちらでその事件に纏わることは一応の決着を見せていて、納得のいく結末を迎えていました。
やはり原作の事件を知ってるとより楽しめるパスティーシュだと思いました。
江戸川乱歩ファンでBL好きな方なら堪らないでしょうね。
そして喜ぶべきことに、江戸川乱歩BLパスティーシュの新作の予定があるそうです。新作楽しみにお待ちしております。
上巻で 派出所勤務の警察官に「BDバッジ作りました」ってネタが書かれててつい吹いてしまった
あったのよ BDバッジってのが
♪BD7は少年探偵だ~ん♪で付けてたもん
やめましょう 脱線すると長いから
二十面相を語る少年誘拐のさなか 小林の身に起こる小さな異変
すきなんですよ
特異体質というか 特殊体質の話
その異能を嫌悪したり その体質のせいで自分を嫌い卑下して陰にこもってくれたら 床にデコ擦り付けながら土下座で拝む (*-ω人) ←なぜ拝む?
なんですが ここに出てくる「仮死粒子」
これがまたやっかいな上に 速水がちょろちょろするもんだからどこを読めばいいのか?
小林がまだ知り得ない速水を欲しがりすぎて その嫉妬や欲を読みかけると事件に引き戻され そうかと思えば仮死粒子に吹っ飛ばされるし
事件のすべては戦前行われた国家機密のそこに繋がってはいるんだけど ほんとゆっくり読まないとおいてけぼりになってしまう ←ゆっくり読んでも何回も行ったり来たりした人
誘拐された少年の家に送りつけられた人形と人形を盗まれたと言う人形使い
押収された人形に違和感を覚える小林
申し訳ないけど この人形の行って必要だったのかな?と思ってしまった
確かに 後に彼らが人形のように時を過ごすことになるその予兆的に入れているのかな?とは思うし 発見されない2体の人形が何を指してるかもわかるんだけど その言い回しに話をややっこしくしてるだけみたいな
そんなこんなで 仮死粒子にまつわる後遺症と速水の中に封印された記憶が絡み 脳内パニック起こしそうになってるのに 特効薬のため 始まりの怪人 に身を委ねる小林
うううううん
小林の身体に起きていた特殊な力も 明智や速水が負った後遺症も完治はしたらしいけど
二十面相の名を継いだものやら 小林少年の名を継ぐもの こんどは明智の名を継ぐんかいッ!と
なんかいろいろ盛り込まれ過ぎちゃって
お好きな方はお好きなんだろうけど どうにも理解しづらいし 超個人的ですが読みにくくて
とりあえず 怪人だ仮死粒子だに囚われず 速水の執着と小林の健気さ だけを読んでいけばスッキリ読めるのかな?と思いもしたんだけど
いや 悪くないです ほんとごめんなさい読解力なくて
ちょっと探偵ミステリーで二転三転するお話に慣れ親しんでから出直してきます