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tokumudeka omega punch
シリーズ物の続編が長編で嬉しいです
一口にオメガバースと言っても作品によって大きく世界観が異なります。
本作は「特務刑事オメガパンチ」の続編にあたり、前作は前作で完結した物語なのですが、その設定の特殊性やキャラクターの関係性を踏まえる上で、前作の読書が不可欠な作りと思います。（なので、是非前作をお読みください）
本書は電子単話の合本版で全3巻。シリーズ物続編の物語がこのような長編でとても嬉しいです。
前作も過去設定と現在がリミックスして読み応えがありましたが、本書は無フェロモンオメガの苦悩や猟奇的殺人事件の捜査など複雑に展開していきます。
主人公の高森は不顕性発情症候群というオメガ異能者であり、ほぼアルファで構成される警察官の中で唯一のオメガ性の刑事。
高森は強いフェロモンでアルファを操れる最強なオメガで、新キャラの四門部長は特殊な周波数の声で相手を萎縮させ従わせるハイアルファ。最強同士の対立構造が不穏で面白いです。
それまで高森を庇護していた（でも番ではない）嵯峨野部長とも対立している四門部長。
後ろ盾をなくす形で中和剤まで取り上げられ、はらはらし通しです。
高森の相棒の三好はベータ性なので、高森のフェロモンに惑わされることなく最適な相性と言えます。
抱え込む性格の高森が三好を疎んじても、完全わんこ体質の三好の存在に、こちらも安心できます。
全3巻中の1冊目なのでまだわからないことも多いですが、前作の完成度を思えば期待が高まる一方です。
好きなシーンはやっぱりテラスで四門が高森を追い詰めた場面ですね。
口は悪いし気が強いけど姫な高森が好き。
新シリーズ発進！
1巻があまりにも良かったので、シリーズ出て大変嬉しい！
前作ではとんでもない効力を持つオメガのフェロモン（テロレベル）が出てきましたが、今回は無フェロモンという対局のテーマが登場します。面白いなあ～
作品として面白いのですが、そこにラブがうまく絡まってくるのがまた良い。
捜査の邪魔をするハイクラスのアルファ上司が新たに等号し、高崎を自分の番にしようとします。それを阻止する平民扱いのベータ刑事、三好。
愛の力で地球（大げさ）を救った1巻ですが、果たして新シリーズは、というところで第2巻に続きます。
かっこいい男たちのかっこいい物語
りーるー先生の作品はBLというジャンルに収まらない、いろんなLOVEがあふれるところが魅力です。
恋人、愛人、家族、友達、相方、いろんな人との愛がたっぷり描かれています。
特務刑事オメガパンチの続編、かっこいい男たちが帰ってきました！
まず設定がおもしろい。オメガバーズの世界にいろんな特殊、特質を持つキャラクターたちが出てきます。
ストーリーも刑事ものとしてもしっかりしているし、情愛ものとしてもがっつりしています。
エロシーンもきっちりたっぷりあるけれど、なくても作品の魅力は全く失わない濃厚、濃密さがたまりません。
主役の高森さんはオメガですが、異能のオメガで、かっこよくて、繊細で、強くて、優しい。
公私ともにパートナーの三好さんはベータですが、濁りがなくてまっすぐ、実直でかっこいい。
前作から引き続きのキャラクターたちも、今作から登場するキャラクターたちも、個性的で印象的で魅力的。
次はどうなるの~、というわくわくと、ああ、話が進むとラストが来ちゃう、というドキドキを持ちつつ、読みました。
シリーズ化して今後も続いて行ってほしい作品です。
異能VS異能。ハイアルファ登場
オメガバース作品として全く新しい面白さを持つ本作！
アルファ至上の警察内部で、異能を持つオメガの高森がどう猟奇的な事件を捌いていくのか。
そのサスペンス、アクション、そしてバース性に関わるエロ！が絡み合う刑事ものの続編！
待ってました‼︎
さて、続編としての「オルガスムスの幻肢痛」は、再びフェロモン異常が絡む猟奇的犯罪を追うストーリーになります。
ところが。
バディの三好は上から無視され、高森は中和剤を没収され。
そしてアルファの中のアルファ、全てを特殊な周波数の「声」で威圧する「ハイアルファ」という存在が登場し。
そこに起こるのが、局部をもぎ取られるアルファ男性の連続殺人事件。
高森のカンでは「無臭のオメガ」つまり「無フェロモンオメガ」が関わっている、と。
悲惨な境遇の「無フェロモンオメガ」という存在。
彼らに近づく何者かの存在。
同時に、「高森」というオメガを許さないハイアルファという存在…
高森は一歩も引きませんよ〜。ハラハラさせるけどカッコいい！
また、ハイアルファの四門も単に悪役でもなさそう。これからグルッと反転して味方になってくれたらすごいんだけど。
アルファ殺人と無フェロモンオメガ事件はまだ未解決、次巻に続きます。
だけど予告見るとまだまだ波乱は続きそう…
続きが待ち遠しい〜っ‼︎
