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2007年発表作品。
私は2014〜5年頃に読んで、今2023年久々再読でのレビューです。
初読時に「萌x2」評価入れていて最早変更できないのですが、今現在の評価では正直言って中立寄りの「萌」です。
「日高ショーコ先生」作品はとにかく絵柄がきれい。
だから「BL」として読む場合美形イケメン同士のアレコレが萌を生んで評価爆上げって感じ。
だけど、ストーリーの組み立てはどうなんだろう。
ここで別作品の「憂鬱な朝」「花は咲くか」を引き合いに出すのは筋違いだろうけど、この二大有名作からも感じるのは、二人組作家の「日高ショーコ」という作家、作画は非常に美麗、だけどストーリー展開担当はそこに釣り合ってない…。
そしてそれはやはり初期作品の本作からもはっきり現れていると感じる。
絵柄が綺麗、美形同士の絡みが萌える、そこに目眩まされてストーリーのわかりづらさ、展開の不備、その辺が有耶無耶になっている。
つまり…ストーリーが面白くない。わかりづらい。
キツい言い方ごめんなさい。
だが「日高ショーコ」ブランドとして高評価なのは作者のチカラ。そこは評価に値すると思う。
「言葉より強く」
設定は良いと思う。
人物造形のバリエーションが乏しく、登場人物が他作品と同じに見える。
再読したので、レビュー。
ワンコな攻めの村上くん。一途で正直者で、融通が効かないんだなぉ〜。
相手は先輩の友人、高嶺の花、ひねくれ者の芦原さん。
ツンケンな芦原〜こんな、受けが〜大好き。
そりゃ〜、ウンウン。
惚れた弱味もあるし、嫌われたくないし村上くん、翻弄されるよね。
しかし、全ては芦原の策略だった。
こんな芦原には、村上くんしか〜相手は務まらないよ。
理想のカップル!
その後の、DKカップル〜これまた、拗れてるわぁ〜。これは、いつも続きがあるなら読みたいと思っている。
何回読んでも、色褪せない大好きな作品の1つです。
読み返してのレビューです。
美しい魔性受けの経営するバーへ行き、メニューの1番下のカクテルを注文する。
それが芦原と夜を過ごす合図…というちょっとまわりくどいやり方でコンタクトを取る村上目線のお話です。
一目惚れの恋で、最初から芦原にメロメロな村上。
なのに月一って拷問だな!
芦原は大人の余裕で期待させたり、嫉妬させたり(無自覚ですが)して、村上が1人グルグル舞いしているように見えますが、芦原も段々と村上を大切に思うようになるんですね。
芦原の幼なじみ、榊という男が意味深に村上に絡んでくるのですが「そっち⁉︎」でビックリ。
田町の大切にしてる後輩だし芦原も夢中になりつつある奴だから、気になって手を出してみてやろうかなみたいな複雑な感情だったみたいですが。
お騒がせな当て馬でした。
スピンオフも読んだのですがまた再読しようと思っています。
DKの短編も同録されており、作者さんの男子校生ものを初めて読んだもので萌えが滾りました。
あの勝気な目がたまんないんでしょうね、渋谷は。
高校生にしてなかなか良い恋愛観(性癖)をお持ちでw
関連作は未読なのですが、読みたいと思います。
表題作は、バーのオーナー芦原にリーマン村上が一目惚れする話。
村上もまんざらではなく付き合うようになるけど、榊が思わせぶりなことを言い、村上が嫉妬…芦原も素直でなく、村上は意地になったり…正直めんどい展開が続くw
芦原が素直になりハピエンでよかった。
もう一編は「足りない時間」収録のDK渋谷と三上の話。2人とも素直じゃない。でもお互い好き。
三上は意地っぱりで、渋谷はひねくれている。そのままだと平行線だから渋谷が三上の気持ちを汲まなきゃいけないのかと苦労しながら「俺 三上のことすんごい好きみたいじゃないか?」と照れるのがかわいい。
未読だと思ってたら既読作品でした^^;
すごい前に読んで、全然覚えていなかったという……
だからといって面白くないわけじゃないんだけどなぁ。
再読してみて思ったのは、『嵐のあと』より好きだなということ。
何より、芦原のキャラがとても好きです。
美人で毒舌でツンデレで。
恋を恐れて傷つきたくなくて、結局回りくどい手を使ってしまう芦原に萌えます。
素直なわんこ・村上ともちょうどよくバランスが取れてると思う。
「仕事と俺どっちが大切?」に、「どっちも」とサラッと答えるのカッコいい!芦原らしさが出てる!!
完成なるキャラ萌えでした^^
同時収録作を読んで既読だって気付いたんだよ。
高校生の三山と渋谷の話。
ぜっんぜん甘くないカップルで、ライバル同士っていう関係にインパクトがあった。
この二人の行く末がとっても気になる。
※今評価するなら、萌萌にすると思います。
日高ショーコ先生の作品が大好きです。
クセがないけど、でも間違う事なき作画とストーリーは唯一無二なんですよね。
シグナルは今時点で(2020年)、もう13年前の作品。驚きます。古さを感じない。もちろん、スマホは登場しませんが問題にならない。
やっぱり、設定とキャラが良いんです!
色気があるミステリアスなバーのオーナーの芦原!サラサラのちょっと長めの髪型に余裕ある年上の受け様です。様つけちゃいますね、それくらい魅力的です。
攻めは、穏やか年下ワンコな村上。体格差も丁度良いんです。
夜に2人の間に繰り返されるやり取り、セックスが堪らないなぁ~❤️セックスに没頭する芦原がエロく、一生懸命な村上が良いです。最初は、セフレでしかないと思っているから、モヤモヤしつつ芦原を好きで仕方ない村上が健気なんですよね~
仕事モードの芦原の、残酷な女王様っぷりが村上が不憫だと思うけど、それが芦原なんだと実感します。なんだんだ仕事モードの芦原にセクシーさを村上は感じていると思うんですけどね。
日高ショーコ先生の作品に登場する榊とか、(先に榊作品を読んでました)先生の世界観の人々が居るのが、これまた良いんです。
芦原も、穏やか年下ワンコの村上が大好きだし余裕をなくすこともある。2人の恋人になっていく過程を存分に堪能出来ました❤️
日高ショーコ先生作品は、定期的に読みたくなる。長編も短編も、すべて好きな作家さんと再認識しました。
◆シグナル(表題作)
受けの芦原の言動がどうにもすんなり受け入れがたく、最後までこのカップルの魅力にハマることができませんでした。攻めで年下の村上はこんなにもいろいろと譲歩してあげてるのに、対する芦原は体の関係を始めるきっかけこそ彼に与えはしたものの、それ以外は結構自分勝手な言動が目立つなぁと感じてしまいました。村上が善良で騙されやすい性格なのを知っていて、「俺が誰とでも寝るという話をなんで信じるの?」と責めるのはまったく理解できなかったです。それっぽく振る舞ってきたのは他ならぬ自分なのに。
自分の仕事のことも、村上が聞こうとしても端から拒絶、さらに村上が仕事後の飲み会で遅くなったことを弁明しようとしても拒絶。濡れ場でも体調が悪くなったとか気分が落ち込んだわけでもないのに、自分から言い出したことを気が変わったからやっぱやめると強制シャットダウン。正直、顔以外に村上がどこに魅力を感じているのか、よく分からなかったです。ツンデレ萌えを狙って描いたとしても、私にはハードルが高過ぎました。
◆言葉より強く
こちらもなんだかハマりきれないカップルでした。受けの三上は渋谷をライバル視していたのが、いつの間にか性的対象にも変わっていったという感じなのでしょうか。既に体の関係を持っている時点から話が始まるのですが、2人がお互いにどういう感情を抱きながらここまで来て、それぞれこれからどうなっていきたいのかという想いもあまり見えず、萌えるには描写が足りなかったかなぁという印象です。
シグナル、嵐のあと、初恋のあとさき…の順で主役交代型シリーズです。4分の3表題作。
芦原(受け 表紙右)の金持ち感よ!自信があって自分勝手!村上の会社の先輩田町、家具屋さんの榊、芦原の友人はみんなそんな感じですね。
村上もなかなかな人にハマっちゃったけど、振り回されたいタイプにはかなり魅力的な女王様だと思う。そしてそういう人がデレたときの威力よ!
日高先生の作品は、人間のダメな個性がリアルに出てくるのがいいです。ギャグっぽくダメなところが出てくる作品は結構多いのですけれど。
村上たかしって某方と同じ名前に相当集中力を削がれました笑
夜のバーを舞台にしていて、オシャレで、ソツがない。すごく気取っていて、大人で。それでいて、もどかしい。何とも言えない気持ちになる。いつも。
…月に一度、そのカクテルをオーダーすれば、気に入った客となら寝てくれるという。そんな事を真に受けるほど、村上は芦原さんにのぼせ上がっていたし、嘘とは思えないほどに芦原さんは大人で、綺麗な人なんだと思う。周りの人間が芦原を称して、裏表が無く、思ったことを口にする、口が悪い、と言うのだが。こと、自分の恋愛に関しては誤解されるほど素直じゃないのだ。まぁ、村上の気持ちを知っていて、カクテルのゲームを仕掛けるのだからタチが悪い。口が悪くて、素直なら、きっとこう言う筈なのだ。『ねぇ、村上くんてさぁ、結構、俺のタイプなんだよね。』と。ただ誘えばいいだけなのに。持って回って、回りくどくしていて。きっと、自分の感情にすら振り回されている。
自分でややこしくしているのに、ちゃんと付き合うまで2年も掛かってて。芦原さんはこれでも彼なりに純情なのだ。芦原さんがワンコでいてくれる村上に二度もお預けを食らわせているのが、可笑しいけど、生理現象だから仕方ないよね、と思ってしまう。ヤル気が無くなった芦原さんは容赦無い。「みっともないから、それバスルームで抜いてくれば。」と、しゃあしゃあと言う。誰のせいでこんなになってんだよー⁈っていう村上の表情が可愛い。
お互いのこと、お互いの気持ちをちゃんと話したい。「面倒だけど努力して下さい!」そういうのが無いと、きっとこの関係はあっという間に終わってしまう。食い下がる村上が男前で素敵です。こんな彼だから好きで、付き合って行きたいと思えるんだろうなぁ。芦原さんは大人で余裕があって、俺は叶わない、と思っている村上の方が実は彼氏力は高い、っていうのも良い。村上だから、芦原さんはきっとワガママを言っても包み込んでもらえるのだ。どんな芦原さんだって、きっと好きでいられる、って思わせる。うん、村上、いい男だ!
ところで、榊は芦原さんの妹・智美と結婚した田町に、積年の片想いを秘めていたわけだが。榊はこの後、「嵐のあと」の主役として、それはそれは綺麗な男、岡田と恋に落ちる。一つ疑問に思うのは、いくら脇キャラだとは言え、田町の顔を簡単に描き過ぎ! 榊は面食いの筈なのに。
同時収録は、ドキドキと鼓動の聞こえてきそうな思春期の1ページ。「言葉より強く」。とても短いストーリー。抱き合う時しか可愛く無い、無愛想な三上。自分の感情に振り回されるのは面倒だとクールに振舞っていた渋谷だけど、自分の気持ちに正直に、『……面倒だけど、頑張るかな。』と、決意していて、結果、男前です。
恋って、面倒だけど、ちょっと頑張らないと!っていうのは、表題作『シグナル』との共通したテーマかも。あ!高校生の頃、こういう恋をしていれば、きっと芦原さんも拗れずにもっといい男になってたのにねぇ。…なーんて、思います。渋谷はいい男になりそうだ。
描き下ろしの “ I'm addicted games” は、事の発端、カクテル・ゲームの種明し。みたいな事になっていて。芦原さんの気持ちも解って、ホッとします。ちゃんと、村上のこと、最初から好きなんじゃん♬
芦原がいいキャラしてましたー!
美人な女王様受けっていいですね
芦原はツンツンしてて自己中で身勝手な性格なのに、村上の前では心が乱されるようで、地味で超素直な彼にかなり夢中になってる様子がわかりやすくて、良かったです
あと嵐のあとでメインだった榊がシグナルにも少し出てます。まだ岡田さんに会う前の話かな。
榊が初恋の相手に失恋して、村上や芦原にやつあたりしてて、こんなキャラだったかなぁ?と思ったんですけど、友人の前だとこんな風になるんですね。ちょっと可愛いなと感じました(笑)
何回も読み返してる作品です