イラつく素肌

iratsuku suhada

イラつく素肌
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神50
  • 萌×238
  • 萌26
  • 中立9
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
19
得点
489
評価数
130
平均
3.9 / 5
神率
38.5%
著者
沖田有帆 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
双葉社
レーベル
comic marginal &h
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784575381085

あらすじ

大学ビーチバレー部1年エースの瀬戸は、自分にも他人にも厳しい努力家。突然やって来た新入部員・海本とペアを組むことになる。練習量の少なさを物語る、白い肌をした彼を見下していた瀬戸だったが、アクロバティックな彼のプレーに魅了されてしまい…。正反対な2人がまじりあう、ひと夏の青春BL。コミックス描き下ろし漫画も収録!!

表題作イラつく素肌

大学1年,ビーチバレー部
大学生,ビーチバレー部に入部,瀬戸とペアを組む

レビュー投稿数19

ガチスポ根BL、ここに爆誕。

めちゃくちゃ…よかったぁああ!
なにこれ、魅力の箱詰め?

少し荒めで青年誌風な線やスポーツを主軸にしたストーリーに
評価が分かれそうではありますが、個人的には絶対推したい1冊でした♪

内容はBLジャンルにしては珍しくガチ寄りな胸熱スポ根もの。
大学ビーチバレー部のエース・瀬戸はある日、
コートで女子と不埒な行為に耽る新入部員・海本と出会います。
ストイックで堅物な瀬戸と奔放で天才型の海本。
あまりにかけ離れたタイプの二人は出会った瞬間から反発し合いますが、
コーチから「君達 ペアになりなさい」と指令されてしまい…。

二人のキャラクターがなかなかに鮮烈でした。
チャラくて自信家なところが小憎らしい海本は
超がつくほどの負けず嫌いで試合に負けると涙も鼻汁も垂れ流しながらの
泣きべそっぷりという萌えギャップがあったり、時折人が変わったように
色っぽかったり、ぐるぐると変わる表情がとても魅力的な子でした。

対する瀬戸はというと、海本の強インパクトには負けてしまいますが、
真面目一辺倒で取り付く島もなかった男が意外と世話焼きだったり、
絆されて柔らかくなっていく変貌ぶりがいい!
不器用だけど根は優しく、海本相手になると甘い顔を見せたりと
普段との落差に思わずキュンとしてしまいます♡

そんな二人が最悪な出会いから競技(とエロ)を通じて絆を深めてゆくも、
ライバルに敗北して挫けかけ…とストーリーは割と王道。
相棒との力量差に苛まれる瀬戸の葛藤や海本の天才ゆえの孤独なんてのも
まさしくスポ根あるある!
ただ、この設定だと下手に複雑化するともはやBLではなくなりかねないし、
スポ根とのバランス的にはこれくらいの拗れ具合が丁度良かったのかな、と。

それに本作の魅力はストーリーだけではなく、メインから脇役まで
各キャラが放つ個性やスポ根漫画ならではの躍動的溢れる画風、
少しずつ変化してゆくペア二人の胸熱な関係性など、盛り沢山なので!

ちなみにスポーツものだからといってBL要素もエロも物足りない、
ということはありませんでした。
むしろ、後半ではラブの比重がスポーツを上回ってくるので、
読み進めるほどにイチャ甘度が増してくる二人に萌え悶えておりました。

はじめはチャラ男全開だった海本がこんなに一途な甘ったれ受けだなんて…
はじめは無愛想で堅物の瀬戸がこんなに甘やかし体質なデレ攻めだなんて…
一体、誰が想像できたでしょう?
恋愛モードに突入した二人の豹変っぷりもがっつりツボでした♡

そして、初エッチはまさかの野外で、
しかも海辺という開放的すぎるロケーションでした。
だけど、波が打ち寄せる中で一つになる二人の影が
不思議とロマンチックに見えてくるのでした。

最終話ではもう試合中も互いのことしか見えておらず、
見事な連携プレイと見せかけてただのイチャラブプレイでしたよ!
想いが通じ合ったことで絆は最高値に達し、息もぴったり、
選手としての能力も底上げされ、愛の力が最強すぎました。

でも、二人はもう勝ち負けなんか気にしていなくて、
恋人として、ペアとして互いを信頼し合って、
ただ、心からプレイを楽しんでいるだけなのでした。
海本と瀬戸の満面の笑顔に、なんだかぐっとせりあがってきちゃって、
出会えたことが奇跡…!と尊さを噛みしめておりました( ĭωĭ )

正直最初は初読み作家さんだ、読んでみよ。程度の好奇心だったのに、
いざ読み始めると猛烈に引き寄せられて止まらなくなっておりました。
というわけで、次回作も絶対に読むことをここに誓います!

13

スポーツBL

大学のビーチバレー部でペアを組むことになった瀬戸と海本の一夏のお話でした。

瀬戸(攻)は、大学のビーチバレー部エース。
見た目はいいけどストイック過ぎて愛想がないタイプ。
真面目すぎる努力型。ストイック過ぎて、周りがついて行けなくなってしまいがち。

海本(受)は、途中から入部します。チャラくて性的倫理観低めな自由人。
だけどビーチバレーに関しては天才的センスがあります。

そんな正反対な二人なので、最初はお互いに反発しあいます。
さらに、二人に組むよう指示したコーチの提案により1ヶ月の二人合宿をすることに。

ペアを組む前の試合で海本が、「負けたら詫びでもフ〇ラでもしてやる」と煽ったのですが、負けて実際にフ〇ラしちゃいます。
その流れでの合宿なので、途中からエロい関係に。
段々ペアとしての関係も良くなり、プレーにも現れるようになります。
二人は夏のインカレに出場し、優勝を目指すようになります。

海本が、破天荒タイプで特殊能力みたいな才能のある、王道ベタなキャラなのですが、それが海本という人間性や天才ゆえの孤独を理解しやすくて良かったです。

瀬戸も、何故そんなにストイックで優勝に拘るのか。そんな苦悩も無理がなく分かりやすかったです。
そんな理由も海本といればビーチバレーを楽しめるようになり、どうでも良くなってきます。
その描かれ方が激情的だけど、すごくわかりやすかったです。
なんかすごいエモくてぐっときました。
最初は正反対の二人ですが、足りないものを補い合える二人に成長していて良かったです。

海本が普段の破天荒な感じから、エッチな時は艶っぽくて
真面目な瀬戸もわりと情熱的で萌えます。
でも爽やかな青春ものなので、エロも爽やかでお話の中で浮くことがありませんでした。

二人の愛情を友情に変換しても成立するお話と思います。
一夏の間のお話なのに内容が濃くて、ストーリーもまとまっていてクオリティが高いな、と思いました。
すごく面白かったです。

12

受けの魅力がすごい

こちらpixivでも人気で話題の沖田先生の商業デビュー作品かな。
カバーとタイトルだけでも神なスポコンBL。
「イラつく素肌」はい題名いい。
カバーのヤンキーのビーチ上目遣いえろ〜
努力真面目男×天才肌チャラ男
気の合わない反発した2人がビーチバレーの
ペアを組んで〜ってお話ですが
嫌い気に食わないからの〜惹かれていた!
もうめちゃくちゃ好きです。
すごく受けが魅力的で面白かったですね。
はじめ真面目野郎をこてんぱにやっつけてる時の
受け君の上から見下ろす感じが扇情的で
すけすけ乳首とかも
あほなのにこいつめちゃくちゃえっち。
強気なのに試合に負けると
ブスな顔して大泣き笑
自称攻め厨なわたしですが
ヤンキー受け弱いんですよね。
めちゃくちゃかわいいです。
攻め君も重度こじらせキャラですが
これお互いの救済ストーリーで
さらっと読めるのに最後の満足感すごかったです。
ラストの試合でのキスシーンはガッツポーズしちゃいました。
これからも沖田先生には注目したいです。
めちゃくちゃおススメ。

10

夏に読むべき1冊!

反りの合わない相手とペア、衝突しながらの成長、立ちはだかる強力なライバル、敗北と突き当たる壁、すべてを乗り越えての勝利!
ド王道なスポ根ストーリーの中に、なんとも上手くBLが溶け込んでいます。

表紙の海本くんの肌に纏わりつく砂、という絵面からしてもう夏のいいとこ取り!って感じだったんですが、いざ読み終えてみると、本編全ページに海が寄り添い、夏の熱さとエモさが浸透しているのをひしひしと感じました……。これは本当に今の季節にこそ読むべき……。

冒頭の「花火とエロい事は〜」の台詞を象徴するかのように、ふたりが初めて交わったのが夜の波打ち際、ってのがあまりにも最高でしたね……。
海本くんのわがままで泣き虫で寂しがりで快楽に弱くてかわいいとこ本当にかわいい(語彙力)
あと瀬戸くんの、自分の感情を海本くんへの「好き」と結びつけて以降の、まるで隠す気ない感じがすごく良き。まあ公衆の面前でキスしちゃいましたからね……!!

電書で購入したのですが、あまりにも良かったので紙でも買おうと思います!!

2

健康的なBL

褐色男子、いいよね。

0

正にBL×スポ根のハイブリッド作品!

真面目で堅物な努力家×お馬鹿でチャラい天才のビーチバレー・スポ根BL⭐︎

タイプが正反対の2人がチームワークを鍛える為に共同生活を始め、文字通り「夜を越える毎に相性が良くなる(意味深)」お話です♡
想像以上に青春スポ根物で、BLとしてだけでなくスポ根漫画としても楽しめました!!

初めは相性最悪でぶつかり合う2人。
しかし、お互いの事を知っていく内に次第に絆を結んでいき…と、スポ根王道展開+エロあり…!!!
心理描写が丁寧で、互いに惹かれていく様子が分かりやすく、其々に悩みを抱えていて応援したくなりました。

それにしても、砂まみれになりながら、イケメン同士がくんず解れつセックスしている姿は萌ですねー…!!!!
荒めの線で好みが別れそうですが、受けの色気が随所に出ていて艶っぽかったです。

初めは受けがチャラくて嫌な奴だったのに、ビーチバレーに対して真剣で、試合に負ける度に泣いちゃう素直さがとても可愛い♡明るくてお馬鹿な憎めないキャラでした。

攻めは硬派かと思いきや、一皮剥けてキャラ変します!
公衆の面前でのキスシーンがあるので、苦手な方はご注意を。私はスカッとして好きなシーンでした!

そして、描き下ろしの勝負セックスが凄く良い!!!!
「イク」の代わりに「負けちゃうっ」って台詞、可愛すぎませんかーーー!!!?
そんな所でも勝負している2人に完敗です。

7

熱くて激しい夏の恋!!

いやぁ!ガッツリスポーツもののBL久々に読みましたが、これは良かった!
真夏の恋です。激しくて、勢いもあってでも繊細な部分があって、思わずノンストップで読破してしまいました。
フェラがどうのってあったから、別にそこまで興味ないかなぁと思っていた過去の自分、ちょっと正座しなさいって感じです。
まず受け様。超魅力的な子でしたね!
自由で、めちゃくちゃ素直で。あんな強気なのに負ければ号泣して。奔放な駄目な子なのかと思いきやごめんなさいもできる、かわいい太陽みたいな子でした。

攻め様は、ストイックな方。真面目だからこそ雁字搦めになってますが、誰よりも努力している人だからこそ、誰より信じて良い人だと思いました。
真逆な二人だけど、惹かれ合えば抜群の相性になるのも良きでしたし、互いに足りないものを補えあえるバディの良さがありました。
またスポーツもしっかり物語に組まれているので、その点も熱く青春してました。まぶしい!
セックスは多くはないけど、この二人の恋と同じ、激しい描写になってました。まぁ青姦なんで情緒はないけど、情熱的でドキドキしました!良きです。
まさに情熱的な夏の恋でした!


1

スポ根BL


褐色×色白のビーチバレーをメインとしたお話で、意外にもスポ根強めで面白かったです!

最初から互いの印象が最悪な二人。
けれど、ビーチバレーで日焼けしているはずなのに妙に肌が白くて、おちゃらけてるのに天才的な才能を持っている受けに始終、翻弄されている攻め。
ツンデレで努力家で真面目な攻めが、性にもだらしない受けにハマっていく様がとても良かったです。

ビーチバレーを通して互いを理解していき、時には抜きっこしたり仲が深まりベストペアとなる。
一巻だけなのに上手くまとまっていて、オチも良し!
スポーツBLとしても楽しめました。
あと二人をまとめてくれたコーチの存在も良かったですね~。

お話もエロも良かったのですが、いかんせん海辺で砂浜で…砂にまみれながらヤるので、個人的に衛生面だけ気になりました(笑)
 

0

夏!なスポ根BL

新しい・・・!

エロがなければジャ●プかと思うようなスポ根BLです(ただしジャ●プはほぼ読んだことがない)

受の海本くんが踊るようにプレーするところとか、風を読んじゃうところとか、めちゃくちゃスポーツまんがっぽい・・・!そこに結構強めのエロが被さっているので、なかなかの背徳感です。大学生設定なんですが、これDKだったら魅力マシマシだったような気もします(でもそれだと親の問題とかもあるからこの設定で正解なんだろうな・・・)

作画に「ん?」という部分が結構あるのですが、それを補ってもあまりある海本くんのえっちさ・・・♡たまらない、夏エロ感がたまらない(懐メロの語感)

瀬戸くんの意外と欲望に忠実なところと相まって、好きかも?もやもや・・・的な展開はなく、ビーチバレーする!セックスする!ビーチバレーする!セックスする!みたいな流れが潔いです。夏に読みたくなりそうな一冊です。

0

デビュー作も読み応えあり!スポ根BL♪

『先輩、ナカみせて』が大好きで、『PUNKS△TRIANGLE』もとても面白かったので、こちらのデビュー作も読んでみました。

大学ビーチバレー部が舞台。
攻めの瀬戸は努力型のエース、受けの海本は天才肌で、突然入部してくる。正反対な二人が、コーチの指示でペアを組み、二人きりで1ヶ月合同合宿をすることに。(これはもうBL的展開への期待しかない!w)

馬が合わない二人でしたが、ある時から毎晩抜き合いをする仲に。そこからはビーチバレーでも息が合うようになります。一緒に過ごすうちに、心の距離も近づいていきます。

後半はライバルチームも登場し、ビーチバレーの試合がかなりガッツリ描かれ、スポーツ漫画としても楽しめます。海本が風を読んでプレーする場面、カッコいい!

そしてペア解消の危機が生じ、二人はぶつかり合い…となかなかアツい展開に。
海本が「お前とプレイするのが楽しくて」と涙するシーンにキュンとします。
ただそのシーンの延長で、砂浜で二人が致す濡れ場となり、これはちょっと唐突で驚きましたw

序盤ではしかめっ面だった瀬戸が、最後の試合ではいい笑顔でプレイして、海本も楽しそうで、二人の笑顔が大きく描かれているのが、印象的で素敵なシーンでした。

本作もコミカルな中に、シリアスや切なさやエロが盛り込まれた、沖田先生らしい読み応えのある作品でした。とても面白かったです!

書き下ろしは短いけど、えちえちな二人♡
電子限定特典1Pは、本編ではちょっと怖かった瀬戸父が出てきて、ほっこりする内容でした。

電子(DMM) 白抜き修正

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