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OFF AIR
計がお父さんからもらった腕時計を大事にしてるのいいな。途中潮の「神よりおれのほうが愛してるけどな」でまた悶えたわ。富久男のエピソードも、その後の計が先に帰ってきた時のエピソードも好き〜!!あとあの大事なオワリのエピソードも…!それ知りたかったみたいな物語がいっぱい詰まってて良かったです。計と私の本の読み方似てるな、初読時は活字を拾って流れを追うタイプです。
計と潮のいろいろな短編が読めて、もっと二人の日常や成長を見守っていたいと感じてしまいます!
どの短編も面白いですが、特に好きだったのが「Flag」「c/w」と書きおろし。
「Flag」では女優さんから意図せず想いを寄せられる国江田さんが新鮮で、それに対し今までは感じてこなかった新たな気持ちが芽生えてしまって戸惑う計がなんだか愛おしくて胸がぎゅーんとしました。
「c/w」は番外編の秘密と虹彩でのなっちゃんと竜起の冨久男のエピソードの計視点が描かれていて、個人的に大好きなお話を気になっていた計の視点で読めることに大興奮してしまいました。
ああ、こういう心境だったんだなと予想通りだったり、予想と違ってたりしてとても面白かったし、東京に帰ってきてからの計の行動がもう可愛すぎて…あれはもう萌えの暴力でした・・・!
描きおろしは、美作にスカウトされたり潮と少し口論になってしまってモヤモヤしながら大阪出張する計にハラハラしましたが、潮との電話でいつもより素直に言葉を交わし合い気持ちが整理されて、また二人の絆が深まったようで読みながら心が温かくなりました。
あと!潮の作る料理が美味しそうでちょくちょく飯テロを喰らうのでお腹が減ってきます(笑)
心が広くてなんでも受け止めてくれて料理も上手でって…完璧すぎるよ潮おおお!
個人的には潮×計と竜起×なっちゃんの4人の掛け合いが面白くて2組の夫婦漫才見てる気分になれて楽しいのでもっと見たいな~と思いました^^
笑えて萌えてちょっと考えさせられて、出てくるキャラクターもみんな魅力的なので、またみんなの続きが読めることを切に願います!
「イエスかノーか半分か」の番外編集、3冊目。
同人誌や特典リーフレット、特典SSカード、ペーパー等に掲載された番外編の数々を集めた本。2017年~2021年に書かれたものです。書き下ろしもありです。
2はなっちゃんがちらっと程度でしたが、3はもっと登場していて、なんなら相馬Pもコンテンツ事業部の子も登場してます。
「OFF AIR」1冊目から3冊目まで通しで読んで、ほんとにこの作品好きだーってなってます。
何を読んでも楽しい可愛い面白いありがたいと思ってましたが、特にこの3冊目は、私の中で神オブ神でした。
出会えて本当に良かった。発行してもらえて本当に良かったです。
これまでディアプラス文庫で7冊出ていて(うち番外編4冊)、「OFF AIR」はその更なる挿話(つなぎだったり小話だったり、裏打ちだったり過去エピソードだったり)の詰め合わせなのですが、こんなにたくさん読んでも全くくどくなく、それどころか作品世界がどんどん厚みを増し、計と潮、二人をとりまく人々、彼らの住む街すべてが愛おしくなるというものすごい相乗効果です。
それだけでなく、この本の巻末書き下ろし「Never Ending Journey」にも象徴されるように、彼らは少しずつ変化(成長ってより進化)していっていて、そのことが一抹淋しくもあり、嬉しくもあり、今後の展開にも期待してしまいます。(でももしかしたら、これで最後だったりしますか?)
過去エピソードが明かされたことにより、そもそも本編1作目に至るまでにも既に変容していたことが分かるのですが(計だけでなく潮も)、そうかこのままで居るわけじゃないんだな、と改めて思ったところです。こういう、どこかの街で生きているように思えることも魅力の一つです。
計と潮に限って言えば、お互いがお互いの存在を介してより強くなりました。でもそれだけじゃ、そのままじゃ終わらないんですね。
さて、たくさん収録されている中で私が特に好きなお話は、「Ribbon」と「NEW SPRING」です。
「Ribbon」は、計の両親のなれそめ話、潮の両親のなれそめ話、小さい計のエピソード、小さい潮のエピソード、二人が自活するようになって、その後二人が出会って、……と短いSSが時系列にぽつぽつ並んでいるのですが、どのSSにもリボンや「結ぶ」が登場します。
わーそうだったのかーという未知の設定やキャラ立ちの発見とともに、ここにもリボンが結び目が、と見つけては楽しくなるという仕掛けがとても気に入っています。
なお、この後の「Flag」には、計の両親の新婚時代の話、潮の両親の新婚時代の話が載っていてこれも気に入っています。どちらも「旗」が出てくるのも同じ。ちょっと切なくて可愛いです。
「NEW SPRING」は、「Flag」に登場した、ツリー前からの中継の時に失言しかかった女優さんを計がフォローしたエピソードの続きのお話となっています。
フォローしてもらったことと、自身のこれからの行く先に悩み始めた時期とが重なったこともあり、女優さんが計のことを好きになってしまうのですが、その後の、潮も絡めた3人が旭テレビのロビーで対峙する場面。もう何回も繰り返し読んでしまいました。これまでの計なら、告白されてもいい感じにうまく躱していたのに、恋をしってしまった今、それが出来なくて、国江田さんにしてはとても不器用にかつ冷たくはっきりぱっきり拒絶する。それが愛おしくて可愛くて。大好きなお話です。
私は終わってからこのシリーズにハマってリアルタイムで新刊を追えてなかったので、こうやって掌編がまとめて読めるのはとても幸せだなと噛み締めながら読みました。
計と潮のそれぞれのご両親の馴れ初めが読めたのはとても興味深かったですし、幼少期から計は計で、潮は潮だったんだなーというのがしみじみと来ますね…。
潮の付き合いが減ってるのが自分のせいじゃないかと感じて自分を気にせず出かけろよと言う計と、それに対してアウトドアしようと自宅屋上でキャンプをする潮のやり取りなんて最高でした。付き合い始めてから2人の絆がより深まってるのもめちゃくちゃ伝わってきます!
好きなエピソードがありすぎて全部披露したいくらいですが、さすがに控えます。イエスかノーか半分かシリーズを完走出来た達成感と幸せと、ちょっとのロスで胸がいっぱいです。
イエスかノーか半分かの番外編集3冊目。
冒頭の会話からもう面白い!
「恋敵と虹彩」の富久男選びの話(秘密と虹彩)が大好きで、今回国江田さん視点で読めたのはとても嬉しかったです。
最近は非BLの執筆をされている一穂先生ですが、書き下ろしを読むとやっぱり一穂先生のBLが読みたいなと思ってしまいます。
この本が刊行されたタイミングでシリーズを一から読んだんですが、正直毒親だと思ってた潮の両親のエピソードに心の中で土下座しました。
どんな環境で育ったかって大事だなと思った。
潮はきっと同じ状況に置かれた時、子供の心を一番に守るんじゃないかな。
でも、親に大事に育てられた潮のお父さんや、夫が大好きな潮のお母さんは、大事なものの優先順位が違って、大事なものを守るために必死で、今まで気にもしなかったものに焦点を当ててしまったから、今まで見ていたものから視界がズレて見えなくなっちゃったんですね。
そういうの知っておうちのありか読み返すと、もういろんな人の気持ち考えちゃって苦しくて仕方ない!
どのエピソードも大好きだけど、ジェラシックパークと引くほどおま言うだよってツッコミが大好き過ぎる!
こんにちは。突然のコメント失礼します。
私もイエスノーシリーズを最近読み始めました。
offair3で、潮の両親のなれそめや、その後の悲劇が描かれることで、潮のお母さんが大好きな夫のために自分を変えていった経緯が良くわかりました。一方で、お父さんがなぜ政治家になったのか、うまく読解できませんでした。しかし、貴女のコメントを読んで、お父さんはお父さんで失った家族が大切にしてきたものを守りたかったのだとわかり、目から鱗が落ちました。
感想を書いてくださってありがとうございます。
同人誌はGETしてましたけど、普段しまいこんでるので、こうして一冊にまとまって読めるのは嬉しい"(ノ*>∀<)ノ
入手できなかった特典SSやウェブ小話等、初めて読んだお話もあるし、書き下ろしもあるし(>∀<)‼︎
購入してよかったです。
潮と計のご両親のお話。
こんなバックボーンがあって、今の2人になったのか、と感慨深いものがあります。
なにより、こんな所まできちんと考えて形作ってあるよかぁ、としみじみ。
計は計らしく、潮も潮であり、大好きな2人です。
軽妙な会話や、身も蓋もない本音に吹き出したり、竜起や深も加わった4人にもなると、わちゃわちゃでらしくて笑うしかない。
ビックリな事件が起こるわけじゃないけど、それでも一緒に過ごせば何かしらの波風は起こるわけで。
2人の気遣いとか優しさとか、相手への愛情や敬意とか。
自分でも、相手にこうありたいものだな、と思わせてもらいます。
2人が紡ぐ日々を読めるのが、とっても楽しいし幸せ( ^ω^)
番組改編もあるみたいだし、まだまだお話は続くと嬉しいなぁ(≧∇≦)
同人誌も追っていたので、改めて読む楽しみ&書き下ろしもあるので、潮計が好きな人にはもちろん、同人誌既読の人にもオススメです。
内容は同人誌のお話、ネット掲載の小話や、書き下ろしのお話等、短編集です。
一巻の時系列でのお話や、皆川くんなっちゃんが出てきたり…既刊を読み返したくなってしまうので傍らにこれまでの既刊を置いておくことをぜひ!オススメしておきます!
本編とも変わらないテンポの良い会話、潮計の日常、彼らの両親のお話…読むとますます彼らが愛おしくなります!
同人誌などを追わなくなっていたので、新鮮な気持ちで読むことが出来ました。
何作かは読んだ記憶にありましたが、個別ではなく全体の感想を書きたいと思います。
個人的には国江田さんの言動や思考パターンが大好きなので、今回も国江田さんはこうでなきゃと何度もクスッとさせて貰いました。
今回はそこに国江田さんの両親と潮の両親の出会いから、結婚に至って子どもの名前を付けるまでが対比されて書かれてて、それぞれのパートナーに対する愛情とかが読んでて興味深く感じました。
特に国江田父に感動して大好きになりました。こうやって国江田さんが出来上がったのだと思うと感無量でした。
そして、潮の両親が選択せざるを得なかった運命が切なくて悲しくて、彼らが幸せそうだった描写があっただけに胸が締め付けられる感じがしました。
あれが無ければ潮は苦しめられず、でも国江田さんと出会うことすら無かった訳で…流石としか言いようがないです。
個人的には国江田さんに思いを寄せる女の子の話と、竜起の「福男選び」の裏側のお話が大好きでした。
書き下ろしも良かったので、そろそろシリーズ新作が読みたいかな?
「イエスかノーか半分か」シリーズは本編も凄く良いのですが、スピンオフや番外編が本当に面白いですね。
特典で配られた短いSSでも、面白い話しかなくて読むことができて本当に嬉しいです。
過去の特典や限定配布した作品、まとめて下さって感謝しかありません。
一穂ミチ先生のファンサービス素晴らしいです。
内容は潮と計の2人が中心なのですが、まさかの2人の父と母の馴れ初め話や、計と潮の名前の由来、子供の頃の話もありました。
両親の話はBLではないラブストーリーですがとても素敵なお話でした。
最後に「ザ・ニュース」のリニューアルと、美作くんから計に「GRAPE」へのヘッドハンティング打診があってモヤモヤ。
「え?どうなるの?」と気になる終わり方でした。
続きが気になります!