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tabun korekara ai no hibi
作家買い。
池森さんは受けさんがちょっと幼いっていうか小柄っていうか、非常に可愛らしい受けさんを描かれる作家さまのイメージが個人的に強いのですが、今作品の受けさんは31歳の大人の男性です。ただ攻めさん(高身長)と比較すると小柄に見えるし、31歳には見えないビジュアルをしていますので、がっつりオッサンな風体はしていません。池森さんらしい可愛らしい受けさんです。
池森さんは非常に可愛らしい絵柄を描かれる作家さまですが、今作品はちょっとシリアスな雰囲気が流れる作品。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
高校生の頃から漫画を描くのが好きだったアキは大学生の時に漫画家としてデビュー。が、鳴かず飛ばずで、31歳になり作品の打ち切りを受けたことも決め手になり漫画家を辞めることに。派遣会社で働きだすが、いろいろな不運が重なり仕事も家もいっぺんに失ってしまう。
そんなアキが頼ったのは、高校時代の一つ後輩の大隈(愛称はクマ)だったー。
というお話。
高校を卒業して以来ずっと接点のなかった二人ですが、その二人が同居することになる経緯が無理なく過不足なく描かれていてスッと物語の中に入っていくことができます。
漫画が大好きで漫画家になることを夢見ていた高校時代。
デビューを果たし、輝かしい未来を信じていた20代前半。
そして、そこから夢破れて筆を折ることになった31歳の売れない元漫画家。
アキの感情の機微が怒涛の勢いで流れ込んでくる、その描き方が実に秀逸です。
「アキ」という青年の挫折、葛藤、劣等感。
そういったものがベースにあるお話なのでどちらかというとシリアス寄りのお話なのですが、シリアス一辺倒になっていません。その大きな理由が、クマの存在と、そして彼の双子の子どもたちの存在かと思われます。
「クマの双子の子どもたち」ということで、クマはバツイチではありますが結婚歴もある子持ちの男性です。兄弟の子どもを引き取った、とか、自分の子ではない子を育てている、という設定はBL作品ではよくお見掛けしますが、今作品はクマは結婚歴もありますし(当然元妻もいます)子どもも彼の子どもなので、もしかしたら苦手な方もいらっしゃるかも。
が、このお子たちがとにかく可愛い…!見た目もだし、アキに懐くさまに癒される。でも、子どもの存在って必要だったのかな?と思いつつ読み進めたんですよ。クマの結婚歴とか子どもの存在とか。
でも、このお子たちがまた良い味出してるんですね。
無邪気で素直な彼らを介して、アキの劣等感や「今の自分」に対する虚無感とかが上手に描かれています。アキという青年は非常にネガティブって言うんですかね。自分に自信がない。その彼の内面を読者にさりげなく魅せる因子といて、お子たちが上手に描かれていきます。
クマはアキにとても親切ですが、その裏には、クマのアキへの恋愛感情があるのだと、読者には初めから見えています。見えていますが、肝心のアキには全く伝わっていない。上巻はクマがアキに自分の恋心を伝えるところまで。
アキはちょっとネガティブな青年ですが、彼の悩みとか苦しみは共感できる。内容や性質は人それぞれだと思いますが、でも、こういう焦燥感を抱くことって誰にでもありそう。そんな等身大なお話です。
今作品は上下巻2巻完結のお話ですが、この2冊が同日発売になっています。下巻もまとめて買われることをお勧めします。
優しく、あたたかい救済と再生の物語でした。
周囲からの期待と希望を胸にデビューするも描いた漫画は売れず、
身も心もボロボロになり、大好きだった漫画の道を諦めてしまった彬夫。
派遣社員として働きだすもやりがいは見出せず、
すり減るだけの空虚な日々を送っていたある日、偶然
高校時代の後輩のクマこと大隈大翔と再会を果たします。
そして、クマが結婚して子供をもち、人気小説家になっていたことを
知った彬夫は自身の境遇との差にさらに惨めさを募らせてしまいます。
けれど、学生の頃から彬夫の描く漫画を誰よりも愛してくれたクマは
昔と変わらず「アキ先輩の描いたものが一番好きです」と慕ってくれ、
そんな彼の温かい言葉に救われてゆきます。
その後ひょんなことからクマとその子供たちと暮らすことになり…。
挫折を味わい、卑屈になった彬夫がおおらかで温かいクマと
可愛らしい子供たちに囲まれ、少しずつ自分を取り戻してゆくお話でした。
強い劣等感を抱える彬夫なので重苦しい心理描写も少なくありませんが、
シリアスすぎずちょっぴりコミカルだったり、ほっとする優しい空気感に
救われました。
漫画家として失敗したことで自分の存在価値を拒絶されてしまった彬夫は
ほんの些細な言葉で傷ついたり、卑屈になってしまったりするのですが、
その度に彬夫の価値を肯定し、包み込んでくれるクマの存在が温かい…。
クマは容姿も大柄でほんわかとした雰囲気でテディベアのようなので、
なんだかペットセラピーのようでした。
クマの子供たちも彬夫に懐いてくれるのですが、
もう可愛いの塊なのです(꒪ˊ꒳ˋ꒪)ꕤ*.゚
小さな二人が彬夫にまとわりつく風景にめちゃくちゃ癒されました♡
ちなみにクマは子持ちですが、既に離婚済み。
離婚理由も明かされますが、元嫁が親としてあまりにも無責任な気が…。
上巻ではクマが彬夫への想いを伝えはするものの、
彬夫にはまだ恋は芽生えておらず、保留のままで下巻へ。
まだ漫画家を辞めたことでぽっかり空いた穴が塞がらず、
恋愛どころではないというのもあるのだろうけれど、
そもそもノンケ同士でクマもぐいぐい迫ることはしないので、
まだまだ緩やかな恋が始まったばかりというかんじでした。
でも、クマの相手の全てを受け入れ、包み込んでくれる
健気で優しい愛の形がとても心地よく感じられました。
上巻はクマ親子の愛で満たされつつある彬夫が
もう一度再生の一歩を踏み出す、というところでおしまいでした。
お名前は存じあげておりましたが その愛らしい絵に指を咥える日々を過ごして参りました
いや ほんとに 何度あのシェパードに手を出そうとしたことか
でも あたしの中身がね「お前にはムリじゃね?」と「苦手なやるなんじゃね?」と
そんなことよりッ 今回この本買ってき気づいたんですがあたしの 電子の本棚 子持ちだらけになってます びっくりです
子持ち大渋滞ッ!
大学在学中から10年続けたものを捨て派遣社員に転向
底辺からの再出発のお話はとにかくコミカル
ドン底のヘビーさがないの救われますよね ←ほんとはヘビー大好き
女児が若干ウザめでだけど お話を邪魔してこないのもいいッ!←大人の話に出張ってくる子どもがキライ
雲泥の差再会ってもっと卑屈になってもいいはずなのに若干の悲壮感はあるものの 拾ったのがおっとり温厚な後輩だったおかげでほのぼの感がかなり強い
あれですよ ゆるふわ包容力満点系大型年下わんこ好きなら大興奮ですよ おそらく
諦めきれないものはある されど流れる時間は甘くない
面白いくらい災難が続くんだけど ほんとにさらっとテンポよく落ちていくので 弱り目に祟り目がみたい方(あたし) 残念ちゃん
お話自体 燻る思いは抱えつつすり減ったココロと空っぽのキモチを癒していく流れなので 突飛な展開もどエロもなし たまに入るおセンチモードも速攻でたたまれて 時に過剰なくらいの擁護の念が押しつけられる
けどそれを重くさせない小ネタのオンパ
やめろッ! ハヤオを出すなッ! アァァ ハライテェ
もうね ほんとに 優しいんだろう雰囲気と変な小ネタだけが目にしみ 脳にひろがる
うん 面白いです どこまでも軽いのに 時におセンチでコミカルでほのぼの
それでも自分とちゃんと向き合ってて………
やっと踏み出した はじめの一歩
余計なことツベコベ言ってるとなんか逃げちゃいそうなので サクサク下巻にいってきまーーーす
テカ ナンデデンシニシタカナ コンナコトナラカミデカエバヨカッタ…………ブツブツ
子持ちワンコ年下×ネガティブ年上で売れっ子小説家と売れない漫画家です。
ポジティブな攻めに対し、筆を折った受けがとにかく卑屈です。
不運でネガティブ思考、攻めにどれだけ励まされても「どうせ俺なんて…」「お前はすごいよな」と嫌味しか言えず…。
けれど、受けの辛いエピソードを読むとそうなってしまう気持ちも分かる気がします。
だからこそウジウジと意地っ張りをどうにか攻めに払拭してほしいし、それだけの力を持ってるワンコ攻めです。
とはいえ、攻めに子供が2人いるのは意外でした…。
とある事情で4人で暮らすのですが、この双子が本当に可愛いすぎます。
二人のキュープットで作中でたくさん癒されました。
電子特典の四コマもすごく良かったです。
エロは一切ないのでストーリー重視の方にオススメです!
長いこと売れていない漫画家、彬央と彬央の高校生の頃のオタク仲間である大翔のお話です。彬央は、漫画家の次は派遣社員に転職しますが、派遣先も倒産して、まさに人生のどん底です。そんなときに出会った大翔は、離婚したものの双子の父親で、ライトノベル作家として生計を立てている立派な社会人です。
彬央は、大翔の家にしばらく居候することになり、その間に改めて努力だけではどうにかなるものではないと改めて思うようになります。
高校時代に大翔が彬央に「好き」といったのが伏線で、大人になったときに回収が待っているとは誰も思わなかったと思います。これがふたりの始まりなら、どう伏線を回収していくのかなと続きが気になりました。