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doukei no atelier
下巻では、上巻の時は分かりにくかったお互いの思いがはっきり分かりやすく描かれてきました。
芸術家っぽくて若干、浮世離れした感じの樋口と鶴見でしたが
お互いに恋してるけど、気持ちを素直に言えなくて悩んだりすれ違ったりと、親近感が沸いてきて可愛く思えてきました。
「作品の昇華」のために始まった身体の関係だから、お互いの本心が見えず離れてしまう二人。
そこから恋を自覚してラストに向かうまで、秘めた情熱が漏れでてる感じがグッときました。
二人を繋いでいた“昇華された作品”もすごく重要で意味があるもので、感動しました。
ちゃんと恋愛できた二人ですが、作品を通して伝えたり感じることができるところはやっぱり、芸術家だなと思いました。
上下巻エロ多めで官能的な雰囲気なんですが
お互い好きとわかってからは、樋口と鶴見があまあまになっててきゅんとしました。
封入されていたイラストカードの裏に、オマケまんがが描かれていたのですが、それがすっごい良かったです。すれ違いや浮世離れした二人が多かった気がするので、可愛くてあまあまで萌えました。
ヒロハルヨシ先生はこちらが初コミックとのことですが、これからも素敵な作品描いていただきたいです〜。
とても素敵な下巻でした。
上巻から引き続きの感想です。
「女の子に触る感じで俺を触って」
創作のための実験的セックスという不純な動機から始まった
鶴見と樋口の関係でしたが、身体を重ねるうちに好奇心は
次第に恋愛感情に変わってゆき…。
やることはヤっているし、心の内ではお互いに好き好き状態なのに
どうしてこんなにくっつかないの~.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚
二人の中のぐらぐら揺らぐ感情が抽象的でわかりづらいのだけれど、
熱だけはものすごく感じられて、それだけにじれじれ感もエロスも
さらにパワーアップしておりました。
この下巻では恋を自覚し始めた二人が盛大にすれ違いだします。
変わらず体を繋げるだけの日々の中、鶴見を求める気持ちを
抑えきれなくなってきた樋口は友達とも恋人とも言えない
曖昧で宙ぶらりんな関係に耐えきれず、鶴見を避けるように。
一方、鶴見はそんな樋口の気持ちの変化に気付かず、
「一緒にいられるなら恋人じゃなくてもどんな形でもいい」と
縋るも、そっけなく突き放されてしまい…。
傷つき、泣きじゃくる鶴見に胸が痛む…( ´^`° )
それでも樋口のために絵を完成させようと懸命に絵に向かい、
拒まれながらも縋りつく姿が健気で、痛々しくて、
樋口を責め立てたい気持ちでいっぱいです。
これまでも散々臆病ヘタレっぷりを見せてきた樋口ですが、
鶴見が表情や言葉で溢れんばかりの「好き」を伝えているのに、
それを頑ななまでに受け取ろうとしません。
鶴見の好意をあくまで芸術家の探求心としてしか捉えられず、
自分ばかりが好きになって期待を裏切られたときに傷つかないよう、
いつかやってくる別れに備えて、と必死に予防線を張る樋口が
と て つ も な く 面 倒 く さ い (笑)
もはやヘタレ攻めのトップを極められるくらいの腰引け具合です。
体だけの繋がりと言いながら、そうでないことは他でもない
自分自身で鶴見から感じ取ってわかっているはずなのに。
これ以上進むのは怖いけれど、今のままでもいられないって、
とんだ臆病者の欲しがりやさんめ!
すれ違い、離れる程に互いへの想いが強まってゆく二人でしたが、
拗れに拗れた想いの伝え方もとてもロマンチックで耽美的でした。
作品に伝えたい想いを込め、作品から相手の想いを読み取るというそれは
言葉で伝えれば一瞬なのに、こんなにも遠回りをして、臆病で繊細で、
もどかしくて仕方ないけど美しい、良くも悪くも芸術家同士の恋だなぁ、と。
その繊細さゆえに一途で情熱的で、最高に尊くもありました( * ˘ཀ˘)
散々拗らせまくった分、最後はねっとり濃縮された溶け合うような
とびきり甘い情事に多幸感をたっぷり味あわせていただきました♡
ほんっと最初から最後までどエロすぎた…。
一点気になったのが上巻で匂わされていた二人の過去や
家族の伏線が回収されずに終えてしまったこと。
結局、鶴見が祖父のアトリエで一人で暮らししていることや
樋口が対人関係に臆病になってしまった原因は明かされず。
てっきり下巻で描かれると思っていただけに少し拍子抜けでした。
若干の不完全燃焼はあったものの、肉感的で迫力満点の画力、
耽美な雰囲気漂う切ない両片思い、障壁を乗り越えた後の
甘ったるいくらいの至高のハピエン、と総合的には好みの
要素が満載で、“神”評価一択でございました♪
身体から先行した関係を持て余し、お互いに処理をしきれずこじれてしまう。
うまく言葉にできなくて、勝手に突っ走って。
感情という、複雑で簡単には言語化できない部分を、しっかりと描き切ってくださいました。
上巻ではどうしてそうなった?!と少し疑問に思う部分がありましたが、下巻でそれはすっきりと解決させてもらえます。
肉感的で柔らかい身体も、最初は少し抵抗感がありましたが、下巻までくればそんなに気にならなくなります。
個人的に少しだけ気になったのは、攻め受けの容姿が似ていること。
髪色が2人とも暗いので、人物アップなコマだとどっちがどっちなのか判別を付けるのが難しかったです。
内容が良かっただけに、その部分だけは気が散ってしまいました。
教室のシーンからの背面座位エッロ・・・!油断して読んでるとスーパー背後注意ページが来ますね、最高。受ちゃんの感じてるお顔、性的すぎやしませんか?これ大丈夫?R18じゃない?(大歓喜
上巻から、あふれでる、なんだろう・・・シンプルに色気という言葉で片付けたくない。セクシー、とも違う。なんだろうなあ、熱が、すんごいんですよねえ、目が離せない・・・。
ストーリー、というか二人の心の変化はちょっと難しかったです。それぞれが、自分の心さえ捉えきれない様子はすごく伝わってきて、それをこちら側から眺めていて・・・ムズムズする、はっきりさせたい、でもこの感覚も、悪くない。
エロは相変わらず素晴らしい!
神に近いんですが、ポンコツにもわかるよう、もう少しわかりやすくしていただけると助かります・・・という気持ちを込めて萌2。とは言え大好きな作品です。
卒業制作の資料として【女】を知るために身体を重ねる関係になった慧と雅章。
下巻は特に言葉で表現するのが苦手な慧と美術生特有の芸術を求めるが故に不器用な雅章の、気持ちは同じはずなのに相手に上手く伝わらない切なさがあります。
前半約20ページに渡るエチシーンは、圧巻の画力でさらにいやらしく描かれています。
高校生らしからぬ身体のぶつかり合い……ザー○ン舐め合いや断面図の描写、男性向け作品のような言葉での喘ぎなどかなり濃厚です。
とっても素晴らしいです。
卒業制作をそれぞれ見て回るシーンからは作品とタイトルからお互いに伝えたかった「言葉」がようやくわかり伝わった感動があり、まるで映画のワンシーンを見ているように美しく描かれています。
ほっこり可愛い描写もあります。
気持ちが伝わってからの相手を求め合うような濃厚なえっちも素晴らしくえちえちでした!
美術生特有の不器用な恋とエロス♡美しい作画で素晴らしかったです。
青春の甘酸っぱい1ページ きゃっきゃうふふで きゅんしたい
って方は まわれ右ッ!って感じです
リアルそんな甘くねぇよ って言われちゃいそうよ
いや このお話がリアルって訳ではないんですけどね
ラブより青春にありがちな 自分の中のよくわからないものとの葛藤 ってのを読ませにきます
目指す高みはあるものの溺れてしまった行為 その行為のお陰で雅章(まさふみ)との間に些細なことでズレを感じ 小さな迷いを抱えはじめた慧(けい)
セックスに持っていくのは早かったんですが そこに意味を持たせているので怒濤の展開でも違和感や嫌悪ってのは感じない
雅章の意識が変わりはじめたのに その気はあるもののそれまでの作品への手伝いや情報提供ってのに囚われすぎてキモチが追いつかなくて混乱極める慧 その理解できなくなっているものと同時に最初に感じた衝動の正体を確かめたくて モニョモニョ…… ってところで終わったんですよ
ほんと いいところで上巻ぶったぎりw
壮大なネタバレはしたくないんですが
してしまったセックスから互いを欲し あわよくば自分のものにしたい
そんな高校生だからだせる青臭い欲を楽しみつつ ほんの僅かな勇気が足りないせいで期待することを諦め 飲み込んだ言葉で自分を押さえつける……
って そんなことより ふたりの見分けがつかないッ!
ヤバイっす たまに混乱します
切れ長で伏せ目がちな慧と 目元ぱっちり ふにふに唇の雅章じゃ見間違えることなんてないだろうと思ってたんだけど 目を閉じられちゃうと髪の毛の分け目でしか見分けがつかんw
お猿さんがセックスなんて覚えるから大変なことになってますよ この巻
その行為になんの意味があるのか? 彼の求めるもののためだけに繰り返すその行為に
掻き立てる欲情に歯止めが効かなくなって 互いを求め貪りあうことにのめり込み 余計な言葉は垂れ流すのに肝心な言葉を伝えないせいで呪詛から逃れられない 変人につき合わされる恐怖も 狂気もすべてが愛しいのに
なんて言えばいいんですかね?
若いんです 青いんです 不器用なんですよ すべて
お互いが 彼の為 を優先して その行為に恋だ愛だが追いついていない
だから片方の比重ひとつでバランス崩して壊れそうになる
伝えたいのは 一言 たったそれだけのことなのに
途中からクドくなるし 中途半端に挿入された個々のエピにモヤモヤしつつも 脆くて危ういものを読みたいときに読めばハマれるんじゃないかと 思ったり思わなかったり
とにかく 読むのが面倒になるほど丁寧に彼らの激情だけは読ませにくるので その拗れ具合やじれったさを楽しめれば 傷つきたくない 壊したくない 失いたくない現状からやっと口に出せた言葉にか……って
いや 面白かったし かわいいけどさ
なんだけど 最後までお猿さんはお猿さんだったわw